※この話はアニメ版銀魂の話を元にしているためある程度パクリがあります。ご了承ください。
ふわー···ねみー
逆転···ホストクラブでアルバイト①
「···ホストクラブ?へー、そんな所でもバイトしてるんだ、皆さんは。」
「バイトっていうか···まあ、何でもやるのが万事屋ですから。」
「バイトっていうよりただ呑みただ食いに近いアル。」
「···おいおい。そりゃ言い過ぎだろ。ただ酒飲んで飯食って適当に話してるからって···」
「アンタのそれはただ食いただ飲みだ!」
「···無銭飲食はいけません。」
今日も今日とて馬鹿騒ぎ。
そんな万事屋に藍華は訪れていた。
理由は特に無い。
暇だったのと、偶には神楽ちゃんの様子でも見に行こうかなー、という気まぐれからである。
「新八、怒鳴りすぎると血圧上がるアルヨ。」
「そうだぞ。新八、高血圧は身体に悪いぞ。」
「その原因作ってんのはアンタらだ!!!そして準糖尿病患者のアンタに言われたくねーよ!!」
「んだと?俺の何処に糖尿病になる原因があるってんだ。」
「苺みるく一パッ···「そんな甘い奴を丸ごと飲んでる時点で手遅れでしょ。」···って藍華さん!?」
「藍華が新八のツッコミ速度に勝ったアル···!?」
静観していたはずが、さらっと新八のツッコミを奪い取る藍華。表情は非常に穏やかで、口元も軽く笑っていた。
「···ふふっ、新八君のツッコミは素早いから超えられるかなぁって思ったら案外簡単だったわ。あっ、邪魔してごめんなさい。続きどうぞ。」
「いやもう貴女のせいで終わっちゃいましたから!」
「新八、ツッコミまで取られたらお前のアイデンティティ眼鏡だけだぞ?もっと精進した方がいいんじゃねェの?」
「いやどんだけだよ僕の存在価値!僕がいなかったら誰が銀さん達にツッコむんだよ!というかツッコミに精進もクソもねーわ!」
「お見事、ツッコミ三連続。」
真顔でツッコミに褒めの様なツッコミをする藍華。
「···そこを褒められても···てかさり気なく僕の言葉にツッコミましたよね!?」
「さあ。細かいことばっかり気にしてるとストレス溜まるわよ、新八君。」
「いやもう十分ストレス溜まってますよ···」
ツッコミ役を取られるやらツッコミにツッコまれるやらで少し疲れ気味の新八を見て、藍華は憐れむような表情を浮かべる。が、次の瞬間―――
「あんまりストレス溜めるとハゲるアル。」
神楽のきつい毒舌。
「ハゲてないから!!髪ふっさふさに生えてるから!!!」
休む間もなくツッコミをする新八に、藍華は同情を含んだような目線をすぐにやめた。代わりに、軽い好奇心の様な色合いを含み始めた。
「フサフサねェ···。俺に比べたら薄いだろお前。」
「アンタのフサフサはただの天パだろが!!そんな言い方したら僕がまるで毛が薄いみたいじゃないですか!!!」
その様子を眺めた藍華はニヤッと笑って呟く。
「人
「上手いアル。」
「何処がだよ!と言うか何で藍華さんまでボケに回ってるんですか!!」
「···疲れたから。もー、ツッコミなんて疲れるだけ。」
しれっとさも当然、そう言いたげに気怠げな様子を見せる藍華。何と無く···何かに似ているような―――
「どんだけだれてるんですか!?目半開きじゃないですか!?」
「何処かの誰かさんの真似。」
「絶対それ銀さんだろ!!!駄目ですよ!!!」
「何でだよ、新八。このイケメンな銀さんの真似なんて光栄じゃないか。」
「何処がイケメンなんだこの野郎!!!」
「···んー、タイプじゃないけどまあまあ見れた顔なんじゃない?」
先程と同じ表情のままツッコミのような毒を吐く藍華。
「アンタのそれは褒めてんのか貶してんのかわかんねーよ!!」
「貶してる。」
「言ったー!!!はっきりと言い切ったー!!!!!」
そのやり取りはその後数時間程度続けられ、気がつけば夕方になっていた。
「もう夕方アル。」
「だなァ。」
「夕陽が綺麗ね。」
「···はあっ、はあっ···。···そろそろ行かないと不味いんじゃないですか?」
何黄昏てるんだよ!
という新八のツッコミを華麗にスルーした藍華が、行き先を問う。
「あら、何処に?」
「店アル。ホストクラブのバイトアルヨ!」
神楽が解答し、新八が頷く。
「···とはいえ今日メンバー足りないだろ?良いじゃん、サボっても。」
一人銀時はサボる宣言。
「駄目ですよ。···人集めるのも仕事ですから。」
「とはいってもいねーだろ?女だけど男の役やってくれる奴なんて···あっ。」
銀時が呟いた言葉を途中で切り、藍華を見つめる。
「···なんですか?まさか私にやれと言うんですか?」
「···お願いアル。藍華位しか私も頼れる人いないアル!」
「駄目だよ神楽ちゃん。藍華さんだって忙しいだろうし···そうですよね?」
新八が神楽を窘めながら聞くと、意外にも藍華は首を縦に振った。
「·········。まあ、いいわよ。少し興味あるし。」
「ほら、やっぱりいいって······ええっ!?やるんですか!?」
「ええ。面白そうじゃない♪」
驚く新八を他所にニコニコと笑う藍華。
よしっ
そう呟いて銀時は立ち上がる。
「んじゃ決まりだな。行くぞ。」
「わかったアル!やったーアル!!」
神楽は嬉しそうに跳ねる。しかし、新八は聞き返していた。
「···ほんとに、良いんですか?神威さん、怒ったりしません?」
「知らないわそんなの。彼奴が怒ろうが止めようが関係ないもの。···言うつもりないし。」
「えええ···」
気を利かせた筈の言葉もあっさりと一蹴された新八。
藍華はふふふっと口元に指を当てて笑う。
「安心しなさいな。仮にバレても私の責任にしておくから。貴方達を巻き添えにはしないわ。」
「···そうですか···」
その自信は何処から来るのか。
そう思った新八だが、それは喉の奥に留めた。
「···ほら、行きましょう。遅れちゃうわ。」
藍華は歩き出す。
新八もそれに続いた。
とりあえず三話で終わらせたい(願望)
最早千文字きつい
二千文字気味