次の日の夜
(…なんでこんなことに)
ハイドと変更して、輝明の目の前にいるのはスノーホワイトとラピュセル、ハードゴア・アリスの3人。後ろに刀を抜いて脅しているリップルだった。
彼は今、逃げられない状態にいる。
(どうしてこんなことになってしまったんだ…)
前門の虎後門の狼といったような状態に晒されていた。
輝明は最悪な気分になっている。なぜ、この逃げられない状況に追い詰められていたのかは少し遡ることとなる。
*****
朝
「ゲームでクラムベリーを殺したぁ⁉︎」
「殺すのは不味かったのか?」
ハイドと会う時にはこうして鏡の前で話している。輝明はハイドがてっきりゲームに勝利してスノーホワイトとラ・ピュセルには手出しできないように命じるのかと思っていた。コインゲームの内容は輝明に言っており、その結果を今聴いているところだった。
「不味いも何も…あとクラムベリーのマジカルフォンは回収…するわけないかぁ…」
「まさかそれも必要だったのか?」
(しまったぁ…そもそもこいつは原作を知らないから先に言うべきだっだ。完全にラ・ピュセルを助けることだけにしか頭になかったから。もしも他の奴がそれを見つけたりでもしたら…)
ゲームによって残したクラムベリーの死体の件もあるが、クラムベリーを倒したことにより、ファヴが何かしら動く可能性がある。最悪カラミティ・メアリと手を組めばまた面倒なこととなる。
「とにかく急いでそれを回収するんだ!カラミティ・メアリって魔法少女がそれを持ってしま「そん時はそいつをゲームで潰して奪い取ればいいだろ?」潰すってお前…そんな簡単に出来るわけがないだろ‼︎」
ゲームに負ければ、輝明及びハイドが死ぬ。クラムベリーとの対決時では事前に準備できたものの、そう何回もゲームを使って連勝できるとは限らない。
「話は対処できるから後回しだ。日にちが立てばいつか出てくるさ。それよりも、次に誰が死ぬか分かるか?」
「…マジカロイド44。スノーホワイトとハードゴア・アリスの二人に襲うけど返り討ちにされる」
ハイドの方はマジカロイド44に対してはなんの興味もなかった。ラ・ピュセルの時とは別にハイドは眉一つ動かさない。
「ツマンネ。なら今回はあいつらを助ける必要はな「いや…スノーホワイトをラ・ピュセルが庇うかもしれない。お前が運命を変えた以上、こっちだって次誰が死ぬのか分からなくなる」…嘘じゃないんだな?」
「俺が知っているのはラ・ピュセルが死んだ未来だけ…可能性があるって意味で言ってるんだ」
輝明の知っている魔法少女育成計画はハイドが行動して介入し、死亡者を出した時点で少しずつおかしくなってきている。
(これからのことやハイド然り…不安要素が多すぎる…でも、だからどいってマジカロイドの時にラ・ピュセルが死んだらこいつ絶対ガチギレするし…)
ラ・ピュセルが死なずにクラムベリーが死んだ。ファヴがマスターの死に危機感を抱いて、ハイドという男を調べようとするのか。
(ファヴが魔法の国の特性アイテムを与えるかも怪しいし…そうなればファヴを倒すには別のところのグループの試験官に接触しなきゃいけない)
ファヴには端末魔法の国のアイテムでなければ破壊することはできない。そうなればその運営を始末するのが難しくなる。そもそも、その試験官に出会えるかどうかもわからない。
解決策が見つからないまま殺し合いが長続きし、スノーホワイトだけが生き残るという原作以上に最悪な結果にしてしまう。ハイドはため息をついて頭をかいていた。
「面倒だなぁ…行くか。ただし、お前の意識も夜まで残してやるから手伝え」
「穏便にやる気はないんだろ…」
(もうこうなってしまった以上、こいつと折り合いつけないといけないのか)
*****
夜
『今回の脱落者は森の音楽家クラムベリーだぽん』
たまの端末からファヴが死亡者を報告した後に、魔法の国のアイテムを通常通り与えている。ファヴはマスターが死んでも、ゲームの進行を止めなかった。
【やっぱり通常通り渡されるんだな…こんな状況なのにやめた方がいいって口から言えるわけがない。それより気になるのがファヴの動向だ。いきなりマスターが死んだのだから、動かないわけがない…やっぱりカラミティ・メアリと】
輝明はアイテム入手については否定することはできなかった。誰かを殺すか殺されるかの状態なのに無意味だと言ってもなんの説得にもならない。スイムスイム達は自分達の寿命を減らしてアイテムを購入した。
・元気になる薬《3》
・透明外套《25》
・武器(槍)《5》
以上の三つを購入することとなった。
ピーキーエンジェルズの二人は寿命をコストにして落ち込んでいるものの、たまとスイムスイムの方が代償が大きい。
武器をたまが、外套をスイムスイムが手に入れている。
「私はリーダーで、これは必要なものだから」
スイムスイムは武器の名前をルーラにし、完全にスイムスイム達は誰かを殺すつもりで行動している。
今はまだ殺し合いを止めようと動くことはできない。
今の輝明は身体を乗っ取られている。
【そもそもクラムベリーを倒せた理由はスイムスイムが強者を殺す為に手を貸してたわけだからな…】
もしも、クラムベリーが強敵でなかったら手を貸すことはなく、ハイドと協力していた魔法少女はたまだけとなっていた。
*****
ハイドは外に外出し、ハイドはスノーホワイトと出会っていたものの、彼女は血まみれになっていた。既に倒れている魔法少女はマジカロイド44。ハードゴア・アリスという黒い魔法少女の手によって心臓を貫いて殺している。ハイドはスノーホワイトにハードゴア・アリスが自分の紹介しているのを隠れながら見ていた。
(おい、もう既に終わってんじゃねーか)
【ご、ごめん】
(まぁいいか。ラ・ピュセルがここに来るんならちょっと用事があるし)
「大丈夫か、スノーホワイト‼︎ってその子は?」
ラ・ピュセルが後から駆けつけ、スノーホワイトに近づいている。
3人が集まったことでハイドの方も表に出た。
「なんだよ、あっけねぇなぁ」
「貴方はあの時のっ…‼︎」
ハイドの方が現れたことに二人は驚き、スノーホワイトは敵意を持って警戒している。無理矢理性的なゲームに参加されて、ひどい男だと認識しているが、ラ・ピュセルの方は命を救われた為に複雑な気持ちでいた。
「ラ・ピュセル。約束忘れてないよな?報酬として、俺に好き放題お前をセクハラさせろって言っただろ?ちょっとこっち来い」
そう言うとハイドはラピュセルの腕を無理矢理遮断掴んで、少し遠くに離れようとした。
【ハァ⁉︎約束ってどういうこ】
(煩いから黙ってろ)
輝明はハイドとラ・ピュセルの二人の約束については全く知らされていない。彼が描こうとする前にハイドは無理矢理輝明の意識を切断し、ハードゴア・アリスの方に振り向く。
「そこの黒い少女、ハードゴア・アリスっつたな?別に俺がスノーホワイトを襲うわけじゃないからいいんだろ?」
ハイドは、昨夜にラ・ピュセルを助けたことでハイドはその見返りとして性的要求を求める。
アリスは頷いてラ・ピュセルを連れていくのをずっと眺めていた。
「は、離せっ!なんでお前が僕のことをここまでつきまとうんだ‼︎「あの時は二人でお盛んだっただろうが」」
二人が見えない場所へと向かい、ハイドはラ・ピュセルを逃さないように壁ドンされている。髪留めを解き、上半身の衣服を脱がす。胸の部分が露わになり、長髪になっているラ・ピュセルは縮みこんでしまった。
「僕になにする気なんだっ‼︎」
「なにって、ナニに決まってんだろ?
俺はお前を支配したい。支配した後に滅茶苦茶にする」
そう言うと身体に触れ、右手でおっぱいをわしづかみにし、身動きが取れないように身体を抑え、スノーホワイトと同じようにキスをする。
「ふぅ…本当はお前には闇落ちして欲しかったんだがな。こうなった以上俺がお前を服従することにした」
(このままだと、僕はこいつに…)
前回はゲームを使って友情に亀裂を入れようとしたが、上手くいかなかったことで、今度はラ・ピュセルを自分のものにしようとする。その為に助け、殺そうとしたクラムベリーを返り討ちにした。
「ふざけるなっ…‼︎誰がお前の言いなりなんかに」
「だったら、俺の手でお前が俺のことを夢中にさせてやる」
ラ・ピュセルはハイドにゲームで負けているせいで抵抗できず、されるがままになっていた。髪留めが解かれ、長い髪が露わになる。
「綺麗なもんだな?」
身体中にキスをし続け、乳首と生やされたふたなりの方もシコシコとされ、地道に纏っている鎧とラ・ピュセルの心が一つ一つ脱がされている。
(こいつの言葉に流されちゃダメだ。僕は、僕は小雪とは、肉体関係になって繋がって、もう切っても切れない縁になったんだ…だから)
「弱音を吐かないようにだんまりを貫くか?でも体は正直だ」
ラ・ピュセルは口では根気強いことを言っているものの体の方はガタガタと震えている。
(こんな奴に負けちゃダメなんだ。でないとあの子が…スノーホワイトが)
「もう、やめて…」
「いいや止まないね。泣いて俺に服従しますって言うまではやめない」
ラピュセルの方は何度もイカされて涙目になっている。それどころかハイドはラ・ピュセルの今の姿にゾクゾクしてもっと攻めようとする。しかし、行為をしている最中に横から大岩が投げられ、バイトは避ける。
投げてきたのはハードゴア・アリスだった。
*****
「貴方は…私達にあんなことさせておいて、次はそうちゃんを奪おうとして!何がしたいの⁉︎」
(また、助けられた…僕が守るって言ったのに小雪が)
ラ・ピュセルは全裸になって恥ずかしがりながらも、落ち込んでいる。
【あれ?いきなり意識が元に戻ったけどどうなってんの?】
(チッ、余計な奴まで)
【なっ、誰が余計な奴だ‼︎】
ハイドに意識を無理矢理遮断された輝明の方も元に戻り、部外者が一気に複数も出てきたことでハイドは苛々している。せっかくいいところを邪魔されて、気分を悪くしていた。
「俺の方はラ・ピュセルを助けた報酬としてこの子をセクハラさせる資格があるんでな?お前らに邪魔する権利はないぞ?」
「権利とか資格なんて関係ない!貴方なんか…貴方なんかにそうちゃんは絶対に渡さない‼︎」
ラ・ピュセルはスノーホワイトを守るとはいえ、ハイドの性的行為にずっと耐えていた。
「僕はあいつにキスされてしまった…こんな僕でも「それでも、私がラ・ピュセルを貰う‼︎」こゆきっ…僕はもう」
「だからそのね…私のこと責任とってね?」
「あーあっ、せっかくの楽しみの邪魔すんなよ。スノーホワイト」
ハイドがラ・ピュセルに近づいて触れようとするもののスノーホワイトが彼を止めようとする。しかし、スノーホワイトもまたゲームの敗者であるため攻撃することはできない。
このままラ・ピュセルと続きをやるつもりが、ハイドの目の前にハードゴア・アリスが立ちふさがる。
「おいおいなんの冗談だ?俺はまだスノーホワイトに危害を加えてないだろうが」
「スノーホワイトが嫌がっている人ならその人は敵…でも、殺しはダメ。ただ眠ってもらうだけ」
ハードゴア・アリス側から見てハイドが悪人でスノーホワイトとラ・ピュセルの二人が彼の被害に合っている。それを黙って見過ごすわけにはいかなかっだ。
「へぇ?力ずくで眠らせるってわけか?残念だが、そいつは俺のものだ。
スノーホワイトの騎士はハードゴア・アリスで十分だろ?」
「今のスノーホワイトにはラ・ピュセルも必要だから…二人で一緒に守ればいい」
「全く…とことんお前らは俺の期待外れな展開を用意してくれるなぁ?まぁ、お前らが俺に逆らうってことはつまり…ゲームで勝てる度胸があるってことだよなぁ‼︎」
【おま、バカッ‼︎何考えて】
(手出しすんなよ輝明ィ‼︎)
ーーーGAME発動
能力が発動したことで結界が展開され、お互いに攻撃ができなくなっている。ラ・ピュセルを助ける為にはこのままゲームをハイドが考えたゲームにスノーホワイト達が勝たなくてはならなかった。
「意地でもラ・ピュセルを頂くぞ‼︎どうやらもうゲームに勝って、代償として俺が貰うしか無さそうだなぁ‼︎」
ハイドはDarkness Of The Gameを発動し、強行手段でラ・ピュセルを奪おうとした。
【最悪だっ…そもそもなんでそんな下らない約束をしたんだよお前⁉︎こっちは何も知らされてないのにお前の変な約束のせいでこっちはどばっちりを食らってるんだ‼︎しかもノープランでゲーム再開させてどうする気だよ‼︎】
「早々に終わらせる!お互いにクイズでケリつけようぜ‼︎」
「なら…ラ・ピュセルの変身前の性別は?これで私が負けたらラピュセルを渡す…でも、貴方が負けたら諦めて!」
輝明はまた意識を遮断され、スノーホワイトがハイドにクイズを出す。
そのクイズに対して、ハイドは余裕の表情だった。
(こいつに関してはいくつも伏線があった)
スノーホワイトはラ・ピュセルのことをそうちゃんと言ったことと、思春期であるために性的なことは絶対に知っていると思っていた。そもそも男が魔法少女になれるわけがないという彼の考えがあった。
(そもそも男が女に変身するなんざ根本から間違ってるからな?)
「言うまでもなくラ・ピュセルは女だ」
したがって、
「なん、だとっ…」
「私達の勝ちだねっ…」
ハイドはゲームに負けてしまった。
このクイズによってラ・ピュセルは魔法少女だというのに男であったことが判明された。
「お、おいおいおいおいおい⁉︎今日はエイプリルフールじゃないんだぞ?罠だ、これは罠だ!おかしいじゃないか‼︎魔法少女ってのは女ってのが決まって当然だろう⁉︎それなのに男って…男ぉ⁉︎どういうことだおい、まるで意味がわからんねーぞ⁉︎」
「じゃあ、こいつ僕のことを本気で女だと思って…⁉︎」
「精通も知らなかったんだぞ?スノーホワイトだってそうちゃんと言ってただろうが!嘘だろラピュセル⁉︎…んじゃあ何か?男だと知らずに俺は性的に襲っていたっていうのか?」
ハイドは衝撃的な事実で驚いていたものの、ラ・ピュセルは赤くなりながらコクリと頷いた。
(てことはつまり…)
ハイドはラ・ピュセルに対して今までのセクハラ行為を思い返していた。人の自慰行為(男同士で)を援助し、身体を触れたり、壁ドンをして心を堕とそうとしたり。男だと認識していくうちにみるみると顔が青くなり、彼の目の前が真っ黒になった。
「…泡を吹いて倒れてます」
ハイドが再起不能になり、今度は、輝明の意識が取り戻す。
「あ、目が覚めました」
彼はようやく自由になれたと思っていたか、忍者姿の魔法少女リップルが彼の背後で刀を構えていた。
「動かないで」
(ふぅ、ようやく自由になれ…え、なんでリップルがいるの)
リップルがラ・ピュセルの方に視線を向けると、下を向いて赤らめていた。
「何でリップルさんが…」
「その、実は…」
*****
(くそっ!こんな時にっ…)
ラ・ピュセルがスノーホワイトに向かう途中で、モノが勃起してしまった。
ただでさえ露出している格好になっているから、隠そうにもはみ出てしまう。
夜風が当たるごとに、膨張していく。
(あそこのトイレで、どうにかしよう!)
公園にあった女子トイレに寄り、どうにかしてこの大きくなったモノを抑えようとする。ハイドにやられたように、自分で自慰行為をして何とか抑えようとしていた。
(あっ、鍵が…でも)
イク直前にトイレの鍵が壊れていることに気づいたものの、既に手が止められない状態になっている。
(で、でるっ⁉︎)
しかも、タイミングが悪いせいかラ・ピュセルがいるトイレの個室のドアを開け、リップルに向けて射精してしまった。忍者の格好に白い白濁液が飛び散り、イカ臭い匂いが彼女の身体に染み付く。
「いや、これはその…」
「…」
リップルは相棒であるトップスピードの二人で仕事をしていたが、その仕事が今日は早く終わった為にこうしてトイレに向かおうとしていた。しかし、何故かラ・ピュセルが生えている男性器を両手で触っている。
ラ・ピュセルは自慰行為を見られた恥じらいよりも、恐怖で怯えるしかできない。二人は気まずい空気になり、リップルは白い液体で汚れたせいで怒っている。
「これ。どういうことか、聞かせてもらえない?でないと…」
「ひぃっ…‼︎」
こうして、ラ・ピュセルはリップルに根掘り葉掘り言うことしかできなかった。ふたなりを生やされた経緯と、ハイドの能力。なお、クラムベリーのことについてなども説明することとなってしまった。
*****
「ラ・ピュセルの身体をあんな風にしたのも、私の身体にせーえきっていうのがついたのも…貴方のせいよね?」
(やばいよこれ…どうしてこんなことになってしまったんだよ⁉︎)
こうして、輝明は完全に困りきっていた。
スノーホワイトとラ・ピュセルはゲームに勝ったことで輝明に対して攻撃が可能になり、リップルの方もゲームのことについてはラ・ピュセルから聞いてるためかなり警戒している。
(夢だ…これは夢だ…ハイドのせいでこんな下らないことで追い詰められてしまうなんて…きっとこれは夢なんだ)
ハイドの被害者となっていたスノーホワイト達が輝明を助けるかどうかわからない。そもそも輝明とハイドの見分け方がわからないため、彼らは彼のことをハイドだと認識している。
リップルからも逃げるのも難しく、能力を発動させないために両手が動けない。
(どうして、何でこんなことになってしまったんだっ…⁉︎)
男の娘を賭けた戦い。
裏人格VS幼馴染(白)と幼女(黒)
輝明・颯太「「ナンダコレ…」」
輝明と颯太の二人は完全に被害者枠です
衝撃の真実(ラ・ピュセルの変身前が男)
絶体絶命(輝明、四人の魔法少女に囲まれて逃げ場なし。しかも能力が明るみになっているため動けない)
負けた理由はハイドの慢心のせい。