※この作品はR-18です。

月虹の元で生くる者達   作:名も無き呟き

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やっとクライマックス?的な感じへと


春雨襲撃編
修羅場···牙


彼女と最後に会ってから、およそ1年が過ぎた。

ここは、春雨本拠地。

久し振りに、任務報告の為に帰還していたのだ。

 

「んー···ヒマー···ねー、阿伏兎何でまだここに居なきゃいけないの?」

 

「まだたくさん仕事があンだよ。お前が俺に投げた。」

 

ちったあ手伝いやがれ、と背後で怒鳴る阿伏兎を他所に、ぼりぼりとピーナッツをかじる。俺が手伝うより、阿伏兎一人でやった方が早く終わる、それを未だ本人は気づいていないのだ。バカだなぁ。

 

あー早く戦場に戻りたい。新しい敵見つけたいなー。あー眠い。

 

そう思った途端、ジリリリリとけたたましくサイレンが鳴った。何かあったときに鳴るやつだ。続いて冷静なアナウンスが響き渡る。

 

『緊急事態発生、緊急事態発生。襲撃者確認、全戦闘員は直ちに迎撃せよ。繰り返す。···』

 

続いて、通信機もピーピーと音を立てる。

 

『団長ッ!!大変です、敵襲です!!!』

 

「規模と状況、敵の情報は?」

 

『敵の数は確認出来ているだけでも八十!あらゆる方向から侵入したらしく実際は倍以上いるかと···!!既に迎撃した戦闘員がほぼ戦闘不能に!具体的にはわかってません···!!ですが確実に一人以上は夜兎がいます!至急出動願います!』

 

「言われなくても、いくさ!」

 

マントをバサッ!と羽織る。

 

何てタイミングの良い襲撃者。褒めたいくらいだ。

 

フワフワする気持ちを抑えきれない。

 

「阿伏兎、俺先行ってる!!」

 

「あっ、おい、待てッ!!」

 

制止も聞かず、傘を持ち、ひたすら走る。

 

焦げくさい煙、炎に照らされ光る血溜り。

 

自分が求めた戦場だ。

 

「来い来い早く来いーー!!」

 

△▼△▼

 

俺があの時、ああ願わなかったら、これは起こらなかったのだろうか。

 

あんな事には、ならなかったのだろうか。

 

まさか、あんなことになるなんて、俺の所為なのか、全て。

 

そう思っても、泣いても、過去は変えられないのだ。

 

···やり直せるなら、今からでも変えたいのに。

 

例えどんな代償を払おうとも、例えどんな犠牲を産もうとも、···例え己の生命と引き換えだとしても、変えたいのに。

 

だが、現実は非情だ。

 

時は、常に一定で進む。

 

時計の針は進めても、周りの時間は進まない。

 

時計の針を止めても、周りの時間は止まらない。

 

時計の針を戻せても、周りの時間は戻らない。

 

如何にそれを望もうと、願おうと、欲しようと、絶対に奇跡なんて起こらない。

 

延々と変わらず、砂時計の砂が、落ちる様に。

地球に広がる大海が、波を立て続ける様に。

 

ただ、ひたすらに流れ行くだけなのだ···




戦闘シーン···やっぱり苦手(´;ω;`)
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