いつの間にか書き上げていた。解せぬ。
白いシーツのベッドの上、仄かに漂ってくる花々の甘い蜜の香りが、目の前で咲き誇る淫靡な華の秘密の萌芽に飲み込まれていく。
「ふぅ…………はぁっ、あっ、やっ!」
それは、雌の火照った身体がこぽこぽと吐き出す、萌ゆる春のような甘酸っぱさを
恥ずかしさと切なさがない交ぜになった吐息を漏らすエリカさんの嬌声をBGMに、慎ましやかな黒い叢の下でぷっくりと膨らんだクリトリスを思うがままに左手の指先でこねくり回す。
ぴちゃぴちゃといやらしい音を立てながら、ねっとりと濃い蜜を垂らす淫裂を舌で舐め上げると、雌の発情も露わにこぽこぽといやらしい液が零れ出る。
ひゅくひゅくと痙攣する花びらはぱっくりとひとりでに開いていて、濡れたピンク色の膣粘膜がてかてかと光る。
胸板でのしかかった太ももは甘い吐息とともにぴくぴくと小さな痙攣を伝え、腹の下に組み伏せた足が快楽によがってもじもじと擦り寄せられた。
上へと視線をやれば、エリカさんの人柄そのままを写し取ったような控えめの美しい双丘がお淑やかに自己主張をしている。
その頂点で恥ずかしげに尖る乳首を、柔らかな乳房を揉みしだく右手の指先でこねこねと揉み転がせば、彼女の喘ぎ声が一段と激しくなった。
胸の谷間から見える顔は、彼女のほっそりとした白い両手に覆われていて、隙間から覗く顔や耳は恥じらいで真っ赤に染まっている。
感じていることを隠しきれない喘ぎ声が美しい形の唇から漏れ、じっとりと湿ったベッドの上で眩しいほどに白くもほんのりと紅潮した魅力的な肢体に目を奪われる。
普段は清楚でお嬢様然とした彼女が恥ずかしがりながらも俺の指先で感じてくれて、快楽に溺れていく姿をもっと目におさめようと、言葉で羞恥を煽っていく。
「こんなに濡らしちゃって、エリカさんはお淑やかだと思ってたんだけどなぁ。
そんなに気持ちいいんですか?」
「ああっ、気持ちいいです、アロンさ、んぁあっ!」
ところが、そんな目論見を良い意味で裏切って、エリカさんは素直に快感を認めると、耳のそばの白いシーツを手繰り寄せてぎゅうっと掴む。
「エリカさんがこんなに淫乱な娘だとは思わなかったよ。こんなエリカさんの乱れた姿、ジムのみんなが見たらどう思うかなぁ」
「んっ、あっ、ご、ごめんなさい!淫乱な娘でごめんなさいぃっ!」
ジムリーダーとしての社会的地位に触れられた途端、彼女は羞恥にぷるぷると身を震わせて、謝罪の言葉を口にしながら一層与えられ続ける快楽へと溺れていく。
そうして自らを襲う甘美な悦びを耐えるエリカさんの華奢な腰は、雄の欲求を誘うかのようにくねくねと踊る。
思わずきめ細やかで白い肌に這わせた舌は、絹豆腐のように滑らかで心地良い食感に打ち震え、思わぬ快感を脳に伝えた。
「ひ、い゛っ!」
ビクンッと華奢な腰が突き上げられて、濡れそぼった膣口からねっとりとした濃い愛汁が、我慢ならないといった風にびゅっびゅっと飛び出した。
舌先を打った極上の刺激に、クリトリスを優しく摘まんでいた指先へと意図せず力が入ってしまったのだ。
ヒクヒクと口を動かしながら蜜を垂れる生殖粘膜の淫猥な情景に思わず意識を奪われ、左手の力加減を忘れてしまった。
「ぃ、ひぃぃぃっ!」
エリカさんは雌の悦びにビクンビクンと身体を痙攣させ、ほっそりとした首を支点に背をのけぞらせる。
だが、痛いくらいの快楽さえも、今の彼女には身体を高ぶらせる甘い飴に変換されてしまったようで、クリトリスに与えられ続けた快感に、甘い悲鳴を上げながら強い絶頂を極めた。
快楽に蕩けた瞳をぼんやりと開けたまま、口を半開きにして呆けるエリカさんの肢体は、力なくベッドの上に投げ出され、身体前面からの快楽信号をもっと受けとろうと、心なしか力の入った下腹部が浮いている。
扇情的な唇から少しだけ覗くピンク色のエリカさんの舌に、思わず身体が反応して夢中でむしゃぶりついた。
「あふっ、んみゅ、んちゅ…………」
飢えた獣のように彼女の唇を口に含み、舌をつっこんでエリカさんの小さな口腔内を犯す。
舌先で頬の裏の細胞を削ぎ、歯茎の裏を撫でて、深いキスに応じて絡められてきた彼女の舌を吸い取った。
口蓋ひだに無理やり舌を伸ばせば、口を犯されることにも感じているのか、エリカさんの身体は小さく痙攣して悦んだ。
ぷはっ、と息を吸いながら口を離し、淫欲に濡れてトロンとした彼女の熱を帯びた視線と視線を交わした。
きっと、自分の目は雄の欲望にたぎり、飢えた獣のような目つきをしているのだろうと思う。
すでに、これからやることは定まっていた。
言葉にせずとも、それがお互いの望む最良の選択肢なのだと分かっている。
先端を尖らせた柔っこいおっぱいの幸せな感触を胸に感じながら、細くも柔らかなエリカさんの身体に覆い被さると、彼女はまるで雌欲に蕩けきったその身体を征服され蹂躙されることを望んでいるかのように、白く小さな肩をびくっと震わせた。
目の前の雌穴を犯そうといきり立つ陰茎に手を添えて、十分にほぐされた彼女の膣穴に亀頭の先をくっつける。
白くなだらかなお腹に入った力だけでも抜いてもらおうと、唇にキスを落とすと、なんと、今度は遠慮がちながらも、彼女の舌がチロチロと唇に触れてきた。
舌を絡めて応じると、エリカさんの身体の力がいい具合に抜ける。
頃合いだろう、と根拠のない確信に圧され、ゆっくりとしたディープキスをしながら、徐々に腰を落としていく。
あれ、これもしかして、遂に童貞卒業?と思ったその瞬間。
「うっ……ぐ、おぉっ!?」
パクパクと口を動かしていた膣穴が貪欲に陰茎をくわえ込んで、熱く溶けるような密着感と強烈な締め付けを与えてきた。
ピクピクと痙攣する膣内へと侵入したカリ首に加わり、膣壁を掻きえぐるはずのそれがきゅうきゅうと押しつぶされるかのようだった。
ぬめぬめと絡みついてくる柔らかい膣肉が極上の快感をペニスへと与えてきて、熱く濡れた膣内粘膜がずぶずぶと突き入れる肉棒を取り込まんとするかのようだった。
頬を染めて華奢な腰をくねらせるエリカさんの痴態と相まって、背中の腰骨あたりから急激な射精感がせり上がってきた。
子種汁を搾り取らんとする彼女の膣内の動きによるとてつもない快感は、太ももに得も言われぬ快楽を伝え、下半身の制御を奪っていく。
「ああっ、ちょっ、待ってっ、で、あっ、出るっ」
こんな早漏な童貞卒業なんて、そんなの嫌だ。
だが、そんな無駄なプライドを以て抵抗しようとすればするほど、強烈な射精感が全身を
それでも、なんとか我慢しようと本能に腰を前につきだして、コツンと、壁のようなものにあたった。
甘く痺れる竿の先に走る天上の快楽、女性の最も大切な部屋にぶつかった感覚。
子宮口にキスしたペニスが人生最高の快感を受け取り、熱い膣ひだが波のようにうねった。
はっとするような感覚に目を見開いた瞬間、視覚を強打したのは、強く抱けば折れてしまいそうなほど華奢な全身をガクガクと痙攣させるエリカさんの淫らに蕩けた視線と、恍惚とした幸せそうな笑み。
あ、これ無理や。
白い閃光が頭を占め尽くした。
思考が空の彼方へと飛び去り、代わりに降りてきたのは昇天の快楽。
高みへ上る。
どんどんと浮上していく意識────。
「─────うわぁぁぁぁぁぁッッ!?」
どくっ、びゅるるるるるるるッッ!
腹の底から絶叫しながら、
「……………………え」
左半身に感じるベッドの感触、使い慣れたシーツの肌触り、下着をパージされて感じる下半身の肌寒さ。
仰向けに身体を転がすと、そこには見慣れた白天井と明かりの落とされた照明ランプ。
窓から差し込む太陽の光が、新しい一日の始まりを告げている。
身体を起こせば、輝く朝日に照らされたライモンの街並みを見下ろすことが出来た。
当然、カントー地方一の大和撫子──(脳内)ベッドの上ではすごく乱れていた──ジムリーダーと名高いエリカさんの姿は、ベッドの上どころか髪の毛一本この部屋には存在しない。
決定的なのは、こいつが犯人ですとばかりに我が愚息に添えられた
よって従ってつまり即ち以上より導かれる解は。
「…………まさかの夢オチ…………?」
しかも寝ぼけ壁オナニー、白濁液がボルケーノ。
こみ上げる思いに堪えられず、真っ白な枕に顔を突っ伏して、叫んだ。
「────なんでだァァァァァァッッ!!?」
これは夢精と言うんだろうか、いや自慰行為の結果(?)だし、でも無意識下の行いだし、とどうでもいい思考が頭を駆けめぐる。
また変態紳士の道を突き進んでしまったようだ、ああ罪深し、いと罪深し。
モンスターボールに引きこもってないで、誰か主のピンチを助けてくれよこんちくしょう。
それにしても、昨日はちゃんと三発抜いたはずなのに、夢精とは…………。
「……性欲、予想以上に溜まってんのかな」
変態紳士を名乗る者としては、自分の性欲管理くらいはキチンとすべきであろう。
「…………とりあえず、今日はヘルガーに煩悩焼いてもらうか」
こんな風にムラムラしている日は、ヘルガーの火に炙られるに限る。
朝食の前に一焼き入れておこう。
こんなはずじゃ…………。
マサラ人の夢オチはハードだなぁ(遠い目)