Star Dust Space chapter3 作:深緑 風龍
-ガルフォード城 客室-
ガルッチ「………ブルトンねぇ。しかもその姿からしたら、もう犯罪臭プンプンするじゃあないか。」
そういえば、僕も奇妙な夢を見たな。確か、サイボーグ的な少女と、頭と背中にそれぞれ4つずつ付いて、右腕から触手らしきものを持った女性、そして肩部分には結晶らしきものをつけ、長い尻尾を持った少女が僕の夢に出てきた。
何でも彼女達は怪獣娘と呼ばれていて、サイボーグ的な少女は『EXゴモラちゃん』、右腕から触手らしきものを持った女性は『ディスパ・デストロイア』、そして肩部分には結晶らしきものをつけ、長い尻尾を持った少女『ラマーチ・スペースゴジラ』と言うらしい。どうも彼女達は、僕の存在そのものが気に入ったのか、見た目はディスパの後ろにいた怪獣『デストロイア』の翼と右手から3つの爪に変え、能力はEXゴモラとスペースゴジラの力を全て、僕にくれたらしい。何故そこまで協力してくれたのかは謎だったが、僕はこれを『モンスターモード』と名乗ることにし、来るべきその時まで、無闇に使用しないことにした。
レイン「おいガルッチ、そろそろ行くぞ。」
ガルッチ「了解。さてと、そのサフィールって名のアホ面を観ましょうかね。」
だが行く途中、僕は何かを察知した。まるで、何処かの世界で、未来みたいに世界を旅をしていていきいつか出会うのではないかという、何かの直感が告げていた。
在るときは、僕以上に全てを裏切られてしまい、理不尽にも死んでしまうも、怪獣娘として転生した少女。
また在るときは、未来のような男の娘でジョジョの力を持っている転生者。
不思議と笑みが零れてしまうも、今はサフィールという男の面を見ることにした。
レイン「ガルッチ、なんか考え事か?」
ガルッチ「いや、何でもない。ただ………。」
シェルファ「ただ?」
ラルファス「何だ?今の内に言った方が良いぞ?」
ガルッチ「いや大したことじゃあないが、ただな。俺の夢が、こんなに果てしないものだなって、思ってたんだ。この呪いに感謝しないとな………。」
そんなこんなで、サフィールが待つ玉座へ入っていった。
-リディア城 玉座-
そこにいたのは、玉座に座っているサフィールという人物と周りにはそれに参加してる貴族達だった。
サフィール「良く来たな、平民。と言っても、お前に言いたいのはこれだけだ。」
そして、放たれた言葉はこうだった。
サフィール「消えろ。」
レイン「………は?」
サフィール「この城は平民臭くて敵わんからな。ああ勿論、貴様の兵は没収だ。今日から私の配下に収める。」
それを聞いた僕は危うく吹き出しそうになるも、レインの愚痴で同じ事をしようと思った。
レイン「なぁラルファス、ガルッチ。彼奴予想以上に馬鹿なんだけど、如何するよ。」
ガルッチ「いやいやレイン、それを言うなら彼奴はただの馬鹿、いや極め付きの愚か者だよ。いやさ、ホントにあれ貴族?僕の予想だと道化師だと思うんだけど。今笑いを堪えるの必死だし。wwww」
ラルファス「………。(・_・;)」
シェルファ「…………。(・_・;)」
サフィール「おいそこの平民共、聞こえてるぞ!(-_-#)」
ガルッチ「わざとですが何か?」
サフィール「それはそれでどうなんだよ!?」
ガルッチ「いい愉悦物があったので、うっかりと口が滑っちゃった。」
レイン「愉悦物と言われてるな、サフィール。」
サフィール「フン、貴様のような平民………いや可憐な少女の物言いも今の内────」
ガルッチ「おい、訂正を求める。僕は男だ!」
すると、まるで時が止まったかのようにシーンとした。
サフィール「…………何と言った?」
ガルッチ「だから、男だって言ってるんだ!眼が腐ってるなら、目薬でも掛けてもう一度、しっかりみろ!」
サフィール「…………ま、まあいい。王女殿下!!此方へ!」
ガルッチ「……シェルファさん、ついでながら目薬を。」
そう言うと、赤く透き通った液体をシェルファに渡し、レインの頼みで玉座に向かった。
サフィール「お久しぶりです、王女殿下。さぁ、お手を。」
シェルファ「結構です。あと、これが目薬という物です。」
サフィール「……………どう使うんだ?」
ガルッチ「そこに蓋があるだろ?それをとって、眼に刺すんだ。」
サフィール「こう…………ギャァァァァァァッァァ!!!!!!」
ガルッチ「(馬鹿だ………。)」
レイン「うわー………、痛えだろうな………。」
間違えてそのまま眼に押し付けたのか、あまりにも痛さに目を抑えながら悶絶していた。
サフィール「貴様!なんてものを!!!」
ガルッチ「馬鹿、僕が刺してやるから大人しくしろ。」
男の娘目薬さし中………。
サフィール「………ホントに、男だったのか。」
ガルッチ「だから言ったのに……………。(まあ愉悦だったけど、まあいいか。)」
そして、ガルッチはレインらのとこに戻ると、サフィールは手紙らしき物を渡し、シェルファに渡した。そこには先代王の遺言があった。
内容は至って簡単で、財産と王の継承するものだった。
サフィール「私が何故玉座に座ってるのが解って頂けたかな?陛下はこう仰せられた。
『私こそが、この国の王であると』!!!!」
ガルッチ「………つまりどういう事?」
ラルファス「サフィールに全権と遺産を!?」
レイン「んなこったと思ったが………。んで、何でガルッチは悩んでる?まぁいいとして…………、王女殿下!その遺書の筆跡は確かに父君のものですか?」
シェルファ「いえ、解りません。」
サフィール「んな!?」
シェルファ「父の文字を見る機会など、殆どなかったので………。」
サフィール「何を仰りますか!!間違いなく、亡き陛下の筆跡───」
レイン「そう露骨に慌てると、信憑性が無くなるぞ。」
ガルッチ「いやさ、目薬すら間違えて目を突っ込む馬鹿なんだから、しかたないよ。」
サフィール「黙れ平民!!!!!」
ガルッチ「だが断る。こんないい愉悦物を侮辱出来るなんて久々だもん。かの英雄王が見たらさぞかし大喜びだろうなぁ………。」
今のガルッチは、凄くいい笑顔と外道神父がする笑みになっていた。
ガルッチ「そもそも貴様のような、愚かで無能と言っても過言じゃあない、そんな暗愚が王になれば、最早国として成り立たんなぁ………。精々武将止まりだ。」
サフィール「何?」
ガルッチ「いいか雑種、この際だから言っておこう。こう見えて僕は、かの英雄王に認められて、不本意ではあるが王と呼んでくれた。『贋作王』とな。」
サフィール「贋作王!?なんだそれは!?」
ガルッチ「贋作王、それはあらゆる偽りを生み出し、あらゆる贋作を作り出すことが出来る。偽りの頂点に立つ者。僕的には気に入らないけど、まぁどうでも良いか。ちょっと失礼。」
すると、ガルッチの隣に何かの異空間が現れ、すかさず拳を入れた。ついでながら、紙を書いて、その異空間に入れると消えていった。
ガルッチ「やれやれ、恐らくは未来が言ってた篠ノ之束ってのはあの子だな………。全く、一応警告は紙に書いて置いたからいっか。『僕に目の敵をしようなぞ9光年早い。そして未来達に手を出すってなら、僕は容赦はしない。解体するほどだから、覚悟しておけ。』って書いたから、いっか。因みに血文字で。」
サフィール「待て待て待て待て!?なんかお前、とんでもない事を口走らなかったか!?」
レイン「うん、そこはサフィールに同意だ……。」
ガルッチ「仕方ないだろ、友人を傷つけるってんなら、それ相応の代償を支払って貰わんとね…………。例えば、『命』とか…………。」
レイン「お前はヤンデレか何かか!?」
ラルファス「ガルッチの意外な一面を見た気がする………。」
サフィール「…………ま、まあいい。」
ラルファス「とりあえず、ガルッチの言い分とサフィールの遺書は後回しだ。サフィール、お前はザーマインの戦のあと、今まで何をやっていた?」
すると、サフィールは動揺しているかのように淡々と説明した。どうも傷が酷すぎて、しばらくは動けなかったという。その後レインは何かと言ったらしいが、サフィールのブチ切れで、兵をあげようとしていた。
ガルッチ「静まれ雑種!!」
サフィール「!?」
レイン「!?」
ガルッチ「レイン、まだ剣を構えるな。そしてサフィール、貴様は何処まで醜態をさらす気だ?」
レイン「おい、ガルッチ。ちょっと………。」
ガルッチ「レイン、僕に任せておけ……。いいか雑種、もう一度言うが、貴様のような王は認めん。僕が認めるのは、唯我独尊、天上天下英雄王ただ1人!その他の王は、僕の判断次第だが、貴様のような暗愚な雑種如きに、サンクワールは成り立たん!今の時代は、貴族だけの力は勤まらん!民と協力し、仲間と共に戦う!それが今の時代だ!」
サフィール「貴様、戯れ言は休み休みに────」
ガルッチ「なのに貴様は、レインの上将軍を剥奪?愚かしいな、そうなればサンクワールの寿命が縮むだけだぞ?それに、お前は全く技量を見ていない。ただ権力というものを盾にしてるだけだ。何時か貴様は地獄を見るぞ…………。」
レイン「…………ガルッチ。」
サフィール「………………………くっ、平民風情が。」
ラルファス「まぁいい、では仮にサフィールが王としよう。その後はどうする気だ?」
すると、待ってましたかと言わんばかりににやつき……。
サフィール「王女殿下と、結婚する。」
レイン「!?」
ラルファス「!?」
ガルッチ「はぁ!?お前何処まで馬鹿なの!?」
サフィール「何を言う?王が王女殿下と結婚するのは当然であろう。勿論、王女も解って─────」
シェルファ「…………いやです。」
サフィール「へ?」
するとシェルファは立ち上がり、城が響くほど叫んだ。
シェルファ「絶対嫌ァァァァァァァァァァァァ!!!!」
そしてサフィールを突き放し、レインに抱き付いたあと、ガルッチの髪をすりすりしはじめた。
ガルッチ「み………耳が………。超音波か何かか…………。」
レイン「ハハハハハ、チビがこんなでっかい声を言うとは思わなかったぜ!」
シェルファ「ちょっと、恥ずかしかったです…………。」
ガルッチ「…………だからって、シェルファさん。僕の髪をすりすりはどうかと………。」
するとラルファスはため息に気づいた2人は玉座を見ると、兵士が槍を構えていた。
サフィール「やっと本性を現したな………。王女殿下を弄ばせた挙げ句、王になろうとは!破廉恥千万!!!」
レイン「それはオメェだろ!!このエロ巻き毛!!!!」
サフィール「貴様!!これの何処がエロ巻き毛だ!それに、それは其奴────!?」
何かの琴線に触れたのか、一人の兵士そのものを吹き飛ばし、壁諸共粉砕したのだ。
ガルッチ「おい、下郎。何がだと?オメェがエロ巻き毛であってるじゃねえか。それとも何か?僕に言いたいことがあるのか?」
サフィール「なっ!?何だ!?貴様!?」
ガルッチ「よく見ろ、貴様らがどれ程無能なのか、思い知らせてやろう…………。我が血よ、彼の者を吹き飛ばせ!『
右手を傷つけ、掲げるとそこから血飛沫が吹き始める、前に居た兵士が一気に吹き飛ばし、外まで吹っ飛んだ。
貴族達「( ゚д゚)ポカーン」
ガルッチ「もういっちょ、それっ!」
次に、空に止まった血は、近くに大きい穴を開けていき、脱出経路を作った。
ガルッチ「よし、シェルファさん。ちょっと失礼。」
シェルファ「ほぇ?」
レイン「おいおい!?それお姫様抱っこ!?」
ガルッチ「血で汚して済みません、シェルファさん。とにかく今は、撤退と行きましょう。」
サフィール「ま………え?な………何これ?」
ガルッチ「では、Good Bye!!!サフィール!!!レイン、ラルファス、行くぞ。」
レイン「ラジャー!」
ラルファス「あ、ああ。」
サフィール「( ゚д゚)ハッ!?ま、待てェェェェェェ!!!!!!!!!!」
ガルッチside
『手紙を読ませていただきました。『ブルトン』ねぇ………。もうなんか犯罪臭プンプンしまくるのは僕だけ?
まぁそれはともかく、白夜叉で決闘なら丁度良いかもしれない。ああ見えて、まだ本気ではないからな。死んだら如何することも無いけど、勝つことを祈るよ。
ps,
どうやら篠ノ之束が、其方の世界にいるらしい。しかも僕を目の敵にしたようなんで、少しお仕置きしてから警告の紙を送らせておいた。何が目的なのかは謎だが、何かあったら手紙を頼む。異空間を使って、束をお仕置きするんで。
あと夢で怪獣娘の『EXゴモラ』と『デストロイア』、『スペースゴジラ』と出会って、僕に力を託してくれたんだ。一応僕は『モンスターモード』って呼ぶことにしたけど、使う機会があったら見せるね。』
ガルッチ「ふう、疲れた。」
フラン「お疲れ、お兄ちゃん。」
ガルッチ「全く、あのサフィールの奴。よくもまあ僕の血を使わせやがったな………。」
こいし「大丈夫?おっぱい揉む??」
ガルッチ「寧ろ包んでくれ………、あと血も頂戴。」
こいし「いいよ、お兄ちゃん。」
はぁ………、如何して血を使う羽目になったんだ?いやまあ、原因は分かる。サフィールがエロ巻き毛と言った。僕の何処がエロ巻き毛だっつうの。
シェルファ「あの、大丈夫ですか?」
ガルッチ「いや………、貧血を起こした。少し血を飲むから、待ってて。」
シェルファ「…………吸血鬼なのですか?」
イリヤ「ううん、有翼人っていう種族よ。もの凄く希少な種族で、人間に近い種族でも呼ばれてるわ。」
シェルファ「そういえば、3人の空気も違いますし…………。」
ガルッチ「本来なら珍しいものじゃ無かったんだが、とある戦争がきっかけで、こうなっちゃったんだ。だから普通の有翼人は、ごく稀だと思う。それに、本来有翼人は人間より寿命がっていうより、恐らくはあらゆる種族の中で1番の長寿だと思う。長ければ『1京年』も生きた有翼人もいるとか。」
シェルファ「そんなに!?」
ガルッチ「まぁ、あくまで想定だ。それより短いか、またはそれ以上か………。まぁ普通に年を重ねるけど、僕等は呪いで歳取れないしね。とりあえず、ギルガメッシュ!」
ギル「何だ雑種。」
ガルッチ「頼むからさ、もっとマシなのなかったの!?『贋作王』ってなんだよ!?せめて『幻影王』がよかったよ!」
ギル「まあよいではないか、何しろ贋作すら生み出せるからな。強ち間違いではなかろう。真作の王がいるのであれば、贋作の王がいても構わんだろう………。」
ガルッチ「はぁ…………、まあいいけど。」
でもやっぱり幻影が良いんだよな………。
ギル「しかし我が雑種、なかなかよかったぞ?この我を王の中の王として呼んでくれて。」
ガルッチ「そりゃあそうさ。僕はギルガメッシュのマスターであり、ギルガメッシュの配下、そしてギルガメッシュの友人でもあるんだ。」
ギル「やはり貴様といると、楽しみが増える。貴様が滅びるまで、最後まで付き合おうではないか。」
ガルッチ「ありがとう、ギルガメッシュ。」
シェルファ「……羨ましいですね、お二方の関係は。」
ギル「信頼しているからこそだ。ではな。」
ガルッチ「……………とはいえ、とんでもない事になったな。」
結果、サンクワールは内乱状態、加えてシャンドリスの登場。今は如何することも出来ないが、あのジョウという名の男、強そうではあるが恋愛感情に関してはあれだな……。
レイン「あの、そろそろ離してくれないか?」
シェルファ「私は満足してません。」
レイン「はぁ…………。おいガルッチ!なにやってんだ!?」
ガルッチ「いやー、このイチャイチャを映像にして、未来達に送ろうかと。」
レイン「やめい!」
-to be continue⇨-