「もう、早く帰りなさい。」
先生がそう促してきた。
自分もこれ以上厄介になるのは申し訳ないので
そそくさと帰る準備を始めた。
気持ちが重い。
入学初日、こんな事があれば無論そうなるに違いない。
だって、女の子に運ばれるし
しかもお姫様抱っこで!
明日恥ずかしい過ぎるわぁ!
荷物も凄く重く感じる、教科書重いわ!
もう、休みてぇぇ、休んだらぼっちルート確定だけど...
ガチャ
「あのぉ、先生〜」
第一印象がまさに元気っ子って感じの
女の子が入ってきた。
「おぉ〜、鈴木かどうした?」
名前は鈴木と言うらしい。
先生は知ってる様子だ。
「あのぉ、朝の人どうなったかなぁ〜って。」
ほほぉ、誰かを見舞いにきたっぽいってえっ?
朝の人、それ俺だよな?多分...
でもどうして?
「なんだそんな不思議そうな顔して
彼女はお前を運んできてくれた張本人だぞ? 」
ケラケラ笑いながら先生は言ってきた
てっ、はぁぁぁ!?
俺をお姫様抱っこしたのがこの人ってか?
華奢な体付きをしているこの人が?
何処にそんな力あるんだよ、俺60㌔近くあるはずぞ?
「そ、そんな嘘よしてくださいよ」
恥ずかしさに震えながら。聞き返した。
「私ね力だけは自信があるんだよ!」
先生に聞いたはずが
手を腰にあて、驚異的な胸を張り出しながら。
自分の存在を主張するように、女の子(鈴木)が割り込んできた。
彼女に加担するように先生が
「本当さぁ、彼女が運んできてくだぞ?お姫様抱っこで、感謝したまえ!」
先生の笑いが更に勢いが増した。
1人で 、お姫様抱っこってwwお姫様抱っこってwww
と言いながら余韻に浸っている。
こりゃ、お姫様抱っこの所だけ強めたのはわざとだな。
やべぇ、しばきたいこの先生。
「そ、そうだったんですね、ありがとうございました鈴木さん」
大丈夫かな、顔引きつってないかな。
そんなことより、どうしたら先生がしばけるかを考えたい。
やばいわ、体が震えてきたわ。
心に燃え上がる感情が芽生えたが
鼻腔をくすぐる匂いがそれを消し去った
「な、なんかごめんね!え、えーと名前は?」
申し訳なさそうな表情をして、訪ねてきた
てか、いつの間に寄ってきた!
めっさいい匂いするし。
「俺は林風間、よ、よろしゅく」
か、噛んだ恥ずかしいよぉぉ
土に埋まりたい...
少し笑いながら彼女が
「風間くんかぁ、私は鈴木佳奈気軽に佳奈って呼んで?」
初対面の人を下の名前で呼べと?
彼女恐ろしい子!
で、なんでなにか待ってる顔してますのん?
不安になりますやん!
「風間くん、ほら!」
「えっ?」
なにその雑な振り。
全くなにをさせたいのやらさっぱりでふ。
「早くしてよ〜!」
そんな不満そうな顔するんだよ!
俺やばい?処される?処す処すの?
「だから!早く呼んでって!」
あ〜名前を呼んで欲しいと。
うん!吐きそう!
一気に緊張ボルテージMAXピーポーだよ!
やばいよこの子ナチュラルに小悪魔だよ!
なんで耳に手を当ててまだかなぁ〜とか言ってんの!一々可愛いわ!
「か、佳奈さん」
よ、よし言ったよくやった俺
今日は赤飯だな!
「えっなんて?さん?ん〜」
うん、あざとい。
しかも呼び捨て希望とな?
ハードル高い高すぎるわ。
中学生の頃、仲良くなったかなって思った女子を勇気を出して呼び捨てしたら、
裏でキモイって言われたの思い出したわ!
知った日は枕を涙で濡らしたな...
しびれを切らしたのか、頬を膨らましながら
「もう!早く呼び捨てで呼んでよ!」
ストレートな発言頂きました
もう何なのこの子あざとい上に可愛い過ぎるわ。
仕方ない俺はやる時はやる男だろ!
言ってやる!すらっと言ってやるわ!
「か、佳奈」
「うん、ありがとう!!!」
少し顔を赤らめながらも笑顔で答えてくれた。
俺は心にざわめきを覚える。
佳奈、ナチュラルで恐ろしいとはこれいかに。
「なぁ、イチャコラするなら他所でしてくれないか?」
笑顔で光先生が言ってきた、目が笑ってない先生が綺麗だからか余計に怖く感じた。
もうやめて!足が竦んじゃうから!
「「すみません...」」
そう言い残して、逃げるように保健室から出た。
幸せな事もあったし、さっさと帰ろう!
明日の事なんて明日考えればいいや!
脳が緩んで、とても幸せな気分だ。
先程の余韻に至っている最中
肩になにかが触れた、振り返ってみるとそこには佳奈がいた。
「風間くん、一緒に帰ろ!」
満面の笑みでそう言ってきた。
この笑顔は100円如きじゃ買えなさそうだな。
俺なら1回10万は出せる、なんとそれが今はタダと今のうちに堪能するしかないな。
よく見ると本当可愛いよな、驚異的な胸もあるし、でも太っている訳じゃない寧ろ痩せている方だ...
「ね、ねぇ!風間くん!そんなに見つめないでよ恥ずかしいし、で帰ってくれるの?」
びびった、そんなに見つめてたか?
てかめっちゃ顔赤らめますやん、かわええなおい!
でえーと一緒に帰ろうだっけ?
そんなの答えはyes or ぜひ or 私にお乗りください、だよな。なら俺は
「ぜひ」
その答えにびっくりしたのか、一瞬キョトンとしたがすぐに笑顔に変わって
「えへへ、ありがとう!!!」
って言ってきた。
これは、1回100万に変更だな。
2人共電車通学だったので駅に向かった。
20分くらいずっと話していた、時折みせる彼女の笑顔は俺に癒しをもたらしてくれた。
最後にはLIPEを交換し、彼女と別れた。
今日は俺にとって人生最低で最高な1日になった。
早くエロ展開に持っていきたい所存で御座いまする!
書き方を思考錯誤してみたいと思います。
ガラッと変わってしまうかもしれませんがその時は
生暖かい目で見てやってください。
おすすめの本、感想、アドバイスなどがありましたら気軽にお願いします!