Hopeless chain of innocent girl 作:ゆるポメラ
ぷよクエのイベントをやりながら
Episode3のタイトルを考えてる作者です。
それではどうぞ。
入学式を終えた私達は教室に戻り、
これからどうするかを話していた……
「ねぇ~ねぇ~、みんなで校舎を回らない~?」
瑠菜ちゃんが提案してきた。
「そうですね。今から寮に戻ってもする事がないですし……」
「じゃ決まりね」
海未ちゃんとティアちゃんの声で私達は
藍音学院の校舎を回る事にした。
教室を出る際に花怜ちゃんが……
「あ、穂乃果ちゃん。一応、ゆうり君のぬいぐるみを持って行ってね?」
「そうね。ウミも持っていきなさい」
「ことりちゃんもだよ~」
初めは何故?と思ったけど、
花怜ちゃんの意見に便乗するかのようにティアちゃんと瑠菜ちゃんも同じ事を言う……
この時何とも思わなかった私は言われるがまま寝そべりゆーくんを手に取った。
「そうだよね、
「あ。
穂乃果ちゃんと海未ちゃんの言葉に少し疑問に思った。
2人共、完全に寝そべりゆーくんから目を離そうとはしない……
まるで
藍音学院の校舎内は様々な施設があった。
学食がある食堂や剣道をやる為の道場、中でも私達が驚いたのは
ショッピングモールを見つけた事だった……
まるで……
(
そんな風に思えた。
私の考え過ぎかな……?
「これで粗方、藍音学院の校舎は回り終えましたね?」
「うん、そうだね」
「海未ちゃんー、ことりちゃんー。穂乃果お腹空いたー!」
「全く、穂乃果は……」
あはは……
穂乃果ちゃん、ずっと校舎を回り続けてたもんね……
私も少しお腹空いたかも……
そんな時だった。
「…ウミ、ホノカ、コトリ」
ティアちゃんが真剣な表情で私達を呼んだ。
隣では花怜ちゃんと瑠菜ちゃんも同じ表情をしている……
「…ユーリと一緒にいたい?」
「ティアちゃん何を言ってるの?ゆうちゃんならチャントココニイルジャン……」
「そうですよティア。悠里君はココニイルジャナイデスカ……」
寝そべりゆーくんを見せながら言う穂乃果ちゃんと海未ちゃん。
2人共やっぱりそうだったんだ……
入学式が始まる時に2人の様子がおかしかった理由……
それは彼が死んでしまった事を未だに受け入れたくないという
拒絶反応だった……
「分かったわ……3人共、付いてきなさい」
ティアちゃんの言った意味が分からず、
私達は付いていく事にした……
ーー藍音学院・学生寮付近ーー
着いた場所は私達が下宿する学生寮付近だった。
そしてティアちゃんは菜の花が植えてある花壇の前に立ち……
「…カレン、ルナ」
「本当にやるの?」
「今のウミ達は見てて耐えられないわ……分かるでしょ?」
「そうだけど……」
「花怜ちゃん……わたしも同じだけど今は……ね?」
「うん…分かった」
花怜ちゃんと瑠菜ちゃんの3人で何やら話した後、
懐から端末機のような物を取り出した。
そして……
「「「開け…」」」
3人が呟いた瞬間、
両脇の花壇の真ん中の何もない芝生が動き出し
地下へと続く階段が現れた……
「降りるわよ」
ティアちゃんに言われるがまま
私達は階段を降りる事にした……
(何があるんだろう……?)
階段を降りて着いた場所は
庭園のような大広間だった。
広間の辺り一面は花畑で埋め尽くされていて
中央にはモニュメントのような物が建てられていた……
「カレン」
「分かってる。穂乃果ちゃん、海未ちゃん、ことりちゃん、少しだけ
花怜ちゃんが私と穂乃果ちゃん、海未ちゃんの手に抱きかかえられている
寝そべりゆーくんを指を指しながら貸してほしいと頼んできた……
「…すぐ返してくれる?」
「勿論。私が穂乃果ちゃんに嘘を吐いた事あった?」
「じゃあ……はい」
初めは不服そうな表情をしていた穂乃果ちゃんが
花怜ちゃんの言葉にすぐに耳を貸した。
「ウミ。私からもお願い」
「ティアがそう言うなら……貸します。後で返してくださいね?」
「ありがと。ウミ……」
海未ちゃんも寝そべりゆーくんをティアちゃんに渡す。
「ことりちゃん……」
「瑠菜ちゃん……はい。」
「……うん」
私は瑠菜ちゃんにそれ以上の事は言わなくていいよとの意味も込めて
寝そべりゆーくんを渡す……
「ティアちゃん、ゆうり君人形の配置は?」
「決まった配置があるんでしょ~?」
「ウミのが左端、コトリのは右端、ホノカのを中央に配置して……」
花怜ちゃんと瑠菜ちゃんに指示を出したティアちゃんは
制服のポケットから手紙のような物を取り出し配置が終わった寝そべりゆーくんの真ん中に置く……
「後はコレね……」
取り出したのは一振りの破損したパン切り包丁。
そして黒いチョーカー型のペンダントだった……
気のせいか3体の寝そべりゆーくんが私達を見ている感じになった。
そう思った時、モニュメントに一筋の光は差した。
天井が割れてないにも関わらず光は私達を…大広間全体を覆いつくす……
『……ちゃん、……ちゃん、……ちゃん』
今、誰かに呼ばれたような……?
気づいた時には光は消えていた……
「「あ……あ……!!」」
穂乃果ちゃんと海未ちゃんが涙を流しながら何かを見て驚いてる。
2人が見ている方に視線を向けると……
「え……?」
私は夢でも見てるの?
だ、だって彼はあの日に死んで……
「遅いのよバカ……1週間も待ったじゃない……」
『あっ……もう1週間?』
今度は幻聴なのだろうか?
目の前でティアちゃんと会話をしている彼……
「……失敗したらどうなるかと思った。もし失敗したら私……」
『自害するとか止めてよ花怜ちゃん……その時は僕が勝手に責任取るから』
「他人事みたいに言わないでよ……バカ」
泣きながら彼に文句を言う花怜ちゃん……
『…ルーちゃん、約束破ってゴメンね?』
「…わたしの事はいいから、ことりちゃん達に謝ってよ……バカ!!」
『…は、はい』
瑠菜ちゃんの怒号に驚きながらも
彼は私と穂乃果ちゃん、海未ちゃんの元に舞い降りた。
そして私達が知っている声で……
『ほのちゃん、みーちゃん、ことちゃん』
「ゆ、ゆうちゃん……!!…う、うわぁあああん!!」
「悠里、君……!!…う、うぅ…!!」
「ゆー、くん……!!…ひっく!!、ゆーくん!!」
7月半ばの最後に聞いた声と同じだった……
気づけば私達はその場でずっと泣きながら
彼の……ゆーくんの名前を呼んでいた……
読んでいただきありがとうございます。
まさかの展開です……はい。
色々と言いたい事があるとおもいますが、
次回に続きます。
それでは次回もよろしくお願いします。