この小説は拙作『智慧と王冠の大禁書』における、とあるシーンの後の濡れ場を描いたものです。なのでそちらを知らない方にはお薦めできない作品であるという事を、まず最初にご了承ください。

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※注意※
この作品は基本ノーマルなプレイで純愛かつイチャイチャものではありますが、作者の性癖も多大に漏れ出ております。そのことを念頭に置いたうえで、さらに女オリ主×男原作キャラを許せる方のみご覧ください。


夜に溺れて

 カルデアの一室、ロマニ・アーキマンの部屋。既にそこは淫靡な空気で満たされつつあった。

 ベッドに押し倒されたロマンの上には、波打つ亜麻色の髪を乱したマーキダが派手にドレスの裾をめくらせてのしかかっている。そのせいで黒の妖艶なガーターソックスも、真逆に少し可愛らしい印象を与える桃色の下着もよく見えてしまう。

 けれど彼の瞳には、瑞々しいふっくらとした赤い唇が降りて来ていることしか見えなかった。

 

「んっ……」

 

 まずは軽く触れるようなキス。それだけでもう甘く感じてしまう。すぐ近くにあるマーキダの赤い瞳が艶めかしい。けれどすぐに唇が離れ、ほうと熱い吐息をする。

 そして一呼吸置いた次の瞬間には、互いに息が出来なくなるほどに熱烈な口づけがやって来る。今度はついばむだけでなく舌と唾液の交換まで含めた深いもので、ぴちゃぴちゃと耳に残る音を立てながら夢中になって口内を蹂躙し合った。

 次第に息がもたなくなり、どちらともなく塞いでいた唇を離した。絡み合う舌が離れ、銀色の橋が間に架かる。

 

「ふぅ、ぷはっ……どうです? 良かったですか?」

 

「あ、ああ。とても甘い味を感じたよ」

 

 あんまりダイレクトに述べてしまうのも恥ずかしいからちょっとぼかして言えば、マーキダは嬉しそうに微笑んだ。そのまま二回目のキスを所望してくるので、合わせるように舌を差し入れる。柔らかくて火傷しそうなほどに熱い舌が心地よい。

 そのままどれくらい経っただろうか。まるで互いの限界を見極めるかのように数瞬の休憩を挟みながら唇を塞ぎ続け、再び互いが離れた時には既に数分間も時間が経っていた。

 

「キスってすごいですね。これだけでイっちゃうんじゃないかってくらいです」

 

「あはは、コメントに困るなぁそう言うのは……」

 

「そういう時は笑ってくれればぞれで十分ですよ」

 

 はにかんだ彼女は一度ロマンの身体の上から離れると、彼の手を引いてベッドの縁に座らせる姿勢を取らせた。いったい何をするつもりなのかと訝しんだところで、マーキダの身体がするりと彼の足の間に潜り込んでくる。さらに膝立ちになって頭を彼の足の付け根にまで躊躇いなく近づけたところで、ようやく何をする気なのか察した。

 

「ちょ、ちょっと待った! それはさすがに――」

 

「うふふ、ご奉仕してあげますね」

 

 弾んだ声をあげながら、カチャカチャと手際よくズボンと下着を降ろされてしまう。その瞬間に飛び出してきた彼の剛直を、マーキダはちょっとだけ驚きつつも嬉しそうに見つめている。

 

「……性格とか外見の割に、案外と立派なものですね」

 

「うう、見られた……これじゃお嫁に行けないよ……」

 

「なに言ってるんですか貴方は、私がお嫁に行くんですよ」

 

 こんな状況だからこそ思わず口を衝いて出たロマンの冗談に、マーキダも笑みをこぼしながら軽口を叩いた。とはいえ恥ずかしいのは確かだし、見た目の割に平均を多少なりとも超えているように見えるのも間違いないのだが。

 男の割にどうしてもこういうことに対して受け身になってしまうロマンが顔を逸らしていると、なにやらごそごそと衣擦れの音が響いてくる。いったい今度は何をする気なのかと思っていると、両頬に手を当てられて強制的に前を向かされてしまった。

 

 そして、目に飛び込んできた光景にどうしようもなく生唾を飲んだ。

 

「どうです? これでも私、『黄金律』なんですよ?」

 

 問いかけてくるその言葉も耳に入らない。

 だってそう、目の前に広がっている光景はマーキダの二つの膨らみであった。どうやら黒いドレスの胸元を下げて出したらしいその二つは、確かな大きさと張りを感じさせる美しいものであり、頂点には赤い蕾がツンと上向いて主張している。

 端的に言って素晴らしいその双丘を、マーキダは下から持ち上げるようにして支えた。プルンと揺れた蠱惑的な動きに目を奪われる。そのまま彼女は先ほど出された剛直を胸で挟み込むと、ゆっくりと圧迫(パイずり)を開始した。

 優しく繊細に揉みこまれるその感触に、早くも理性が飛びそうになってしまう。柔らかく張りのある双丘はかなり大きくて、剛直の大部分が中に包まれてしまっているほど。そしてその先端、飛び出た亀頭にマーキダが躊躇いなく唇を近づけて、

 

「ちゅっ……あむっ……」

 

「うあっ!」

 

 口付けて、それから優しく舌で舐めあげた。そして流れるようにはむっと先端を咥えてしまうと、唾液と絡ませて飴を舐めるかのように舌を動かし始める。その不意打ちの衝撃につい声をあげてしまったロマンを責めることはできないだろう。

 

「んむ……んふんむずぶっずぶっ、おいひい(おいしい)……」

 

 先端を舐めながら恍惚とした表情で呟くマーキダの姿に、一段階快楽のレベルが引き上げられてしまうのを感じる。普段はチキンでヘタレなロマンをして、男性らしい獣欲を抑えきれなくなってしまう程だ。

 そしてその反応を敏感に感じ取ったのだろうか。マーキダの動きがより激しくなる。剛直に絡ませている舌は裏筋までもねっとりと愛撫するように動き、さらに頬をすぼめて先端を吸うような動きまで加え始める。そのうえ豊満な胸による奉仕も激しさを増してきて、稀に当たる二つの赤い蕾が擦れて両者に快感を与え続ける。

 

 そして、その献身的な奉仕に思わず頭を撫でて労わってあげると、ますますマーキダは喉を鳴らして喜ぶのだった。

 

「ずちゅっ、ちゅうっ、はふっ……あむっんっ!」

 

「ちょ、マズ、離れてくれ!」

 

 ある段階で一際強く亀頭を吸い上げられた。快感が脳にまで駆け抜けて、その衝撃にいよいよロマンが達しそうになる。その中でせめてマーキダに離れるように叫んだ。けれどそんな警告もどこ吹く風というかのようにマーキダは口に含み続けたままであり、そのせいで溢れ出た白濁を直接口内で受け止める羽目になってしまった。

 受け止めた白濁が口の端から少し溢れるが、それすらも舌でぺろりと舐めとってしまう。そしてゆっくりと受け止めた男の欲望を嚥下するその姿は、はだけた胸元と合わせて信じられない程に淫靡で美しい光景であった。

 

「んぐっ、ごくっ……これが貴方の味ですか……苦くて粘つくのに、とっても美味しい……」

 

「のっ、飲んじゃったのかい!? ちょっと待ってくれ、すぐに水持ってくるから!」

 

 慌てた形相で立ち上がって水を持ってきたロマンに、マーキダが少し戸惑いながらも受け取った。

 

「えっと……あ、ありがとうございます。別に美味しかったですし、気を遣ってくれなくとも良かったのに」

 

「いや、そうは言っても医者的に精飲はさすがにだね」

 

「心配してくれて嬉しいですけど、ホントに大丈夫ですから、このまま続けましょう?」

 

 微笑んだマーキダの目線が示しているのは、まだ勃ち上がったままのロマンの剛直である。どうやらこれまでの十年間で一度も女性と縁の無かった愚息は、相当に欲求を溜め込んでいたらしい。これまではそんな事を気にする暇なんて一秒たりとも無かったのだから当然かもしれないが。

 

「ふふっ、可愛い、もう一度食べちゃいたいくらいですけど、その前に……」

 

 そしてマーキダはそんな剛直を指でちょんちょん突いて遊んでから、おもむろに立ち上がった。今度は何をするつもりなのかと思えば、ドレスの裾に手をかけ始めた。

 

「ま、まさか……」

 

「そのまさかですよ。存分に堪能してくださいな」

 

 言っていることは堂々としているのに、彼女の顔は真っ赤になっている。そのギャップが可愛らしいのも手伝って、これまでと違いロマンは一切目を逸らすことが出来ずにマーキダの姿を見てしまう。

 そうして黒のドレスの中から出てきたのは、服の色合いとは正反対の雪のように透き通った白い肌であった。

 さらに適度に脂肪と筋肉がついて引き締まった上半身は豊かな膨らみまで隠さずに晒してしまう一方で、しなやかな下半身は黒いガーターソックスと刺繍の美しい桃と白の下着で覆い隠されていた。けれど中途半端に隠されている所為で、むしろ余計にそそられる格好となっているのは否定のしようがない。

 

 その中でマーキダは、羞恥に顔を染めながらも自身のショーツを指さした。つられてそちらへ視線をやれば、ショーツのクロッチ部分がしっとりと暗く変色してしまっている。

 

「……恥ずかしながら、貴方のを味わっている最中に私も興奮してしまいまして。なのでもしよければ、私のここも可愛がってはもらえないでしょうか?」

 

「わ、分かった。どこまで出来るか分からないけど、これでも一人の男として善処しよう」

 

 もちろんロマンにこのような女性との経験なんて無いのだが、一応知識で知っていることはある。なのでひとまずマーキダをベッドに仰向けに寝かせて、秘部を覆い隠しているショーツへと手をかけた。

 

「ぬ、脱がしますよ~……」

 

「そんなにおっかなびっくりしなくても良いですからね?」

 

 肝心なところでヘタれるロマンに苦笑いしながら、マーキダは彼に身体を委ねた。リラックスした様子の彼女に安心して、ゆっくりとショーツを引き下げる。一番最後まで残っていたクロッチ部分が離れると共に濃い女の匂いが広がりだし、べっとりとした愛液が別れを惜しむように秘裂と結ばれた。けれどそれも太腿を過ぎたあたりで儚く途切れて、秘所を守る最後の砦が取り払われた。

 最後に残ったのは、恥じらい気味に顔をはにかませるガーターソックス姿のマーキダだけであった。

 

「……どう、でしょうか? 多少は身体の造りは自信があるのですが……」

 

「えーと……こういう時は、『学術的に見ても男性として見ても、とっても綺麗だよ』って言えば良いのかな?」

 

「そんな言い方されるとちょっと傷つきますけど、まあ最初なので許してあげます」

 

 頬を膨らませて拗ねるマーキダの頭を撫でてご機嫌を取ってから、太腿に両手を掛けて大きく足を開かせる。そのうえで、今度こそロマンはシバの女王の聖域に目をやった。

 まずふっくらとした恥丘には、濃くも薄くもない細やかな逆三角の茂みがある。髪と同じ色のそれらは整えられているようで、軽く触ってみるとしっとりとした感触を伝えて来る。

 そしてその下はぷっくりとした白い秘裂があって、性的興奮の為か少しだけ口を開いて蹂躙してくれる男を待っていた。軽く指をあててみれば驚くほどぷにぷにしていて、けれど中からとめどなく溢れる愛液がいとも簡単に指を濡らしてしまう。

 

「あんっ、優しい触り方ですね。ですが、もっと思い切って触ってもらって大丈夫ですよ」

 

「よ、よーし……」

 

 意を決して、両手の指を陰唇にあてがう。きめ細かい肌の感触を味わいながらもゆっくりと左右に開けば、ねっとりとした音と共にその中身が晒される。

 まず目に焼き付くのは、驚くほどに綺麗な赤だ。上の方には茂みに隠れて皮を被って縮こまった陰核がいて、下の方にはパクパクと蠢いている卑猥な膣口があった。

 まさしくそれらは頭にクラリと来るほどに卑猥な光景で、しかも立ち込める牝の香りがより頭を揺さぶってしょうがない。まるで食虫花のように牡を誘うその芳香に、今度はロマンの方が我知らず顔を近づけてしまっていた。

 

「あっ、そんな近いです……」

 

 間近で女性の秘裂を見つめてしまえば、愛液でてらてらと光って輝く光景により釘付けになってしまう。湧きだすそれらはさながら蜜のようであり、図らずも蜜を求める蝶のように舌を伸ばしてしまっていた。

 

「っううぅんんっ!」

 

 舌で中身を撫であげたその瞬間、マーキダの口から予想外に大きな悲鳴が漏れた。与えられた快楽の大きさに彼女自身驚いているようで、足を開いたままいやいやをするように手でロマンの頭を遠ざけようとする。

 だけども舌を動かすことは止めない。というよりもここまで来て止めることなど不可能であった。あまりの淫靡さに麻痺した頭は彼女を喜ばす事しか考えられなかったし、なによりサーヴァントの力に抵抗できていることはすなわちマーキダも内心で求めている事を意味している。

 まるでマグマのように熱い蜜を味わいつくし、秘裂に沿って舌を上下させて、膣口はもちろん会陰を通り越してきゅっと締まった菊門すら掠めるように愛撫していく。するとそのたびにマーキダのほっそりした喉から多大な喘ぎが漏れ出して、どれだけ感じているのかをリアルタイムで教えてくれた。

 

 そのことについ気を良くしてしまい、大きく舌を動かしながら両手の人差し指を茂みの中にくぐらせた。掻き分けた先にあるのはちょこんとフードを被った淫豆であり、女性の最大の快楽器官を傷つけないように丁寧に剥き上げた。

 

「ぁあっあっんんっ! 待って、そこはッ――」

 

 それだけで面白いくらいにマーキダが嬌声をあげる。ずっと内部に潜み続けていた淫豆は空気に触れるだけでも感じてしまうらしく、より大きな快楽を与え始める。

 けれどそれでは終わらない。このうえ上下に動かしていた舌を重点的に淫豆を責めるように配置を変えて、口を開いている膣へと恐る恐る指を一本挿入した。お湯の中に突っ込んだかのようになった指で膣の入り口を擦り上げてみれば、彼女は恐ろしい勢いで絶頂への階段を昇って行く。

 

「あうっ! だめ、だめぇっ! あああんんっ! わ、わたしイっちゃう、イっちゃいますぅ!!」

 

 もはや決壊寸前のマーキダの理性に止めを刺すべく、ロマンは唇で淫豆に思い切り吸い付いた。

 

「あっあっぁあんんっ!!」

 

 その瞬間、黒のガーターソックスに包まれた足がピンと伸び、背筋が弓なりに反りかえった。豊かな胸が強調されてふるりと揺れる。同時に秘裂からは軽く潮を吹きだして、ロマンの髪の毛を濡らしていく。

 溢れ出す潮をちょっとだけ舐めてみると、それは生態学の通りに無味無臭であった。それなのに何よりも甘く感じてしまうのは、まあそういう事なのだろうと納得しておく。

 その間にも巨大な絶頂の波に翻弄されたマーキダは身体をびくびくとして余韻に浸っており、小さな潮吹きを断続的に繰り返してしまっている。そんな彼女が落ち着くまでの頭を撫でてあげていると、徐々に彼女の目の焦点も戻って来た。

 

「はあっ、はあっ、はあ……すごく気持ちよかったです。さすがに千人規模のハーレムを築いていた人はテクニックが違いますね」

 

「それはほら、昔の話だから……だからそういう言い方は止めようね! ちょっとびくってしちゃうからさ!」

 

 ロマンの抗議にくすくすと笑っているマーキダから離れて、改めてベッドの上で向かい合う。彼女は背をベッドに付けて足を開いたままで、ちょうどロマンはその間にいる。だから、これから先の行為は既に決定付けられている。

 

「……改めて聞くけど、本当に良いんだよね? 後悔とか、やっぱりボクなんてチキンは嫌だって言うなら今の内だよ?」

 

「何を聞くかと思えばそんな事ですか。さっきも言ったでしょう? 私は貴方を愛していますと。それなのに躊躇う必要がどこにあるというのですか」

 

 だから、と彼女は続ける。改めて足を大きくM字に開いて、その中心の綻んだ秘裂を自身の手で押し広げた。

 

「もう一度、貴方の種で私に種付けして孕ませてください。ああいえ、サーヴァントでは残念ながら孕めないので、あくまでそういう気概でお願いしますということで」

 

 悪戯っぽく付け加えたその言葉に返答するだけの余裕はもう無い。なので答える代わりに剛直の先端を彼女の入り口に押し当てて、次の瞬間正常位の姿勢で思い切り貫いた。彼女の処女膜はかつてイスラエル王国で破られた為に無く、それ故になんの抵抗もなく全てを呑み込んでしまう。

 

「~~~~ッ! 貴方の大きいのが、入って、来ました……!」

 

 声にならない歓喜の悲鳴をあげながら、うっとりと自身を埋める存在を歓迎するマーキダだが、反対にロマンにそんな声をあげる余裕はなかった。

 端的に言って、良すぎるのだ。膣内(なか)はまるで火傷しそうなほどに熱いのに、周囲にみっちりと揃った襞はどれもこれも剛直にピッタリと吸い付き離れない。そのうえで彼女の呼吸に合わせて搾り取るように蠢いているものだから、もはや達していないことが奇跡のように思える。これもひとえに彼の我慢強さが為せたことと言えるだろう。

 ともかくそんな男にとっての至福の天国(じごく)の中で、ゆっくりと注挿を開始する。もっちりとした膣襞は剛直が動くたびに追従して、きゅうきゅうと締め付け愛おしむように放さない。そこから段々と動く速度をあげていくと、今度は水音が淫らな音色を奏で始めた。この大洪水から鑑みるに、マーキダもまた非常に感じてくれているらしい。

 

「ぁあっ……あふわっんんっ! ああっっ! すごいですっ、私の良い所ばかり、あうっ! 擦ってくれてもう達しちゃいそうです……!」

 

 その言葉通りにマーキダの膣内(なか)は連続的に咥えこんだ剛直を締め上げている。どうやら先ほどから小さくイき続けているらしい。聞こえてくる嬌声もどんどんボルテージが上がって、彼女が如何に淫らに乱れているかを教えてくれる。

 ぱんぱんと響き続ける腰を打ち合う音に、ぐちゅぐちゅと鳴りやまない結合部の卑猥な音色。加速度的に大きくなっていくそれらは、終わりの到来を明確に予期していた。

 

「あふっ、もうダメ、です……あっあ……ふわっあううぅ、ぃ、イくぅぅぅっ!」

 

「ぐうっ!」

 

 マーキダがとうとう快楽に屈服したことを示すかのように、膣内(なか)がきゅうぅと強烈に剛直を締め上げた。それと共に子宮口に押し付けられた切っ先が膨らんで、その奥の部屋に思い切り白濁を叩きつける。注がれる種の感覚にどうやらまたもマーキダは達したらしく、びくびくと身体を震わせながらも一滴残らず絞り取らんと強烈な膣圧で締め上げてきた。

 そうして最後には彼女の中を白一色で染め上げて、役目を果たした剛直は呆気なく抜かれてしまうのであった。

 

「あ……」

 

 強すぎる快感のせいだろうか、マーキダはそのままの姿勢で名残惜しそうに子宮のあたりを手で擦っている。開かれた膣口からはドロリとした子種が溢れ出て来てしまっていて、口元からはよだれが一筋垂れていた。これがまた淫猥な様相を呈しているのだから、いっそ魔性という他ないだろう。

 そしてロマンの方はと言えば、実は困っていた。これまでははっきり言って性的な事とはほとんど無縁であったわけだから、まさか自分がここまでがっつくとは思っていなかったのがまず一点。加えてもう一つ、未だに彼自身が萎えずにいる事をどうするべきかと思案しているのであった。

 

 ――どうする? このまま終わりにするべきか? だけどここはまだ使用可能で、でもあれだけ激しく彼女を絶頂に導いたくせにまたやるなんて虫が良すぎるだろう。そもそも自分は此処まで求めるような男ではないのだから、やっぱりここで止める方が互いの為だろう。

 

 そのように結論を出したロマンであったが、些かそこに辿りつくまでが遅かった。既に身体を起こしたマーキダは未だに萎えずにいる彼の剛直に目をやって、嬉しそうに口元を歪ませた。

 

「なんだ、まだまだ貴方は満足できていないようですね。それならそうと素直に言ってくれればいいのに」

 

「あっ、いや、これはだね――」

 

「恥ずかしがらなくても良いですよ。むしろ私も、まだまだこの程度じゃ足りませんから」

 

 すると彼女はしなやかな肉体美を見せつけながら、身体を回転させてうつぶせになった。しかも足を折り曲げて膝を立て、近くにあった枕を胸元に抱いた獣のごとき体勢を取ってしまう。

 突き上げられた臀部は白桃のように瑞々しく、その中心に坐している菊門もまたとてもそ(・)う(・)い(・)う(・)器(・)官(・)とは思えないほどに綺麗に整ったピンク色だ。極めつけに先ほど注ぎ込まれた白濁を垂らしながら牡を待ち受けている秘裂が良く見えて、ごくりと喉を鳴らしてしまう。

 

 そんな淫靡極まる姿勢のまま、マーキダはロマンの方を振り返った。その顔はもうゆでだこのように赤いのだから、本人も恥ずかしいのだろう。

 

「……今度はこっちからしてください。その、遠慮はいりませんので、蹂躙して征服するような調子でお願いします」

 

「ボクにやらせるにはなかなか難易度の高いオーダーだけど……期待に添えるように頑張ってみるよ」

 

 キャラじゃないなぁ、そういうの。なんて内心で呟きながら、両手でマーキダの腰を抑えて狙いを定める。そのまま腰を前に突き出せば、先ほどよりもさらにスムーズに彼女の胎内に収まった。そして体勢の違いか、より深くで繋がっているかのような感覚すら覚えてしまう。

 

「あっあぁあっあ……んんっ! はぁっ、後ろからって、なんだかとってもゾクゾクします……本当に貴方の所有物になったみたい……」

 

 恍惚とした声音で呟くマーキダは常の落ち着いた雰囲気はどこへやら、ただ快楽を貪る牝に成り果てていた。しかも、どうやら後ろの方がより感じてしまうらしい。先ほどよりもさらに締め付けは強く、グネグネと動く膣襞はいよいよロマンの剛直に屈服して服従してしまっている。

 後ろから激しく膣内(なか)を擦り上げるたびに、彼女の嬌声はより大きくなっていく。そしてとどめとばかりに一番最奥、先ほど染め上げたばかりの子宮口をノックすれば、滑らかな背中を大きく反らして全身で刺激を受け止め始めた。

 

「ん、~~~~!! そこばっかり突くのやめてぇ……!」

 

「もしかして、その、こっちが好きなのかい?」

 

 少し戸惑い気味に聞いてみれば、果たして返ってきたのは切れ切れの肯定であった。

 

「そ、そうですっ……好きな人に後ろからされてるのが、まるで犯されてるみたいで……興奮しちゃうんです……!」

 

 意外すぎる大胆な告白にちょっとばかり面食らったロマンだが、ここまで来れば最後まで行くしかないと肚をくくった。いっそ彼女の望みを叶えて喜ばすために、よりいっそう激しく抜き差しを繰り返す。それだけで小刻みにイき続けるマーキダだが、幸い先ほど出したばかりのロマンはこれには簡単に耐えられた。

 

 その中で、ふと未使用の菊門が目に入った。皺の数までよく見えてしまうそこは、本来ならば何の準備もせずに刺激するのは危険すぎる部位だ。けれどマーキダはただの人間ではなくサーヴァントなのだから、もしかしたら違うことになるかもしれない。

 そういった医学的な方の好奇心に駆られて、ロマンは人差し指をゆっくりと菊門の縁をなぞるように動かした。するとそれだけでマーキダの身体が面白いように跳ね上がり、膣の締め付けが強くなる。

 

「ぁあっ……あふわっんんっ! そこは、汚いですから……!」

 

「とてもそうは見えないから、医者として気になるんだけどね」

 

 どうやら度重なる絶頂のせいで、ある程度は菊門もほぐれているようである。なので傷をつけない様にじっくりと先端を内部に潜り込ませてみれば、こちらは入り口が膣よりもなお締め付けが強く、けれど内部はもっちりとした肉に囲まれてじんわりと快い。

 膣内は変わらず突き上げ続け、どうやら第二の弱点らしい菊門の方もゆるゆると指で抜き差しを開始してみる。その動きに同期するかのようにマーキダの嬌声は更に高くなり、膣の締め付けすら強烈になり始める。枕に押し付けられた顔は必死に快感に耐えているかのようで、その姿がより男を掻き立てしょうがない。

 

「っあっぁんんんっ! んんっ! お尻も膣も気持ちいい……!」

 

「……そろそろイきそうかい?」

 

「も、もういっぱいイってますけど……おっきいのがそろそろ来ちゃいそうです……! お願い、一緒に胎内(なか)に出してっ」

 

 言われるまでもなく、ロマンの方もいい加減に限界が近かった。いよいよ激しくなる動きに合わせて人差し指も根元まで入れ込んでしまい、前後の穴を鋭く責め立てて膣と直腸を隔てる薄い箇所を擦り上げた。それによってマーキダはあっというまに今日一番の絶頂にまで押し上げられてしまったらしく、声にならない悲鳴をあげながら全身で快楽を受け止めた。

 それと一緒にロマンもまた達してしまい、再び彼女の胎内を一色に染め上げた。その注ぎ込まれる感触でまたもやマーキダがイくまで先ほどと同じで、けれど今度の彼女はその刺激によって派手な潮まで吹いてしまっている。

 まるで放尿をしてしまったかのような勢いで透明な液体が秘裂から噴きだし、ベッドの一角を水浸しにする。しかもそれだけでなく、あまりの快感に尿道が緩んでしまったのか、ちょろちょろと薄い黄色がかった液体まで漏らしてしまっていた。

 

「ああ、ごめんなさい……お潮とおしっこをたくさん漏らしちゃいました……」

 

「別に気にしないでくれ。替えはたくさんあるし、ボクだって気にしてないからね」

 

「うう、すみません……」

 

 申し訳なさそうに呟いたマーキダを慰めるようにキスをしてあげてから、入ったままの剛直を引き抜いた。あたかもワインのコルク栓を抜くような音と共に、中から愛液と精液の混ざった液体が漏れ出して、潮吹きの跡地にさらなる染みを上乗せしてしまう。

 そしてどうやら彼女はすっかり疲れきってしまったらしく、腰を高く捧げるような姿勢から動けそうにない。責められた前後の穴をヒクヒクさせているのは例えようもなく淫らな光景だが、さしもロマンも四回目は無理である。

 なのでロマンはどうにか身体に鞭打ち立ち上がると、ひとまず濡れタオルを用意して彼女の秘部を綺麗にしてあげることにした。まるで幼子の放尿後の後始末をしているかのようで、不思議な背徳感が背筋を駆け抜ける。

 そのちょっとした刺激でまたもマーキダが絶頂してしまうというハプニングもあったが、それでも五分も経った頃にはどうにか二人して裸でベッドに並んで寝ることが出来たのだった。

 

「とりあえずシーツとかは明日交換しよう。……できれば他の皆にバレないようにしたいから、マーキダも手伝ってほしい」

 

「もちろんですとも、貴方一人にやらせるなんて事はしませんよ」

 

 うっすらと微笑して、彼女はロマンの胸元に顔を押し付けた。そしてしばらくの間、二人して無言でいた。何を話せばいいのか分からないとかではなく、ただこの沈黙が心地よかったのだ。

 

「ねえ、ドクター」

 

 囁くような声が聞こえた時には、既にほとんど寝そうになっていた。それはマーキダも同様らしく、今にも眠りに落ちてしまいそうなほど声が小さい。

 

「私はもう、どこにも行きませんから……貴方も……どこにも……行かない、で……」

 

 最後まで言い切ることなく、マーキダは眠りに落ちてしまったようだ。

 そんな彼女の姿を一瞥してから、ロマンもまた久方ぶりの睡魔に身を委ねてしまうのだった。




いや、もう、これは酷い……いろんな意味で燃え尽きてしまいましたとも。
書きながら何度も空しい気分に襲われて、そのたびに気合と根性で心を奮い立たせました。普段より文字数が多いですが、それ以上に書く時間が嵩んでしまうという辛さ。

ひとまずこの作品に満足できた方も、あるいはそうでない方も、感想はあくまでこの作品での感想欄で書くだけに留めてください。本編の感想欄にこちらでの行為を基にした感想が書かれてしまうとその、いろいろと不便ですので……

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