推薦作品:ヒマリの遺書 ブルーアーカイブ
原作ブルアカ1話完結7800文字短編作品。先生が読む頃には自分は既に死んでいるという明星ヒマリから先生に送られた一通の手紙。その遺書の内容を追うことで痛切なまでの彼女の心情が明らかになっていくと同... (全文表示)
原作ブルアカ1話完結7800文字短編作品。先生が読む頃には自分は既に死んでいるという明星ヒマリから先生に送られた一通の手紙。その遺書の内容を追うことで痛切なまでの彼女の心情が明らかになっていくと同時に、更にそこから読者皆が大きな衝撃を受ける終盤へ突入した素晴らしい完成度の短編です。本作はあらすじを詳細に記載すると初見での面白味が激減してしまう作品なので、遺書の中身等には触れませんが兎に角明星ヒマリへの解像度が非常に高い。あの超天才病弱ハッカー明星ヒマリが遺書を書くという全く信じられない設定にも関わらず、遺書の内容を読んでいると真に迫った彼女の想いに気づけば胸を打たれている。簡素なタイトルから重厚かつキャラ愛が溢れていたシリアス描写が序盤中盤の魅力です。そしてそんな魅力あるシリアス描写から訪れた兎に角インパクト抜群だった終盤が本当に素晴らしく、この終盤で決して曇らせだけではないブルアカ原作への愛に溢れた作品へと昇華させて序盤の遺書がまた違った意味に変わり繰り返し読んでも更に楽しめる構成が素敵です。更に作品の読了感を決める根幹部分の解釈までもが完全に読者に委ねられていることによって読者それぞれが信じたい読了感に浸れるという描写する情報の出し方すらも上手い。そんな短編で起承転結全てが見事に纏まっている作品なので是非一読してみて下さい。
推薦:夜市よい 評価:★ (Good:39/Bad:1)
推薦作品:チートな剣とダンジョンへ行こう ファンタジー / 冒険・バトル
迷宮探索を描いた小説は数あれど、本作ほどテンポよく、そして数多くのダンジョンを攻略する作品は少ないだろう。本作は本編12話+後日談短編集26話あり、概ね一話一ダンジョンで話が進む。 その上個々の... (全文表示)
迷宮探索を描いた小説は数あれど、本作ほどテンポよく、そして数多くのダンジョンを攻略する作品は少ないだろう。本作は本編12話+後日談短編集26話あり、概ね一話一ダンジョンで話が進む。 その上個々のダンジョンに特色があり、迷宮探索モノとしてとても完成度が高い。また短くすっきりとまとまっている「本編」と、伏線やシナリオギミックを満載し抜群の読み応えを持つ短編集「蛇足」で一作で二度おいしいのも嬉しいポイントだ。私こういう本編後主人公のお話し大好き!◆本編あらすじ金なし、才能なし、ついでに仲間もいない女冒険者「メル」。『初心者の森』でくすぶり続け、しまいには剣すら失った彼女は、廃剣置き場で喋る剣「シュウ」と出会う。自称「チート」持ちのシュウの力により、数年通った『初心者の森』を一週間でクリアし次々とダンジョンを攻略していくメル。急速すぎる強化、理不尽なチートの数々に戸惑うメル。迷い。葛藤。ソロ冒険者の悲哀。諦めきれぬ夢。一人と一振りは、迷宮の頂点『神々の天蓋』を目指す。◆蛇足あらすじ「そんなこと言ってたっけ?ダンジョンそのものに関係ないことだからな。 覚えるメリットが感じられなかったから聞き流したんだろう」「メル姐さんの言動が屑すぎて、頭がフットーしそうだよぉ!」本編終了後、そこには頭ボウケンシャーと化したメルの姿が!各地のダンジョンと(そのついでに)イベントに顔を突っ込むメルが行く、迷宮狂騒曲!今日も二人はダンジョンへ挑む!▼読む際の注意事項など 一話が比較的長い。本編は短いものの、蛇足は一話三万文字以上ある。読み応えがあって面白いが、ちょっと腰を据えて読む必要があるかもしれない。 また「蛇足」では大筋の謎・伏線は明かされるものの、シュウの意味深長な発言の真意、サブキャラの心情など一部秘された設定が見受けられる。二回読んで初めて気づけるような謎もあり、答えが明示されない場合もあるが確たる設定は存在するようだ。どうしても気になる方は、並行投稿されている「なろう」の感想返信で答え合わせや設定開示がされている場合があるので見てみてほしい。
推薦:wind 評価:★ (Good:6/Bad:1)
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