Star Dust Space chapter3 作:深緑 風龍
-レイファン クリスタルパレス-
ガルッチ「何というか、凄い透き通ってるな。ガラス製なのに、一瞬水晶、又はダイヤモンドかと思えるぐらいだ………。」
イフ「このガラスの歴史だと、ガラスギルドというのがあるらしい。しかも、比較的に安くしているから、庶民にまで行き渡ってるそうだ。」
ガルッチ「ガラスギルドか…………、面白いギルドもあるんだね。」
イフ「それだけではないぞ、この透き通ってる理由は、国王からの命令でもあるようだ。『ガラスの透明度を極限にまで高め、更に高品質な、水晶にも負けないようなものを作れ!』ってな。」
ガルッチ「それで、こんなに透き通ってるって訳か。」
ケテル『まぁ、確かに美しいですもんね。』
バチカル『ああ、この爽やか過ぎるどっかの馬鹿みたいに美しく輝いてるよ。』
ケテル『ちょっと、それはどう言う意味ですか?』
バチカル『そのまんまの意味だが?』
ケテル『あ"?』
バチカル『お?』
どれだけ喧嘩すれば気が済むのか、そう溜息を吐きながらレインのところに行った。レインはガラスには興味はないらしく、代わりに肖像画を見ていた。
ガルッチ「その人は?」
レイン「ホーク・ウォルトン。俺の師だった奴だが、亡くなった。」
ガルッチ「…………なるほど。」
???「その人物をご存知ですか?」
歩み寄ってきた男(?)に訊かれ、レインは頷き、ガルッチは首を振った。ただそれと同時に、疑問を持った。何故だか、女性らしく見えるような気がしたからだ。
???「………彼とお会いになった事がお有りですか?」
レイン「若い頃のホークは知らない、でも、生前の彼に会ったことがある。」
???「ふむ…………、興味深い事です。我々は最近、八方手を尽くして探したのですが……、彼は既に亡くなっていました。」
レイン「だろうな………。」
ガルッチ「あの………、貴方は?」
???「ん?そちらのお嬢さんとは初対面でしたね。」
ガルッチ「待て、訂正してもらう。僕は、お と こ だ。」
???「え?いやいや、何処から見ても、お嬢さんにしか見えないのですが……。」
ガルッチ「なんでさ………。いや、ホントになんでさ。」
バチカル『全く、失礼な奴なものだな。我がマスターは、歴とした男だ!』
ケテル『お前と同意見なのが癪だが、その通りだ。』
???「け、剣が喋った!?」
ガルッチ「気にするな。それより………。」
???「申し遅れました。僕はケイという者です。シェルファ陛下共々、態々我が国にご足労頂いて申し訳ない。国王同士の会議ですが、サンクワールの重臣たる者にも、またお会いしたかったのです。」
ガルッチ「そうですか……、あと、僕の時はタメ口で構わない。こっちの方が、性に合ってるし。」
ケイ「では、貴方は本当に男なんですか?」
如何してそこまで疑われる必要があるのか、あまりにも呆れすぎたのか溜息を付き、答えた。
ガルッチ「正真正銘男だ。そう言うアンタは、男らしく見えないぞ。」
ケイ「何をまた。」
ガルッチ「これでも、男装している人の愛人を持ってるんだ。一目って程じゃあ無いが、雰囲気的に、女性に見える。」
ケイ「………不思議な方ですね。ところで、その腕は生まれ付きですか?」
ガルッチ「いや、前まではこんなんじゃ無かったけど、セレステア跡地にいった途端、戻らなくなってね。多分聖域に行くことになるだろうけど、理由は聞かないでくれ。」
ケイ「分かりました……。それはそうと、レインさん。」
ガルッチの話が終わると、今度はレインに話し掛けた。
レイン「何だ?」
ケイ「貴方については興味深い噂がたくさんあるようですね。例えば、ある国では罪人として永久手配を受けているとか。」
イフ「レイン、何かやったのか?」
レイン「いや、何故そうなる。その手配された誰かって、本当にレインって名前の奴か?」
ケイ「いえ、問題の罪人は『知られざる天才剣士』の事じゃないか、といううわさが一部であるだけです。その国の警備隊は、単に黒衣の男として名無しのまま手配したそうです。」
ガルッチ「(駄目だ、もうこれ絶対レインじゃねえか!!何やってんだよ!?)」
イフ「(一体全体、何をやらかしたというのだ!?)」
バチカル『(なぁケテル、あの特徴………。)』
ケテル『(絶対に、そのレインですよね。何をやったというのですか?)』
バチカル『(だよなぁ………。)』
レイン「おいおい、そりゃあ人違いだ。俺は道端で捨て猫を見ただけで、目に涙をためる男だぞ?そんな優しい奴が、どんな罪を犯すって言うんだよ。え?」
全員「「『『(おまえは何を言っているんだ?あの特徴のせいで、お前以外居ないんだけど。(・_・;))』』」」
レインの特徴が当てはまりすぎるせいか、ガルッチ、イフ、バチカル、ケテルはジト目になるほど、レインを見た。っとその時、何かの音がなった。
ケイ「ん?何事ですか?」
ガルッチ「失礼、我が
そう言い、レインとケイの元から離れ、逆にシルヴィアとノエルのところに向かいながら、手紙を開いた。(今更ながら、未来やガルッチが送ってきてるのは、モニター手紙と言うものです。)
『僕等はねえ。ガルッチ。
君の言う其の子を救済したら、次に出会ったもう一人は今度は救済ではなく、『処刑』します。
そして、其奴の居る世界に居る『遠藤ケンヂ』という男に会います。
先ずは、此の世界での役割を終えてからです。
其方での戦いが終わったら、次は其の子の救済。そして、もう一人の無の神の本体の処刑を行います。
ではまた。
未来より。』
ガルッチ「…………『二十世紀少年』の世界か。」
イフ「なるほど………、そこへ行こうとしてるというわけだな…………。」
ガルッチ「…………何故だろ、『艦これ』の世界で見た死の未来予知が、あの日以来起こらなくなったのって、もしかして…………未来のお陰?」
イフ「死の未来予知?」
ガルッチ「うん、本来なら兄さん、プリズマ・イリヤの世界からきたイリヤとクロエが死ぬと言う予兆があったんだ。だけど、それが見えなくなったって事は………。」
イフ「恐らくは、私や未来と関わったお陰で、その運命を破壊してくれたと言うわけだな。」
ガルッチ「……………予定変更だ。」
フラン「何がなの?」
ガルッチ「フラン、ちょっと頼み事をしてくれないか?」
フラン「?」
ガルッチ「僕とイフは、これから姉さんを呼んで、『二十世紀少年』の世界に行ってくる。その代わり、フラン達はシェルファさんを守ってやってくれない?」
フラン「え?3人だけ行くの?」
ガルッチ「すまない、こればかりは如何することも出来ないからね。」
シルヴィア「何処か行くの?」
ガルッチ「うん、今からイフと一緒に『二十世紀少年』の世界に行ってくる。」
シルヴィア「大丈夫なの?」
ガルッチ「大丈夫、その前に姉さんを呼びに行かないとね。」
そう言い、この場から離れようとすると、何かに捕まれた気がした。後ろを振り向くと、シルヴィアと寝ていたはずのノエルが掴んでいた。
ノエル「私も連れていけ、その世界とやらに。」
シルヴィア「私もよ。」
ガルッチ「いや、こればかりは───」
シルヴィア「ドッペルゲンガーを置いて行くだけなら、問題ないでしょ?」
ガルッチ「はぁ、仕方ない。」
そしてレインが見えないところで、ドッペルゲンガーを用意し、本体のシルヴィアとノエルを連れて、クリスタルパレスから出て行った。
ガルッチ「よし、行く前に未来に連絡を入れておかないとね。因みに言うが、彼方の世界の『ウイルス』に関してだが、どうやら人外や異世界の人には効かない仕組みがあるらしい。ただ、『遠藤ケンヂ』のようなその世界の人間は、防具する奴がないと絶対に死んでしまうようだ。」
シルヴィア「それについては、既に知ってるわ。」
ガルッチ「そうか。んじゃあ手紙を書くね。」
『未来。
少し予定を早めて、僕とイフ、シルヴィアさんとノエルは、一度姉さんこと『ラーク・スターライト・ラルッチ』を連れて、君達が行く世界に先回りさせていただきます。
そして、僕と兄さん、姉さんのお婆ちゃんに会い、暫くはそこにいようかと思います。
再会地点は、『ラーク家の家紋』が描かれていますので、そこで再び会いましょう。
家紋の形ですが、魔法陣みたいな円でその中に星が描かれさらにその内側に太極図が描かれていて、右の外側は天使の翼と剣が描かれて、左外側は悪魔の翼と剣が描かれています。
それと警告ですが、姉さんは『男の娘』と思われるほどなのですが、ちゃんとした『女性』なので、『男』なのですか?って言わないようにして下さい。
『殴られますので』。いや、これホントマジな方です。一度姉さんと一緒に出かけて来たとき、偶然ナンパ男が、姉さんを男なのかな?っていった途端、その人地平線の彼方まで吹き飛ばすぐらいなので、はい。
しかも姉さん、ロリショタブラシスコンらしく、未来は多分大丈夫だとは思いますけど…………いざって時は、止めますので。
それでは、また。』
ガルッチ「んじゃあ、送信頼む。ミスト。」
ミスト『はーい。送信開始!──────送信完了!』
ガルッチ「そんじゃ、姉さんを呼んで、行きますかね!」
そして、剣を抜いて空を斬ろうとしたとき、誰かがこっちに来るのが察した。なんと、アラヤが来たのだ。
アラヤ「母さん!僕も連れてって下さい!!」
ガルッチ「アラヤ?なんで?」
アラヤ「あの時も言ったでしょ?母さんの役に立ちたいんだって。」
ガルッチ「…………ドッペルゲンガーとかは?」
アラヤ「ちゃんと作ってきたよ。」
ガルッチ「準備いいな…………。はぁ、仕方ない。それじゃ…………。時渡り『タイムドミネートディメンション』!」
今度こそ空を斬ると、水色の渦が現れ、その中に5人が入っていくと、すぐさま消えていった。
そして、姉さんだけ連れて行こうとすると、鳳凰も行きたいと言われ(しかも上目遣い)、仕方なく連れて行く事になった。
ガルッチ「…………未来は兎も角、簪達にどう言えばいいんだろ……………。(・_・;)」
-to be continue⇨-