※この作品はR-18です。

Darkness Of The Game   作:斬刄

11 / 12
遅くなって申し訳ありません。
色々と用事があったため、更新が何ヶ月か遅くなりました。



NO DRAWN (前編)

スイムスイムに助けられた輝明は、スノーホワイト達に情報を明かすことなく、無事に本拠地へと戻ることができた。今後は独断で行動し、スノーホワイト達と接触しないようにと注意されている。

 

 

そして次の日の朝。

昨日のことで輝明とハイドは二人して激しく口論をしていた。

 

「なんでそんな大事なことを俺に言わなかったぁ‼︎」

「俺の身体を何回も貸して、おまけに他の魔法少女に油を売り続けるお前のことなんて信用できるわけないだろ‼︎

 

そもそも、その事実を知ったところでラ・ピュセルに興味を持ってたんならどうせ後から知ることになるって思ってたんだよ!でもまさかこんな形で知ることになろうとは考えもなかったけどな‼︎」

 

ハイドは強欲過ぎたが故に、逆に反感を買ってしまった。死にかけになっていたラ・ピュセルを助けたとはいえ、もしも男の娘だと知ればスノーホワイト達を放っておいただろう。そうなれば物語通りにクラムベリーは生き残り、ラ・ピュセルが死ぬこととなる。

そうちゃんが葬ちゃんとなっていた。

 

が、ハイドがラ・ピュセルをふたなりにし、本来物語ではあり得るはずがないリップルの介入が起こってしまった。対して輝明はハイドの異常な行動に疑心暗鬼になりつつ情報の共有があまりできなかったため、結果的にピンチになってしまった。あの時スイムスイムが助けに来てくれなかったら、リップルに何をされるかわからない。

スイムスイムが助けに来てくれたものの、助けた理由も問題だった。

スイムスイムとハイドの二人が何か取引をしていたということを聞いたため、結局のところハイドが裏で隠していることが多すぎる。こうして、輝明とハイドは疑心暗鬼かつ腹の探り合いをしていたことを続けてしまったことが原因で危機的状況に陥り、互いにいがみ合っていた。

 

「お前の余興のせいで俺にどれだけ迷惑がかかっているのか分かっているのか!」

「テメェがそもそも物語や主要人物の全容を明かそうとしないからこんなことになってんだ!」

 

こうして隠していることを互いに言おうとしないために、苛立って嫌悪している。

「後のことはテメェで勝手にやってろ‼︎俺はもう興が冷めた‼︎」

「あぁそうかよ!だったらお前はもうそのままずっと怠けてろっ‼︎」

 

鏡に写っているハイドが消えていった。やりたい事がなくなった以上、ハイドは意識を乗り移ろうとはしない。

 

(昨日は本当に厄日だ…!)

 

輝明の気分はほぼ最悪だった。

ハイドは自分の知っている原作(知識)を無理矢理明かすこととなり、明かした後に自分の身体を乗っ取って、能力を発動しつつ余興として楽しんでいる。ラ・ピュセルの約束事などという事情を一切輝明には何も話さなかったり、最悪輝明が横から入ろうとすれば意識を無理矢理遮断されてしまう。

 

彼の傍若無人には腹立たしい思いをしてならなかった。

 

「あーっ…どっと疲れた」

 

輝明はハイドが何か関心を持たない間、身体を貸すことなく自由に動けるようになっている。まだハイドから完全に解放されたというわけではないが、また意識を乗っ取られる前にできるだけ自分の延命のために魔法少女の仲間が必要だった。能力の発動前に暗殺されたらどうにもならない。

 

マジカロイドが生きていたらどうにかできたかもしれなかったが、既にハードゴア・アリスによって殺されている。

 

ハイドから抜け出す唯一の方法は

(俺が生き延びるためにはこのサバイバルゲームで殺されないかつ、俺がハイドとのゲームに勝つしかないか…)

 

Darkness Of The Gameにてハイドを打ち負かすことが条件だった。ラビュセルの性別についてよく知らなかったが故に、スノーホワイトが勝っていた。

そのハイドを出し抜くには色々と必要なものが多い。このまま何もせずにいれば、前回のように自分の首を絞める結果となってしまう。

 

「もう、これ以上あいつに任せるわけにはいかない…やっぱりここは原作を知っている俺が動くしかないか」

 

またハイドが憑依して動いたら、また引っ掻き回される。本来こんな時期にスノーホワイト達とリップルが合うわけがないのに、ハイドが余計な茶々を入れたせいでそれが事実へと変貌してしまった。

 

リップルが後々相棒であるトップスピードに話すかどうかというのは不明だが、すぐに明かすことは絶対にない。

 

 

(まずは、この説明書を読み込むところからだ…俺の方なんか青鬼だけで一度しか使ってないのにあいつばっかり相手を見つけ次第続けて使っている。

 

でもあんな奴に任せたら、あいつだけじゃなく俺まで巻き込まれて滅ぼされかねない…)

 

輝明は持っていた説明書を今日中に全文を読んで、扱い方を確認する。本にはいくつか切れている箇所がたくさんあるものの、残ってある部分だけでも大事に見ていた。

 

 

*****

 

夜、意識の方はまだ輝明の状態のままになっている。

「あれ?ハイドは」

「ハイドは興が冷めたっていって出て来てないよ。今後は俺が行動する…あいつは色々とやり過ぎた」

 

たまが今回ハイドではなく輝明であることにいち早く気づいた。ハイドも昨日のことが余りにも衝撃的すぎて、出てくる気力がなくなっていた。輝明は外出することはなく、スイムスイムの作戦を聞いている。

 

 

 

輝明の知っている物語と同じように、ここにウィンタープリズンとシスターナナの二人がくるようにしていた。ユナエルとミナエルはそれぞれ変身して、ウィンタープリズンを刺し殺すように言われている。たまとスイムスイムが二人を殺し、輝明は仲間がピンチになった時に、ゲームを発動して二人を助けるということとなった。

 

 

スイムスイム達がウィンタープリズンとシスターナナの二人を待って、この寺にくる日だった。

 

「お久しぶり、スイムスイム。先日はキャンディの贈り物をありがとうございます。

スノーホワイトとハードゴア・アリスからも協力していただけるというお返事を頂戴しました」

 

 

スイムスイム達が誰かを殺せば、それが引き金となり、彼女らは次々と漁夫の利を狙って殺しを続けるだろう。輝明自身この寺に住ませてもらっているため文句を言う立場ではないが、スイムスイムの約束について癇に障ってならなかった。

 

(ハイドはどんな約束をしたんだっ…!)

 

ウィンタープリズン達の方はスイムスイム達のように手を出さない限りは害はないと言うわけではない。しかし、同盟という薄っぺらな言葉と平和を望んでいただけで、結局二人は何も行動を示さなかった。

 

ただ仲間が死んでしまえば悲しみ、同情するしかない。しかも、戦闘に関してはステータスは高いのにウィンタープリズン任せにしている。

結果、浮かれていた二人に暗殺を計画し、ウィンタープリズンは殺されてシスターナナは大事な人を失った悲しみで自殺した。

 

「止まれスイムスイム!」

「…ゴー」

 

スイムスイムの指示でミナエルとユナエルの二人が先に向かう。妹の方はシスターナナに変身して、姉は凶器に変身する。二人になったシスターナナに困惑しているウィンタープリズンが固まった。

 

 

計画通りウィンタープリズンを殺すことができるはずだった。が、輝明はこのタイミングで横から入ってきた。

 

【GAME発動】

 

刃は障壁によってウィンタープリズンに届かない。そのことに驚いたピーキーエンジェルズは変身を解いてしまう。ウィンタープリズンも二人を見てやり返すものの攻撃は障壁によって届かない。

 

「スイムスイム、君にゲームを挑む」

「「はぁ⁉︎」」

 

止めたのは輝明だった。住ませてもらっている恩はあるが、自分が殺されるんじゃないかと思っていた。

(彼女に対してはサイコパスだと色々言われてはいるが、良心が全くもってないのならルーラを殺した時に涙なんて流さなかった)

輝明はスイムスイムがハイドと手を組んでいるんじゃないのかと疑心になっている。ミナエル、ユナエル、たま、スイムスイムの四人はゲームに敗北した輝明に手を出すことはできないが、ハイドだけではなく他の四人にまで絡んでいるんじゃないかと焦っていた。

「…どういうつもり?」

「わかってるさ。俺が君達の邪魔をしていることぐらいは…でも、俺は君のことがあまり信用できない。

お前はハイドと何を企んでるのか?」

(仲間内で揉めているのか?…それにあいつは一体誰だ?)

ミナエルとユナエルはまたこいつが迷惑なことしやがったと睨んでおり、シスターナナ達の方はよく分からない状態で困惑していた。

たまもハイドが起こした昨日の失態のことで輝明に切り替わり、スイムスイムの言うことを聞いて動くはずだと思っていたのにまたこんな身勝手なことをしたことに驚いている。

 

(計画は邪魔してしまったけど…悪く思わないでくれ)

「今回はこのゲーム、【ib】をしてもらう…君の勝利条件は【このゲームのクリア】だ。僕が勝った方は君には俺の指示に従ってもらう。そして負けた時は「死ぬ 」…は?」

輝明がルールを説明する最中に、スイムスイムが入ってきた。まさか輝明自身いきなり横から入ってくるとは思わず、話を止めてしまう。

「私と貴方。どちらか負けた方は死ぬ」

「いやっ…君がゲームを決めるんじゃないんだからそんな勝手に決め」

しかし、ゲームはスイムスイムの言葉によって発動され、条件が成立されれてしまった。

 

(はあっ⁉︎俺が許容した覚えはないぞ‼︎)

「ナナっ!一旦ここを出よう!」

 

危機を感じたウィンタープリズンかシスターナナを掴み、屋敷を出ようとする。が、ゲームが成立したことにより結界で逃げられなくなってしまう。

 

「なんだと…⁉︎」

 

出入り口の扉は開けられなくなっている。ウインタープリズンは壁を作って強引に開けようとするが、作れた壁は結界の衝突と共に砕けてしまう。こうして6人はこの寺から出ることができなくなってしまった。

 

「貴様ら、一体何をしたっ‼︎」

「輝明‼︎またあたし達の足引っ張りやがって‼︎」

「えっ、えええっと…」

みんなが輝明の行動に困惑している中、能力を発動した輝明本人もスイムスイムの発言に戸惑いを感じた。

「何とんでもないことを言っているんだ‼︎そんなとこしたら君も死んでしまうんだぞ‼︎」

 

輝明がそう叫んでも、スイムスイムは黙ったままだった。彼女はじっと見つめており、

 

(今は、このままゲームを始めるしかないかっ…)

輝明はその賭けを承諾して続けるしかなかった。

 

*****

 

輝明が提供したゲームの名前は【ib】

 

始まりの場所は美術館から開始される。このゲームによる主人公は家族と一緒に美術館へと向かい、その館内の作品を見ていくのだが、途中で停電となり周りの人達は誰もいなくなってしまう。作品を調べていくうちに、作品の中へと入っていくというもの。

 

 

冷静沈着なスイムスイムは青鬼に恐怖せず、魔法で潜ることができる力を持っている為に何処にでも逃げることはできた。そして、今は武器を所持しており如何なる敵が来てもその槍を振るえば始末できる。

 

 

比較して違うとすれば人間とは違う力を持っていることと、武器を所持していることぐらいだ。

なお、暴走しているウィンタープリズンはどうにかしようと壁を作って攻撃してきたり、結界から出ようとする。

しかし、その行動が無意味だということを輝明が伝え、能力を説明することとなった。

納得するのにも時間がかかったものの

「僕はスイムスイムを疑ってるんだ。ハイドならまだしもなんの接点もない俺を助けるなんて幾ら何でも虫が良すぎるし、俺を殺すかどうかを聞きたかっただけだったんだ。

 

簡単に言ってくれるとは思わないからこの力を使って聞き出そうとしたのにそれがこんなことになるとは思わなかったけど…巻き込んだのは恨んでくれて構わない」

 

【こうして賭け事場、スイムスイムの場合だと、ゲームに負ければibの世界で殺されてしまい、スイムスイムがゲームをクリアしてしまったら輝明は死んでしまうということでゲームが開始された。なお、結果以外の時間は止まった状態となっている】

 

 

なお、ルビが記されている為美術館の作品の名前を読めるようになっている。スイムスイムは作品を辿りながらようやく作品の世界の中へと入っていった。入ると、二つの分かれ道があり元の場所へ戻ることができなくなっている。

 

『その世界に入ったね。それじゃあ花瓶にある活けたバラを取って大事にするんだ。それの三つのバラが君の生命線だから、それが無くなったら死ぬことになる。くれぐれも気をつけてね』

「…分かった」

輝明がスイムスイムにそのゲームについての最低限は説明し、他の魔法少女達は結界に出られない為そのまま待ちぼうけをくらうしかない。

 

「一体、どうなるのでしょうか…」

「大丈夫だよナナっ、僕がついている」

 

ウィンタープリズンはシスターナナの身体を掴みながらも、彼女以外の他の人を警戒している。ゲームの中に入ったスイムスイムの方は青のカギを拾い、その部屋から出ていった。壁にはカエセカエセと赤い文字が記されていたものの、少し身体がビクッと震えたがそれだけしか反応はなかった。

 

青の間から緑の間へと入って行く。

 

緑の間は【はしにちゅうい】という看板があるなどの罠が出てきており、青の間と同様に鍵が必要なドアが存在するが、鍵を入手しようとすると人形が襲ってくる。

 

しかし、たいていの罠は

 

(やっぱりそうなるよね…)

 

なんでも潜ることができるスイムスイムにはあまり効かなかった。罠は瞬時に魔法を使って潜り、手のある場所を避ける。襲ってくる人形は武器で持っているルーラを振り回して崩れていった。

(これ倒すゲームじゃないんだけどな…)

 

ただし、薔薇の方は説明を聞いているためにちゃんと肌に離さずに槍と同様に大事に持っている。

 

スイムスイムは着実に進んでいき、緑の鍵を使うと猫の間にたどり着いた時に輝明が話しかける。

「ねぇ…君は僕のことをどう思っているんだ?」

「進みながらでもいい?」

「分かったよ」

 

その間には猫の壁が写っており、鼻の部分に魚の形をしたくぼみがある。左奥にあるかくれんぼのゲームは集中していた為話せなかったが、右奥の方は像に手を突っ込んでまたも余裕でクリアできた。

今度は通常の鍵とは違い頭と尾をくっつけた鍵を使って緑の間から黄の間に入り、ここでスイムスイムは足を止めた。

「ルーラより上の人、だからリーダーは二人もいらない」

「それは俺だけじゃなくてハイドだってそうだろ?」

 

ハイドは輝明の身体を貸している。狙うなら輝明の魂だけではなくハイドも標的の対象になるはずなのにスイムスイムはハイドに興味を示さない。

 

「まさか、ハイドと企んで俺を殺すとかじゃないよな。だから俺は能力を」

「…」

スイムスイムが輝明を助けたのは仲間だからとかそういうものではない。輝明がルーラに勝ってしまったからルーラを越える為にはここで死なせるわけにはいかなかったのか、ハイドの取引で生かす必要があったのか。

「取引した内容は、私がルーラになりたいのならあなたとゲームでうち負かすこと。私が勝利したら、ルーラのようなお姫様になるための最高のものを与えるって言ってた」

「じゃあ君は…ハイドと手を組んで俺を殺すのか?」

「…そうなる」

 

既にスイムスイムはルーラと同様に輝明もまた越える為にもう死ぬか生きるかの賭け事になっている。輝明はこの少女に対して怒りを抑えながらも質問を続けた。

 

「分かったよ…じゃあ次の質問。君の言っていた最高のものって何…?」

「それは言えない。でもその取引のために貴方を生かした」

(物々取引があったのは確かなんだな?けど何を…)

 

取引できるものなんてスイムスイム達には何もなかった。

持ち物には大したものは持ち得てなく、スイムスイムが満足するようなものは何一つ思い浮かばない。ハイドが何か輝明に情報だけではなく物まで隠しているんじゃないのかと疑うようになった。

 

 

ハイドがピーキーエンジェルズに取引したところで調子に乗ったら言うだろうし、たまは元々が臆病な性格であるから輝明との対決(青鬼)で散々思い知らされたから手出しなんてできない。

(消去法でスイムスイムを取引相手にしたってことか、まてよ。なんで俺はこんな親切に教えなきゃいけないんだ。

命を狙われそうになっているのに)

 

輝明は能力を中断させるために取扱説明書に書かれてあった通りに動く。彼はその空間に手を突っ込んだ。

 

(この世界は、魔法少女育成計画は殺すか殺されるかなんだよなっ…)

 

そうすることによって能力の発動をなかったことにできると言うものがあったためそれを見ながら試した。そして、ibを中断させた後に次のゲームで絶望を味あわせてやると思っていた。

このままスイムスイムか勝利してしまえば、輝明はこの力を有効活用しようとしていた。

 

(…ならこっちにだって考えがある)

 

最初の方は自分の保身のためにスイムスイム達に対しては怒りという感情はなかったが、ハイドが出てきて引っ掻き回された挙句それ以降は周囲の人達に対して疑心暗鬼になるしかなかった。

 

(スイムスイムもハイドも俺を踏み台にして殺すことばかり考えやがって‼︎このゲームでなんでも賭けれるんならいっそのことスイムスイムにはバイオハザードかデッドスペースに放り込んで地獄を見せて…あれ?)

「なんで…なんで何も起こらないっ⁉︎」

 

空間に手を突っ込んだものの通り抜けるだけで説明書通りにやっても何も起こらなかった。ゲームはまだ進行し続けており、空間にはまだスイムスイムが黄の間を探索している。このゲームをすぐにでも中断させて終わらせたいのに、まだ続いてることに輝明は焦っている。

「なんで中断できないっ…⁉︎どうなってるんだ‼︎おい、止まれっ!止まれよっ‼︎」

「さっきから何やってんの?」

取扱説明書通りにやったはずなのに何も起こらない。能力を発動した輝明でさえも、一度開始させたゲームを中断させることができない。

 

近くにあった大きい鏡からハイドが出現した。

 

『うっせぇな。ガンガン頭に響く…って何やってんだお前?』

「ハイド、どういうことだこれはぁ‼︎」

「⁉︎こ、今度は鏡から…えっ⁉︎」

 

ハイドは取扱説明書を見ながら中断しようとしている輝明を見てため息をついた。ハイドは輝明と同じ姿をしており初めて見たシスターナナ達は鏡で勝手に動いているハイドの姿を見て驚き、混乱している。

 

『ハァ…たくよ。お前、そのまま気づかずにいれば幸せだったったのに。まーでもこうなってしまったかー…そんなんで中断できるんなら誰も呪いの力だなんて言わねーよ』

「幸せだって…⁉︎お前、こうなることがまるで分かった風な」

『知ってしまった以上は話すか。気をつけろよ、もしも勝負の結果が引き分けになった時…』

 

 

ーーーここにいる全員は死ぬことになるだろうぜ?俺を除いて、ゲームをしている輝明とスイムスイム。賭けてないたまやピーキーエンジェルズ、ウィンタープリズン、シスターナナ…合計7人がゲームが終わったと同時に一気に死ぬ。中断なんてできねーし、そもそもゲームを引き分けで平和的に終わらせるなんてできるわけねーんだよ

 

「なんだよっ…それっ⁉︎」

 

このゲームには『勝ち』と『負け』の二つしかない。しかも賭けたものは命であるため、どちらかが死ぬのは明白だった。

 

 

Darkness Of The Gameの取扱説明書よりもその力の呪いであるハイドが一番よく知っていることを。その説明書は輝明よりも前に多くの使用者が試しに調べたものであり、本当のことも書いてはいるが違う内容も書かれていることを輝明は知らない。

 

原作をどうにかしようと足掻き動いても、呪いの力に対して無知であり、扱えられないから無力でもある。

 

【ib】

難易度☆☆☆☆〜☆☆☆☆☆☆☆

 

原作が分からない人もいるかもしれないので流れはこんな感じです。

 

美術館

青の間

緑の間

猫の間

黄の間

 

最初にルールを輝明が教えてくれているために難易度は若干低くなっている。ゲームは最初から黄の間までは原作通りにことが進みますが、全部やるのは文章的からして流石にキリがなく、短くするために省略して後々オリジナル展開がかなり含みます。

(ゲームの物語を長々とやっても、これはあくまで【まほいく】なのでできるだけ短くするように努力します。なお、そのゲームに出てくる人物ことギャリーは出てきません)

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。