Star Dust Space chapter3 作:深緑 風龍
-ガルフォード城-
レイン「よう、おはようさん。」
ガルッチ「おう、おはよう。」
レイン「どうやら、もう大丈夫のようだな。」
ガルッチ「世話を焼かせてしまったな、レイン。」
レイン「全く、もうちょい自分を大事にしろよ?」
ガルッチ「お互い様だな。」
2人が笑い合いながら、廊下を歩いていた。
ガルッチ「それより、例のことは?」
レイン「あー、あれか。どう見ても、弱まってるな。ヴラドの言うとおり、彼奴の封印が弱まってる………。」
ガルッチ「んじゃあ、シェルファさんの中にいるもう一人の存在も目覚めるってことか。」
レイン「そう言うこったな。ところで…………。」
ガルッチ「ああ、分かってる。襲撃者……………だろ?」
ガルッチとレインは急いでシェルファがいるところに向かおうとするも、想定外の人物に出会った。
???「クレアと申します。以後、お見知りおきを。」
レイン「俺の自己紹介は、必要あるまい?しかし、今日は厄日だな………。全く、色んな事がいっぺんに起こる日だ。」
ガルッチ「あんたらの目的は、シェルファさんだろ?悪いがあの子を殺させない。例えあの子の正体がアレだとしても、守ると決めたからな。」
クレア「あら、それは驚きですね。部外者であるにも関わらず……。」
ガルッチ「かもな。だがもう、部外者じゃないんだ。まっ、魔の人なら兎も角、魔の神ならどうかな?」
クレア「魔の神?」
ガルッチ「Connect in Despair Evil God!」
すぐさま詠唱を唱えると同時に、右腕が魔神化し、禍々しいオーラを放っていた。
クレア「…………これは嬉しい誤算ですね。『魔人』ならぬ、『魔神』ですか……。」
ガルッチ「絶望の魔神、ディスペア・ダークネス・ガイア。混沌を司る3大魔神の一人だ。軽めに一発、食らって貰う。『常夜無月閃光弾』!」
あたり一面真っ黒になり、クレアとその他3人はたじろいでいた。だが、これは目眩ましでたじろいでる間、ガルッチとレインは急いでシェルファのとこに向かっていった。するとそこに、未来のレイグルがいて、報告をし始めた。
ヴラド「ノエルはシルヴィアと戦っている、急いで向かってくれ。」
レイン「サンキュー、ヴラド。」
そして到着し、再び攻撃を仕掛けるところで、レインは待ったをだした。
レイン「そいつの狙いは俺らしい、だから………後は俺に任せてくれ、な?」
ガルッチ「あれが魔人か、改めて見ると魔神ほどでは無いが、魔力を感じる。」
シルヴィア「あたしといい感じに戦える相手なんて、まずいないでしょうし、割と楽しかったけどな。♪
他の誰か介入してきても、無視していたでしょうけど。でも、元生徒兼現主君の言う事は、尊重しないと駄目よね。っというわけで、あたしはここまで。引かせて貰うわ。」
???「ふん、好きにするがいい。お前の相手は、目当ての彼奴を倒してからにしてやる。その次は…………。」
ガルッチ「いやまさか…………。」
ガルッチは何やら嫌な予感がしてきた。何故だか知らないけど、またフラグを建てたのでは無いかと、ヒヤヒヤしていた。
???「んんっ、その次はお前だ!//////」
ガルッチ「顔が隠せてない………、というか少し真っ赤になってる気がする。」
やれやれと首を振りながら、先に降りていきフラン達に連絡を入れた。
ガルッチ「フラン、こいし、イリヤ、アラヤ。悪いけど、シェルファさんを守ってやってくれ。」
フラン『はーい!』
そして着地をすると、シルヴィアが近付いてきて、耳元で囁いた。
シルヴィア「気をつけて、彼奴強いよ。」
ガルッチ「大丈夫、負けるつもりは無い。」
レインも着地をし、魔人に向かって歩く途中、シルヴィアの横を通り過ぎる際に、ねぎらう意味で軽く手をあげ、それに応じるかのように、シルヴィアはその手をタッチし軽く激励をあげてから下がっていった。
???「やっと来たか。」
ガルッチ「…………。」
???「ふむ、こうして立っていても、お前の力を心地良く思うぞ、レインとやら。そしてお前は…………。」
ガルッチ「おい、今は押し殺してくれんか?」
???「ふっ、すまないな。子供なのに、意外と可憐なところがあった故、惚れるところだった。月の魅力に惹かれてしまうかのようにな。」
レイン「まっ、俺とガルッチを前にして何も感じないんじゃあ、どうしよもないしな。ところで、如何して俺を狙う?お前もレイグルの仲間なわけか。奴の命令で────」
???「命令などではない!それに私は、彼奴の臣下だったことも無いぞ。一応少し前までは同士だったが、今は仲間ですらない。」
ガルッチ「なるほど。って事は、レイグルを負かしたレインに興味を持った。そして、子供にも関わらず、油断して負けた僕にも興味を持った。って言うことだな?」
???「そうだ。」
レイン「なるほど………。まあ俺としては、強い敵が訪ねてくる事にしちゃあ、何の文句も無いんだが…………、だがお前、昨日も来てただろ?空から見下ろしていたのを見たぞ。」
???「ほう?やはり気付いていたか。彼所で仕掛けなかったのは、休息の時間をやったつもりだったが、ゆっくり休めたかな?」
ガルッチ「ああ、充分休ませて貰った。」
魔人の魔力を感じるのか、ガルッチも
???「それなりの戦士に面白い剣士が相手となれば、私も名乗らねばなるまい。我が名はノエル。魔界の住人で、上位魔人の一人だ。死ぬまでの短い間、心に刻んでおくがよかろう。」
ガルッチ「ノエル………か。ならば、こちらも名乗らねばならないな。僕はラーク・バスター・ガルッチ。幻影の不死鳥となりて、絶望の魔神、ディスペア・ダークネス・ガイアの力を受け継ぎし者なり。」
レイン「自分の勝ちはどうせ動かないから、そう言いたいわけか、おい。俺の前にしていい度胸だな。」
ノエル「ふっ、当然の自負だと思うが?しかし、魔の神か………。」
少々驚いていたが、すぐさま目つきを戻した。
レイン「似たような台詞を吐いた奴は、かつて無数にいた。しかし、その言葉通りになったことは、一度も無いぞ!!」
ノエル「その自負心が真の実力に支えられたものかどうか、まずは試してやろう。これを受けてみるがいい!光を!」
ガルッチ「させるか!闇よ!!」
白銀の光が染め上げる前に、暗黒の闇がぶつかり、相殺して消えていった。
ノエル「なるほど、そちらも実力はある訳か。」
ガルッチ「魔の人と魔の神の格の違いってのを、見せてやる。『
ガルッチの手のひらから凄まじい黒い炎が吹き出し、ノエルにぶつかっていった。
レイン「お前、光なら闇で対抗するってどういう事なの?」
ガルッチ「なんとなくさ。というか、光も闇も使ってるけどね。」
特にと言い掛けたとき、すぐさま黒い炎が消えていった。だが、確実にダメージは与えてるのを確認している。
ノエル「闇を扱えるのは驚いたが、それだけでは私には効かん!」
ガルッチ「だろうな、まっ………そうこなくちゃな!!」
すぐさま姿を消すと同時に、後ろに回り込んだ。レインは前方に走り、前後の斬撃を繰り出そうとしていた。が、すぐによけ、光剣とぶつかった。
ノエル「ほう、よもやただの人間が私とここまでやり合えるとはな。お前達の実力は勿論だが、その剣も大したものだ。我が光剣を受ければ、通常の剣なら両断され、魔力チャージされた魔剣でも、数合も打ち合えば刃こぼれが生じるのだが………。寧ろ、お前の剣で、我が光剣を刃こぼれを起こさせるのは初めてだ。」
ガルッチ「正直、この剣はどんな素材で出来てんのか分からないんだよな。一度解析もしたが、厄介なことに滅茶苦茶かつ凄すぎる合金鋼だって事が分かったんだ。恐らく、傾国の剣以上の切れ味かも知れないな。」
レイン「………この剣は素性が最悪だが、能力的にはそいつを除いて紛れもなく天下最高だからな。今の俺にだって、これと同等の魔剣を創造出来るかどうか………。しかもだ、こいつは身に帯びているだけで、何故か強敵が続々と現れるという、嬉しいおまけ付きだ!」
ガルッチ「いや、仮にあったとしても、邪魔な効果ってか呪いだな。」
2人は光剣を押し上げ、レインはノエルの懐に入り、ガルッチはそのまま蹴りを入れた。
レインの足技は失敗に終わり、ガルッチの蹴りは受け止められるも、何か違和感を感じた。
ノエル「…………この足、何処を如何したら鍛えられるのだ?」
ガルッチ「おい?アンタちょっと、何してんだ?」
ノエル「おかしい、人間とは全くかけ離れてる筋肉だ……。しかも何だ?受け止めればどうって事は無いが、何故だか凄く気持ちのよい肌触りだ………。」
ガルッチ「…………おい、ノエル。」
レイン「…………お前…………、戦いの中でもカオスを起こす体質なのか?」
ガルッチ「いや、聞くなや。っていうか、何時までつかんで調べてんだ。」
ノエル「…………
ガルッチ「………………いい加減にしろ。『エクスプロージョン』。(//_//#)」
あまりにも恥ずかしすぎたのか、零距離で大爆発を起こし互いに吹っ飛ばされた。しかし、レインは空中で反射的に身を捻り、ガルッチは純白の翼と漆黒の翼を生やし、そのまま宙返りで体勢を立て直した。
ガルッチ「お前、触りすぎだ。」
ノエル「………意外と良い足をしてるのだな。」
ガルッチ「いや、や め ろ。なして触っただけでそうなるんだよ。」
ノエル「まぁ、嬉しい誤算だな。子供だと侮っていたが、どうやらお前は面白い剣士のようだ。色気もよいようだな。」
ガルッチ「だから、や め ろ!/////////」
もう恥ずかしすぎるがあまり、速さの加減を忘れ、後ろにいたレインと合わせたかのように、ノエルに近づき、斬りかかった。
ノエル「ぐっ!?」
青き閃光と白い閃光が袈裟斬りの形に残光を残し、落下するレインと通り越したガルッチを追うかのように鮮血が吹き出した。
プライドが高そうなのか、怨嗟を見せるやと思ったら、賞賛が溢れていた。
ノエル「やってくれるな…………。私のスピードについて来れただけでなく、傷を負わせたとは………。奴の言いようは正しかった。確かに、私はお前達を少し甘く見ていたようだ。」
ガルッチ「何を言ってる。レインは兎も角、まだ僕は宝具の一つも使っていないぞ。」
レイン「ああ、じぶんのはやさについて来れている………、なんて考えてる時点で、甘いも甘い、大甘だ。」
ノエル「………何時もの私なら、激怒するところだが。不思議なことに、益々お前達が気に入ったぞ。────ぬっ?」
親しげな声音と共に、地上に降りようとしたノエルを、意外にも第三者が攻撃してきた。風切り音を伴って飛来した複数の矢を、ノエルはあっさりと手で叩き落とした。
ノエル「無駄なことをする、何奴だ!!」
ガルッチ「まさか…………。」
ガルッチの想定してた通り、中庭の一角には派手なドレスに身を包んだ、エレナがいて、声を限りに叫んでいた。しかもノリノリである……。(何やってんだよ、馬鹿かよ。)
エレナ「さぁ、お前達!!不埒な侵入者を捕まえるのよ!!私からラルファス様に突き出し、褒めていただくのだから!!」
ガルッチ「そんな動機かよ!?しかも下心丸出しじゃねえか!?」
レイン「うわっ、あの馬鹿………。」
邪魔された故、ノエルは笑って見過ごすことは無かった。
ノエル「状況を見えぬ、愚かな女めっ!!」
ガルッチ「ホントにそれだな……。」
レイン「ノエルに激しく同意。」
ノエル「己の浅はかさの報いを受けろ!」
ガルッチ「(やっちゃえ、ノエル!)」
レイン「小声で何を言ってんだ。」
ガルッチ「何故か知らないけど、言いたくなった。」
レイン「しかも何気なく、イリヤの声と似てたな………。」
ノエルは叱声を叩きつけ、長大な光剣を豪快に振り切り、まとめて始末をしようとした。
エレナ「ッ!きゃっ!」
レイン「まあ中々良い根性だが、あれはその兵隊でも防げないな。」
ガルッチ「まぁ………、不幸な事故だったと言うことで、短い付き合いだったが、冥界でも達者でやってくれ。エレナに敬礼!」
終わった、エレナ完ッ!
???「ってやらせるか!!」
っと思っていたら、何かの障壁が現れ、光刃その物をかき消していった。
エレナ「なっ!?」
ガルッチ「カレン!?」
カレン「勘違いしないでよ、別に助けに来た訳じゃないからね?」
エレナ「よっ、余計なお世話です!」
カレン「これに懲りたら、早く撤退なさい!ラルファスのためにも、ちゃんと生きなさい!!」
エレナ「い、言われなくても!」
しかも行動が早かったのか、直ぐさま兵を上げ急いで撤退した。
ノエル「余計なことをっ!」
カレン「悪いけど、まだ死にたくないのよね。ピンポンダッシュの如く、去らして貰うわ!『
自身の魔力を雷の槍と化し、ノエルに投げつける。それを叩き落とそうとするも、そこで光り出し、見えた時には既にいなかった。
ノエル「しかし、どうやらお前達は、周囲を気にしすぎてるらしい。実力も出し切れてない様子だな。」
ガルッチ「なら、場所移動といくか………、っておいっ!?」
いつの間にかガルッチとレインは、ノエルに摑まれていた。レインは喉元を、ガルッチは何故だか手首を掴み、胸を押さえつけながら指先で何かの印を書いていた。
ガルッチ「おい待て、何で僕は胸元を!?」
ノエル「何を言う、今から場所移動だ。思う存分戦える場所にな。」
ガルッチ「………いいけど、強く掴んで喘ぐなよ?」
レイン「お前だけ狡いぞガルッチ!!何で俺は首根っこを摑まれなきゃいけねえんだ!!」
ノエル「安心しろ、すぐつくからな。」
レイン「その前に、吐くときはお前の顔に吐いてやるぞ、こらっ!!」
ガルッチ「酔い止め飲んどけよ。しかし、久しぶりの付き添い姿くらましか。いや、その似たバージョンだなこりゃ。」
その言葉を最後に、中庭にいた3人は姿を消していった。
『写真見させて貰いました。しかし、白夜叉さん………まさかドッペルゲンガーを使ってでもついて行きたかったとは………。
あと、これが当時僕が出た武闘会の初戦の映像です。結果は引き分けに終わり、しかも中止になりました。
シルヴィアさんと言う名の吸血鬼で、どうやら僕の祖父やディルーラー士の存在も知っていて、全王神の配下と言っていました。しかも、未来達が今何処に居るのかも把握出来ているようです。
『デスノート』か………、あの場所はどうも苦手だな…………。あまり推理戦が得意ではないので、あまり行きたいとは思えませんね………。しかもこっちは暫くは『レイン』の世界に滞在してるので、行こうにも行けないと思います。
こちらの事は気にせず、ゆっくり休んで下さい。
ps
シルヴィアさんから聞いたところ、どうやらディケイド時の士達もそこにいるようです。あの士さん達と違うと思うので、どうか優しく接してあげて下さい。相手は戸惑うけど………。
っと、そろそろノエルが到着の連絡が来たので。』
-to be continue⇨-