まあ、短編集みたいだと思っていただければ幸いかと。
原作者の意向もありますしね。
仕事①···情報収集という名の制裁
はい、どうも皆さんこんにちは。
唐突ですが、静かにしててくださいね?
なんでって?まあ、見てればわかりますよ。
「···ということで、奇襲は今夜に行う。」
「「「はっ!」」」
「黒鳳蝶···お前らの命もここまでだ!ハッハッハッハー!」
―情報筒抜けだっつの。
今私はとある組織へと侵入している。なんで休日なのにこんなことしてるかっていうと、理由は至極簡単。
コソコソと幹部クラスとボスが密会を繰り返し、バレぬ様にと元々媚び
怪しいと思った私は独自に捜査を開始。カマをかけてるうちに内部告発者も現れ、そして、今日のたった今謀叛の計画を決定したのである。
幹部の1人が協力してくれたおかげでバレる事なく入り込んで情報を聞き出すことが出来た。馬鹿みたいに油断もなく、ベラベラと高らかに話す様子はまさにお喋りなオウムのようだった。
―
無知は罪、というがその通り。この男、前々から怪しいとは思っていたのだが、ここまでアホで使えないとは···
―でもまあ、多少は油断と警戒をしていた。
そこは褒めてもいいだろう。幹部クラスだろうが下っぱだろうが入る時にいちいち顔を確認して、誰かを連れてきた時も同様に扱うのだから。
―しかし、こんな甘ちょろい警戒じゃ無防備そのもの。
私は年齢、見た目、性別ぐらい変えるのは造作もない。伊達に暗殺屋をやってる訳じゃないのだ。
―さて、報告か。
無論、ここで全員を始末しても構わないのだが、万が一誰か1人にでも逃げられると困る。誘き寄せて殲滅と言うのが一番簡単で確実な方法なのだ。
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「着いたぞ···皆殺しにしてやる···!」
「···」
―来たか。
エントランスホールには私を含め7人の幹部が集まり、中央の王座にはボスが腰掛けている。
―裏切り者への、死という粛清を与える為に。
バンッ!
扉が乱暴に開け放たれ、敵がなだれ込んでくる。
それを見るや否や、頭目の男はしまったという顔付きで、冷然と見下す私達を恐怖と驚きを滲ませた目で見つめた。
「これはこれはお早いお着きで···。時間帯は確かにしっかりしている···なあ、藍華。」
「···」
幹部の1人がニッコリと笑いながら私に同意を求めた。それに短い無言の頷きで返し、袋の鼠と化した彼らに鋭い視線を送る。
じりじりと後ずさるが、扉は閉じられている。
更なる驚きを隠せずに、周りを見渡す。
出口なぞ存在しない。
あるのは、人間如きでは届かぬ高さにある天井の鉄格子のみ。
もはや、逃げる事は不可能なのである。
「···全部バレていたんだな。なら仕方ない。全員討死するぞ!」
頭目が覚悟を決めたところで、私達は"粛清"を始める。
といっても、すぐに終わってしまうのだが。
人間と夜兎の力の差は歴然。懸命に抵抗を試みる姿は健気とも言えるが、その抵抗はいとも容易く打ち破られる。
阿鼻叫喚の渦の中、深緋色に染まりゆく世界は妖しく、また美しい。悲鳴が
否応なしに掻き立てられるこの興奮は、夜兎としての血がそうさせるのかそれとも内に秘めた激情のせいなのか···。どちらにせよ、もうすぐこの
「くそっ···」
「貴方一人だけ···なんとも寂しい籠の中の鳥ですね?」
「やろぉ···!」
傷だらけで満身創痍の頭目は、腹立たしげに刀を床に投げ捨てる。それを見て、私はゆっくりと投げナイフを取り出した。
魔を祓い清める銀のナイフ。
照らされた月光を跳ね返し、
歪みを正して零へと戻す。
「···!」
叫び声をあげる間もなく、首が胴体を離れた。
ゴロン···と、床に転がったソレは苦悶の表情に歪んでいた。
「後片付けは下の者にやらせる。そなた達は残党がいないか探してこい。」
「「「「「「「はっ!」」」」」」」
この夜、一つの組織が勢力図より消え去った。
組員は全員死亡。頭は行方不明だ。
人々は黒鳳蝶の犯行でないかと噂しあったが、すぐにそれも終息した。
考え直してみれば仕事の様子を書きたかったのかも。
今回は誘き寄せてからの殲滅だったけど、その内個人での仕事も書いていくつもりです。
東方とかもこんくらいアイデアあればいいのになぁ···