Star Dust Space chapter3 作:深緑 風龍
-武闘会 控室-
ガルッチside
ガルッチ「え?ちょっと待って、僕がなんだって?」
「ですから、貴方は予選なしで本戦出場です。」
いやいや、なんでさ?何で僕がいきなり本戦出場なの!?
「分かっているでしょうが、貴方がいるブロックにいた出場者達が、いきなり棄権してしまって、何でも股間に蹴られ────」
ガルッチ「あー、そっからもう納得した。」
そりゃそうなるか…………、ご愁傷様だなこりゃ…………。
「では、本戦までもう暫く、お待ち下さい。」
待ってる時間もあれだったので、仕方なく『シーモアバトル』を聞くことにした。というか、待つのが長い!
イフ「暇そうだな、ガルッチ。」
ガルッチ「お陰様でな。全く、Iブロックの参加者が居なくなるってどう言う了見だ。」
イフ「それぐらい、男の大事な物を壊されたくなかったんだろうな。」
ガルッチ「はぁ…………、滅・一夫多妻去勢拳を使わないかぎり、壊しやしないんだけど……。」
イフ「それでも、股間にはやられたくはなさそうだしな。私とて、やられたくない。」
ガルッチ「イフにはやらないよ。というか、やりたくない。」
イフ「だろうな………。」
と、その時、ようやく本戦が始まった。しかも、第2回戦、シルヴィアとの戦いのようだ。
ガルッチ「いよいよって、奴か?」
イフ「油断はするな、奴は吸血鬼だしな。」
ガルッチ「分かってる。波紋や剣術、ありとあらゆる技術を持って、勝ち抜いて見せる。絶対にな。」
そして、第1回戦はレインの参謀者、ギュンダーが勝ち抜き、いよいよ僕の出番がきた。
イフ「行って来い。」
-武闘会 会場-
ゲートを潜り抜けたその場所は、色んな人らが見ていた。勿論、シェルファさんやフォルニーアさん、そして…………。
ガルッチ「……………後で覚えとけよ、レイン。」
ミランに変装していると思われるレインが、そこにいた。そして、もう片方のゲートから出て来たのが、今回の相手であり、初戦のシルヴィア・ローゼンバークだった。
ガルッチ「…………いい目をしているね、吸血鬼。」
シルヴィア「あら、私の正体分かるの?」
ガルッチ「ああ、見た目に反してあんな歳なら尚のこと。それに、こっちも吸血鬼と結婚してるからな。」
シルヴィア「へぇ、面白いわね。貴方。いいわ、その余裕どこまでいけるか、楽しみだね。」
ガルッチ「ふっ、ついてこれるか?」
審判が手を振り落としたと同時に、僕は瞬時に動き、常闇月の刀と魔剣ダークネスムーンを抜いて斬りかかる。が、シルヴィアも同様だった。剣撃もそこまで悪くなく、此方の剣技もちゃんと追いついてきてる。だが、これはあくまで手加減をした状態。本気で行けば、流石に誰かが巻き込まれるに違いない。
シルヴィア「やるわね、子供の割には多少出来るようね。少なくとも、無敗は誇ってるんじゃ無いの?」
ガルッチ「そうでも無いさ。こう見えて、1敗ぐらいあるさ。無敗はあり得ない。」
シルヴィア「へぇ、それじゃあ2敗目と行きます?」
ガルッチ「どうかな?『Time Alter Double accel』!」
相手の疾風の速さになるのが分かる………、此方は加速魔術で疾風と化し、相手を捕まえる。
シルヴィア「あら、何かの魔法で加速したわね。」
ガルッチ「『固有時制御』、時間制御の魔術を使って、君の素早さに追いついた。だが、こんなもんじゃあないぜ。」
シルヴィア「へぇ、面白い魔法ね。だったら、この速さはどう?」
また素早く動き、追いつけないぐらいの剣撃が襲いかかってくる。だが今度は、3倍速で追い越し、此方も素早く動いた。
シルヴィア「くっ、案の定速いのね。でもこっちだって!」
また加速、流石にこれ以上加速すれば厄介だ。ならば、自分以外の時を止めるとしよう。
ガルッチ「『Time Alter Change TheWorld』!」
瞬間、みんなの声も音も聞こえなくなり、すかさず干将莫耶を複数投影し、投げつけて逃げ場の無いように囲った。そして、10秒経過。
ガルッチ「そして、時は動き出す。『
動き始めると同時に、シルヴィアが気が付いた時には複数の武器に囲まれていて、しかも爆発を起こした。
ガルッチ「爆発を引き起こしたとは言え、おそらくまだ生き残ってるだろうな。」
僕の予想は、正解だった。むしろ驚いた事に、無傷。ある意味死角がなかったその場で、しかも爆発となると、普通なら無事では済まされない。なのに、こうも無事にいる。
シルヴィア「驚いたわ、まさか私以上に素早く動き、かつ死角の無い様に囲み爆発させるなんて、ルーンマスターでもいなかったわ。」
ガルッチ「悪いが、こう見えて大魔導師とも呼ばれていてね。学生時代、あらゆる魔法を覚えていて、かつ魔術も操れるほどだから、卒業したさいには、いつの間にか呼ばれてたんだ。」
シルヴィア「へぇ、学生…………って事は、貴方。異世界からいる住人ね。」
ガルッチ「ご名答。そろそろ、宝具を使わせてもらうぜ。『メデューサ』、宝具展開!」
シルヴィア「!?」
さて、行くとするか。
ガルッチ「さぁ、彼の宝具を食らえ!『
シルヴィア「ッ!?」
やっぱり、偽だけであるか、威力も少しだけ低いか。出せたのも、大体300~400km/sぐらい。その代わり連発で撃てるから使いやすいけどな。とりあえず、吹っ飛ばせるぐらいにはいけたな。
シルヴィア「いったたた…………、まさか私に傷を負わしたなんて………。これで2人目よ?」
ガルッチ「…………そいつはどうも。これでも、威力を弱めたんだがな。」
シルヴィア「そう………、だったら私も全力で行かないとね。」
光球が複数、ならば此方はこれで対抗するか。
シルヴィア「行きなさい!」
ガルッチ「
まずは、贋作2つの
ガルッチ「
今度はオーバーエッジの干将莫耶を、6つ投影して投げつける。内4つは光球にて破壊。彼方も数を増やしてきたな。今度は此奴だ!
ガルッチ「力を貸して!未来!
投影したのは神龍殺しと
シルヴィア「貴方、どれだけ魔力が尽きないのよ!」
ガルッチ「無限に生成出来るぞ!
真作の聖剣スターダストソードと魔剣ダークネスムーンを投げつけた後は、このまま攻める!
ガルッチ「
シルヴィア「やばっ!?」
10個の斬撃に、手応えはあった。いや、よくよく見れば、どうやらこの子……………全部を受け止めやがったようだな……。
シルヴィア「そ、想定外な事を、してくれるじゃない。」
ガルッチ「異世界から来た者は、常識なんて囚われないんだ。だがこれは、まだ序の口さ。」
シルヴィア「あれより、凄いの持ってるわけ?」
ガルッチ「ああ、それを見せてやる。飛びっきりの、凄さをな。」
シルヴィア「見せて貰おうじゃないの、その力を。」
互いに距離を置き、相手は待ってくれている。ならばお見せしよう、我が固有結界………いや、世界改変を。
ガルッチ「
『
sideChange
???side
ちょちょちょ!?何であの子もいるの!?しかも、なにこの世界!?有り得ないんですけど!?もう王女暗殺どころじゃ無いわ!?
しかもみんな、戸惑いまくってるじゃないの!?
???「な、何なんですか!?」
???「分からないわよ!?というか駄目!これじゃあ目立っちゃうわよ!!」
sideChange
ガルッチside
シルヴィア「…………固有結界?」
ガルッチ「おや、知っているのか?」
シルヴィア「ええ、一度この手の物には出会ったことあるけど、勝ち抜いたわ。いえ、よくよく見れば、貴方…………何処か見覚えがあるわね。」
ガルッチ「?」
シルヴィア「あー!!よく見れば、彼奴じゃない!!ロードの!!」
ガルッチ「なっ!?爺さんを知ってるの!?」
シルヴィア「爺さん?え?あの人、孫居たの!?」
嘘だろ!?爺さんを知ってるって、どういう事!?
シルヴィア「え?じゃあ、ロード元気にしてるの!?」
ガルッチ「………いや、僕が生まれた時には、いなかった。」
シルヴィア「あ、そっか………………。亡くなってたんだよね…………、ごめんなさい………。」
ガルッチ「気にしないで、元より今度は僕らがやらなきゃならなかったし。」
シルヴィア「無の神…………、貴方正体をは知ってるんでしょ?」
ガルッチ「……………………………………ああ、だが今はいわない。無の神は、無の神であって、あれは違うからね。」
シルヴィア「なる程、あくまで最後まで言わないって言う事ね。」
ガルッチ「ごめんな、このツケは……………ちゃんと払う。」
シルヴィア「貴方って、あの頃と変わらないのね。『虚王魔神』の時も、そんな目をしているし。」
ガルッチ「……………行くよ、シルヴィア。『
シルヴィア「ええ!『
最早、互いの血を吹き出しながら攻撃をしていきながら、互いに血に塗れていった。
「す、すげぇ…………。」
「此奴らどんだけすげぇの!?」
シェルファ「ガルッチさん………、なんだか悲しそう………。」
ミラン「それにしても、お互い血飛沫をあげながら攻撃は、不味いと思うね。下手をすれば、失血死間違いなしだし。」
シェルファ「だ、だったら止めて差し上げないと!!」
ガルッチ「止めるな!!…………これは、絶対に止めて欲しくない!」
シルヴィア「そうよ、お姫様。お願いだから、そこで見てて。」
そうさ、有り得ない事だが、見えていた。無の神、それ自体が…………それ自体が………、存在していない。いや、元々あれは……………『スタンド』なんだ。
つまり、『スタンド』には『スタンド使い』がいる。正直、知ったときは驚いた…………。
-???-
数百年前
ガルッチ「……………なんて言った?」
ゼウス「言っただろ?無の神なんて、最初から存在しない。」
ガルッチ「だ、だが、それだと今まで起こってる出来事は!?」
ポセイドン「落ち着け、よいかガルッチ。私らも『
ガルッチ「……………どういう事?」
ハデス「俺の予想だが、彼奴の正体が『スタンド』である可能性があるのだ。」
ガルッチ「………じゃあ、爺さん達が戦ってたのって…………。」
ゼウス「そういう可能性があるな………………。」
ポセイドン「だが、本体はちゃんといるはずだ。本体さえ見つければ、無の神も消滅する。」
ハデス「だが、こればかりは骨が折れる。本体が何処に居るのか、今のところさっぱりだからな。」
ガルッチ「…………いや、構わないよ。情報、ありがと。」
-無限の武器製-
ガルッチ「はぁ……………、はぁ……………。」
シルヴィア「これは………………、思ってた以上に……………、辛いわね。」
もう、これ以上血飛沫をあげたら、貧血で………やられるな…………。
ガルッチ「つ、ついでだ……………。これで…………、終わらせよう。魔力チャージ!!」
シルヴィア「……………まずったわね、これは…………無理ね。」
これで………………、終わりだ!!
シルヴィア「え?何処向かって?」
ガルッチ「『
???「うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?!?!?!?」
ど、どうにか…………吹き飛ばせたな…………。
ガルッチ「…………暗殺者が、いたんでな。吹き飛ばさせて…………、貰ったんだ。」
シルヴィア「………参加した理由って、もしかして、そのため?」
ガルッチ「いや…………、強敵と戦うためさ。特に、シルヴィア。お前と戦えて、よかった。」
シルヴィア「それは嬉しい限りね、ロードのお孫さん。」
ガルッチ「今度は…………、爺さんの話…………聞かせてよ。」
結果、まさかの引き分けに終わり、しかも会場は…………ご察しの通り滅茶苦茶になってました。(いつの間に…………。)
-ガルフォード城-
まあ引き分けはいいとして、結局武闘会は中止になった。それに伴い、いいタイミングでフラン達も戻ってきた。
ただ……………。
ガルッチ「( ゚д゚)ポカーン」
フラン「……………ごめん、お兄ちゃん。」
こいし「お願いだから、その死んだ魚の目のような虚ろな目はやめて。」
イリヤ「…………相当、寂しかったのね。」
遅すぎた…………。色々と…………。
ギル「む?生命反応が、あまり見られ…………なっ!我が雑種!!しっかりしろ!!」
フラン「えぇぇぇ!?お兄ちゃん!?お兄ちゃん!!」
ガルッチ「ぁ…………、血……………、血を……………。」
フラン「血ね、分かった。さぁ、私の血を飲んで!」
ガルッチ「す………ま………ん…………。」カプッ
ギル「しかし、派手に血を使いおったな雑種。無理をしやがって。まぁよい、これを置いておくが故、しばらく休め。」
精力剤置くんかよ。あ、何気に増血剤もある。恩に着るよ、ギルガメッシュ………。そしてごめん。
ガルッチ「こくっ、こくっ、ちゅうぅぅ……じゅるぅ……。」
フラン「んっ、こんなにいっぱい血を吸うなんて………、ちょっとこれは………。」
ガルッチ「ごくっ、んはぁっ…………ぺろっ、ちゅぅ……。はぁ………、ホントにごめん、フラン。吸い過ぎたかな?」
フラン「ちょっとね………、こんなにいっぱい血を吸うなんて、思わなかったんだもん。」
イリヤ「何かあったの?」
ガルッチ「ああ、武闘会があってな。そこで丁度───」
『ガチャ』
シルヴィア「大丈夫?ロードのお孫さん。」
ガルッチ「噂をすれば、なんとやら。」
フラン「貴方は?」
シルヴィア「初めまして、かな?私はシルヴィア・ローゼンバーク。その人の対戦相手だった者よ。」
ガルッチ「………大丈夫、ただの対戦相手なだけで、実際の敵じゃあ………ないさ。」
シルヴィア「貧血で倒れたって聞いたけど、大丈夫?」
ガルッチ「いや、どうにか復活できた。正直あの技強いけど、出血量半端ないからなぁ………。」
イリヤ「使いすぎは、どうかと思うけど…………。」
ガルッチ「仕方ないだろ、あまり本気を出したらとんでもない事になるし。」
3人「そういえば、お兄ちゃんの本気見たことないわね。」
シルヴィア「あれ手加減!?特攻だったから本気かと思ったよ!」
いやだって、あの本気は諸事情がありますし、下手すりゃやばい事態になりますよ?ぶっちゃけ本気を出したのは、白夜叉さん───
『~♪』
ガルッチ「ん?未来からだ。」
えーっと、何々………………っておい!?
イフ「よもや、新たなスタンドが覚醒したとは言え、凄い犯罪臭がするんだが………。」
ガルッチ「おいおい…………、しかもレティシアと白夜叉さんの恋人………って。」
シルヴィア「へぇ、これがスタンドね。でも何故だか、凄い犯罪臭がするわね。」
ガルッチ「種類はそれぞれだけどね……………。いやホント、なんでさ。」
こいし「いつか、幼児にも手を出しちゃったり────」
全員「さすがにそれはシャレにならないよ!?」
あー、だが何故だろ………そんな感じがしそうでならない……………。いや、ナイナイ。流石に…………無いよね?そうだよね?未来??
-to be continue⇨-