推薦作品:テルマエ・ロムルス テルマエ・ロマエ
テルマエ・ロマエの主人公ルシウス・モデストゥスは悩んでいた。運良くたどり着いた平たい顔族のテルマエ。その素晴らしい知識と知恵をパクってしまった自分のテルマエで、自分は人々から名声を得てしまった。し... (全文表示)
テルマエ・ロマエの主人公ルシウス・モデストゥスは悩んでいた。運良くたどり着いた平たい顔族のテルマエ。その素晴らしい知識と知恵をパクってしまった自分のテルマエで、自分は人々から名声を得てしまった。しかしそれは恥じるべき行為ではないか。自分にはこの名声を受け取る資格はないのではないかと。そんな悩みを抱えていた彼は、親友マルクスに「悩んでいる時はテルマエ」と誘われ、例のごとくテルマエで溺れタイムスリップしてしまう。しかし彼が溺れ着いたそこは、いつもの平たい顔族の国ではなく、ローマであった。ローマの原初に触れた彼が得た答えとは。▼読む際の注意果たして私達がルシウスのようなテルマエ技師で、唐突に約1900年後の未来にタイムスリップしたとしても、ルシウスのようなテルマエ技師になれるでしょうか? 彼の凄いところは細かな部分までちゃんと思い出す聡明な記憶力、そしてそれを自分の工夫で再現しようとするところなのです。凡人ならば形だけかたどったタダの出来損ないが出来てしまう所を、ちゃんと実用化させてしまう。実は元から彼は天才ではあったのです。ただ才能が開花する条件が少し特殊だっただけでした。彼は決して模倣だけで有名になった訳ではないという事が注意です。
推薦:まだはげ 評価:★ (Good:182/Bad:4)
推薦作品:アンナとゾーイ 歴史 / 文芸
物語はかの合衆国宇宙ロケットセンターが聳えるアラバマ州ハンツビルを始点に、民権改革が起こる直前の1960年代の異物を受け入れられないアメリカを舞台に進行する。夜明け前の時代を不条理な抑圧と共に過ごした... (全文表示)
物語はかの合衆国宇宙ロケットセンターが聳えるアラバマ州ハンツビルを始点に、民権改革が起こる直前の1960年代の異物を受け入れられないアメリカを舞台に進行する。夜明け前の時代を不条理な抑圧と共に過ごした主人公アンナは、職業差別から自身のレイプ被害の訴えが棄却された事を切っ掛けに、今まで自分と世界が己に与えてきた痛みを吐き出すかの様に復讐を行った。手配犯となったアンナは、同じく抑圧の中で育った黒人の少女ゾーイを人質に逃避行を続けるが、その過程で彼女との交流を通し互いに影響を受けていく…不安定な時代を生々しく描写した中での、まるでボニー&クライドを思わせる二人の短い旅とその結末が酷く美しく、意識が引き摺り込まれる一作。是非クリックして頂きたいです。▼読む際の注意事項など小指の爪程の性描写と、多元民族性に乏しかった当時のアメリカの陰鬱な差別の描写が少し含まれます。
推薦:観光客L 評価:★ (Good:22/Bad:0)
同原作推薦一覧