※この作品はR-18です。

Star Dust Space chapter3   作:深緑 風龍

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ここから話が結構飛びます。

全王神「無計画過ぎるだろ………。」

いや、急展開って書いてるから、一応大丈夫でしょ。




第9-12章 捕虜との話

-コートクレアス城 捕虜がいる部屋-

 

???「いや~…………、冷たい床!太い鉄格子!残念なご飯!目付きの悪い牢番!って言うのを想像してたんだけどな~………。」

???「いやいや、順応しすぎでしょ。」

 

レインが戻ってきたのは夕方、その時に3人の捕虜が捕らえたという報告があり、早速見張りをやることになった、ガルッチと村正。

 

ガルッチ「どうだった?僕が作った料理。」

???「凄く美味しかったです。」

???「おい、罠とか入れてねえよな?」

ガルッチ「疑り深いな。僕がわざわざ真実薬を持った料理とか作るか?というかそんなんやったら、とある料理人がキレるわ。」

???「………確かに、お前そんな外道な事やらねえよなぁ……。」

ガルッチ「外道な事ではないが、邪道な事はするぞ。」

???「変わんねえだろ!?」

村正「まぁまぁ、シングさん、落ち着いて下さい。」

???「でも、何でこんな人らが?」

ガルッチ「あー、それは………。」

 

そんな話をしていたら、レインとシェルファが入ってきた。

 

レイン「よう、元気にしてるか捕虜共!」

ガルッチ「せめて優しく開けてくれ、直してるこっちの身になれ。」

レイン「お前がいうことか。あのコロナビーム、マジモンでビックリしたからな?」

ガルッチ「しょうがねえだろ!?あんな威力出るなんて、想定外だぞ!?」

セイル「あれ、貴方が放ったのですか…………。」

ジュンナ「恐かったです……………。」

ガルッチ「マジですみませんでした。_| ̄|○」

 

とは言え、想定外なのは事実。正直シャンドリスの方も、見ていたらしく、あちらも驚愕するほかなかった。

 

レイン「まぁ良いとして、結構いい部屋だろ?生活に必要な物は、ガルッチの力で一通りそろえておいた。本とか適当に運び込んどいてるから、上手く暇潰ししてくれ。」

シェルファ「フォルニーア様とどんな形であれ、決着がついたら必ず解放します。どうか、それまでご辛抱下さい。」

シング「はっ!こ、此方こそ!お世話になります!」

ガルッチ「あんた、一応捕虜なんだから、もうちょっと捕虜らしいこと言えんのかよ……。」

レイン「そうそう、捕虜らしく大人しくしろよ?俺達は明朝に出陣する。その代わり、ガルッチ。」

ガルッチ「分かってる。前回の件もあるし、大人しくするよ。あれはどう見ても人外……いや規格外の人外に対して使う手段だわ。」

レイン「確かにな。俺だったら、絶対やられる自信たんまりあるわ。」

セイル「レインさんでも!?」

レイン「いやだってな?この知られざる天才剣士の俺が、此奴に負かされたんだぜ?ぶっちゃけジュンナが放った魔法より、此奴の力にはめっちゃ割れるんじゃねえかって、ヒヤヒヤしたんだからよ。」

ジュンナ「………納得です。」

村正「納得するんだ………。」

セイル「…………まぁ、次の戦場………お気を付けて。」

レイン「ご忠告どうも。確かに、ジョウの戦歴は大したもんだからな。通称『不敗の神将』だとか…………。聖戦の英雄王の再来……………とか。」

ガルッチ「…………最古の英雄王ギルガメッシュでも、有名でもあるからな。名前は確か………。」

 

────『ジョウ・ジェルヴェール』

 

ガルッチ「出会いたい気持ちがあるとは言え、今回は出陣無理だしな。レインはどう思う?」

レイン「くだらない。証人のいない伝説なんていい加減なもんだ。語られる度に、誇張されて、真偽なんて解りゃしない。」

シング「ッ!」

セイル「シングさん!」

 

少しの間に、ピリピリとした空気が漂った。だが、それを止めたのは、ガルッチだった。

 

ガルッチ「すまない、レインは伝説を信じないタイプなんだ。実際僕も、この世界に聖戦なんて知らないし、どうでも良いと思ってる。だが別に貶してるわけじゃないんだ。傷付いたのなら、謝る。」

レイン「………お前もお前で、俺の心読むなよ。まぁ、お宅の上司を甘く見ている訳じゃないさ。気を悪くしたのなら、謝る。」

セイル「いえ、此方も気遣いに他意はありませんよ。貴方を侮ってはいません。出来れば戦いが避けることを願ってます。俺達は大人しくつかまってるんで、良い結果を期待していますよ。」

レイン「その言葉は信用するが、一応滞在中は行動を縛らせて貰う。この部屋一帯にガルッチと白野、俺が作った超強硬な結界は張って置いた。結界に対してのあらゆる物でも無効化出来る優れ物だ。それに、こう見えてもガルッチが開発した部屋でもあるんだ。もし暗殺者が来たとしても、様々なトラップも仕掛けてあるし、仮に突破したとしても、ガルッチと村正の手で瞬殺出来る。」

ガルッチ「おい、吹かしすぎだ。強敵なら話は別だ。瞬殺とまでは行かないが、全力で倒す。」

シェルファ「私もレインに同行するので、直接お世話は出来ませんが、どうぞごゆっくりお過ごし下さい。それでは。」

 

2人が部屋から出ると、2人はベットのところに、ジュンナは少し考え事をしていた。

 

ガルッチ「シェルファさんの事、気になるのか?」

ジュンナ「ええ、何だか凄まじい魔法が掛かってるみたいで………。」

ガルッチ「…………いずれ、シェルファさんにも教えるつもりだ。一度この世界にいない者ではあるが、信頼し合える(愛する)人に手紙を送ってるんだ。すると、その人と共にする者達(ハーレム要員)の一人から手紙が来たんだ。」

ジュンナ「ッ!だったら────」

ガルッチ「だが今じゃ無い。本当にその時が来るときは、おそらく…………シャンドリスの結果。そして、サフィールを如何するか、だ。僕的に、もし改心の余地があれば、仲間に加えてあげたいぐらいだ。」

 

そんなこんなで、ガルッチは投影魔術を使い、空で作った花を、ジュンナにつけた。

 

ジュンナ「これは?」

ガルッチ「僕の好きな花、百合という物だ。と言っても、造花ではあるけどね。消えないようにしてあるから、安心してね。」

ジュンナ「ありがとう御座います………。」

セイル「ガルッチさん、花が好きなんですね。」

ガルッチ「まぁね、特に桜が好きかな。」

シング「サクラ?」

村正「桜って言う花があってね、私達の世界にある花なの。」

ガルッチ「村正と出会ったのも、桜だったよな。」

村正「そうそう。私にとっても、ガルッチさんにとっても、思い出の花でもあるから。」

セイル「何だか、運命を感じますね。」

ガルッチ「まぁ、結局は愛人関係だがな。もう僕は結婚して、15人の子を持った父親だからな。それでも、やっぱり僕は、愛に渇望してる。」

ジュンナ「ガルッチさん?」

ガルッチ「……………もしかして僕、未だに不安なのかな。どれだけ人を愛しても、優しくしても、抱かれても、それでも満たせないなんて…………。歪み過ぎたせいで、もう解らないな…………。」

 

少しうわの空となったガルッチだが、セイルが声を掛けた。

 

セイル「あの、ガルッチさんの生まれ故郷ってなんですか?」

ガルッチ「ん?」

セイル「俺少し気になってて。見た目的に、サンクワール出身でも無さそうですし、あまり知らない花のことも知っていましたし。」

ガルッチ「……………ちょっとどころか、滅茶苦茶複雑だぞ?しかも、ここに来るまでの経歴を話すとなると、長くなっちまうし………。」

シング「良いんじゃねえのか。お前が、それだけの技術を持ったのか、知りてえしな。」

ガルッチ「…………解った。んじゃあ、先ずは─────」

 

そしてガルッチは、此までの経歴、自身の過去を語った。最初は自分が虚王魔神だったときの事、ロストエンドの時の頃、ガルッチという名を持ち、ルッチと共に父親と母親を殺してでも旅立った時、道中で色々な事をしたとき、学生となりて様々な友人が出来、フランとレミリアと出会ったとき等、色々語った。

その時のガルッチは、どこか楽しそうで、どこか寂しいところが見えた。だが……。

 

ガルッチ「くしょん!」

ジュンナ「大丈夫ですか?」

ガルッチ「大丈夫。(未来………、何か言ったかな?こればっかりは、敏感なんだけど………。)」

村正「アハハ………。(^^;)」

 

未来さん、聞こえてると思いますよ。

 

セイル「しかし、驚きました。ガルッチさんの生前って神様なんですね。」

ジュンナ「でも、なんでそれが分かったのですか?」

ガルッチ「全王神と出会って、教えてくれた。此聞いて、僕の人生何だったんだろう、生きた意味あったんだろうか、訳が分からなくなって泣き出したしな………。まぁ、今は全王神を受け継ぎ、そして改めて決意したよ。自分が何者であっても『この世の全ての刃(ラーク・バスター・ガルッチ)』として生きると決めたんだ。今更後悔しても面倒だしな。」

シング「『この世の全ての刃』か…………。」

村正「こうなったら、もうどうすることも出来ないわよ。この子の鞘は、全くと言ってもないから。ううん、最初から見つからないの。折られたかと思えば、また戻り、錆びても、取れちゃうし。それを支える鞘って難しいのよ。フラン達だって、大半は受け止められるけど、一人で暴走しちゃうからねぇ………。」

ガルッチ「なんか、ごめん。」

セイル「でも、確かにガルッチさんってレイン以上に切れ味とか───」

ガルッチ「やめとけ、それ以上言うと、レインに何かされるぞ。」

 

そんなこんなで、色々な話とかで盛り上がっていた。

 

ガルッチ「…………シングさん、心配なのか?」

シング「当たり前だろ、もしこのまま戦を起こしちまったら、如何すれば…………。」

ガルッチ「彼奴は戦なんか起こさないよ。」

シング「何?」

ガルッチ「気付いてない?何で今まで立て札で巫山戯たメッセージとか、手紙であっかんべーの絵を書いたか。あれは警告なんだよ。」

シング「警告?」

ガルッチ「そう、警告さ。もし本当に戦をするのなら、此方も全力で倒すって決めてるんだ。じゃなきゃ、ここまでやってこんなに良い部屋で過ごせるわけないだろ?」

シング「……………。」

ガルッチ「安心しろ、僕はレインに全面的に信じてる。それに、僕には見える。シャンドリスとサンクワールが、同盟を結ぶという結末が。」

シング「だったら………、良いんだが。」

セイル「まるで、予知夢みたいな言い方だな。」

 

予知夢か。そう思っていたら、ジュンナが読んでいた小説から何らかの魔力を感じた。その小説の中から、何故かレインらしき特徴が聞こえた。

 

ガルッチ「え?おいジュンナ、青い魔剣の黒衣の若者って………。」

セイル「いやまさか、ただの創作小説でしょ?」

ジュンナ「ううん、それぞれ日付が書かれてるし、娘の体調とか一連の話に関係ない日常のこともあるの。多分これ、子供が見た夢の話と親が綴った日記…………だと思う。」

セイル「ぐ、偶然だよジュンナ。夢の話なら尚更だ。予知夢だとか千里眼とか知らないけど、そんなの…………。『人間が使える魔法じゃ無い』。」

ガルッチ「…………人間………だったらな。」

セイル「え?」

ガルッチ「……………おそらく、シェルファも気付いてるはずさ。だけど、黙ってて欲しい。例え何者であっても、シェルファはレイン、ヤバくなれば僕らが助ける。」

 

ガルッチは、シェルファが持っていた魔力には気付いていた。それは人間では有り得ないほどの魔力、おそらくシェルファは『人間』とはかけ離れた存在。その魔力は平均値的に魔神と魔法使いの中間、『魔人』並み。つまりシェルファの正体は──────

 

『~♪』

 

ガルッチ「レインからだ!」

 

『ピッ』

 

レイン『よう、同盟は成ったぜ。遅くなったな。早く捕虜達に伝えてくれ。』

ガルッチ「そうか、分かった。聞いたか、3人とも。同盟は成ったぞ!」

セイル「って事は、つまり!」

村正「貴方達を解放します。♡」

 

 

 

 

そして…………。

 

ザルツ「ジュンナちゃん!」

セイル「ザルツ久し振り!」

ザルツ「おい、離れろセイル!!お前はお呼びじゃねえ!!」

ジュンナ「お兄ちゃんに酷いこと言った…………。」

ガルッチ「…………ザルツさん、こんな小さな女の子に言われて恥ずかしくないの?」

ザルツ「ジュンナちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!!誤解だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」

ガルッチ「お前はロリコンか………。(僕もだけど。)」

 

無事、シャンドリスの捕虜を解放し、4人とも再会を喜んだ。ジュンナはガルッチの後ろでジト目で、ザルツは暴走しまくっていた。

 

ガルッチ「とは言え、本当に同盟が成ってよかった。」

イフ「ああ、お前は知っていたとは言え、不安だったのだな。」

ガルッチ「ああ、だがいまいち気になることがあるんだ。」

イフ「?」

ガルッチ「なぁ、ザルツさん。ヴェルバー・バルロッサっていう奴は知らないか?」

ザルツ「ヴェルバー?知らねえなぁ、なんだ其奴。」

ガルッチ「実はというと、此奴を探してるんだ。どうやら彼奴は、この世界を破壊しに来てるらしい。」

4人「!?」

ガルッチ「さすがのザーマインでも、彼奴を相手にすれば、下手すりゃ滅びる。それだけ危険な奴なんだ。」

ザルツ「すまねえ、其奴は知らねえ。」

ガルッチ「そうか、分かった。何か分かったら教えてくれ。」

 

どうやらまだ、バルボッサの情報はまだ無いらしい。今何をして、何の破壊をしているのか、未だに不明だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-???-

 

一方………

 

バルボッサ「全く、俺は破壊担当じゃねぇってのに何でやらなきゃならねえんだ。そこは別の人がやる方だろう。」

 

とある場所のところに、ぽつんとひとりただずん出る人物が一人。バルボッサは、何処かのところで破壊工作をしているはずにも関わらず、何もしていなかった。

 

バルボッサ「あーあ、あんなとこに所属したのが間違いだったかなぁ…………。そもそも俺、強い奴と戦いたくて『星の勇者を阻む者』になったってのに………。畜生、失敗しちまったぜ!!でも命令は聞かねえと駄目なんだが、やっぱり誰かと戦えるってのがねぇと………。」

 

そんなこんなで考えていたら、あることを考えた。

 

バルボッサ「お、そうだ!そういや、ガルッチ達はこの世界に来てんだったな!彼奴ら確か強い力を持ってるはずだ!そうと決まれば、こんな物吹っ飛ばす!!善は急げ!Let's Go!!!」

 

そして、バルボッサが操作していた機械をぶっ壊し、愛用している剣『復讐を誓いし暗黒の剣(エクスカリバー・ディストピア)』とハルバード『血に塗れし強者の戟(ブラッディカリス)』を持ち、その場から離れた。

 

っておい!それで良いのか!?

 

バルボッサ「うるせー!こんな地味な作業やってられるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

時文読むなよ!?っていうか、こんな『星の勇者を阻む者』で良いのか!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-とある戦場-

 

ガルッチside

 

ガルッチ「なぁレイン、何で僕を女体化してって言ったんだ?」

レイン「ああ、今回行くべきとこだし、決着ぐらいさせたいしな。」

ガルッチ「……………サフィールか、確か彼奴ザーマインの亡命を断ったとか。」

 

改めて思うと、信じがたいな。あのサフィールが、亡命を断るなんて………。

 

レイン「まぁ、疑いたくなるのは事実だしな。」

ガルッチ「そりゃあそうさ。だが、そうなれば………。」

レイン「分かってる、お前の場合あの改心した奴を仲間として引き入れたいと思ってんだろ?」

ガルッチ「ああ。だが、まだ決まってない。もし以前のままなら…………。」

レイン「いや、あの敗戦でなんか変わっただろうな。それに今回は、お前にも協力して欲しい。」

ガルッチ「………戦場でもか?」

レイン「ああ。あのモンスターモード以外ならな。」

 

それは悪かったって。

 

「何者だ!何用でここに来た!」

レイン「今夜は冷えるな、こんな晩にお勤めご苦労。俺はレインという者で、ここの城主にちょっと話があるんだが。」

ガルッチ「僕も同じだ。入れてくれないか?」

「はっ、はい!」

 

しかし、シェルファさんが眠ったって事は、何か目覚めようとしてるのか………。だったらその前に、やるべき事やっておこう。

 

 

-to be continue⇨-

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