ヴィーネ「マサキ、大好き!」
俺「俺もだよ、ヴィーネ♪」
ヴィーネ「妊娠したかも……」ガヴリール「えっ」
ガヴリール「どうしたのヴィーネ、食べないの?」
ヴィーネ「あ、うん……なんだか少し食欲がなくて……」
サターニャ「なら私が食べるわ!たくさん食べて大悪魔になるのよ!」モグモグ
ヴィーネ「ありがとうサターニャ……」
ガヴリール「具合でも悪いのか?」
ヴィーネ「ん~……なんでかしら……」
ヴィーネ「うっ……何、この吐き気……」
ヴィーネ「胸もなんだか痛いし……病気なのかしら……」
ヴィーネ「ネットで調べてみましょう……」
ヴィーネ「吐き気 胸痛 食欲不振……と」
ヴィーネ「えーっと……え……」
プルルルルル ガチャ
ガヴリール「どうしたのヴィーネ?」
ヴィーネ「ガヴ……私……」
ガヴリール「うん」
ヴィーネ「妊娠したかも……」ポロポロ
ガヴリール「えっ」
ガヴリール「妊娠!?なにかの間違いじゃ……」
ヴィーネ「でも、でも、症状が一致するの……生理前の出血とか、おりものの変化とか……」
ガヴリール「でも、その、それはそういう事をしないとならないんでしょ?」
ヴィーネ「覚えがないの……私、どうしたらいい……?」ポロポロ
ガヴリール「待って、ちょっと調べてみる」
ヴィーネ「うん……」
ガヴリール「あ……想像妊娠っていうのがあるみたい。妊娠を強く望むか拒絶していると、妊娠したような症状になるって」
ヴィーネ「そ、そうなの……?」ポロポロ
ガヴリール「うん、大丈夫。想像妊娠だとわかると症状は減退するって」
ヴィーネ「……そうなのね、よかった……ありがとう、ガヴ」
ガヴリール「うん、お大事に」
ヴィーネ「あれから数日たったけど……」
ヴィーネ「症状はよくならない……それに、心なしかお腹も大きくなってる……」
ヴィーネ「もしかして、悪魔に特有の症状だったりするのかしら……」
ヴィーネ「もう1度、調べてみないと……今度は悪魔ネットワークで……」
ヴィーネ「悪魔 覚えがない 妊娠 っと……」
ヴィーネ「……えーっと、なにかしらこの記事……」
ヴィーネ「胎児悪魔マサキ……?」
ヴィーネ「なに、これ……」サァァ
胎児悪魔マサキとは
精子に変身し、その状態で子宮内にワープし、卵巣から無理やり排卵させ、受精させる悪魔です。
受精から出産までのスピードが速く、速いときには一週間ほどで強制的に出産させられます。
また精神はそのままで、肉体の成長は早く、出産時にはかなりの負担をかけられます。
時折お腹の中から語り掛けてくることもあります。
出産をすると強制的に強い母性本能を抱かされ、さまざまな記憶が抑圧され、強い愛着を出産者は持つようになります。
出産を防ぐ手段はありません。
ヴィーネ「うそ……ちがう……ちがうわよね……?」
俺「あーあ、バレちゃった」
ヴィーネ「!!!」
俺「こんにちは、ヴィーネママ、俺マサキ!」
ヴィーネ「どこ!?どこにいるの!?」
俺「わかっているよね……ママのお腹の中だよ」
ヴィーネ「いや……いや……」ポロポロ
俺「ママ、はやく産んでね。それで今度は、俺と本当の受精をしよ?」
ヴィーネ「出て行って!出て行って!私の中から出て行って!」ガンッ ガンッ
俺「無駄だよママ……書いてあったでしょ、出産を防ぐ手段はないって……」
ヴィーネ「いやっ……いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
俺「おぎゃー!おぎゃー!」
ヴィーネ「どうしたのマサキ、お乳の時間?」
俺「コクコク」
ヴィーネ「は~い、今あげまちゅからね~」
俺「ちゅぱちゅぱちゅぱ……」
ガヴリール「まさか本当に妊娠してたとはな……」
ヴィーネ「驚きよ~……、あ、ガヴのことはパパだって教えてるから」
俺「パ~パ、パ~パ♪」
ガヴリール「うげ、マジか……」
ヴィーネ「これから3人で、幸せな家庭を築きましょ♪」
ガヴリール「まぁ……やぶさかじゃないけどさ……」
俺(ギヒヒヒヒヒヒヒヒ!)