■国家・組織名
ガイロス帝国
■概要
地球からの移民船団旗艦、全長30kmの【ガイロス】は、護衛艦隊の奮戦もむなしく寒冷地であるニクス大陸(暗黒大陸)に不時着した。
その後、エネミーゾイドを撃退し、ゾイド・イブ【ユグドラシル】との契約を完了。
当初は移民船ガイロスを中心とした民主共和政国家として建国された。
しかし、極寒の地での開発は困難を極め、地下世界へ活路を見出すも食糧事情は改善しなかった。
恒常的な配給制と厳格な職務割り当ては、やがて国家体制を効率的な【帝政】へと推し進め、かつての船団代表者たちが貴族として支配する現在の体制が確立された。
■イメージ国家:ドイツ帝国、プロイセン(軍国主義、貴族社会、科学技術)、北欧
■環境
ニクス大陸(暗黒大陸)の地下、および一部の地上ドーム。
極寒の地表は吹雪と氷に閉ざされており、人々は地熱を利用した地下都市(ジオフロント)に居住している。
常に薄暗いが、ディオハルコンの光や人工太陽により、幻想的な街並みが広がる。
■国政
中央集権型の立憲君主制。
皇帝を頂点とし、摂政、宰相、22貴族が支える。
皇帝の選出は、皇家を除く【選侯7貴族】による選定で行われる。
■ゾイド・イブ
ユグドラシル(第一世代)
■社会体制
完全な階級社会。
基本的に、皇帝が貴族に領土(地下区画)を封土し、貴族がその運営と安全を保障する封建制に近い。
人口300万人程度。
【市民権更新試験】
15歳(成人)になるタイミングで、全国民が受ける選別試験。
成績下位20%は自動的に市民権を剥奪され、「国外労働資源(輸出用奴隷)」として倭国などへ売却される。
これが帝国の食料輸入を支える外貨獲得手段の一つとなっている。
◆支配地域
◇都市、拠点
ヴァルハラ:帝都。不時着した移民船ガイロスを改装した巨大な宮殿都市。
ニブルヘイム:大陸北部の地下工業都市。ディオハルコンの採掘場がある。
ムスペル:地熱発電所を兼ねた軍事要塞都市。
ガングレト:対岸のデルポイ大陸を睨む、沿岸の前線基地。
■教育
ゾイド操縦技術は「家伝」として継承される傾向が強く、訓練は個別に行われる。
臣民(平民)は、6歳から12歳まで貴族または軍管理下の初等教育を受ける。
貴族の子弟は、帝都の貴族学校を経て軍士官学校への入学権を得る。
ただし実力主義の側面もあり、未成年の貴族でも私兵を率いて4年の実務経験(武功)を積めば、士官学校課程を免除される。
■食
建国当初より慢性的な食糧不足。
食料、水、塩、酸素の大半を倭国からの輸入に依存している。
その対価として、独自の高い科学技術、鉱物資源、高品質な工業製品を輸出している。
■風土・風習
中世騎士団のような価値観と、ハイテクが融合している。
ゾイドは「家紋」や「名誉」を体現するステータスシンボル。
そのため、高性能なワンオフ機(特注機)や、過剰な装飾が施された指揮官機が好まれる。
「美しく勝つ」ことが尊ばれ、無骨な効率性よりも美学が優先される。
■軍隊
国防軍(陸・海・空)の最高指揮権は皇帝にある。
人口が少ないため、共和国のような大軍団は維持できない。
師団(装甲師団、プロイツェンナイツ、銀竜騎兵団など)という名称こそあるが、実態は連隊規模であることが多い。
しかし、ディオハルコン機関を搭載した【ダークホーン】などの高性能機と、エリート教育を受けた騎士たちの個の力により、少数でも共和国軍を圧倒する戦力を維持している。
また、貴族による私兵団の保有も認められており、戦時にはそれらが連合して戦う。