キリトとアスナ、二人が初めて結ばれる夜なのでR−18タグをつけ、
【おまけ編】として別枠で投稿させていただきます。
寝室でこれまでの留学の経緯を話したキリトが自分の腕の中の存在を感じたくて、抑えきれない感情のままにアスナの唇を求めた後、強く彼女を抱きしめて「アスナはオレの……もん……だよな?」と所有権を確認すると、息を荒げたままの彼女がさららさの栗色の髪を小さく揺らして肯定を伝える。
内心、幼い頃からユークリネ王国の王女である事に真摯に向き合ってきたアスナだから、これからはガヤムマイツェン王国の立派な王太子妃を勤め上げることに心血を注いでしまうのではないか、と心配していたからだ。正直、王太子妃としての重責を担うより、まずは王太子である自分の伴侶として常に傍にいて欲しい。
とは言え、そこは自国が大国の名を冠している意味を身を以て実感しているキリトだから、今後しばらくアスナは妃修行で忙しい日々を過ごさなくてはならないであろう予想はついていた。だからこそ、二人の時間である夜くらいは思う存分彼女を独り占めしたい。
特に今夜は彼女を娶って初めての夜だ。
キリトは抱きしめていた腕の力を緩めると、あっという間に彼女のガウンをはぎ取り、続いて声を出す暇さえ与えずアスナを抱き上げて二人で使うには広すぎるベッドの上へと移動し、ゆっくりとその身体を下ろした。
ふわっ、とシーツの上に栗色の髪とナイトドレスのたっぷりとした白いドレープが広がる。
これからの二人の長い夜を思ってか、アスナの顔は既にほんのりと染まっていた。
「キリトくん……」
請われるように名を呼ばれて、キリトは言葉で応じるよりも自分の唇をアスナのそれに重ねる。
そのままナイトウエアの胸元から手を差し入れればシルクの感触に全く引けを取らないアスナの素肌が手の平に、指に吸い付いた。極上の肌触りに彼女の肌の上を這う手を止めることが出来ず、それどころか手だけでは我慢ならずに唇で頬を食み、続けて首筋に舌を這わせる。
それだけの刺激でアスナが唇を噛みしめながら顔を左右に揺らして滲んだ涙を振り散らすと髪がさらり、さらりと舞い、その度に甘い香りが解き放たれて更にキリトの感覚を敏感にさせた。
「っふ……くぅ……んっ……」
ハイウエストの部分にある細いシルクのヒモの結び目をほどけば、するり、とドレスがアスナの素肌を滑り落ちる。
目の前の晒された真っ白な裸体に知らずキリトはごくり、と喉を鳴らした。
ゆっくりと顔を下げて鎖骨のくぼみにキスを落とす。
片手ですぐ傍の膨らみのひとつを包み込めば、そのすべらかな感触はもちろん柔らかな弾力がキリトを虜にさせた。下からすくうように手の平を目一杯広げて押し上げると徐々にその先端が色づいていく様が艶めかしく、幼き日に話したように新鮮な果実を摘み取るがごとく口に含む。
「ひゃっんっ」
新たな刺激にアスナが思わす驚声を漏らした。
不用意に上げてしまった自分の声を恥じ入るように、すぐさま唇を固く閉じるがキリトからもたらさせれる刺激は更に強くなる一方だ。
吸い付くように唇を密着させたまま、まんべんなく舌を使って味を確かめつつ、もう片方の膨らみにも手を這わす。見ずとも手に当たる感触だけで先端を感じたキリトはそこを二本の指でつまんだり、押し込めたりと愛撫を繰り返した。
「……はぁっ……はっ……アッ……」
すっかり息の上がっているアスナは手の甲で口元を塞いでいるが、それでも堪らずに漏れる自らの甘い声と二つの先端から受ける痺れに反応して徐々に溶かされていく。キリトが口を離せばアスナの羞恥に染まった顔よりも鮮やかな色に変化した突起が彼の唾液を纏ってつん、と固く尖っていた。
ふと見上げればぎゅっ、と目を瞑ったままのアスナの花顔が飛び込んできて、素直にそこから発せられる嬌声を聞きたいのに、未だ声を押し殺そうと当てられている手の存在に眉根がよる。
「アスナ……声、聞かせて」
すぐさま顔を左右に振って切れ切れの声が届く。
「や……恥ずか……しい」
アスナの芯の強さはキリトも十分理解しているので、ここはこれ以上言葉では無理だと判断し、なら芯を溶かすまで、ともう一方の果実にしっとりと舌を絡めた。
と同時に片方の手を腹部から徐々に撫で下ろしていく。その手に導かれるようにアスナの内のあちこちからキリトの手や唇で灯された熱がひとつに集まりつつあった。固く閉ざされた両足の間にキリトの手がゆっくりともぐっていくと、内ももをさすられるような感覚に恥じらいと同時に気持ちよさがこみあげてきて拒むことが出来ず、次第に足の力が抜けていく。
緊張が緩んだことをその手で直に感じたキリトは更に奥へとかき分け、指を潜らせた。
そうしてようやく目的の場所に到達する。
何かの合図のようにそっと数回、往復を繰り返すとアスナが小刻みに喉から息を跳ねかせ、片手でシーツをきつく握りしめて皺を作った。しかしキリトの指先には待ちかねたように開いた秘密の扉の中からとろり、と蜜が流れ出る。
それをすくい取ってから、彼女の秘部の入り口にくるり、とまあるくこすりつけるとキリトの指に触れられている箇所にばかりに意識がいって無防備だったアスナの両足もふるふる、と震え始めた。
口で胸の先端へ刺激を続けながら下部を弄る手をより大胆に動かすと、比例するようにアスナの声が少しずつ耳に届いてくる。
「っ……んっ……アッ……ふぁっ……あんっ……」
アスナの顔は既にこれ以上はないという程に真っ赤に染まっていた。
キリトからの刺激に耐えられないのか、さっきよりも激しく顔を振れば、それに追いつけず口に当てていた手が外れる。
遮るものがなくなる事を待ち望んでいたようにアスナの嬌声がひときわ大きくなった。
「アァっ……ひゃぁっ……やっ……あっ、だめっ……」
ちゅっ、と音がするほどにアスナの胸の先端を吸い上げると、腰がびくんっ、と跳ね、その動きに乗じてキリトの指がつぷり、と侵入すれば立て続けに襲ってくる初めての感覚に更にアスナが高く声を上げる。
「あぁんっ」
既に蜜によって十分に潤っている彼女の内(なか)にゆっくりと慎重に指を押し入れた。
その異物感にはぁっ、はぁっ、と浅く息を吐き出しながら言葉にできない感覚を必死に受け入れようとしているアスナの健気な様が愛おしくて、キリトは指先で優しく蜜壁を撫でる。
今までと違う動きをアスナが敏感に感じ取り、腰が揺れ始めた。短い息継ぎの合間に甘い啼き声が混じり始めたのを認めて動きが徐々に大きくなっていくと、キリトの指の腹がある一点に触れる。
「ひゃンっ……やっ……やだ……」
乱れる息も忘れてキリトに訴えると、顔を上げた彼の片頬が意地悪く上がった。
「……ここ?」
言いながら今、触れた箇所を再び撫でると、すぐさまアスナが顎をそらせて反応する。
何度も擦るとアスナの両足の震えが段々と大きくなり、彼女の内奥からたっぷりと蜜が溢れてきた。
「もっ……もう……キリト……く……ん」
すっかり涙声になったアスナが何を言えばいいのかもわからず懸命にキリトの名を呼ぶと、応える代わりにキリトがするり、と指を引き抜く。ホッ、とアスナが息を吐いて身体を弛緩させた瞬間、今度は二本の指がまとめて彼女の内(なか)に侵入した。
「ひゃあぁっ……」
これまでで一番高い嬌声が上がる。
再び内(なか)に這入ってきた指は一本がさっきの場所を擦り続け、もう一本はその周りを好き勝手に動き始めた。その二本が蠢く度に、足を震わせながらも同期するようにうねるアスナの腰を見ているキリトの瞳は熱を秘めた黒に艶めき、息も次第に荒くなっていく。
当初の目論見通り、ふにゃふにゃに溶けたアスナを見てキリトは徐に上体を起こすと同時に指を抜き、着ていた寝衣を床に落とした。
それから彼女の入り口に自分の張り詰めた想いをあてがい、しゃくりあげつつも涙を湛えぼんやりとした表情のアスナの耳元に口を寄せる。
「オレを……受け入れて、アスナ」
キリトの声ではっきりと意識を取り戻したアスナは、はしばみ色を見開いたのも一瞬ですぐにこくり、と頷くと、キリトはその拍子にこぼれた涙へ舌を這わせて舐め取ってから再び起き上がって彼女の細腰を両手で支え自らを彼女の内(なか)へと埋め始めた。
少しずつ、少しずつ、彼女の反応を窺いながら押し進めれば、しゃくり上げる余裕すらなくなったアスナが時折、息さえ止めてぎゅっ、と眉間に皺を寄せる。その表情に心は痛むものの己の感情は正直で、初めて受け入れている男が自分だという事実と彼女の内(なか)の温かさと柔らかさにキリトは歓喜すら覚えていた。
アスナにとってはひたすら耐えるだけの行為なのだろうが、すぐに息を吐き出して元の浅い息づかいに戻ってくれる様子に後押しされて突き進むと先に僅かな抵抗を感じる。動きを止めて、彼女の腰を支えていた手の片方を先程までとは違う感覚で震えているアスナの太ももに這わせ、ゆっくりと撫で上げてやると安心したように息づかいが落ち着きを取り戻し始めた。
何度か撫でた後、そのまま上に這わせ己が侵入している少し上をゆるゆると弄る。
途端にアスナが「ひぅっ」と息を飲み込んだ。
小さな花芽を探り当て幼子の頭を撫でるように指を動かせばそれまでの痛みとは違う感覚がじわじわ、と全身を這い回り「ふあぁっ」とアスナが身悶える。
「そ……そこ……ダメ……キ……キリトく……んっ」
強張っていた顔が一瞬にして朱を帯び、唇が震え、瞳が潤んだ。
己の欲望にも再び新たな蜜がまとわりつくのを感じたキリトが怪しげに目を細め、更にぷくり、と膨らんだ芽をつまむ。
堪った涙がこぼれ落ちるのと同時に腰が跳ね、キリトは見計らったように己をねじ込んだ。
その瞬間、声にならない声をあげてアスナの背が反り返る。
すかさず背中とベッドの隙間に両手を差し入れ、彼女の腰全体を抱え込む体制になったキリトはそのまま内と外から完全にアスナと密着し、ひとつになると息を切らしたまま頬をすり寄せた。
「……っは……ア……アスナ……」
自分の吐く息がシーツの上の栗色の髪にあたり、香りが上がる。
男の自分には想像もできない感覚だが、アスナが言葉を紡ぐ余裕さえない事にその辛さが推し量れた。
そうっ、と振動を与えないよう顔だけを上げて彼女を覗き込むと、その視線に気づいたアスナが眉根を寄せ涙を零しながら、小さく「だ……だいじょ……ぶ……だよ」と囁く。
どう見ても痛みを堪えている表情にしか思えず、自分でも無意識なのだろう、噛みしめている下唇が痛ましくて、ぺろり、と舐めてから軽く口づけたキリトは整わない息のまま苦笑いを浮かべた。
「言ったろ、オレには、無理しなくて、いいって」
「……無理……じゃな……くて……ほんとに……大丈夫……」
「アスナ……」
わざと咎めるような視線を送れば、なんとか笑顔を見せようとしているのか、アスナの眉が僅かに下がる。
「痛い……のは……そう……なんだけど……キリトくんが……くれる……痛みだから……」
そこまで言い、ほんの少し口元を緩ませて「だから……大丈夫……」と告げられれば、その言葉と表情からキリトの熱がますます一点に籠もった。堪らずにキリトが身をよじらせると僅かな動きでも蜜と己との摩擦音がくちゅり、と耳に響く。
密着しているアスナとの触れ合う感覚を全身で受け止め、熱い息づかいと蕩けるような嬌声を聞き、涙を湛えつつも朱に染まった顔を見て、最後にむせ返るほどの香りを嗅げば残すは彼女を味わいつくすことしか考えられなかった。
掠れ気味に「ア……スナ」と彼女の名を呼び、意識をこちらに向けさせ少々乱暴に唇を塞ぐ。
「んっ…………はぁっ……あ……んンっ……」
喰らうように散々舌で激しく咥内を犯した後、キリトは更にアスナを強く抱きしめ弱々しく許しを請うた。
「ごめん……大丈夫なわけないって……わかってる……けど…………我慢、できない。アスナの全部を……オレのものに……させて」
二人の初めての長い、長い夜の始まりだった。
お読みいただき、有り難うございました。
「27と1/2」話……なんか魔法学校へ連れて行ってくれる列車のプラットフォーム番号
みたいですが……(苦笑)……いえいえ、コレ、1話分としてカウントするのはなんか納得
いかないので……だって、きっと読み終わっての感想は「これからでしょっ!」ですよね?(笑)
別枠を設けるならお話的には「この後」を書くことこそが本番なのがわかっているので
あくまで【おまけ】です。
だから「1/2」なんです。