※この作品はR-18です。

月虹の元で生くる者達   作:名も無き呟き

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何気1日1話ペース守ってるʬʬʬ
あ、今回は朝昼晩と3話構成です。
2000文字以内に収めて書いてるから。


新しい友達?
朝市···眠気覚ましの秘訣は事故


「安いよ安いよー!朝漁れたての魚だよー!」

 

「さあ寄ってらっしゃい見てらっしゃい!新鮮な野菜達!」

 

朝から元気な事で。

私は眠いですよ、はい。

でも眠れないから仕方なく朝市をブラブラしてます。

 

「キャハハ!取ってみろよー!」

 

「あーもう待ってよー!」

 

「ふあぁ···」

 

目の前で走り回る子供達を見ながら欠伸を一つ。

 

「ちょっとやめなさ···あっ!」

 

次の瞬間、私の身体は迅速に反応した。倒れくる壺から子供を突き飛ばして·········

 

バシャッ!!!

 

大量の水を頭から被った。

 

「···冷たい。」

 

助ける為とはいえめちゃくちゃ冷たい。

おかげで眠気が吹っ飛びました。

 

「すっ、すみません!ほら、だから走っちゃダメと言ったでしょう!?このお姉さんに謝りなさい!」

 

「ご、ごめんなさいお姉さん。」

 

「ごめんなさい···」

 

すまなそうに謝ってくる子供達。

次からは気をつけないとダメだぞ?

 

「大丈夫よ。他の場所にぶつかったりしたら危ないから気をつけてね。」

 

「「はーい」」

 

母親は申し訳なさそうに頭を下げて二人の子供の手を取り、人混みの中へと消えていった。

 

―ヒャー。派手に濡れちゃったなー。

 

傘を離してしまったのは失敗だった。

チャイナ服だから透けはしないけどビショビショ···

 

―どうしたものかな···

 

無論着替えなんて持ち合わせてるわけもなく、家に帰って着替えるしかないだろう。

 

―めんどくさ···もっといち早く解決出来ないものかな。

 

いや、何時からこんなにめんどくさがり屋になったよ私。たかが数十分だろうが。

 

「···ません。」

 

「ん?」

 

「すみません。私、先程の子供達の母親ですが···」

 

「あ、はい。何か用ですか?」

 

1人で自問自答していると、あの母親が戻ってきた。何やら荷物を抱えている。

 

「先程はうちの子供達がご迷惑をおかけして···お詫びを申し上げる間もなく子供が行ってしまったので遅くなりましたが、ありがとうございます。」

 

「いえいえ。子供は元気が1番ですから。」

 

―めちゃくちゃ礼儀正しいお母さんだね〜

 

服が濡れた以外はさして気にしていないし、まあ服も家に帰ればすぐに着替えられる。

 

「実は、私の嫁ぎ先が呉服屋なのです。お礼を兼ねて服をお渡ししたいのですが···」

 

「え?」

 

「こんなものでお礼をするのも失礼ですが···今の私に出来ることはこれしかないのです。濡れてしまった服は後日洗ってお届け致しますので···どうか、受け取っていただけませんでしょうか。」

 

―うーん、そこまで言われてしまうと断りづらい···

 

別にお礼なんて期待してなかった為断るつもりでいたのだが、思っていたより義理堅くて礼儀正しい人だったらしい。多分、断っても義理を返すまで色々な提案をしてくるだろう。

 

―ここは素直に好意を受け取るか···

 

楽といえば楽なので、私はその申し出を受けた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「よくお似合いですよ。」

 

「そうかなぁ···着物なんて滅多に着ないんだけど···。」

 

―やっぱ着物か〜。いや、むしろチャイナ服がある方がおかしいか。

 

着ていたチャイナ服は預け、今は白地に菫色の朝顔が描かれている着物を着ている。帯は朱色だ。

 

夏らしく涼しげなデザインである。

 

―あれ?これって派手に動けなくない?

暴れたらめくれ上がっちゃうよね。

 

何がって?

 

いや裾が。

 

「チャイナ服はないんですよ···すみません。」

 

「あ、いえ、お構いなく···」

 

心を読まれてる気がするのは···気の所為、かな?

 

「服は後日お届けいたしますので···しばらくはそれで堪忍してくださいませ。」

 

「それはご丁寧に···感謝します。」

 

何から何まで至れり尽くせり···

 

。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。.。:+* ゚

 

「というか···最近悪い事ばっかり起きてる気がする···」

 

①別の夜兎族(神威)に正体ばれる

 

②酔っ払いに絡まれる

 

③水を頭から受ける

 

「なんだかなぁ···」

 

やるせない気持ちのまま、またフラフラと歩き始める藍華であった。




ぶっちゃけドジ属性つけようか迷ったけどやめました。
暗殺屋がドジじゃ話にならないし。

因みに藍華は神威の事を若干羨望の眼差しで見てます。
闇稼業に沈みながらも純粋な気持ちを失わない姿に。

え?意味深?

さあ?どうでしょう。

その反応が怪しい?

ふふっ。

ならこう返しましょう。

純粋さは時に相手を痛く、強く、残酷に切り裂く刃と成りうる、と。

それがどんなに辛く悲しいか···皆様はご覧になれるでしょう。
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