一人になっていたスノーホワイトはルーラとスイムスイムがスノーホワイトのキャンディを全て回収され、泣き崩れている。最下位はこのままいくとスノーホワイトが確定なのは間違いなかったが、
(あれっ…?)
スノーホワイトは自分のマジカルフォンで確認するとあまり減っていなかったことに気づく。ルーラとスイムスイムキャンディの二人が全て奪って撤退している。
なのにキャンディがまだ残っていた。
「そうちゃん遅いな…早く帰ってきてよ…怖いよ。殺し合いなんてやだよ…」
スノーホワイトはキャンディが残ったことで安心はしていたものの、また襲われることに恐怖し、待ち合わせの場所でまだ帰りを待っていた。
彼女の近くで、階段を登る音が聞こえる。
「だっ、誰⁉︎」
ラ・ピュセルを待ち続けると、近づいてくる音が大きくなっていくスノーホワイトの魔法は困っている人の心の声が聞こえるため、会う前にその声が聞こえた。
(あっ、やめろっ…だめっ…)
「そうちゃんの心の声だ…でも」
ラ・ピュセルの心の声を聞いて無事であることを知ってスノーホワイトは安心したが、誰かに何かをされているような感じだった。ラ・ピュセルがスノーホワイトに帰ってきたものの蹌踉めくように歩いていた。
「そうちゃ…ん」
スノーホワイトはラ・ピュセルがこうして帰ってきていることに喜んでいた。隣にいる男のしていることを見てない時は
「すまないっ…スノーホワイっあぁぁっ‼︎」
下半身を裸にして露出させたラ・ピュセルがいた。股にぶら下がっているモノが風が吹いているせいで大きくなってしまう。背中にはもじゃもじゃの化け物がひっついておりラ・ピュセルの性感帯を触れ、触手が彼の身体を弄っている。
(なんで男の子の…すごくおっきい。いや、そうじゃなくて助けなきゃ!)
スノーホワイトはラ・ピュセルのふたなり化した姿と膨張し、露出しているモノをじっと見て顔を赤くして呆然と見ていたが、我に帰ってラ・ピュセルを何とかしてあの生物から取り剥がすために助けようと走る。
「そっ、そうちゃん!今助けるか「いいのかよ、迂闊に動いて?もうとっくに賭けは始まってんだよ」誰っ⁉︎」
輝明はラ・ピュセルをスノーホワイトに見せる前に能力が発動していた。ラ・ピュセルを実験台にして触手で拘束させ、抵抗できないようにしている。
「動くときは慎重にしないと、後悔することになるぞ?」
「賭けってどう言うこと⁉︎それに…なんでそうちゃんがそんな身体に」
スノーホワイトは他の魔法少女がラピュセルを痛めつけているのかと思っていたが、見知らぬ男がラ・ピュセル身体を改造し、股間にモノを生やさせていた。
「誰かを聞く必要はないぜ。今のお前には俺の説明を聞いてから動いてもらう」
「やめっ…あぁ」
モノを指で弄んでいるだけでも、快感が走ってまた大きくなる。触手がラピュセルの身体にまとわりついている。
「どうして…どうしてこんな酷いこと‼︎貴方は一体」
「もう一度言うが、俺が何者なのかはそんなのはどうでもいい。
お前のやるべきことはラ・ピュセルを助けるか否かだ。
ルールは簡単。
お前がラ・ピュセルと触手の生物に触れたら負け。逆にお前がこの子を見捨てて、制限時間まで手を出さなかったら勝ち…
ラピュセルがどうしてこうなったかというと、俺との賭けで敗北したから改造させてもらった」
「ふざけないで…今すぐにラ・ピュセルを解放してっ‼︎」
「ふざけてないさ。それに解放するかどうかなんてのはお前次第だって言ってんだろ?」
スノーホワイトはラ・ピュセルをすぐにでも助けに行きたかったものの、助けた時に負けた場合のことが不安でならない。
「もしも、私が負けた時は…」
「敗北の代償はこちらで考えさせてもらう…ラ・ピュセルから聞いたぜ。お前の能力は確か、困っている人物の心が読めるって言ってたな?
俺とラ・ピュセルは困ってるんだ。
でも一番困っているのは君かな?」
(彼を楽にしてやれよ。このままだと惨めに死んでしまうだけだろ?
この子の死が街中でオナニー死なんて幾ら何でも酷すぎるだろ…闇のゲームに負けて、困っている彼を助けてあげればいい。それが彼の救いになる)
輝明の心の声が聞こえる。彼はスノーホワイトを負けるように誘導している。
ラピュセルを助けようとすれば、間違いなく彼女はラ・ピュセルと同じように負けた場合として彼の悪巧みを受け入れることとなる。
罠なのは間違いなかったが、このまま見捨てればラピュセルは取り残され、彼はテクノブレイクという無残な死を遂げる。ラピュセルが死ぬことでスノーホワイトをすぐに助けることはもうないだろう。
次に、ラ・ピュセルの心の声を聞いた。
(嫌だ…こんな形で、僕は。早く逃げて小雪っ!)
対してラ・ピュセルはまだ少しの理性を保っている。触手が性感帯をマッサージしているせいで、顔が赤い。
スノーホワイトを見ようとする前に快感に耐えている。
「ラピュセル…」
「こいつの純粋な本心を聞けて満足か?人の心を聞けるって怖いもんだな」
「私はただっ…‼︎」
スノーホワイトはラ・ピュセルがこうして性器による快感に耐えているのに何もできずにうずくまっている。ただやられているのを眺めることしかできない。
「どうせ逃げて欲しいとでも言われたんだろう。でも、こいつの心は侵食されなくても身体は正直だからな?こんな風に君を汚すこともできる」
「止めろ、やめっ…ぁぁぁっっ‼︎」
彼がラピュセルの性器に触れると、触れた感覚で射精をしてしまう。出した精液がスノーホワイトに飛び散ってしまう。白い白濁液がスノーホワイトの衣服を汚してしまう。
「ほら、これで白さが増した」
「うるっ…さいっ‼︎」
「全く、お前まだ強情なのか。自分を犠牲にしても守るその心は立派だな。でもいくら耐えたところで、ゲームが終わらない限り永遠にこの快楽からは逃れられない」
スノーホワイトはラ・ピュセルが逃げろと訴えている。
彼女は一歩足を引いた。
(ラ・ピュセル…ごめんなさいっ)
「ん?逃げるのか?へー、んじゃ彼は一人寂しく死んでいくんだな。快楽に溺れて、愛する人に破廉恥で恥ずかしく情けない姿を晒されたことで見捨てらる。そして、この子は堕ちるところまで堕ちて死んでいく。
あぁなんて、無慈悲なもんだなー(棒読み)」
「それは貴方がゲームで無理矢理‼︎」
「俺のせいだって?でも、ルーラ達もまた相手の言い分を無視してたじゃないか?」
(それで良いんだ…これで、小雪を守れるんだから)
スノーホワイトは逃げようと後ずさりし、ラ・ピュセルの言う通りこの場からすぐに立ち去るようにする。ラ・ピュセルはスノーホワイトに逃げろと心で思っており、スノーホワイトは助けようとしてもできなかった。
負ける代償が分からない以上、もしも代償が死刑だったらスノーホワイトは確実に殺される。スノーホワイトは逃げようとするが、輝明はラ・ピュセルに手を出した。
「じゃあ、こっちはこの子をやりたい放題させてもらうぜ?もっと刺激的に」
「⁉︎そ、そんなものはいるわけっ…」
彼が用意したものはさらに細くなった触手。
小さくなった触手がラピュセルの男性器の尿道を突っ込こまれ、上下に犯されていく。尿道を犯されてるという感覚は未経験であるため、すぐにイってしまう。男性器全体を刺激されいくことで、頭が段々とエッチなことばかりになってしまう。
ラ・ピュセルは揉まれて更に大きくなってしまったオッパイ、勃起した乳首、密着させている生物は触手を増され続けて拡大していく。もうどうにも止まらない。
(誰かっ…誰か助け、て)
にょうどうを犯されるという未知の快感に襲われ、ラ・ピュセルの腰が抜ける。ラ・ピュセルは勇敢になってまでスノーホワイトを逃したものの、今度は必死に誰かの助けを求めている。
「所詮、一人じゃ何もできはしないんだろ?ラ・ピュセルを見放したところで一体誰がお前のことを守る奴がいる?自分の身は自分で守るってか?
無理だね、羽虫も殺せないお前如きが魔法少女を倒すなんてできるわけがないな。
俺はそんな姫様が命の危機に晒されている騎士を今ここで救う展開を見たかったんだけどなぁ。自分を守ることができなくなった役に立たない奴は、もう用済みってか?とんだ根性無しめ!」
このゲームを諦め、スノーホワイトが一人身になったところで魔法少女を殺すことができない彼女はいつ脱落してもおかしくない。
それは、彼女の身をラ・ピュセルがずっと守っていたからだ。彼女はラ・ピュセルの言葉に対してこのまま去ろうとしていたが、ラ・ピュセルの方に向かう。
(⁉︎ダメだっ…スノーホワイト、僕は!)
そしてとうとう、
「ごめんなさいっ…‼︎」
スノーホワイトはラ・ピュセルのことを無視できず、もうこれ以上目を背けなかった。
彼女はラピュセルを助けた。
*****
彼女はラ・ピュセルに取り付いている生物を取ろうとする。
「だ、めだっ!」
「だって私っ…そうちゃんを見捨てるなんてできない。今助けるから!」
彼女の目の前でラピュセルは快楽に悶え苦しんでいる。
「どうしてっ」
「ここで逃げたら私…一生後悔するっ‼︎」
魔法少女は困っている人を助けたりするのが彼女の理想だった。
彼女は逃げることをせずに、ラピュセルを助けた。
だが、その行動を意味しているのは
「…それをしたってことは負けを認めるんだな?スノーホワイト」
スノーホワイトの賭けに対する敗北。このままだとスノーホワイトに何かしようとしている。触手がスノーホワイトにも襲い、動けないようにされた。
「スノーホワイトっ⁉︎どうしてっ…‼︎」
「俺の勝ちだ。けど安心しな、ラ・ピュセルは闇のゲームでふたなり化させたけど、俺はそのついでにそいつの精液が空になることは絶対にないようにしていた。つまり、ずっとこのまま放置され続けていたラ・ピュセルは解放されないままずっと射精され続けている状態でイキっぱなし、朝昼夜ずーっとこのまんま。
だからテクノブレイクには絶対にならないようにはしてるんだがな。だって、こいつを死なせても俺には損しかないし。
でも、逃げてたらラ・ピュセルはもうお前の思っていたものとは違って会うだろうな。快楽に溺れて射精しか考えられない廃人になるのは確定だし。
だから、お前の敗北としてもう膣内射精でいいや。でも触手か、それともふたなりとなったラ・ピュセルのどっちに犯されればいいんだ?それはお前の意思で決めていいぜ」
彼が言った代償は膣内での射精。
彼女は触手に犯されるのだけは嫌だったため、彼の質問に対する返答は即答だった。
「…ラ・ピュセルのがいい」
ラ・ピュセルに張り付いていた触手の生物が消え去り、今度はラ・ピュセルに媚薬が打ち込まれる。それによって、また性器が膨張する。
「ごめん…こんなことに巻き込んで」
スノーホワイトの股の肌にラ・ピュセルの男性器が触れて、感じている。ラ・ピュセルは彼の賭けに負け、辱めを受けられこうして何回も射精してしまった。
「本当にごめん、ごめんっ…ぼく、ぼくは小雪を」
触手は無くなっているが、今度はラピュセルかスノーホワイトを犯そうとする。
「なにっこれ…私の身体が勝手に、服も脱ごうとして」
スノーホワイトは仰向けに寝転び、M字開脚をしている。
下の服を脱ぎ、お互いに下半身が裸になっていた。
「そんなの、そんなのはいらないっ‼︎」
ゆっくりと大きな肉棒がスノーホワイトの膣内へと入ろうとするものの、入口がキツくて入らない。
「今度は手が、私、こんなの…」
だが、身体の自由を奪われているスノーホワイトと自慰行為をして下を濡らせている。濡らせた後に、肉棒が入り繋がった。
だが、入ったと同時にスノーホワイトの膣内の温もりが彼の勃起したものを包み込んでいる。
「小雪、もうっ…」
「もう⁉︎まだ心の準備がっ…」
触手にやられた時以上に快感が走り、すぐにラピュセルの腰の振るペースが段々と速くなる。このままいくとさっきのように盛大に射精することとなる。
「もう!耐えられないっ‼︎」
しかも、射精する場所は触手や外ではなく女の子の大事な部分。
「でる、でぢゃうぅぅぅっ‼︎」
ラ・ピュセルは大泣きしながらも、快楽にのまれ、そしてスノーホワイトの膣内に思いっきり射精をしてしまった。派手に中出しをしたことで、終わった後には互いに罪悪感が残っていた。
(さて、どうする?スノーホワイトから二度と近寄らないでと貶すか、それともラピュセルはトラウマで二度と近づかないようになるのか)
二人は魔法少女として目指していこうというものだったのに、こんな肉体関係にまで発展してしまった。
二人の仲に亀裂が入って縁を切る。そして、輝明が一人きりのラピュセルを頂くというのが本当の目的。どちらにしても片方は相手との関わりを拒否するだろう。
「そうだよね…あんな酷いことをしたんだ。嫌いに決まって「ならないよ」えっ…」
スノーホワイトはラ・ピュセルに突然ディープキスをした。ラ・ピュセルは口から唾液をダラダラと流れており、顔を赤くしている。既に二人が身につけている衣服類は性行為で全て脱げてしまい二人とも全裸になっている。
「なんで…」
「そうちゃんのこと、前から好きで…それにね…えっと、わたしとエッチした時にね、あんな目にあってもわたしのこと優しくしてくれたから…それに、無事で本当によかった。そうちゃんを失ったら私、もう」
互いに許し、愛し愛されるという結果となってしまった。
スノーホワイトは顔を赤らめたままラ・ピュセルを抱きしめている。
ラ・ピュセルは自分の身よりもスノーホワイトを大事にしていた。命令通りに犯してはいたものの、彼女のことを最後まで尊重し、膣内射精も初めてであり気持ちよすぎてすぐに射精しそうだったのが、スノーホワイトが心の準備ができてないって言われると、堪えていた。
二人が慰め合って和解しているのをずっと見ている輝明は、呆然としたままがっかりした様子だった。
(あーなーんか。後半がマジで白けちまったな。
策略がこうもダメになるとは…本当はラピュセルが守るはずのスノーホワイトに裏切られ、闇堕ちて黒騎士にまで発展して欲しかったんだが。
結果的にこれがきっかけで互いを受け入れる形になってしまったな…まぁ、前半部分における余興だけでも楽しめたか?)
「その…もう一回しよ?」
「えっでも」
「そうちゃんと、初めてだけどエッチなことして…凄く嬉しかったから」
輝明のことは眼中になく、既に二人だけの世界に入っている。スノーホワイトはずっとラ・ピュセルの男性器をじっと見て掴んでいる。
「そうちゃんのこれ…無制限に出るってあの人が言ったんだよね」
「小雪っ、でもっ…」
ラ・ピュセルは完全にスノーホワイトのペースに飲まれている。スノーホワイトはラ・ピュセルの首筋を舐めた。
「そんなことされたら困「ここが弱いんだ、そうちゃん」こっ、小雪っ⁉︎」
スノーホワイトはラ・ピュセルがいくら断ってても止めようとはしない。
「拒否してもダメだよ。私には全部聞こえてるから…もっとして欲しいって」
「ダメだよっ…こんな「黙ってて」ぼ、僕はっ…」
スノーホワイトはまた唇でキスをしてラ・ピュセルの口を閉じさせる。
ラ・ピュセルは彼女に夢中になった。
(もっとして欲しい…でもいいのかな?だって)
「もぅ…いいよ」
心を読めるスノーホワイトは困っているラ・ピュセルの耳にに囁く。今度は輝明ではなくスノーホワイトがラピュセルの性器を弄りながら興味津々にやっている。輝明のことを放って、二人は身体を密着してお盛んにしていた。
「ハァ…この二人は放置してルーラの所にでも帰るか」
輝明は全裸になってイチャイチャしているスノーホワイト達を置いて、ルーラの元へ帰っていった。
*****
ルーラの作戦は上手くいった。ラ・ピュセルを誘導させ、ルーラとスイムスイムがスノーホワイトのキャンディーを奪う。
ルーラの魔法は相手を操ること。彼女はスノーホワイトに命令し、身動きを取れないようにする。
部下が役立たずなせいですぐにユナエルとミナエル、たまがさっさと逃げてくるとは思わなかったが、ラピュセルが追ってきていない。
まだ時間稼ぎをしていた輝明という男の方がかなり仕事をしている。
(あいつ、まだ帰ってこないわね…)
「どうやって分けるのー!」
彼の帰りを待つことなく、取り分を分けることとなった。
スノーホワイトの持っていたキャンディーを全員で平等に分けても、あまりが生じてしまう。だが、ルーラにはそんな気は更々なかった。
彼女の心には勝ち目のない役立たずな馬鹿に平等に報酬が与えられるつもりはなかった。
「どうして平等に分けなければならない。作戦を立てたリーダー、役に立たない無能と役割を果たせた馬鹿。
こんな成果で平等で分けろって、バカなの?
自分の無能さを思い知りなさい!」
集めたキャンディーを平等に分けることなく、ルーラは取り分を多く頂く。
彼女は本心ではバカだのアホだの口は悪いが、これでも面倒見が良かった。
なぜならマジカルキャンディを自分で横領するほど愚かではないからだ。
ルーラはマジカルフォンで結果発表を確認すると
『最下位はルーラだったぽん』
「…は?」
(どうしてっ…⁉︎)
そもそもルーラのキャンディーの管理はスイムスイムがしていた。ミナエルとユナエルはまだしも、スイムスイムが騙すとは思ってもない。結果、ルーラはルーラ以外の組する魔法少女全員によった裏切られた。
あと数分も経たない。このままだと、時間が来れば彼女は死んでしまう。
そんな時だった。
「ただいま〜そっちはどうなった?」
輝明がこの領地に帰ってきた。
ルーラは帰るのが遅いと叱るよりも、自分の身をどうにかするために助けを求める。
「良いところに来たわ‼︎わっ、私を助けなさいっ!」
「は?どゆこと?」
「私が最下位になったの!このままだと私が死んでしまうのよ‼︎」
輝明の方は話がわからなかったが、ルーラのやり方から見て部下とは不仲だったというのがわかった。部下が裏切ったことで彼女は底辺へと叩き落とされた。
(ふーん、なるほどねぇ…)
「お前さぁ…そんなんだから騙されたんだろ?まぁいいや。で?要望は?」
「貴方の能力なら私の死亡もどうにかなるんでしょう!なんでもするから早く私を助けなさいっ‼︎」
「へぇ、なんでもするって言ったな?」
ーーーGAME発動
これで誰も攻撃できなくなり、ルーラは輝明との賭けのゲームをした。
ゲームはさっさと終わらせたいがためにくじ引き棒となった。25本の中から一本当たりを引ければ魔法少女育成計画における脱落は無くなる。結果としてルーラはまた敗北。ルーラは敗北したことで魔法少女育成計画で脱落することとなったが、彼女が生かす代わりに代償を突きつけられた。
*****
朝
輝明が起きると色んな物が置かれて驚いていた。目覚まし時計に大量の紙と鉛筆、彼の周りには物が沢山ある。
考えがまとまらず、壁にあるカレンダーを見ると驚いた顔になった。
(なんだこれっ⁉︎どうして俺の周りに物が…それに俺丸二日間も寝てたのか⁉︎
てことはもうルーラは既に死んで)
彼はすぐに起き上がると、彼の隣ではルーラが寝ている。
(えっ、生きてる?というよりなんでルーラがこっちで寝てるの)
彼はルーラを布団に寝かせて、周囲にあるものを物色した。彼が持っていたケースにはちゃんと娯楽具と衣服、取扱説明書が入ってある。他の物はどこから出てきたのか全く分からない。
(この物はどこから…ん?なんだこれ)
彼はテーブルの上には書き置きの紙が置かれている。
〈鏡を見ろ〉
その紙をみて、近くにあったスタンドミラーを見てしまった。その鏡に目を移すと
『よう。調子はどうだ相棒?ルーラと一緒に寝れて』
「⁉︎…誰だお前っ‼︎」
鏡に映っている輝明がいきなり口を動かし、喋りかけてきた。鏡に写っている輝明の瞳が黒から赤くなる。
『初めましてかな?それじゃあ自己紹介させてもらうぜ。俺はこのゲームの呪いとして生まれた。そうだな…俺には元々名前がないからまぁ…ハイドとでも呼んでくれ』
(呪い…だとっ⁉︎じゃあこいつが呪いの正体だっていうのか⁉︎)
彼は本棚にあるジキルとハイドの本を参考しにてそう言った。
そして、ハイドという男は自分のことを呪いだと言っている。
輝明は服を確認すると、前に着ていた衣服も変わっており、既に着替えていることに疑問を感じた。この呪いは自分の意識を奪い、二日間の間動いていたのかということを。
「お前っ…俺の身体を使って何かしたのか⁉︎俺が目覚めた時には既に二日間経って、その間にルーラはこうして寝転んで生きてるわ…お前がやったことなのか‼︎」
『あぁ、俺がやったよ。まず、この力を使ってラ・ピュセルはふたなりにさせた。スノーホワイトにも賭けをしたんだが…逆に二人ではもう恋人以上の関係に発展して、俺の思うようにはいかなかった。
ルーラは力も生存も維持できる代わりに俺とお前の協力って条件に死を免れたってところかな?
あと、そこに転がっているルーラはただの魔力の塊をした人形だ。魔法が使えるっていってもファヴとやらの支えがあったから魔法を使えるのはまた後日ってわけだ。
どうやって人形を用意したかは秘密。俺が今の所はその人形を細工中だ。
その人形を合わせれば上手く使いこなせるだろう。
あいつは会社に行ってる。すぐに魔法は使えねぇよ』
彼とハイドの記憶の共有はされてない。二日間の記憶は彼が意識を失い眠っている間、ハイドという男が彼の意識を強引に奪い勝手に行動したのだ。
(おい、ちょっと待て…幾ら何でも変わりすぎだろ⁉︎
ラ・ピュセルがふたなり?スノーホワイトと肉体関係?
ルーラの生存はまだしも…ってか人形って)
まず、ラ・ピュセルとスノーホワイトの二人相手に圧勝し、その上ルーラを生存させることに成功し手篭めにした。本来は自分がどうにかするものだったはずが、この呪いが勝手に意識を奪って自分の知らない間に動いていたことだった。
(でも、これからどうなるんだ…こんな奴と一緒だなんて)
『あーそうそう、今後はルーラが脱退し、俺に指揮系統が回ったからな』
「はぁっ⁉︎」
結果的にルーラは死ぬことなく、この領地は完全に自分のものとなった。もうルーラには従わせる力はなく、今度は輝明とハイドがスイムスイムとミナエル、ユナエル、たまを動かせることができる。
が、本来はスイムスイムがルーラの代わりにリーダーになっていた。
『そんなわけだから、これからよろしく。安心しな、今のところはお前を賭けることはないぜ』
(安心できるわけないだろ‼︎だって…)
命を狙うものは幾らでもいる。
忠誠を誓ったスイムスイムがリーダーのルーラを裏切った理由は前々はお姫様に慕う者だと思っていたはずが、ねむりんの助言によってルーラの代わりに自分がルーラという姫様になればいいと思っていたからだ。ならばそれを阻害し、リーダーになってしまった自分が今度はスイススイムに狙われ、命の危機に晒される。
好き放題にやって今度は運営側のファヴにも力やルーラの生存について気づかれることなったら、輝明の能力が危険であるがゆえに、他の魔法少女達に彼の討伐任務を与えるに違いない。そうなればカラミティ・メアリやマジカロイド44の二人や強者を望んでいるクラムベリーが動く。ユナエル達もまた輝明を裏切らないとは限らない。
ウィンタープリズン達の方もまたスノーホワイトの一件を知ったら必ず危険視する。
今のところはまだそこまで酷い方向へは進んでないため問題はなかった。
が、Darkness Of The Gameの呪いであるハイドは今後もまた輝明の意識を乗り換えようとしてくる。
少なくともハイドの言っていることが本当なら、スイムスイムに目の敵にされているのは言うまでもない。
ラ・ピュセルとスノーホワイトのようにハイドが意識を乗り移って勝手なことを放置したら、後々敵を増やすことになってしまう。
(最悪だっ…なんでこんなっ⁉︎)
彼は自分の置かれている状況に絶望した。
ルーラは生存。魔法少女育成計画のサバイバルゲームでは脱落という形となりましたが、一応魔法の力はDarkness Of The Gameによって支えられ、魔力が残ってます。
ただし元々はファヴの支えがあったために、普通の状態でやっても変化がない。
彼女の魔法を使えるには、ハイドがゲームの中で残した魔力を混ぜた人形を用意して定着させなければなりません。
敗北して彼の配下になったことで生活面などを協力するようになった(裏切ることができない制約がつけられている)