-----カルデア AM0100
私の名はスカサハ。
影の国の女王にして異境・魔境の主。
だが、現在はしがない1サーヴァントでもある。
仮初のサーヴァントとして、人理継続保証機関カルデアにて現界している。
この仮初のサーヴァントという立場が些か面倒ではある。
正式なサーヴァントと違い、現世の知識を与えられている訳では無い上、カルデアを存在の基点としていること、そしてマスターとの意思疎通のため、最低限の知識は必要なのである。
その為、時間を見つけては、密かにあの軟弱な魔術師殿から預かった資料を読み込んでいるのである。女王たるもの、努力する姿など見せるものではない。
さて、本日は現世の服装事情を読み解いている。
ああ、服装は重要だ。服装によっては、急所を見誤る場合もある故に。
幸い、このマスターから宛がわれた部屋は元は女性の部屋らしく、物入の中には女性の物と思われる服も何点かあるようだ。
服なぞ、普段の恰好でも良いのだが、興味がないと言えば嘘になる。
現世と隔離された、影の国に引き籠もっていた身としては、異文化というのは堪らない魅力がある。まだ見ぬ勇士と巡り合った時の様に。
姿見もある。服の寸法も私に近い様だ。
誰の持ち物であったかは知らぬが、一時拝借するとしよう。
私とて、今や自分の城とも言えるこの場所では、気を抜きたくもある。常時気を張っていないといけない様では一流とは言えぬ。
ふむ、この白い服が良いな。魔術師殿の資料には、色々着付けの仕方も書いてはあるが面倒だ。特にこの下着?というものが良く分からない。服の下にまた服を着るのか?
兎に角、身に着けてみよう。なに、実戦に勝る鍛錬は無い。
何時もの服を脱ぎ、髪を解く。そして浄化のルーンを描き、全身を浄化する。
シャワーなるものも良いと、花の似合う王妃も言っていたので、今度試してみよう。
白い貫頭衣の様な衣を頭から被る。
ほう、良い肌触りだ。知らぬ素材だが滑るような感触が心地良い。
少々、足元が涼しいがそれもまた良し。
姿見の前に立ち、確認する。
見知らぬ異文化の白い服を身に纏った自分が映る。
悪くない、まだイケる。
何を持ってイケるのか自分でも良く分らないが、妙な安堵感を得る。
異文化の衣を纏い、髪を解いた私は私で無い気がして、不思議な気分になる。
今の私を見ても、影の国の女王と気付くものは少ないだろう。
他の物も試してみようと思い、物入の中を覗き込んだ時だった。
…なんだこれは。
……箱があり、蓋が開いて中身が覗いている。
………どうみても男根の形を模している。
張形、というものの知識はある。
だが、これまで私はそれを必要とするほど、男日照りでは無かった。
勇士と認めた者を閨に呼べば良いだけのこと。
体を許すことも、その者の勇士たる証になる。フェルグスほどの執拗さは願い下げだが。
サーヴァントとして、召喚、いや受肉と言った方が良いか。兎も角現界してから、色を求める欲求は湧いてこなかった。
同じ、カルデア内のサーヴァントには古今東西の英霊が綺羅星の様に存在する。
色欲以前に勇士として見てしまうのが、正直な所だ。
馬鹿弟子とフェルグスは腐れ縁過ぎて、今更そういった対象では。
…うん。
神槍と呼ばれていたあの男は好い男であった。
あちらの言葉では、好漢と言うらしいが、確かに好ましい漢であった。
ただ、武に全てを捧げている風であるので、色には興味無さそうである。
女王から誘って、振られたとあれば情けないではないか。
そもそも、マスターに懸想しているサーヴァントが多い状況のカルデアで色恋沙汰はどんな悪影響を及ぼすか分らない。当のマスターは女性ではあるが、男女関わりなく懸想されている。
色恋沙汰で簡単に国は傾く。何度も見てきたことだ。
人理焼却で、影の国も消えてしまった状況下で、そんなつまらない事で定礎復元に遅滞が起こっては居た堪れない。私を殺せる者が現れ無くなるかも知れない。
さて。
件の張形擬きであるが。
よくよく見てみると、実際の男根の形と少し違う。
根元で二股に分れているのだ。そして「すいっち」らしきものも付いている。
「すいっち」なるものは押すと何らかの事象が起こる、と学習した。
例えば、この部屋の灯り。
「すいっち」を押すことで、光が降り注ぐ。ルーンの詠唱も指先で描くこともなく。
このカルデアには色々な事象を発生させる「すいっち」が無数に存在する。
魔術、いや魔法の域ではないか。
この張形擬きもなんらかの事象を発生させるのであろう。
服を収納している様な所に無造作に置いてあるのであれば、よもや爆発するなどの物騒な効果は発生しまい。
久々に色欲の事を考えてしまった所為か、興味が抑えられない。
ルーンの使い手である限り、探求心や好奇心は必要不可欠な感情だ。
魂が死んでいる、とも言われた私としては珍しいことのなのかも知れないが。
「スカサハさん、最初カルデアに来た頃より、普通に笑う様になったね」
と、マスターは言う。
マスターと特異点を回り、様々な英霊と轡を並べ、心行くまで戦う。
私自身が愉しんでいるのも事実。
仮初の客らしく、愉しめるものは愉しむとしよう。
件の張形擬きを箱ごと物入れから出し、張形だけを手に取る。
姿見の前に藤椅子を動かし、そこに座り「すいっち」を入れる。
おお。
張形擬きの先端が震え、中ほどが回転し、二股に分れた部分の先も震えている。
「すいっち」の下に円盤状の「すいっち」2つある。
試しに円盤を回してみる。成程、これで強弱を付けられるのか。
ふと、この張形擬きが入っていた箱の文字が目に入る。
「女性を必ず満足させるばいぶ」
「ばいぶ」の意味は理解出来ないが、やはりそういった用途に使うものなのだな。
さて。
この現世の文化を知るためには、実践に勝る鍛錬無し。
なに、実戦も実践も大した差は無い。
一人で慰めるのは久しぶりである上に、この様な道具、いや魔具と言っても過言では無いものを使うのは初めてである。
軟弱な魔導師殿も言っていたが、
「知的探求心が失われれば、それは精神的ゾンビと言って差し支えない」
ゾンビの意味は教授して貰った。生ける屍とは上手いことを言う。
死を司る影の国の女王として、生ける屍は許容出来る存在ではない。
自ら死を望みながら、私は既に死んでいたのだ。
ただ、仮初の客としてカルデアに来たことで、私は変わったのかも知れない。
死を望みながら生きることで、何時か来ると信じている死に価値を見出せるのではないか、と。
小難しい事を考えているのは、初めての行為に不安や期待、あるいは、恐怖を感じている裏返しなのだろう。昂っているとも言える。
そんな、感情の機微も愛おしいことを気付かせてくれたマスターには感謝している。
面と向かっては絶対に言わないが。導く者としての沽券に関わる。
張形擬き、いや「ばいぶ」と呼ぼうか。
これが張形の類とするならば、良く湿らせておかないと具合が宜しくない。
動いているものを咥えるのは、些か抵抗があるので「すいっち」を元の位置に戻す。
「ばいぶ」の根元を両手で持ち、口に近付ける。
やはり、僅かに不安があるので、舌先で舐めてみる。
思ったより、柔らかい感触、冷たさ。初めて体験する感覚である。
これならば、咥えても問題無かろうと、ゆっくりと口に含む。
男根を咥える行為は嫌いでは無い。
槍を手入れする様なものである。自分が認めた勇士の槍であれば、入念に手入れするのは当然だ。この「ばいぶ」も私が認めた勇士なのだろう。私を昂らせるほどの。
穂先を舌で研く様に、形に沿って舌を這わせる。
降ろした髪が少々邪魔だ。左手で「ばいぶ」を持ち、右手で髪を掻き揚げる。
生身が相手であれば、動きで反応を楽しむところであるが、今日の相手は生身では無い。
一通り、舐めた後、二股の小さい方にも舌を這わせる。
こちらは、二股の先が更に細く二股になっており、咥えるまでも無く、舌先で弾く様に舐める。
どのような効果があるのだろうか?
そんなことも考えつつ、丁寧に舐める。
ふと、視線を上げると、姿見に映った自分と目が合う。
異文化の衣を纏い、髪を下ろし、「ばいぶ」を舐めている姿は自分とは認識し難く。
他人の情事を覗いている様な感覚を得る。
背徳感か変身願望か。
自分でも驚くほどの性的衝動を感じてしまった。
冷静に自分を客観視しているが、戦場での客観視と同じように、昂りを抑えられない自分を見ているだけで、行動は止められない。
冷静な振りでもしないと、狂ってしまいそうな位の性的衝動だった。
籐椅子に深く座り、足を手すりに掛ける様に股を開く。
「ばいぶ」を左手逆手に持ち、右手で自分の秘所に触れる。
自分でも驚くぐらい、濡れている。
唇を開く様に、指で広げてみる。簡単に扉が開いた。
意識せず、甘やいだ声を出してしまう。
この脳の冷静な部分を放り出してしまう訳にはいかない。
他人に見せれる姿で無い。
ただ、経験として心に刻むため、冷静に観察しよう。
まずは「すいっち」を入れずに挿入する。
異物が入ってくる感覚があるが、それ以上にすんなりと受け入れる。
冷たさを気持ち良く感じる。それだけ躰が熱を持っているのだろう。
ゆっくりと、挿入して、新たな刺激に思わす腰が跳ねる。
二股の部分が陰核に当たっている。
むう、女性の弱い所を計算し尽している様な見事な作りだ。
感心したところで、また、姿見の自分と目が合う。
とても他人に見せれる姿では無い。
しかし頬を上気させ、悦んでいる自分で無い様な自分は何処か充実してる様にも見える。
今はこの快楽を楽しむことが正しい、と思える位に。
では「すいっち」を入れてみよう。
まずは。一番上の「すいっち」を宛がっている左手で押し込む。
「ばいぶ」の全体が蜜に塗れた秘肉を抉る様に回転する。
「ばいぶ」の先端が子宮の奥へ振動を伝える様に蠢動する。
「ばいぶ」の小さな二股の先が陰核を嬲る様に鳴動する。
これは、ダメだ。意識が飛ぶ。
霰もない声を出してしまっている。
声を抑える様に、右手を口に当てるがその抑圧さえも快感になってしまっている。
声を出したくないのなら、「ばいぶ」を抜けば良いのだが、左手は押し込み続け、秘所は咥えこんで離さない。
最初の衝撃からは少し落ち着いた。私とて百戦錬磨の自負はある。まだ果てる程では無い。
藤椅子の上で悶えながらでは全く説得力は無いが。
衝撃が収まると、色々試してみたくなるのが人の性というもの。
円盤状の「すいっち」を廻してみる。
まずは、二つある上の方。
成程。先端の振動を強くしたり弱くしたり出来るらしい。
これは、良いな。一本調子では飽きが来る。
続いて、下の方の「すいっち」
やはり、小さい二股の振動の強弱か。
うん、冷静に観察しているが、快楽を引き出されて、声も、手の動きも、止まらない。
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藤椅子に座り、姿見の前で足を開き、嬌声を上げる。
声を抑えようとしているが、抑えきれていない。
左手に持ったバイブを己のヴァギナに突き刺し、ゆっくりと回転させ、己の快感を引き出すことに夢中になっている。
羞恥の為に、顔を覆っていた右手はいつしか、シャツの上からも分かる位に屹立した乳首を抓り、張りのある乳房を捏ねる。
バイブをヴァギナの奥まで突き刺し、クリトリスを嬲る快感に酔い痴れる。
腰を前後に動かし、ヴァギナの奥から愛液を絞り出す。
いつしか、バイブを両手で持ち、更に強く躰の奥にバイブを捻じ込む。
一際、大きな嬌声を上げ、自分の躰を抱きしめる。そして噴水の様にヴァギナから潮を噴き、姿見に降り注ぐ。
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は。
いかんいかん。快楽に我を忘れていたようだ。
絶頂を迎えて、落ち着くかと思ったが、まだ緩く「ばいぶ」を廻している様な状態だ。
このまま、もう少し楽しみたい位の心持で我ながら驚いている。
同じ様なやり方では芸が無い。研鑽と言う意味でも色々試してみたい。
良く見れば、入っていた箱にはもう1本小振りの「ばいぶ」が入っている。
二槍、という訳だ。私に相応しい。
籐椅子から降り、二本の「ばいぶ」を手に備え付けのベッドに向かう。
この世界のベッドはとても心地が良い。厳密には睡眠が必要のないサーヴァントでもその誘惑に耐えるの中々骨が折れる。
ベッドに俯せに躰を投げ出し、一時、その感触を楽しむ。
やはり、心地良い。が、素肌で感触を楽しむのが一番だ。
異世界の服を脱ぐ。この服も気に入った。カルデア内では出来るだけこの服にしよう。
さて。
続きと行こう。
全裸のまま、仰向けになり、足を浅く開く。
小振りの「ばいぶ」を左手に持ち、軽く舐めながら、先ほどの「ばいぶ」を秘所に宛がう。
最初程のの衝撃は無いが、快楽に期待して躰の奥が疼く。
この小振りな「ばいぶ」は尻用であろう。尻を犯されるのを好む人間も少なからず居る。
私…私はどうなのであろう。勿論経験が無いとは言わないが、尻は犯されるより犯す方が…
ごほん。
セタンタの名誉もあるのでな。
秘所に「ばいぶ」を挿入し、左手で押さえる。「すいっち」は弱めにしておく。
気分を上げるぐらいで今はいい。
右手に小振りの「ばいぶ」を持ち、空いた指で尻の穴を触ってみる。
秘所から滴り落ちる、愛液で濡れている。
こちらを使うのは久々なので、指で良く解しておかないと。
疼く様な、秘所からの快感を楽しみながら、指を尻の穴に入れてみる。
思ったよりすんなりと入っていく。
そして、秘所で蠢いている「ばいぶ」の感覚を指で感じた時、これまで以上の快感と背徳感、羞恥を感じ、思わず声を上げてしまった。
これは、予想以上にクる。
尻の穴と秘所を繋げる様に指で押し付けてみる。
稲妻で撃たれたように躰が仰け反る程の快感。軽くイってしまった。
恐る恐る、小振りの「ばいぶ」を尻の穴に挿入する。
まだ「すいっち」は入れていない。
異物が挿入される感覚。もう少し抵抗があるかと思ったがすんなりと咥えこむ。
軽くイった所為だろうか、躰全体が弛緩して力が入らない。
二本同時に挿入。肉壁越しに異物が擦れる背徳感。
犯されている、という感覚を意識してしまう。
擦れる度に快感が奔る。
力が入らない指を動かし、二本とも「すいっち」を入れる。
入れた瞬間、二本の槍が私の中で荒れ狂う。
あ、最大にしてしまったか。と思った時にはもう遅く、二本の「ばいぶ」を押さえることしか出来なくなっていた。
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ベッドに横たわり、だらしなく足を開き、二本のバイブを押さえつける。
嬌声をあげる口を押えることも無く、快楽を貪る姿は普段の彼女からは想像できない。
顔は羞恥で紅潮させ、形の良い唇から零れる涎を拭おうともしない。
唯々、快楽を貪ることに没頭している。
形の良い胸は時化の様にうねり、なだらかな恥丘の上の下草は嵐の後の様に濡れそぼっている。
間欠泉の様に潮を噴き上げている泉は尽きる様子もなく、泉の周辺とその下の柱周りに咲き誇る菊の花に熱い液を振り掛ける。
何度か仰け反りながら、躰を起こし、泉と菊の花に突き立っているバイブを搔き廻す様に廻し、前後に動かす。
いつまでも続くかと思われた動きは、艶めいた声と共にベッドに大きな染みを作る程の潮吹で唐突に止まる。
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イったぁぁぁぁぁ…
何これ、ダメでしょ、女性特効宝具EXなの?こんなのガチャ不可避だわ!
いかんな。あまりの快感に言動がおかしい。
兎も角、これ以上は躰が持たない、というか本物と同衾しないと収まらなくなる。
搾り取らないと満足出来なくなる。
それは、当カルデア事情として宜しくない未来しか見えない。
しかし、人間の叡智は凄い、というより欲望に忠実だ。それは進化を加速させるのだな。
さて。
本日の鍛錬はここまでにしておこうか。
と、格好をつけてみても、緩み切った自分の顔と恰好は言い訳できない。
継続することに意味がある。新しい知識を得ることもまた鍛錬。
もう明夜の鍛錬をどう(性的に)素晴らしいものにするかしか考えられない自分に気付く。
苦笑しながら、ベッドに浄化のルーンを描き、自分の躰にも描こうとしたが、止める。
私はこのカルデアという特異点、そう特異点なのだ、カルデアは。
この特異点に現界したサーヴァントとしてではなく、スカサハという個人として色々な事を経験し、知識を積み重ねたい。
その欲望に気付けた事に感謝したい。私は黄泉返ったのだ。それが色欲が切欠だとしても。
マスターとの疑似魔術パスを繋ぎ、ラインを開く。シャワーなるものの使い方を教えてくれ、と。
…そこで想定外の事故があったとしてもそれも一興。