ちょっと個人的に忙しかった。
あ、今回エロなんで苦手な人はリターン。
露になった胸元に、彼の手が触れた。
少しの躊躇と戸惑い。
それを示すように、彼の手は微かに震えていた。
「さっきまでの意気込みはどうしたのよ···。焦らされても···困るだけなんだけど···」
「···いや、本当に大丈夫かなって思っただけ。壊しても···構わない?」
「···どっちの意味でも、"壊される"のは困るけど、まあ、さっきも言った通り好きにして。」
「了解」
止まっていた手が再び動き出す。円を描くように、優しく、ゆっくりと。
序の口とはいえども、擽ったいような、焦れったいような、ぞくぞくする感覚が身体を襲う。自分の口からは、色香を含んだ、艶めかしい嬌声が零れた。
幽かな喘ぎ。
私に蕩けそうな程の快楽を与えてくる彼の愛撫。
全身を巡る血が、煮え滾るように熱かった。
そして、身体の内部では何かが昂り、早く解放して欲しいといわんばかりに、更なる快楽を求め始めていた。
その事に驚きつつも、全身で、一片たりとも無駄にしないように、受け入れた。
直後、高ぶっていた何かは破裂し、巨大な津波となって、全身を駆け抜けた。
荒い息を吐きながら、潤んだ瞳で、彼を見つめる。
「···その顔反則。俺以外にやったら殺しちゃうぞ。」
からかう様に笑みを浮かべていたが、その蒼い瞳には、果てしない情熱と欲望を浮かべていた。
興奮した息遣いとともに私の下肢を押し広げる。
「痛かったら、爪、立てていいから。」
彼の言葉を理解する前に、お腹の辺りに灼熱と激痛を感じた。何かが、私を内側から広げていた。
堪らず呻きながら、痛いだろうなと思いつつも、思いっきり爪を立ててしまった。今までとは打って変わって、激痛しか訴えてこない行為が、酷く辛いものに感じた。
苦痛に歪んだ私の顔を見た彼は、謝罪の言葉を口にした。
「ごめん···。痛いのはわかってる。でも、俺も限界が近いんだ。」
確かに、初めの頃に比べて、彼の息遣いは荒くなっていた。それが何を意味するのか、全くわからないが、多分、彼も快楽を求めているということだろう。
「···動くよ?」
「あっ···うん···。神威も···私で···気持ち良くなって···」
彼がゆっくりと腰を動かす。
殆どを痛みと認識したが、極僅かな快楽も感じた。
少しずつ、痛みが快楽へと変わっていく。
初めは辛かったものの、慣れてくれば、非常に心地の良いものだった。
恍惚感が心を満たす。
あの高ぶりが再びやってきて、さっきよりも強く私の意識を揺さぶった。
目の前が少しずつ暗くなる。完全に意識が飛ぶ前に、彼は私の耳元で囁いた。
「愛してるよ。」
笑ったのか、必死だったのか、分からないが、頷く事だけは、出来た。
ギリギリだー···
眠い···