Star Dust Space chapter3 作:深緑 風龍
-スピリットレストラン- -朝ノ刻-
ある日の事だった。偶々今日は天皇補佐にとっての長期休みをもらったガルッチは、とある写真集を持ってきたのだ。
ガルッチ「はぁ、今思えば懐かしいなぁ………。子供の成長を見るのって……。」
アラヤ「母さん、何を見てるの?」
ガルッチ「アラヤか、今君達の成長を見てたんだ。」
アラヤ「へぇ、あ。これってバルッチ兄さんの写真?可愛いなぁ………。」
ガルッチ「こんな顔だったな、懐かしいなぁ………。」
微笑ましい顔をしながら、ガルッチとアラヤは次のページをめくった。
アラヤ「あれ?この写真って……。」
ガルッチ「あー、こんなところに飾ってたのか……。」
そこには、以前バットマンVSスーパーマンの世界に離れる前に、思い出として写真を取った時が写真集に保存してあった。
アラヤ「これが………、僕のお父さん?」
ガルッチ「うん、門矢未来。『完全生命体イフ』のスタンド使いで、アラヤ。君の父親さ。」
アラヤ「結婚してないのに?」
ガルッチ「まあね。でも、アラヤにとっては、父親だと言うことには、変わりないさ。普通僕は野郎とヤルつもりは無かったんだけど…………、何故だか未来なら、安心出来るっていうか、なんて言うか………。」
アラヤ「母さん………。」
ガルッチ「未来達、今頃何してるかなぁ………。」
アラヤ「…………僕にも、会える?お父さんに。」
ガルッチ「会えるさ。僕らが強くなれば、きっとね。」
未来とは約束をしていた。再会を楽しみにしてると、ガルッチは言った。
フラン「あ、お兄ちゃん。何を見てるの?」
ガルッチ「写真集を見ていたんだ。」
フラン「へぇ、あ、これって未来達と取った写真!こんなところにあったんだ。」
アラヤ「フラン母さんも知ってるの?」
フラン「もっちろんよ、それに、アラヤちゃんを産ませたのは私とこいしちゃんとイリヤちゃんよ。」
ガルッチ「あの時はどうかしてるって思ったよ。でも、あれはあれで良かったかもね。」
アラヤ「母さん…………、子供の目の前でそう言う話はやめたほうが………。」
ガルッチ「まあね。でもさ、アラヤも何時かするかもしれないよ?誰か好きな人が出来たら、子孫を残すためにしなくちゃならないかもしれない。まぁ、如何するかは君次第だからね。僕の人生は僕だけであり、アラヤはアラヤの人生があるんだからさ。」
アラヤ「母さん……。」
するとアラヤは、ガルッチの膝の上で眠ってしまった。
ガルッチ「くっ、こ………この寝顔は、ヤバいほど可愛い………。」
フラン「お兄ちゃん、鼻血。」
ガルッチ「ご、ごめんフラン。」
フラン「でも、お兄ちゃんの言うとおり………、可愛いよね。まるで天使みたいに……。」
ガルッチ「ふ、フラン。君も………。」
フラン「あ、いけない。あー駄目、ティッシュが足りない………。お兄ちゃん。」
ガルッチ「分かった。起こさないように、ね?」
そしてガルッチは、フランの首筋のところで血を吸おうとしていた時だった。
『バーン!!!』
突然の轟音がなったのか、アラヤは起き、2人も振り向いた。
3人「何事!?」
3人はすぐさま外に出ると、そこには黒い翼が着いた青年がいた。
???「見つけたぞ、ドブネズミ。」
ガルッチ「(………なんだ此奴。)」
???「フフフ、あまりの登場で言葉も出ない様子だな。」
アラヤ「(ねぇ、何この人。)」
フラン「(……なんか痛い人いるわね。)」
???「まあいい、名乗らせて頂こう!俺はあらゆる世界を救ってきた正義の味方、悪を討つために生まれた『漆黒の翼』だ!覚えておけ。」
3人「(名前まで痛々しい人だァァァァァァァァァ!)」
まるで中二病と言っても過言じゃ無いかのように、顔には傷に眼帯、腕には包帯、まるで魔法陣のような本を持っている青年が、ガルッチ達を指差した。
「さぁ、そこの悪党共!」
ガルッチ「(何あれ……。)」
アラヤ「(あれって、中二病って言う者なの?)」
フラン「(うん。あんなありきたりかつ痛々しい人、見たことないかも。)」
「どうやら何か悪事を働いていそうだな。この俺が粛清してやる!この『ブラック・ビート』の力でな。」
どうしようって思いながら、ヒソヒソしているが、さすがにうるさいと迷惑がかかると思い、とりあえずどこまで本気なのかじーっと見ることにした。
「食らいやがれ!『エタノール・ブリザード』!」
─しかし、何も出なかった。
「ちっ、ならこれはどうだ?『ドラゴン・ベルゼブブ』!」
─何もこなかった。
「なっ、これだけの最上級魔法がきかないとは………。」
ガルッチ「もう終わりでいいか?次はこっちの番ね。」
そう言うと、ガルッチは絶望の魔神の力を解放し、痛々しい青年に向けた。
ガルッチ「所詮貴様のような雑種は、これで充分だ。真の闇の力を見せてやる。」
「なっ何を!この俺の最強の盾に勝てる奴など、誰もいな──」
ガルッチ「『
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!」
-名も無き正義の味方 自称漆黒の翼
ガルッチ「…………。」
フラン「弱かったね。」
アラヤ「また生きてたら、今度は僕のスタンドでいい?」
フラガル「勿論!」
本当何だったんだろうと思い、店に戻ろうとしていた時、また何かを察知したのか、すぐ振り向いた。
「なかなかやるではないか。だが、彼奴は我ら四天王の中でも最も最弱。面汚しのような───」
ガルッチ「行こう、付き合ってらんねえ。」
フラン「そうね。」
アラヤ「そういえば母さん、お昼はなにするの?」
ガルッチ「そうだな………、何かあったか─────」
「待てぇぇぇ!悪かった!中二病的な発言して悪かった!悪かったから、相手をしてくれ!頼む!この通りだ!」
いつの間にか土下座を始める始末だったため、仕方なく相手をする事にした。
ガルッチ「はぁ、んで何の用?悪いけど、茶番を付き合ってあげるほど暇じゃないんだ。」
「分かってる、あの者に釣られて一遍やってみたかったって思ってたけど、あんなの恥ずかしいよ!」
3人「でしょうね………。」
「まあ、お前達の敵とは変わりないけどね。何しろ、ほら。」
ガルッチ「あれって!」
フラン「『星の勇者を阻む者』!?」
「そう、さっきの奴もそうだが、どうだった?」
ガルッチ「凄く、痛々しいです。」
「なんか済まなかった、俺とて何故あんな奴が俺達の仲間なのか、不思議に思ってるよ。俺達全力で、お前達星の勇者に謝るよ。」
何故か謝られる始末に、少し戸惑いを起こすガルッチ達。まあ、あんな奴がいたら誰でも戸惑うよな。
「さてと、早速お前達を倒すと言いたいが、別世界で破壊命令が下されていてね。悪いが付き合ってられないんだ。何で俺がやらなきゃいけねえんだ、そこは破壊担当がやれってのに巫山戯んな畜生戦わせろよ………。」
アラヤ「愚痴言うかな、普通。」
フラガル「無いよね、絶対。」
「まぁ、もう一人も行動に移してるし、仕方ねえか。あ、止めに来るなら、この世界に来な。そこで俺達の仲間がいるからよ。」
そう言うと、1枚の紙を手渡された。
ガルッチ「………何でそこまで、気前よく教えてくれるんだ?」
「何でって、そりゃあ俺は強い奴が好きなんだよ。弱い者虐めとか、俺には性に合って無くてね。見たところ、お前女っぽいが………男か?」
ガルッチ「…………そうだが?」
「へっ、女だったら俺好みだったんだが、仕方ねえか。んじゃ、俺は待ってるぜ。ちなみに俺の名前は、『ヴェルバー・バルロッサ』だ。覚えておきな。」
バルロッサと呼ぶ男は、闇の渦の中に入り込み、残ったのは1枚の紙だけだった。
ガルッチ「………どうも彼奴、清々しかった奴だな。」
アラヤ「あんなタイプな人がいるなんて…………。」
フラン「とにかく、中に入って皆に伝えましょ。」
-昼ノ刻-
ガルッチside
DIO「………有り得るのか、そんなことが。」
ラルッチ「ガルッチ…………、流石に弱すぎる『星の勇者を阻む者』なんて、いないはずよ?」
ガルッチ「僕もそう思いたいが、実際あったよ、しかも痛々しい奴だったし。」
フラン「お姉ちゃん、ホントにいたのよ?疑いたくなるようなものだけど。」
全員頭を支えているけど、マジでいたからな?信じられんかもだけど。
レミリア「だ、だけどねガルッチ。流石に弱すぎる奴なんて、普通いないでしょ?」
さとり「そ、そうですよ。仮にいたとしても、夢物語のようなものですよ?」
ガルッチ「さとり?心読めるのに何故嘘を付く?」
さとり「え?わ、私嘘なんて付いて────」
こいし「ペロペロ。」
さとり「キャーッ!こ、こいし!私のおっぱいを舐めて何を───」
こいし「うん、これは嘘を付いてる味がします!お姉ちゃん!」
セクハラ行為でそれを言えるって、ある意味こいしはプロだな。
こいし「勿論です、プロですから!」
さとり「自慢持って言うんじゃあないわよ!」
村正「話それてるよ、二人とも。問題は、バルロッサっていう敵が、何故こんな紙をくれたかよ。」
承太郎「どう見ても、罠だろうな。」
ガルッチ「いや、バルロッサはああ見えて戦闘狂って自分で言ってたし、真っ正面から相手をしたいって言ってたから、恐らく罠なんて仕掛けないだろ。しかも、罠を仕掛けるなら、残り3人だろうな。」
むしろそっちがあり得そうだ。
DIO「承太郎、如何する?」
承太郎「この紙の言うとおりだと、これは3チームに分かれて行動するしかねえな。」
DIO「なるほど……。」
ギル「この我を差し置いて会議とはな。まぁ、霜月が可愛いから良いのだがな。」
霜月「もう、ギル。私はもう子供じゃ無いのよ?」
ギル「フハハハハ!そう照れるでない!初奴だな、霜月。」
霜月「ギルったら、仕方ないんだから。」
エミヤ「まるで親バカだな………。」
切嗣「親バカと聞いて。」
フィン「親バカと聞いて。」
ガルッチ「あんたら黙っとれい!!!」
父親2人「アツカイヒドイ………。(´・ω・`)」
ラルッチ「まぁクソ親父のショボン顔は放っておいて、その方がいいわね。」
ガルッチ「賛成。」
イリヤ「そうね。でも如何するの?流石に、フラン達との別行動は無理よ。」
ラルッチ「何で?」
イリヤ「あれ。」
ガルッチ「(´・_・`)」
全員「納得。」
承太郎「確かにガルッチは、フラン達との別々はやめておかないとな。」
DIO「じゃあ如何すれば………。」
???「俺に考えがある。」
そんなとき、階段から降りてくる青年らしき人物、レイグルが降りてきた。そして、いつでもくっついてるソフィアも。
レイグル「今この3つの世界があるが、その中で一つ、この世界だが………俺の故郷なんだ。」
ガルッチ「そこって、確か『ミュールゲニア』って呼ばれる世界だよな?」
ソフィア「そして、私とレイグルが結ばれた場所でもあるの。♡」
レイグル「………まあともかく、この世界だけはある程度知識はある。そこで、ガルッチ。フラン。こいし。イリヤ。この4人は固定だ。他は?」
村正「私もお願い。」
アラヤ「あの、僕もいい?」
え?
アラヤ「僕だって、母さんの役に立ちたいんだ!お願い、僕にも参入させてくれ!」
レイグル「しかし………、お前は───」
ガルッチ「アラヤ、いいのか?」
アラヤ「へ?」
ガルッチ「僕達について行くと、誰かが死ぬかもしれない。それでも、行く?」
アラヤ「…………行く。」
ガルッチ「だって、この子も編入させてくれ。」
レイグル「…………分かった。他は?」
それが結構時間がかかるものの、編入が終わったのは夕暮れの時だった。
レイグル「よし、まず俺とソフィアの故郷に行くのは『ガルッチ、フラン、こいし、イリヤ、村正、アラヤ、雁夜、ギルガメッシュ、白野、霜月』でいいな?」
ガルッチ「うん。」
DIO「では『ゼノブレイド』の世界は『ルッチ、レミリアお嬢様、さとり、このDIO、ラルッチ、ブラッド、クロエ』でよいな?」
承太郎「ならば残った俺が『二ノ国』の世界ってこ────」
???「待った。俺達も行かせてくれ。」
承太郎「その声は………。」
暁光!無月!マリーにアタランテにマルッチ!?
マルッチ「承太郎殿、遊びで無いのは承知の上です。どうか、我々にも連れてって下さい!」
暁光「そう、私さえいれば、どんな問題でもすぐ解決ゴハァ!?」
無月「此奴の馬鹿発言は兎も角、承太郎。頼む、俺達も同行を頼む。」
承太郎「ハァ、やれやれだぜ。ならこの5人は俺が連れていくが、構わないか?」
ガルッチ「………抵抗はあるが、分かった。ただし、無茶だけはするな。」
全員頷いた。よし。
ガルッチ「皆、外に出て!僕がゲートを開く!」
久々だ。この魔法を使うってのは………。
ガルッチ「時渡り『タイムドミネートディメンション』!」
そして僕は3つのゲートを開き、2チームは先に入っていった。
レイグル「行くぞ、皆。『ミュールゲニア』へ!」
全員「おー!」
僕らは一つのゲートに入り込んだ。この先に、一体何が待ち構えているのだろうか。そして、どんな敵どんな仲間が相見れるのだろうか。このワクワク感を抱きつつ、僕らはゲートの先へ走った。
-to be continue⇨-