※この作品はR-18です。

月虹の元で生くる者達   作:名も無き呟き

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更新済み!


会話···知ってますか?いえ知りません。

あいつらが去った後、後片付けを済ませ、控え室にいって顔のマスクを外し、化粧を落とした。

 

ただし、髪型と服装はそのまま。

 

家に帰らなければ、換えの服はないからだ。

 

△▼△▼

 

裏口から出て、一応あたりを見回す。が、姿は見えない。

 

「流石に此処にいる訳ないか···」

 

私はゆっくりと歩き出す。夜道には、人っ子一人居なかった。これなら都合が良いなと思いつつ、ふと視線を路地裏に向けた。

 

ある予感が頭をよぎる。

 

私は回れ右をして、彼奴と会った路地裏に入った。

 

すると、

 

そこに、

 

赤髪の、

 

男は、

 

いた

 

△▼△▼

 

「来てくれたんだね、殺し屋さん。」

 

「···私を呼んだ目的は何。」

 

「え、やだなー、忘れちゃったの?」

 

「···私に、見ず知らずの男と殺り合う趣味はない。無目的で私を呼んだのか?」

 

「無目的じゃあないさ。それに、今答え言ったよ?」

 

「···私と殺り合いたい、それが目的なのね。」

 

「そっ。だって今は普通だけど···」

 

「···」

 

「···あの時の、殺意に満ちた君の目が忘れられないからね。」

 

瞳孔の開いた彼奴の目は、心底楽しそうで、それでいて殺意にぎらついていた。

 

「···生憎、私はアンタみたいに娯楽で殺ってる訳じゃないの。けど、顔を見られたアンタを、生かしておく訳にもいかないから。癪だけど、相手してあげるわ。」

 

「そう来なくちゃ···ね?」

 

刹那、砂埃が舞い上がる。

 

「へえ、よくアレをかわしたね。」

 

「···伊達に殺し屋やってる訳じゃないから。」

 

バンッ!!

 

番傘から弾が放たれる。

 

「···銃弾。ッッ!やるね···!」

 

「···」

 

いつの間にか取り出された細身のナイフが、神威の肩に浅い切り傷を負わせる。

 

「いいねぇ···ッ!!!」

 

神威の拳を、藍華が受け止める。

 

「···力は強いのね。」

 

そして受け流すと、脇に蹴りを放つ。

 

「いい蹴りしてんじゃん。」

 

神威が受け止め、すぐさま拳を放つ。

 

「ッ!!!」

 

受け止める体制が不十分だったせいか、軽く吹っ飛ぶ藍華。が、すぐに反撃に出る。

 

「···」

 

バンッ!!

 

「···煙幕···」

 

黒い煙が辺りを包む。

 

何も見ることが出来ない。

 

「·········。ッ!!?」

 

斬光が煌めいた――

 

が、

 

キンッ!!!

 

金属同士がぶつかる乾いた音。

 

「···誰?」

 

「······阿伏兎···」

 

「···帰りが遅ぇから見に来てみりゃ、殺されかかってるとはねェ···」

 

突如として現れた第三者に、戦いは終息した。

 

「···誰だィ?アンタ···」

 

「俺か?俺は阿伏兎。春雨第七師団の副団長ってとこだな。」

 

「···此奴が団長なのか?」

 

「まあな。······お前さん、何で団長を殺そうとしたんだ?」

 

「···正体バレたから。」

 

「···成程。確かに色々とバレたらまずいんだろうが、殺すのはやめてくれないか?」

 

「···ことわ······」

 

「悪い様にはしない。俺が責任もってお前さんの正体はばらさない。」

 

「···」

 

藍華は少し考え込む。

 

信用できそうだと判断したのか、微かに首を縦に振った。

 

「よし。じゃあお二人方もお互い名乗りな。ほら。」

 

やや眉根をひそめたものの、しぶしぶ片手を差し出し神威の手を握った。

 

「俺は神威。」

 

「···藍華。」

 

「···ん、じゃ帰るぞ。団長。」

 

「ばいばい。」

 

「···さよなら。」

 

藍華は、深い溜息を付きながら空を仰ぎ見た。




あとから変わる可能性がメッサ高いです。
ノリで書いちゃったので。

↑このフラグ回収。
変えた
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