いくら話が進まんからってこれは···(笑)
まあいいや。
小隈っち頑張れー
↑貴様作者のくせに無責任だ!!!
「···なんで僕がお前らと買い物に行かなきゃならないんだ···」
小隈は、はあ、と大きなため息をついて足元の小石を蹴る。
「いやぁ、だって色々と足りないじゃん?それに、小隈っちの"は・じ・め・ての、おつ・かい"は面白そうだし。」
「おい!"は・じ・め・ての、ア○・ム"じゃねぇか!?しかも"はじめてのおつかい"なんて某有名日本テ○ビの不定期番組だろ!?海外からは"虐待行為"って騒がれてる番組に何故僕が出る!!!!」
「小隈っち、それ自主規制音いるから。」
「あー?んなモン関係ないわ!だいたいこの世界そのものがパク···モゴッ!?」
具見が小隈の口を背後から素早く塞ぐ。モゴモゴと暴れる小隈を見て、大笑いする榮蘭。
「おっと、それ以上はストップだよ小隈さん。メタ発言酷すぎるから。」
「はっへ、へひはんあへんはほほひっへほほほあふはいふふはは!!!(訳:だって、榮蘭が変な事言って子供扱いするから!!!)」
「んー?聞こえないなぁ、小隈っち。もっとはっきり言ってくれないと~。」
わざとらしくニヤケながら榮蘭が聞き返す。
「小隈さん、我慢我慢。」
半笑いの具見は口を抑えながら小声で囁く。
「ほほー!へへー、ほほへへほー!!!!(訳:このー!てめー、覚えてろー!!!!)」
傍から見ていた人々には、少しませた少女が青年といい歳の大人に突っかかってるようにしか見えなかったそうな。
△▼△▼
「···くそ、こうなるから僕は来たくないって言ったのに。これじゃあ、まるで僕が少しおませな女子みたいじゃないか···。」
数分後、一行は周りから微笑ましい(?)目で見られながら歩いていた。小隈がブツブツと腕を組みながら悪態をつく。
「そうじゃないのか?だって誰も小隈っちのこと22歳男性とは思ってないって。」
榮蘭は当然、と胸を張って言い切った。
「お前···この期に及んでまだ言うか!!!」
再び気炎をあげ始める小隈を、慣れた様子で宥める具見。
「ほらほら。小隈さん、落ち着いて。そんなんじゃ、余計子供に見られるよ。」
「うぐっ···そうだな。」
「ふんふーん♪」
腹いせにその辺にあるコンクリートを蹴って破壊する小隈とは裏腹に、榮蘭は鼻歌を歌いながら辺りを見回して買い物を済ませていく。買い物が終わると···
「よぉ、兄ちゃん達。可愛い女子連れてんなぁ~。」
突如、柄の悪い天人が一行に絡む。
「くっ···(いいこと思いついた♪)ああ、そうだな。」
「っ···(此奴、悪巧みしてやがる···。しゃーねぇ。乗ってやるか。)ん、まあな。」
「···可愛い女子···?」
榮蘭の顔に一瞬意地悪気な笑みが浮かび、具見は察した様に話を合わせた。小隈は、顔をピクッと動かす。
天人は全く気づいた様子もなく、話を続けた。
「···んでよ、此処いらが俺のショバって知ってっか?おめーら。」
「知らないなぁ。何しろ、
「ああ。今すぐ退こうか?」
「···」
小隈は沈黙を貫く。
「···ほう。意外と物分りがいいじゃないか。けど、勝手に入ってきたことにゃ落とし前付けてもらわねェとな。···何、簡単なことだよ。そのお嬢ちゃんを俺にくれれば俺は寛大だから許してやるよ。」
「(此奴、墓穴掘ってるのに気付いてねェ♪)んー、どうする?具見。」
「(うわ此奴俺に投げやがった。)あー、まあ本人に聞くのが早いんじゃないか?」
「んじゃあ、小隈っち答えをどうぞ♪」
沈黙を貫いていた小隈が肩をぶるぶると震わせる。その瞬間、冷たい殺気が辺りを包む。
「···ざけるな···」
「ん?」
舌なめずりをしていた天人は様子がおかしい事にようやく気づき、なんとも間の抜けた声を出す。
「···巫山戯るな···。僕は···僕は···」
ギロっと小隈の目が天人を睨む。その目には、背筋が凍るほどの強さがあった。
「(うわー、怒ってる怒ってる♪)」
「(あーあ。こりゃもう助からねーわ。この人も詰んだな~。)」
ワクワクしながら見る榮蘭と、やれやれと首を振る具見。天人は少しずつ後退りをするが、小隈が人間とは思えない力で天人を掴む。
「なっ!?貴様幼女のクセして何を···!?」
「······僕は···男だァァァァァ!!!!」
言うが早いか小隈は天人に飛びかかり、そして、ひたすら殴打した。
見る間に顔面が原型を留めなくなり、辺りに血の華が咲く。もはや男は虫の息だが、小隈の両眼にはギラギラと殺意が漲っていた。
少し離れた場所からその様子を見た二人は、
「おー怖い怖い。先祖返りの夜兎族にしても凶暴だねェ。」
「よく言うよ。お前が誘導したくせに。」
「あっ、バレてた?」
榮蘭は心底楽しそうに見、具見は呆れ顔で榮蘭を責める。
「当たりめーだ。伊達にお前の小隈さん弄りを誤魔化してるわけじゃねーよ。後、小隈さんは先祖返りじゃなくて半人半夜兎。」
「そだっけ?まあいいや。」
「···適当な奴だな。あ、そろそろ死体が判別不可能になるぞ。」
「おろ。相当怒ってたなこりゃ。」
既に天人は息絶えていたが、小隈は拳を止めず、もはや死体が肉片になりかかっていた。
そろそろ潮時だな。
そう呟いて榮蘭と具見は小隈の所へ行く。
「はあっ、はあっ···」
「落ち着いた?小隈っち。」
「あっ?······うわっ、殺ってしまった。汚っ。」
死体を憐れむわけでもなく、ただ汚物を見るような目で一瞥して手についた血を拭く小隈。
「汚っ···て、小隈さん、酷すぎんだろ。」
具見がツッコむ。しかし、小隈は貶むような視線のまま冷たい声で返事をした。
「···ふん。黙って聞いていれば可愛い女子だの幼女だのチビだの好き勝手言うこいつが悪い。」
「いや、誰もそこまでは言ってないよ?小隈っち。」
榮蘭がのほほんとした表情でツッコむ。が、小隈はそれを完全に無視して歩き出す。笑顔のまま榮蘭も後に続く。
「さて、天人一人殺っちまったから別ん所行きますか~。」
「···ほんと、ポジティブ思考だよなお前。羨ましいよ。」
「···大丈夫だって兄弟。いざとなったらお前も小隈っちも仲間達も全員怪我させない様に守るからよ。」
具見の含みのある言い方に、表情を真面目なものに変えた榮蘭が呟いた。
その目には、非常に強い意思の輝きが見て取れた。
「(やるときゃやる男なんだけどなー。まっ、こうやって遊ぶのもたまの息抜きにゃ丁度いいか。)」
「···さてと!行くぜお前ら競走だー!!!」
「なっ!?」
突然の宣言に小隈は驚きの声をあげる。
「ビリの奴は今晩酒抜き!よーい、どん!」
「はっ!?ちょ、待っ······ってええい!しゃらくさい!行くぞ具見!」
「(前言撤回。此奴何時でもふざけてるわ。)あいよ、小隈さん。」
いい歳の大人が3人、宇宙船まで思いっきり走りましたとさ。
実は夜兎なんです。
具見さんは?ってなりますよね?
んと、具見さんは榮蘭さんが間違えた先祖返りの夜兎族です。なので食欲とかは普通。ただ力とかは結構強いし、破壊衝動も存在してます。
···ロリコンって難しい