魔法少女になってから、さやかちゃんはずっと悩み続けてる。
だけど、わたしには何もできない。
ただ、こうしてついていくだけ。
どんどん弱っていくさやかちゃんに……
何も……できない……。
戦い疲れてフラフラのさやかちゃん。
ベンチで羽根を休める友達の隣にわたしは寄り添う。
さやかちゃんの言葉からは生きた心地が感じられない。
ただひたすらに、恨みとか悔みとか……そんなもので溢れている。
「あたしはただ……恭介の傍にいられれば良かったのに……」
でも、魔法少女になってしまってはそれも叶わない。
上条君の願いのために、さやかちゃん自身の願いは叶わなくなってしまった。
だから、そんなさやかちゃんのためにわたしは祈ろう、って決めている。
でも……人間に戻しても、きっと納得してくれない。
なら、何になれば幸せになれるのかな……?
人間でも、魔法少女でもなく、一体何なら――
「例え恋人じゃなくったって……それこそ、<肉便器>だって……」
そっか……
そういうことなら……!
「まどか……?」
わたしは立ち上がり、そのままさやかちゃんに背を向け走り出す。
わたしの願いは決まったから。
***
「鹿目まどか、それが、君の願いなのかい?」
「うん! さやかちゃんを――
***
あれから夜が明けて――
わたしは仁美ちゃんと並んで登校している。
もし、わたしの願いが届いていれば、
きっと、そろそろさやかちゃんと出逢えるはず。
いつもどおりの賑やかなさやかちゃんと――!
「ぅおーっすまどか! おっはよー!!」
後ろから肩をワシっと抱きしめて、楽しげに頬ずりしてくるのは――
「おはよう、さやかちゃんっ」
良かったぁ……ビックリするほど元気になってくれたみたい!
多分、<肉便器>っていうのが、さやかちゃんを幸せにしてくれたんだ!
でも――
人前で口にするのは、ちょっと恥ずかしいな。
響き的に。
便器、って。
あまりお上品とは思えない。
だから、声には出さずに尋ねてみる。
“さやかちゃん、今更だけど、<肉便器>……って、なぁに?”
「昨日は何だか爆睡しちゃってさー。あんなに寝れたの久々だよ!」
「最近お疲れのようでしたし……よくお休みになられたのなら何よりですわ」
さやかちゃんは、わたしからのテレパシーにも気づかず、仁美ちゃんと楽しそう。
……そっかー。もう、魔法少女じゃないんだもんね。
ウン、喜ぶべきことなんだろうな、これは。
<肉便器>については、あとでこっそり訊いてみよっと。
今は、楽しくお話したいな。
こんなにキラキラしてるさやかちゃんは久しぶりだもの。
「そしたら、夕方は商店街とか寄っていこうよ!」
「いいね~♪ こないだ出たポテトの新味、食べてみたかったんだ~」
三人で楽しくお話しているところに……さらに嬉しくなる人がやってきた。
「やぁ、おはよう。鹿目さんに志筑さん、それに……さやかも」
上条君も元気そう。さやかちゃんが魔法少女じゃなくなったから、そのお願いも元に戻っちゃうんじゃないか、って少し心配してたんだ。
でも、松葉杖も突いてないし……手も治ったままなんだね。
これで、みんな元通り!
――だと、思っていたのに。
上条君の一言が、日常のすべてを壊してしまった。
「さやか、ダメじゃないか。
……? どういうこと?
わたしには、言っていることがよくわからない。
でも、他のみんなには通じてる。
「ごっめーん☆ まだ慣れてなくて、うっかりいつもどおりの制服で来ちゃった」
え? さやかちゃんには特別な制服があるの?
「もうっ、恭介には私という恋人がおりますのに……」
ツンとそっぽを向く仁美ちゃんを、上条君がなだめている。
「でも、結婚するまでは取っておく、って決めたろう?」
「そうですけど……」
視線を右、左へと迷わせて……そのままプイっと背を向けてしまった。
「でも、やっぱり気持ちのいいものではありませんわっ。先に教室で待ってますね」
ひとり足を速めて逃げるように行ってしまった。
うーん……わたしはどうすればいいんだろ?
仁美ちゃんの背中が人混みに紛れてしまったので、わたしは二人の方へと振り向く。
――けど……!?
「…………っ!!」
目を疑うような状況に、私は声が出ない。
だって、さやかちゃんのスカートが……落ちてる。
チェックの黒い生地は、緩められたまま足下にくっしゃり。
パンツ見えちゃってるのに、平然と……平然と……シャツのボタンをプチプチしてる……!?
上着はとっくに脱衣済み。スカートの隣に丸まってる。
中から下着が覗いているのに、さやかちゃんは気にも留めない。
「でもさー、そゆことゆーなら恭介もいつも丸出しにしとこーよー」
「僕は大丈夫だよ。すぐに
何を出すって……えぇぇぇぇぇぇ!?
ズボンのチャックから――えぇぇぇぇ!?
それも……わたしが知ってるのと何か違うし!
タッくんのは、そんな……そんな……えーと……少なくとも上は向いてないよ!
それに……形も違う気がする。
あ、そっか。タッくんのは皮に包まれてたのかも。よく見てないけど。
……って、どっちにしても!
こんなとこで堂々と、そんなの見せるなんて!
だけど……
みんな、何も言わないんだね。
通りすがりながらジ~~~…………っと見てはいるけど。
でも、それをゆったらさやかちゃんも……って、
「――――っ!!!」
悲鳴が上がりそうだったのに、何故か喉から声が出ない。
ブラからこぼれた胸を隠してあげたいのに、何故か身体が動かない。
わたしには、ただ見ていることしかできない。
わたしの見ている前で――さやかちゃんの下着が地面に落ちる。
そして、少し前屈みになって、パンツの脇に指を掛けながら――
「あ、靴はいい? アスファルトに素足は痛そうだから」
「うん、構わないよ。それよりも……早くしたいな」
さ……さやかちゃん……どうしちゃったの……?
こんなところで、裸になっちゃうなんて……!
それに、みんなも見てるのに。
だけど、誰も何も言わない。
一体、どういうことなの?
こんなの、絶対おかしいよ!
「ホントだ~、恭介のチンチン、我慢汁漏れてる~♪」
ちょ……ちょっと、さやかちゃん!
そこ、男の子がおしっこするところ!
舐めたらダメだよ、そんな……そんなの……!
男の子だって……恥ずかしいよね?
「さやか……ほら、朝は溜まってるから、お口はいいよ」
ほら、上条君だって嫌がってるし。
「あ、そだね。急がないと授業始まっちゃうか」
上条君のズボンから顔を離したところで――わたしはさやかちゃんと目が合った。
とっても機嫌が良さそうだけど……さっきとはちょっと違う感じ。
どこか含みがあるというか、意地悪そうというか。
何か悪戯を企んでいるというか。
「ね、折角の<肉便器>としての初仕事だからさー……まどかにはすぐ傍で見てて欲しいんだぁ♪」
結局、<肉便器>ってのが何なのか分からないうちに、初仕事が始まろうとしちゃってる……。
こんな上条君と、裸でする仕事なんて……全然想像できないよ!
だとしても……見届けなきゃいけないんだろうな。
わたしが……望んだことだから……。
「それじゃ、ココ座ってくれる?」
と、言われてもソコは上条君が出してる真ん前。
そこに腰を下ろすのは……ちょっとツライ。
でも、耐えなきゃ。
きっと、さやかちゃんのお仕事は、もっと大変なものだろうから。
すぐ傍から伸びてくる男の子はなるべく目に入れないようにしたいのだけど……さやかちゃんのお毛々も、あんまりじーっとは見ていたくない。
どうしたものかなぁ……と目のやり場に困っていると――
「よいしょ、っと」
ふぇっ!?
そっ、そっ、そ……そんなとこ……見せないでよ! 見せちゃダメだよ!!
でも……初めて見たぁ……
だって、鏡でも使わないと、真下からなんて見えないもん。
前からだとただの割れ目だったけど、その奥は、こんなふうになってたんだねぇ……。
チロっとはみ出したピンクのが、舌みたいでちょっとだけ可愛い。
そこに――ひえぇ、上条君が近づいてきたぁ!
ビックリして見上げると、さやかちゃんが持ち上げた左足を、上条君が支えてるみたい。そして、そのまま近づいてくるのだけど……
「ん、うーん……うまく
上条君は、その……男の子を、さやかちゃんの女の子のところでスリスリしてる。わたしにはすっかり割れ目にめり込んでるように見えるけど、どうやらそれじゃダメみたい。
「んー……まどかー、悪いんだけど、ちょっと恭介を
「えっ!? えぇっ!? せ、先導って……えぇぇ!?」
何をさせようとしているのか全然わからないよ!
わたしが困ってるのに気づいて、さやかちゃんが一つずつ丁寧に教えてくれる。
「それじゃ先ず、あたしの割れ目を両手で広げてよ。びろーん、ってさ」
び……びろーんって……。
それに、ソコ、あんまり触っていいところじゃないし、ヌルヌルしてそうだし……。
さやかちゃんには悪いけど、正直、遠慮したい……。
――のに!?
あ、あれ。変だな。指が勝手に吸い寄せられていくような……。
わっ、わわっ、わたし、触っちゃったよ! ヌルっとヌルヌルしてるところに……うえぇぇぇ……気持ち悪い……。
気持ち悪いのに、拒めない。そのまま言われたとおりに、割れ目のところをぐーっと開いちゃった!
中は……ホントにお口の中みたい。ヌルヌルテカテカで、よだれを垂らしてるなんて……わ、わたしのアソコも……こんなことになってるの……? 自分のなんて見たことないから分からないよ……!
すぐにでも手を離したいのに……さやかちゃんはさらに酷いことをわたしにさせようとする!
「そしたら、お尻に近いところにもう一つの穴があるっしょ? そこに、恭介のチンチンをあてがって欲しいんだ」
「えぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」
い、今……なんてゆった!?
あまりにも自然に口にしてたけど――
チ……チン……って……えぇぇぇぇぇ!?
それって、コレだよね!? さやかちゃんの隣で突きつけられてる……コレぇ!!
男の子の……男の子の……っ!
それに触れっていうの!?
無理! 絶対無理!!
小さい子供のならともかく、こんなおっきいの……って……
ど、どーしちゃったの、わたしの手!?
またさっきみたいに……勝手に……ヤなのに……こんなとこ、触りたくないのに……!
いやぁぁぁぁぁぁぁ!!
ペトリ。
……うぅ……何でこんな熱いのよぅ……。
それに、ビクンビクンって震えてるし。
血管浮いてて怖いよ……。
何か浅黒いし。
男の子の身体って、どーしてこんな気持ち悪いんだろう。
女の子のココも、決して気持ちのいいものではないけど。
ここで、わたしはとんでもないことを思い出した。
に……<肉便器>……だから……?
それで、おしっこするところを触らせられてるの?
こんなの……酷い……。
だけど。
さやかちゃん、全然嫌そうじゃない。
声もウキウキ弾んでる。
それなのに、わたしが嫌がってちゃ……ダメだね。
頑張らなきゃ!
でも、やっぱり怖いものは怖いので、二本の指先だけでチョンと摘んで、さやかちゃんに言われたとおりの場所に合わせてみた。
これで、良かったみたい。
「恭介、イケそう?」
「これなら大丈夫だね」
イケる? 大丈夫? まだ何かするの?
もう不安しかない私の指の間を――アレ? ツルンって上条君の方がさやかちゃんの方へと滑って――
「あ、あふ、あぁん……❤」
ま、待ってよ! こんな太いの入るわけないよ! 上条君やめて! さやかちゃんが壊れちゃう!!
「は、あ、あぁぁ……」
え……嘘でしょ……? さっきまであんなに小さかったのに。上条君に合わせてどんどん拡がって……え、えぇ!?
気づいたらわたしの手も自由になっていたので、すぐさまパッと振りほどいた。そこに、上条君のズボンがどんどん近づいてきて……え、え……うぇぇぇ……
「あはぁぁぁんっ❤」
さやかちゃん、何か空気抜けたような声出してる……。
それに……笑ってる……嬉しそうに……。
こんなのお腹に詰め込まれて、苦しくないはずがないのに。
「じゃ……じゃあ、まどか……私の『初仕事』、しーっかり見届けてよねっ!」
ま……まだ続くの……!?
と思っていたのだけど……むしろ、ここからが本当の始まりだった!
一度入った上条君は少し引き下げて、突き込む。
また少し引き下げて、突き込む。
さやかちゃんのお腹が、硬くなったソコでグチャグチャにされちゃうよ!
誰か止めて! お願い!
こんなの……こんなのってないよ……。
まさか、<肉便器>がこんな酷いことだったなんて……。
何でさやかちゃん、こんなものになりたいなんてゆったの……?
こんなの……死ぬよりも酷い――
だとしたら、わたし……わたし――
「気に病むことはないわ」
後ろからの声に振り向くと……ほむらちゃん!?
も……もしかして、ほむらちゃんならさやかちゃんを助けてくれる?
と、思ってたのに……すっ、とさやかちゃんの顔を指しただけ。
そして、一言。
「これが……ツラそうに見える?」
そんなの、苦しくないはずが――
「あぁぁぁっ、チンチン! 恭介のチンチン気持ちいいのぉっ❤❤❤」
え……さやかちゃん! 今……なんて……!?
「もっとぉ! もっと撞いてぇ! あたしこんな極太チンチンの<肉便器>になれて幸せだよぉぉぉ❤」
「さっ、さやかちゃん! 大丈夫なの!?」
な、何か目の焦点合ってないんだけど……!?
「あぁっ、あぁぁぁっ、ゴメン無理ィ……まどかぁ……肩貸してぇ……」
グラっとわたしの上に傾いてくると、肩というか、頭にぐにゃりともたれ掛かってきた!
それなのに、上条君はまだズブズブを続けてる。
「上条君! さやかちゃん無理そうだから、やめてあげて!」
わたしからのお願いを遮ったのは他でもない――
「らめぇっ! やめないれぇぇぇ❤ もっとぉ、もっとチンチン欲しいのぉ❤」
わたしの頭におっぱいを乗せて、ぎゅーってしがみついてくる。
上条君もさやかちゃんに言われるがままに撞きっぱなしだし。
ど、どーなっちゃうの!? さやかちゃん大丈夫なの!?
「さやか……僕……
え? いくって……どこに? どういうこと!?
「ウン!
それで判った!
わたしにも全部判った!
さやかちゃんが何をしていたのか、
されていたのか、
そして……
これから何をされようとしているのかまで……!
「ダメだよさやかちゃん! それは――」
赤ちゃんできちゃう……!
「あっ、あぁん……
わたしに抱きつくさやかちゃんの腕が少し苦しい。
「さやかも
どうやら、さやかちゃんは全身を硬直させてるみたい。
「だってあたし、恭介の<肉便器>だもぉん……恭介に
引き抜かれたさやかちゃんのお股から、白いものがトロトロと流れていく。
これが……精液……男の人の……
それをさやかちゃんの中に流し込まれて……
こんなの、イケないコト――だと、思うのだけど――
「気持ち良かったよさやか、これからもよろしくね」
「うん、あたしも……すっごく良かったぁ……♪」
二人とも、こんなに幸せそう。
だから、わたしには何も言うことができない。
さやかちゃんはまだ腰がガクガクなのか、上条君の腕に掴まって学校へと向かっていく。
だけど――
「さやかちゃんっ! 服っ、制服っ!」
も、もうお務めは済んだんだよね? だったら……裸は良くないよ!
それなのに……
「ん? 便器に服なんていらないってー」
慌てて掻き集めた制服一式に、さやかちゃんは一顧だにしない。
あんなに堂々とされたら、わたしの目がおかしくなったのかも……なんて思っちゃう。
でも、みんなさやかちゃんの方をじーっと見てるし……。
それなのに、当の本人は全然恥ずかしそうにもしていない。
<肉便器>って……一体なんなの……!?
***
あれから、わたしも自分なりに調べてみた。
最初は全然解らなかったけど……それもそのはず。わたしたちの歳では読んじゃいけない本に、そんな単語がいっぱい出てきた。
当時のさやかちゃんがどうやってその言葉を知ったのかは、今となってはわからない。
だけど……していることは、その漫画とほとんど一緒。
とはいえ、ここまで大っぴらにしてるのはあんまりなかったけど。
授業中、さやかちゃんが自分の席に座っていることは殆どない。というより、上条君の足下が、定位置になってる。机の裏側に頭をぶつけないよう、それでも勢いよく顔を前後させて――うひゃあっ。
少し遠いから細かいところまでは見えないけど、さやかちゃんのお顔に白いものがベトベト付いていくのは判ってしまう。見慣れたとはいえ、やっぱりドキドキしちゃうなぁ……。
そして――
キ~ンコ~ン……というベルで授業終了。
ザワつき始める教室の中でも、ついあの二人に聞き耳を立ててしまう。
「さやか……便器なんだからちゃんと
「だってぇ、あたし、顔に掛けてもらうの好きなんだもん♪」
上条君って、仁美ちゃんと付き合ってる……んだよね? でも、さやかちゃんは上条君といつも一緒。デートの最中ですら、おちんちん
ううん、もうみんなさやかちゃんが<肉便器>してるのを、当然のことのように認めちゃってる。だからこそ、さやかちゃんが自分の席に着かなくても誰も二人を咎めたりしない。
勿論、先生だって。
「上条ー、授業始まるから便器は机の下にしまっとけー」
「あ、はい。すいません」
「もー、恭介がバックとか言うからー。ホントは正常位が好きなんでしょ?」
「だって、さやかの顔、精液まみれだし……」
机の上で肘を突き、お尻を上条君に任せていたさやかちゃんは姿勢を起こして、モソモソと椅子の前へとしゃがみ込む。
上条君は、おちんちんを仕舞いすらしない。大きく
あんな二人を見てると……わたしのお股も疼いてきちゃう……。
でも……
わたしは、<肉便器>じゃない……。
さやかちゃんみたいに、こんなところで欲しがることは許されないし、ましてや、裸になんてなってはならない。
だけど……うぅ……せめて、自分で――
“まどか、ヤツらに取り込まれてはダメ”
頭に直接響く声で、わたしは何とか堪えられた。
でも、取り込まれるって……。
わたしはただ、さやかちゃんたちが――ううん、さやかちゃん
あの日以来、さやかちゃんが悲しそうだったり、怒ったりしてるところを見たことがない。ずっと嬉しそうで、楽しそうで……何かもう、これ以上の幸せってないんじゃないか、って思えるほど。
そんなに<肉便器>っていいものなのかな……?
わたしも、魔法少女じゃなくて、<肉便器>になっておけば良かったかな……?
***
そんな日々がしばらく続いたある日曜日。わたしは、上条君のコンサートに呼ばれていた。
ピシっとした場所だから、わたしもピシっとキメて、
勿論上条君も。
そして、その性処理を担うさやかちゃんも。
綺麗にお化粧もして、
可愛らしいリップも塗って、
そのお口で――
「……ぁぁ……」
ここからでも、しっかりわかるよ。さやかちゃんが上条君のおちんちん咥えてるの。
チャックからはみ出てるのはちょっとカッコ悪いけど、仕舞ってたら舐めさせてもらえないもんね。
アソコは気持ちよくなってるはずなのに、バイオリンの演奏は全然ブレない。
ううん、むしろ……力強く――男の子らしくなってる気がする。
ああやって女の子に、男の子を励ましてもらってるんだもの。
心強くもあるよね。
そして、そんな女の子の舌使いを見ていると、
わたしの――女の子も――
「……んっ」
つい指を入れてしまったからか、ちょっと声が出ちゃった。
「まどか、大丈夫かい?」
隣の席のママがこそっと尋ねるのに、わたしは無言の相槌で答える。
でも……ぅぅ……羨ましいな……。あんなに堂々と、気持ちいいことできて。
だけど、わたしはしちゃいけない。だって、肉便器じゃないから。
本当はすぐにでもパンツ脱いで、おまんこぐちゅぐちゅいじりたいのに……!
さやかちゃんは一生懸命頬張っていたところをちゅるりと出して、今度は横からペロペロペロと顔を振りながら舐め回している。
あぁ……わたしの唇も乾いちゃう。わたしもあんなコト、してみたいなぁ……。
演奏も耳に入らず、肉便器の方ばかり見てたからかな、壇上のさやかちゃんと目が合っちゃった。そしたら、わざわざお尻をこっちに向けて――!
「……っ!」
凄い、凄いよさやかちゃん!
みんなの前で、
スポットライトを浴びながら――
ピンクのところをあんなに開いて……
その指先はよく見えないけど、中指が
わたしも……あんな激しく――
「まどか、具合が悪いようなら……」
またママに心配されちゃった。こっそりクリちゃんいじってたら声が漏れちゃったのかも。
「あと少しだし、最後まで観ていたいな」
そして、曲が最後のパートに入ったところで……さやかちゃんが再びこっちを向いた。
お勤めはいいのかな? と思ったら、どうやら一段落ついてたみたい。
べっ、と舌を出すと……ここからでも見えちゃった。胸に向かってキラキラと糸が垂れてるのが。
それをおっぱいで受け止めると、キラキラを指で掬って、乳首に……おまんこに……! あ、あぁ……あんなオナニーしたことない……!
そして、プシュ、プシュ、ってお潮を噴いたところで……演奏もフィナーレ。
パチパチパチと拍手に包まれながらおちんちんを
その隣で満足気だったさやかちゃんも……そだよね。あんなとこ見せられたら……咥えたくなっちゃうよね。
「ほら、まどか、行っといで」
ママの手には色とりどりの花束。この時のために用意しておいたものだ。
「……うん」
舞台の下には上条君の知り合いと思われる人たちが順序よく花束を渡していく。
そこに並んで、わたしも、手を差し伸ばす――
けど。
「おいおいまどか。相手が違うよ~」
さやかちゃんに笑われて、ハっとした。
奏者は上条君だったのに、何故だか肉便器の方にお花を差し出してたよ!
「ほら、ぼんやりしないの」
後ろからポンと肩を叩くのは……ママ。わたしの様子がおかしいから、心配してついてきてくれたんだね。
「悪いね上条君。まどかったら、便女の方ばっかに夢中でさ」
わわわっ、バレてた! でも、本人に言わないで! 気不味いよ!
さやかちゃんは、困った顔の上条君と目配せすると――
「もしかして……まどかも、肉便器になりたいの?」
「えっ!?」
思わず頬が綻んでしまったのが自分でも判った。
だから、みんなにもきっと気づかれちゃったろうね。
なら――
「……うん」
恥ずかしいけど、正直に頷いた。
だって、アソコが――おまんこがずっとムズムズしてるんだもん。
ううん、今だけじゃない。
さやかちゃんが気持ち良さそうな顔をして、
気持ち良さそうな声を上げて、
気持ち良くなってるのを傍で見ているだけで……
わたしも、ずっと欲しかったんだもん!
そしてそれは、さやかちゃんにも丸わかりだったみたい。
「だと思ってたよ。仕方ないな~」
ニマニマと微笑みながら、さやかちゃんは壇上から手招きしている。
肉便器のこと、ママはどう思ってるんだろう、って振り向いたら――
「構わんよ。せいぜいご奉仕してくるんだね」
パンっ、てハイタッチを交わし、そのまま私はくるりと背を向ける。
そして――
「おっと、肉便器として舞台に上がるのなら――」
「うん、わかってる」
さやかちゃんに言われなくとも、わたしだって、ずっとそうしたかった。
ずっとこの場で裸になりたかった。
おっぱいや、おまんこを触りやすいように。
触ってもらえるように。
わたしはこの場でしずしずとお洋服を脱ぎ始める。お出かけ用だったんだけど……もう着ることもないのかもね。
ここは中央通路の最前列。
背中に、たくさんの視線を感じる。
隣のおじさんたちなんかは、私が肌を晒していく様子をじーっと観察してるみたい。
それでも……
誰も止めない。
何も言わない。
ママでさえ、黙って見守ってくれている。
それだけで……わたしも肉便器になれたのかな、って実感が湧いちゃうかも。
だけど。
「でもね、まどか」
さやかちゃんには、やっぱり肉便器としての誇り――ってのがあるみたい。
「恭介の肉便器はあくまであたし。恭介が
だから、あたし抜きで恭介には触らせないよ! ――って。
もー、さやかちゃんってば心配症だなー。
「うん、いいよ。わたしはこうして――」
いつでもどこでも、燻る
これ以上、私が脱げるものは何もない。
お尻に、いっぱい視線が突き刺さっているような気がする。
胸は……あんまりないけど、横から見ればわかるかな?
厚さはないかもしれないけれど、先っぽはこんなに……
「あぁ……、わたしって……肉便器の部品、なのかもぉ❤」
蓋か、便座か、もしかしたらトイレットペーパーかもしれない。
とにかく、肉便器のために、わたしはある。
それが、わたしなりの……幸せ!
「ふぅん、すっかり準備できたみたいだね」
立ったままガニ股で、割れ目の中を掻き回すわたしを見て、さやかちゃんが舞台の縁まで寄ってきた。
「じゃ……おいで♪」
その手は、ピカピカと光を照り返している。
上条君の精液と、
さやかちゃんの愛液で。
それにわたしは、自分のお汁を受け渡す。
「……うんっ❤」
しっかりと手を繋いで、引っ張り上げられたその先は――
眩すぎて、もう――何も、見えない――!