Hopeless chain of innocent girl 作:ゆるポメラ
今回からEpisode2になります。
このEpisodeでは、ことりだけではなく
穂乃果と海未の視点も入れようと思ってます。
基本は、ことり視点ですが……(苦笑)
それではEpisode2、最初の話をどうぞ。
Diary5 転校
退学届を提出した日から1週間が経過した。
今日も私は部屋で閉じこもっていた……
(あんな学校なんて行きたくない……)
ゆーくんを殺した学校に行くなんて
まっぴらだった。
かと言って残りの2年間の中学生活はどうすればいい……
退学届を提出した事は、お母さんには言ってない。
いつ言えばいいか分からなかった。
だから今も悩んでいた……
ーーコンコンーー
ドアのノック音が聴こえたので
顔を上げる。
「ことり、起きてる?」
「お母さん……?」
「話があるのだけれど入ってもいい?」
正直に言うと話す気分じゃなかった……
けれど、お母さんの声は心配した雰囲気がした。
私が退学届を提出した事を話すならいい機会かもしれない……
「うん、入っていいよ……」
部屋に入ってきた、お母さんの表情はいつもの感じだった。
怒ってる感じは全くなかったし、かと言って呆れてる感じも
なかった……
「ことり、あなた1週間前に退学届を提出したって本当なの?」
「そ、それは……」
どうしてそれを知ってるの……?
だって私、お母さんに言ってないんだよ?
なのになんで……
「実はね、お母さんも一昨日に
あなただけじゃなく穂乃果ちゃんと海未ちゃんの退学届をね……」
お母さんは今なんて言った?
私達の退学届を知られてしまったのはまだいい。
けど、お母さんは自分も退職届を提出してきたと言った。
しかも一昨日に……
私のせいだ。自分の身勝手な行動で……
「別にあなたのせいじゃないわよ?」
お母さんは頭を撫でながら優しい表情で
私のせいじゃないと言った。
「お母さんもね?。あの職場で嫌気がしてたから辞めるんだったら今かなって思ってたのよ。だからあなたが負い目を感じる必要はないわ……」
「でも、これからお仕事どうするの……?」
私がそう聞くと、
お母さんは封筒を私に渡してきた。
大きさはB4サイズの書類が入るサイズだった。
「ことり、学校行きたい?」
「…行きたくない」
「じゃあ……、
「えっ…?」
お母さんが創った学校……?
「封筒を開けてごらんなさい?」
「う、うん……」
言われるがままに封筒を開けると
そこには私の身分証明書と学生証のカードが入っていた。
更に新しい転入先の学校名も書かれていた。
書かれていた学校名は……
『
と書かれていた。
「お母さん、この学校って……?」
私が疑問に思いながら聞くと
お母さんは懐かしむように…
「昔…というか、お母さんが高校生の時ね?。自分だけの学校を持ってそこの教師になりたいっていう馬鹿げた夢があったの。恥ずかしい話なんだけど…///
それで藍里にその話をしたら、じゃあ高校を卒業したら創っちゃおうって言ったのよ?最初は冗談なんじゃないかって思ったんだけど、退職届を提出した日の帰りにねティナから電話があって何事かと思ったら私が昔言ってた学校が完成したって連絡だったの。それでティナから、ここで教師をやらないかって……」
じゃあこの学校は、
藍里さん達がお母さんの為に創った学校…?
「どう?。行ってみる気にならない?」
「でも、私……」
気持ちは嬉しいが私は人間不信になっている。
私だけじゃなく穂乃果ちゃんと海未ちゃんも……
すると私の考えてる事が分かったのか……
「1クラスだけだから安心して。それに生徒は6人だけよ?」
「6人って誰なの?」
「あなたと、穂乃果ちゃんと海未ちゃん、瑠菜ちゃん、ティアちゃん、花怜ちゃんよ」
知らない人だったらどうしようかと思ったけど
お母さんから聞かされた人物は私の知ってる人達だった。
「あともう1人転入して来る子がいるの。あなたの後輩になる子よ?」
「私達の後輩?」
「お母さん達の高校時代の同期の娘さん。だから生徒は実質的に7人ね」
後輩……
どんな子なんだろう……?
お母さんの知り合いの娘さんだから悪い子じゃないと思いたい……
…いけない、顔も知らないのにこんな事を言うなんて……
「私、この学校に行く……」
「ことり、本当!?」
「うん。」
私の言葉に、お母さんは嬉しそうだった。
「じゃあ今から引っ越しの準備をするわよ♪」
「な、なんで!?」
いきなり引っ越しの準備をしろと言われても
何故としか思わなかった……
私がなんでと聞くと、お母さんは……
「大人の事情よ♪、ことりも荷造りをしちゃいなさい?」
それだけを言い残すと
部屋から出ていった……
(どんな学校なんだろ……?)
これからの新しい学校生活に
不安を抱きながらも私は引っ越しの準備を
始める事にした……
学校生活…主に中学時代で自分にとって嫌な事が
半年以上も続いたら転校したくなりますよね…
自分もそんな時代がありましたから……
今回の内容は、そんな感じの話をモチーフにしました。
次回もよろしくお願いします。