内容と致しましては、戸籍上では従妹に当たる〇Cな娘との禁断の契りを描写しています。
「メグちゃん、また香織さんと喧嘩したのかい?」
俺は苦笑混じりにココアの入ったカップを差し出しながら可愛い従妹に訊ねてみた。
「だって……ママってば、ボクの事を着せ替え人形みたいに扱うんだもん」
頬を膨らませつつそっぽを向いている
特に香織さんはゴスロリファッションが甚くお気に入りらしい。
事ある毎にメグちゃんは俺のアパートにプチ家出しにやって来る。
しかし、メグちゃんも
そう、俺が淡い初恋の感情を抱いていた親戚の憧れのお姉さんと瓜二つなのである。
まあ、血の繋がった母娘なのだから当たり前なのだが、眼の前の未成熟の青い果実は実に俺好みで美味しそうなのである。
俺は無意識にメグちゃんのホットパンツから伸びている太股とニーソの織り成す絶対領域、更には短めのタンクトップの下からチラチラと見え隠れしているお臍に下心の混じった視線を向けていた。
幼さの残った小麦色に日焼けした健康的な肢体と相まって、より一層俺の心をかき乱す。
「柚樹くん? どうしたの?」
何時までもカップを手渡さない俺の顔を不思議そうに覗き込んでくるメグちゃん。
「はっ!!? ごっ、ごめん……熱いから気を付けてね」
俺は慌てながら誤魔化す様にカップを差し出した。
「ありがとう……ふぅふぅ……」
メグちゃんは両手で受け取ってカップの淵から息を吹きかけて冷ましている。
そして、ちびちびと舐める様にココアに口を付けた。
「うん、美味しい♪ ……柚樹くんの入れてくれるココアは何時も一味違うよね♪」
メグちゃんは花が綻ぶ様に笑顔を浮かべている。
「別に特別な事はしていないんだけれどね」
俺は苦笑混じりにメグちゃんに微笑みかけた。
何時からだろうか。
初めは香織さんの娘だから構っていたのが、徐々にメグちゃん自身に惹かれていっていた。
それが恋心だと気付くのにそれ程時間は掛からなかった。
だが、この気持ちは成就させる訳にはいかない。
俺の母親とは親子ほど年が離れてはいるものの、母親とは種違いの妹である香織さんの娘なので、メグちゃんは
でも更なる真実は小説よりも奇っ怪で残酷だったのである。
当時既に結婚していて人妻だった香織さんに、中坊だった俺は告白したが勿論きっぱりと断られて玉砕した。
それだけならば、確かに世間一般の常識からすれば多少ズレてはいたが、甘酸っぱい思い出の一ページだと言えただろう。
だが何と俺の筆卸しのお相手は、件の香織さんなのである。
俺は振られる事を予め頭の片隅では理解していたが少なからずショックを受けていて、冗談混じりに
暫しの沈黙の後、俺が顔を上げると眼の前にあったのは困った様でいて、それでいて何処か妖艶な雰囲気を纏った香織さんの潤んだ瞳であった。
俺の口は言葉を発する前に香織さんの唇で塞がれ、口内を激しい舌使いで蹂躙されてしまった。
その後は夢見心地でよく覚えていない。
気が付いたら一糸纏わぬ香織さんと一緒の布団の中で、気怠さと今まで味わった事のなかった快感の余韻で呆然としながら朝日を拝んでいた。
香織さんの膣口だけでなく全身から漂う俺の白濁液の性臭で、情事が夢ではなかったと朧気に理解出来てしまった。
一夜の過ちはそれっきりで終わった筈だった。
俺も香織さんも、表面上は普通の親戚付き合いに戻っていった。
まあ、時折香織さんと二人きりになると、気まずい空気になるのは仕方ない事だと思っていた。
だが過ちの代償はしっかりと支払われていたのであった。
香織さんが旦那さんと死別した去年の葬儀の夜に、俺は真実を打ち明けられて打ちのめされたのであった。
メグちゃんの血の繋がった本当の父親は俺だったのである。
香織さんの旦那さんは所謂ところの種無しだったと事である。
射精は出来るものの、精液中の精子の数が圧倒的に少なかったらしい。
その事が発覚して以来、香織さんは旦那さんにもその事実を直隠しにしてきたらしい。
看護師の香織さんには、普通のサラリーマンだった旦那さんには色々と誤魔化しやすかったらしい。
そして、どうしても子供が欲しかった香織さんは、一時の気の迷いからか危険日にも関わらずに避妊もせずに俺と交わったとの事だった。
そして、俺の子種は見事に的中してしまった。
幸いにして俺と旦那さんの血液型は同じ型だったので、最後まで隠し通せていたと思いたい。
香織さんは一人で抱え込んでいた禁忌の秘密の重さに潰れそうになる反動で、今でも一人娘であるメグちゃんを溺愛する事で罪悪感から無意識に逃れている様ではある。
「そう……メグちゃんは今日も俺のところに来ているよ」
「ごめんなさいね、柚樹くん。
電話越しに聞こえてくる香織さんの声色は何処か後ろめたさを直隠しにしている様に感じられるのは、俺もその罪の一端を担っているせいだろうか?
「迷惑だなんて思ってないよ……それじゃあ、メグちゃんは今夜も家に泊めてあげるから……」
「よろしくね、柚樹くん……」
「うん、了解しました♪」
俺は自身でも態と気が付かない振りをしている感情を隠す様に、態と明るく答えた。
「……ねえ、柚樹くん?
「えっ……? ちょっ!!? そっ、それ……どう言う意味っ!!?……って、切られた」
俺は困惑気味に通話の途切れたスマフォを見詰めながら佇んでいた。
まさかっ!!? 俺がメグちゃんに向けている感情や行為がバレているのかっ!!?
それで釘を刺したきた?
いや、何だか違う気がする。
「どうしたの、柚樹くん? ママが何か言っていたの?」
「いっ、いや……何でもないよ」
不思議そうに俺の顔を覗き込んできているメグちゃんの頭を無意識に撫でながら、俺は沸き上がってくる感情を無理やり押さえ込んだ。
《ピロリン♪ お風呂が湧きました》
暫く無言でメグちゃんの頭を撫で続けていると、湯沸かし器のリモコンから軽快なメロディーとメッセージが流れてきた。
「あっ……お風呂、沸いたね♪」
メグちゃんは微かに瞳を潤ませながら俺を上目遣いで見詰めている。
俺は無意識に喉を鳴らして生唾を飲み込んだ。
「お先にどうぞ、メグちゃん……」
俺は誤魔化す様に僅かに視線を逸らしつつ、メグちゃんに先に入浴を勧めた。
「ダメだよ! 何時も言っているけれど、家主の柚樹くんを差し置いて先には入れないよ!」
メグちゃんは俺の鼻先に指を突きつけがら、少し怒った様に頬を膨らませている。
「そうだったね……それじゃ、お先に頂くよ」
俺は逃げる様に脱衣場へと早足で向かっていった。
この時にメグちゃんの瞳に浮かんでいた感情に気付いていたら、結末は違ったかもしれない。
でも、例えメグちゃんの何時もと毛色の違う感情に気付けていたとしても、もう既に遅かったのだろう。
俺は更なる過ちを重ねる事になったのであった。
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メグちゃんの私物は日を追う毎に増えていった。
今では1LDKのアパートの部屋の一角を占めてしまっている。
俺の脱いだ下着と一緒に洗濯籠に入っているメグちゃんの脱ぎたての下着を拝借してオカズにしてしまう事は今までも多々あった。
致した後は自己嫌悪に毎回苛まされていたが、定期的に抜いておかないとメグちゃん自身に俺の獣欲の牙を向けかねないからであった。
だが、メグちゃんが俺の血の繋がった禁忌の
我ながら度し難いとは思うが、牡としての本能には抗えにくい。
今までは何とか理性でギリギリのラインで押さえ込んではいたが、何時決壊しても可笑しくはないのである。
最近では寝静まったメグちゃんを半裸にして見抜きするまでになってしまっている。
メグちゃんの膨らみかけのちっぱいや無毛の
メグちゃんが何時目覚めるか分からないスリルは背徳感と入り混じって、俺の理性は徐々に溶かされていっている。
直接メグちゃんの柔肌に触れてしまうのも時間の問題かも知れない。
合わないのが一番良いのかも知れないが、メグちゃんの来訪を拒む事はしたくない。
徒でさえ、世間一般と比べても比較的に仲の良かった父親と昨年に死別したばかりである。
メグちゃんは表面上は気丈に振舞っているものの、時折ふと寂しそうでいてどこか複雑な表情を浮かべている。
以前にも増して俺に懐いているのは、俺の背中越しに父親の姿を幻視しているからかもしれない。
何だか代替え品の様に感じられて若干の嫉妬を禁じえないが、そこは役得と考えて暗い感情を誤魔化している。
まあ、実際には俺が父親なのだからメグちゃんが懐いてくれるのは当たり前のモノだと、心の片隅で思っている自分の感情に嫌悪しているが、成るべく表情には出さないでおく。
我ながら独占欲が強すぎて洒落になってないと思う。
コレじゃあ、何時かメグちゃんに恋人とか出来たら……
恋人?
いや、未だ
うん、まあ、メグちゃんが心から求める相手なら祝福出来る……と思いたい。
ダメだ!!?
心がささくれてるっ!!?
ああ、
俺は無意識に邪な視線を向けながら、メグちゃんが寝静まるのを今か今かと待ちわびていた。
だから、気付けなかった。
普段から飲み慣れているビールから仄かに漂っていた違和感に…‥
メグちゃんの眼が獲物を狙う猛禽類の様に俺を射抜いていた事に、全く気が付く余裕がなかった。
今日も寝静まったメグちゃんを半裸にしてから、メグちゃんの足元に膝立ちになりって見下ろしながら
寝息と共に上下している膨らみかけのちっぱいが俺の情欲を更に掻き立てる。
無毛の
更にメグちゃんは俺のワイシャツを
股からずらした紅白のストライプのショーツは、確か一緒になって買いに行かされた際に俺がプレゼントしたモノなのが更に追い打ちをかけていく。
何時もはメグちゃんにぶっかける事まではしていなかったが、今夜は我慢出来ないかもしれない。
何時も以上に高ぶっている感情と痛いぐらいに勃起している愚息が、更に俺に追い打ちを掛けてくる。
俺が葛藤している間にも愚息が鎌首を持ち上げて射精感が込み上げてきた。
「くはぁっ!!?」
俺は沸き上がってくる射精感に耐え切れずに、幼さとあどけなさが残っているメグちゃんに顔射してしまった。
何時もよりも長く感じららる射精の快感に浸っていると、メグちゃんの顔だけでなく髪まで俺の白濁液塗れになってしまった。
「しまった……どうしよう、これ……」
我に帰った俺はベッドサイドに置いていたティッシュに手を伸ばしながら自己嫌悪に陥っていた。
短めのボブカットとは言えども、コレをバレずに拭うのは簡単ではないよね。
更には頬や鼻まで拭うとなると難易度が上がってしまう。
溜息を吐きながら視線をメグちゃんの顔に戻すと、嬉しそうに薄目を開けて微笑んでいたメグちゃんと眼が合ってしまった。
「あはぁ♪ とうとう柚樹くんに精液パックされちゃったぁ~♥」
メグちゃんは何処か幼さに牝の本能が入り混じった様な表情で俺を見詰め返していた。
「……っ!!?」
俺は恐怖と期待が入り混じった感情で固まてしまっていた。
「うん、変な味ぃ~♪ でも、嫌いじゃないかな♥」
起き上がったメグちゃんは頬についた白濁液を指で拭って舐めしゃぶっている。
「もう、柚樹くんってば……何時ボクに手を出してくれるかドキドキしながら待っていたのに……顔射までされちゃったら、ボクも我慢出来なくなちゃったよ♪」
メグちゃんは頬を膨らませながら俺の耳元で言い聞かせる様に囁いていた。
「いっ、何時から……?」
俺は搾り出す様に訊ねる事しか出来なかった。
「えっと、ねぇ……柚樹くんがボクの下着で初めて
クスクスと笑いながら俺を頬を押さえ込んで逃がさない様にしながら、メグちゃんは俺の瞳を覗き込んできている。
「此処までしちゃったんだから、
メグちゃんは舌舐りしながら徐々に顔を近づけてきている。
「だっ、ダメだっ!!」
俺はメグちゃんの肩を抑えつかながら拒否の意を表した。
「ナニがダメなの? ボクをオカズにしているって事はボクに性的魅力を感じている……つまり、犯して孕ませたいんでしょ?」
不思議そうに顎に人差し指を当てながら首を傾けて訊ねてくるメグちゃん。
その眼に宿る幼いながらも燻っている牝の熱は、最早消え去る事のない様に感じられる。
「それに、こっちはダメって言ってないみたいだよ?」
俺の愚息は吐き出したばかりなのに、既に臨戦態勢だった。
それどころか、先程とは比べ物にならないぐらいそそり立っていた。
「今日は安全日だから……生で
耳元で囁かれた甘美な誘惑に俺の理性は決壊寸前だった。
それでも、崖っぷちで踏み留まれているのはメグちゃんに隠し事をしている罪悪感があったからであった。
「もう! 煮えきれないな! ナニ、此処までしておいて……はは~ん♪ もしかして、ボクが何も知らないと思っているなら間違いだよ……ねぇ?
ボクの心を見透かす様に覗き込まれたハイライトの消えかけた瞳に、更に宿った
「……っ!!? なっ、何のことかな?」
俺は無意識に眼を逸らしながら惚ける事しか出来なかった。
「あはぁ♪ シラを切るなら、今はそれでも良いよ♥ でも、逃がさないからね♥」
メグちゃんはショーツを脱ぎ捨てながら底冷えするする程の声色で俺をゆっくりと押し倒してきた。
俺には最早抵抗する気力は遺ってなかった。
「うふふ♥ 出したばかりなのに、もう大きいね? そんなにボクの事を孕ませたいの?」
俺の愚息を手馴れた様子で摩りながら妖艶に見下ろしてくるメグちゃんは性に飢えた牝の様であった。
あれ?
「ごめんね、柚樹くん……どうせなら、
俺の愚息を扱きながら股がっているメグちゃんは少し悲し気の微笑んでいた。
その言葉に更なる疑問を浮かべるものの、俺の愚息はメグちゃんの膣口へと導かれていった。
既にメグちゃんの膣口は滴り落ちるほどの
そして、一瞬の躊躇いもなく腰を落としたメグちゃんの膣内へと、俺の愚息は一気に殆ど飲み込まれてしまった。
「あはぁ~♪ 大きくて逞しい柚樹くんのオチンチンがボクの膣内に入ってるぅ~♥」
メグちゃんはうっとりと頬を上気させながら興奮した様子で腰を振りだした。
「めっ、メグちゃん……ちょ……? まっ、待ってっ!!?」
俺は迫り来る快感に流されそうになっているが、浮かんだ疑問が脳裏から離れずにいた。
メグちゃんの先程の言葉を裏付ける様にすんなりと飲み込まれた愚息……
そう、
何時? 何処で? 相手は?
疑問は尽きる事がないが、押し寄せてくる快感に疑問は徐々に押し流されていってしまう。
「はぁはぁ♥……柚樹くん、気持い良い? ボクのオマンコ、気持い良い? はむ……くちゅ……」
メグちゃんは一心不乱に腰を振りなが覆い被さる様に抱きついてきて貪る様に口付けをしてきた。
メグちゃんの甘い香りが口内へと広がって、その絶妙な舌使いと相まって俺の理性は溶かされていった。
俺は更なる快感を得ようのと無意識に腰を振っていた。
メグちゃんとのリズムを合わせる様に腰を打ち付けていく。
「ふわぁ~♪ 飛んじゃうのぉ~♪ もっと! もっとぉ~♥」
メグちゃんは蕩けた表情を浮かべながらも更に貪欲に求めてくる。
最早俺の理性は一欠片も残っていなかった。
「くっはぁ!!? でっ、出る!!」
俺は思わずメグちゃんの腰を掴みながら爆発する様な射精感に身を委ねた。
愚息を根元まで膣内へと捩じ込んで鈴口を子宮口に押し付ける様に吐き出されていく子種は二度目とは思えないぐらいの量が吹き出ている。
「あはぁ~♥ 出てりゅの……柚樹きゅんの子種がボクの膣内で暴れてりゅのぉ~♪」
お腹を嬉しそうに撫でながら快感の余韻に浸っているメグちゃんの瞳から溢れた涙は何故か悲し気な様な気がした。
その後、一度交わった事で箍が外れた俺は貪る様にメグちゃんを求めていった。
正常位だけでなく後背位でもメグちゃんを貫いて膣内射精を繰り返した。
メグちゃんも
まあ、さすがに五回目の射精で打ち止めだったけれどね。
気が付いたら太陽が黄色かったのはご愛嬌かな?
。♥。・゚♡゚・。♥。・゚♡゚・。♥。 。♥。・゚♡゚・。♥。・゚♡゚・。♥。 。♥。・゚♡゚・。♥。・゚♡゚・。♥。・゚♡゚・。♥。
メグちゃんと初めて交わってから早三ヶ月が経とうとしていた。
あれ以来メグちゃんは週末になると毎日の様に泊まりに来て、丸で通い妻の様に振舞っている。
俺が仕事から帰ると合鍵で部屋に入っていたメグちゃんが裸エプロンで料理をしていて、俺の情欲を誘ってきている。
「お帰りなさい、柚樹くん♪ お風呂にする? 食事にする? それとも……ボクかな?」
頬を朱色に染めながら上目遣いで悪戯っぽくエプロンをたくし上げながら訊ねてくるメグちゃんの幼くも妖艶な姿に、俺の答えは何時も決まっていて一つしかない。
「勿論、メグちゃんを先に頂くよ」
「いや~ん♪ 柚樹くんのケダモノぉ~♥」
俺にお姫様抱っこされたメグちゃんは俺の首に腕を回しながら耳元で囁く様にしながら嬉しそうに微笑んでいる。
危険日には膣内射精はお預けとなるが、その際は後ろの穴で交わっている。
さすがに未だ成人していないメグちゃんを孕ませてしまうと色々と面倒だからね。
法律や世間体を気にしなければ直様にでもメグちゃんを孕ませて、お腹の仔共々に俺のモノにしたいけれどね。
まあ、安全日だからと言って、必ずしも安心は出来ないけれどね。
爛れた性活を過ごしていく内に忘れていた……いや、態と考えない様にしていた疑問は日に日に大きくなっていった。
だが、メグちゃんが聞かれたくない様に振舞っているので、俺は敢て疑問を口にはしなかった。
まあ、俺の想像は多分間違っていないだろう。
草葉の陰で嘆いているであろう人物にも聞こえる様に、しっかりと声を大にして宣言してやる。
「メグちゃん……」
「なぁにぃ~? 柚樹くん?」
俺の胸の上で余韻に浸っているメグちゃんの瞳をしっかりと覗き込む。
既に後ろめたさは完全に消え失せているものの、いざ宣言するとなると照れくさい。
「俺のお嫁さんになってくれますか?」
「はい、喜んで♪」
今更感も否めないが口にした事で気が引き締まった。
乗り越えるべきハードルは沢山あるけれども、この気持ちに偽りはない。
差し当たっては香織さんの説得だが、これは心配するだけ無駄な様な気がする。
直接対面した訳ではないが、電話越しの香織さんは事ある毎に遠回しに孫は女の子が良いとメグちゃんに仄めかしている。
俺との罪の結晶である愛娘のメグちゃんに更なる禁忌を告げているのに、その声色は愉し気なのである。
そんな香織さんの一人娘であるメグちゃんも愉し気に、俺の膝の上で妖艶な笑みで上目遣いに微笑みながら俺を見詰めつつ答えている。
願わくば更なる罪の証たる仔が生まれてくる際は、細やかながらも幸せでいて欲しい。
贅沢は言わないが、五体満足で生まれてきてくれれば御の字である。
後の生活環境等は、父親となる俺や母親となるメグちゃんの頑張り次第だからね。
その辺は手を取り合って乗り越えていきたい。
例え、その道程が茨に覆われていても夫婦二人で……いや、仔も含めて家族で乗り越えていく事は出来るだろう。
邪魔するモノは排除してやる。
そのための
俺は親父の伝手で今は大物議員の政策秘書の一人をしているが、幸い先生や先輩達の覚えは良い。
このまま充当にいけば、将来は議員も夢ではない。
そのためには、以前の俺ならば嫌悪していた事案にも目を瞑ろう。
いや、積極的に関わっていく事になるだろう。
人間誰しも多かれ少なかれ罪を犯すのは、最早逃れられない宿命だろう。
それに俺は既に許されざる罪を二つも犯している。
ならば、今更何を躊躇う必要があるのだろうか?
手を拱いていては社会の暗闇に飲み込まれてしまう。
俺だけなら未だしも、愛する人や仔を堕とす訳にはいかない。
さあ、家族の明るい未来へ至るために、俺は進んで自らの手を汚そう。
願わくば、地獄に堕ちるのは俺だけで十分である。