Z.E. 428年 2月20日 午後1時00分
レッドホーンAPの備品室にドレンが入ると、乱暴に犯した格好のままにミサト・カグラは眠っていた。
「おい、起きろ」
ドレンはそう言いながら、手加減なしにミサトの頬を掌で叩く。
「う、ううっ」
意識が浮上したミサトが、不満げなうめき声を上げながらドレンを見上げる。
「あの薬で男どもも発情してるが、俺には手に負えん。あれはお前が何とかしろ」
ドレンはそれだけ言うと、まだ状況を飲み込めていないミサトを背にコクピットへと向かう。
☨
少し時間が遡り、レッドホーン外部。
歩哨についていたライアン、カミラ、ケイト、エマは、自身の身体の異常を強く認識していた。
嵐の中、視界は非常に悪く、周囲を見張るだけでも極度の緊張を強いられる。
カミラは疲労からくる身体の熱以上に、不自然なほどの性的な興奮が高まっていることに恐怖し始めていた。
『なあ、確かに疲れているんだけど……それにしても身体が熱くないか?』
通信機から響くライアンの声には、疲労だけではない、ひどくだるそうな熱が混じっている。
「レッドホーンに呼びかけているが、応答はない。しばらくはこのままだ」
『『……っ』』
カミラの言葉に、ケイトとエマは無言だった。
それでも、加速度的に強くなる性衝動に我慢の限界が近づいていた。
わずかにずらしたパイロットスーツをシートに擦りつけ、無意識のうちに腰が淫らに動き出す。手は操縦桿から離れ、自らの胸を執拗に揉みしだいていた。
『これ……絶対なにか、盛られ……っ』
ケイトの震える声は聞こえていたが、誰もまともに反応できなかった。
頭の中が甘い痺れに支配されていく。
「レッドホーンに……もう一度……っ」
カミラ達は荒い息を吐きながら、繰り返しレッドホーンに応答を求めた。
☨
レッドホーンのコクピットに入ったドレンは、通信機を手に取り、歩哨に出ている四人を呼び出す。
しかし、スピーカーから聞こえてきたのは、嵐のノイズに混じった、要領の得ない喘ぎ声だった。
『くっ、いまさら……ああんっ』
『はぁっ、はぁっ……』
『らめぇ、くるぅっ』
通信回線越しに響く、狂乱した女たちの嬌声の合唱。
それを冷ややかに聞いた直後、ドレンは淡々と言い放つ。
「歩哨は終わりだ、レッドホーンに入ってこい。……楽にしてやる」
ドレンの通信から数分後。レッドホーンAPのハッチが重々しい音を立てて開き、嵐の冷気とともに四つの人影が転がり込んできた。
ライアン、カミラ、ケイト、エマの四人だった。
暴風雨に打たれ、泥と雨水にまみれた「濡れ鼠」のような有様だが、異常なのはその様子だった。誰一人として寒さに震えておらず、ただ熱病に浮かされたように荒い息を吐き、虚ろな瞳で互いの身体をまさぐり合おうとしている。
「……こっちの男は、私がもらうわよ。良いデータが取れそうだし」
通路の奥から、ふらつく足取りで現れたミサトが、不敵な笑みを浮かべてライアンの腕を引いた。
ライアンは抵抗するどころか、与えられた熱源にすがりつくように彼女へと覆いかぶさり、そのままタラップを上がり備品室の方へと消えていく。
残されたドレンは、床に座り込んで自慰を始めようとしている女三人を見下ろした。
「立て。二階へ行くぞ」
ドレンが低い声で命じると、カミラたちはビクッと肩を震わせ、すがるような視線を彼に向けた。
本能が「この男が楽にしてくれる」と理解しているのか、這うようにしてドレンの後を追いタラップをのぼる。
レッドホーンAP内の居住区。
ドレンはミサトが使っていたハンモックを外して床に敷き、シーツ代わりにすると、そこに三人を押し込んだ。
そして、無言で彼女たちの濡れたパイロットスーツに手をかけた。
「あ、あっ……少尉、早くぅ……っ」
エマが待ちきれないように自らジッパーを引き下げようとするが、指先が震えてうまく動かない。ドレンはその手を払い除け、冷え切った雨水をたっぷり吸い込んだ分厚い生地を、容赦なく力任せに剥ぎ取っていった。
濡れた布が肌から擦れ落ちる生々しい音が響く。
外の嵐で冷やされ、氷のように冷たくなっているはずの彼女たちの身体は、スーツの下で異常なほどの熱を放ち、滝のような汗をかいていた。本来なら高貴な身分であるカミラでさえ、下着ごと衣服を奪い去られて全裸にされても羞恥心など微塵も見せず、股をすり合わせて熱い吐息を漏らしている。
「ああっ……ドレン、お願い、もう限界なの……っ」
カミラが理性を失った声で哀願し、ベッドの上でケイトとエマも獣のように身をよじっている。
三人の濡れそぼった、ひどく熱を帯びた裸体を見下ろしながら、ドレンはミサトから預かった無機質な容器を開けた。
(……まとめて相手をしている余裕はない。一人ずつ、確実に沈める)
ドレンは薬のクリームを指にたっぷりと掬い取ると、一番手前で涎を垂らして待っているカミラの脚を、無造作に大きく開かせた。
「ひあっ……ああっ!」
ドレンの無骨な指が、蜜で溢れかえったカミラの秘裂に容赦なく薬を塗り込む。粘膜から吸収された薬効が、彼女に残っていた僅かな理性を完全に焼き切った。
カミラは『フォン・アイゼンガルド』の誇り高き貴族だが、今やその気高さは見る影もない。彼女は恥じらいもなく獣のように腰を浮かせ、自らドレンの男根を迎え入れようと秘部を大きく広げていた。
「奥までっ、もっと……早くっ!」
「……黙ってろ。今、楽にしてやる」
ドレンは自らの肉槍にも手早く薬を塗りつけると、懇願するカミラの熱い肉壺へと一気に突き入れた。
「あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!」
分厚い肉壁を割って最奥まで貫かれた衝撃と快楽に、カミラの身体が弓なりに反り返る。
ドレンには、彼女の身分を気遣って優しく解きほぐすような余裕はすでに残っていなかった。体力の限界が近づく中で、ただ目の前の狂乱を終わらせるため、情け容赦のない杭打ちのようなピストンで彼女を攻め立てる。
「ひぎぃっ、ああっ、ああっ! すごいっ、ドレンっ、ドレンっ!!」
カミラはドレンの背に爪を立て、狂ったように嬌声を上げる。貴族の令嬢としての言葉遣いは完全に崩壊し、ただ快楽を貪る雌としての本能だけが剥き出しになっていた。ドレンが荒々しく突き上げるたびに、結合部からは卑猥な水音が響き、カミラの口からはとめどなく涎がこぼれ落ちる。
「いくぞ!」
「くるっ、ああっ、いぐぅぅぅっ!!」
ドレンが最後のスパートをかけ、強烈な圧力で彼女の最奥に雄汁を叩きつけると、カミラは白目を剥いて激しく痙攣した。そのまま数度びくびくと身体を震わせた後、彼女もまた他の女たちと同じように、糸が切れたように深い虚無の眠りへと落ちていった。
ドレンが荒い息を吐きながら、ぐったりとしたカミラから肉槍を引き抜くと、白濁とした体液がとめどなく溢れ落ちる。
その生々しい光景と匂いを至近距離で見せつけられていたケイトとエマは、もはや限界を超えた悲鳴のような哀願を漏らして、シーツ代わりのハンモックの上で身悶えしていた。
「次は……どっちだ」
ドレンは汗にまみれた前髪を荒々しくかき上げ、残る二人を見下ろした。
「私っ、私を先にしてぇっ!」
「ずるいっ、ケイトばっかり! 少尉、お願い、私にもっ!」
カミラの処置を至近距離で見せつけられ、理性のタガが完全に吹き飛んでいたケイトとエマが、シーツ代わりのハンモックから這い出し、獣のようにドレンへと群がってきた。
二人はドレンの腰にすがりつき、カミラの体液で濡れたままの彼の男根を奪い合うように顔をすり寄せる。
傭兵としての規律も仲間意識も、そこには微塵も残っていない。ただ、内側から身体を焼き尽くす熱から逃れるためだけに、目の前の熱源を求めて狂い咲いていた。
「……っ、うっとうしい。喚くな」
ドレンは群がってくる二人を乱暴に引き剥がし、ハンモックの上へと無造作に押し倒した。
もはや誰から抱くかなど選んでいる余裕はない。
一番手前に倒れ込んだケイトの脚を掴んで大きく開かせると、無機質な容器から掬い取ったクリームを、彼女の秘裂の奥深くまで容赦なく擦り込んだ。
「ひぎぃっ!? あ、あついっ、あついぃっ!」
粘膜を焼くような薬効の刺激にケイトが身をよじらせるが、ドレンはそれを力で押さえ込み、そのまま一気に最奥まで肉槍を突き入れた。
「あ゛あ゛あ゛っ! きたっ、少尉の、きたぁっ!!」
ケイトはドレンの首に腕を巻きつけ、壊れたように歓喜の嬌声を上げる。ドレンは呼吸を整える間も惜しむように、荒々しいピストンで彼女の肉壺を蹂躙した。
そのすぐ隣では、順番を後回しにされたエマが狂気の沙汰に陥っていた。
「ああっ、ああっ、ケイトばっかりっ! 早く、早くぅっ!」
エマは激しく交尾を繰り返す二人のすぐ横で、自らの秘所に指を突き入れ、涎を垂らしながらドレンの太ももに顔を擦りつけて哀願する。
「いくぞ!」
「あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!」
ドレンがケイトの最奥に白濁を吐き出すと、彼女は白目を剥いて激しく痙攣し、そのままカミラと同様に意識の糸を切って昏倒した。
しかし、ドレンには休む間すら与えられない。ケイトから男根を引き抜いた瞬間、待ちわびていたエマが自ら覆いかぶさってきたのだ。
「少尉っ、ドレン少尉っ!」
「……待て。薬を塗る」
焦燥に駆られてドレンに腰を打ち付けようとするエマの肩を掴み、強引に動きを止める。限界を迎えているドレン自身の視界もすでに霞み始めていたが、それでも「廃人にしないための処置」という最後の一線だけは機械的に守り抜いた。
彼女の溢れかえる蜜の奥へ薬を塗り込み、もがく腰を掴んで容赦なく貫く。
「ああああああっ!!」
エマの絶叫が居住区に響き渡る。長時間待たされたことによる飢餓感と、薬効による強制的な絶頂。
エマはドレンの背中に爪を立て、自ら激しく腰を跳ねさせて快楽を貪った。
「……っ、これで、最後だ……っ!」
連続する激しい行為と、ドレン自身の体内で燃え盛っていた強壮剤の効力が、いよいよ限界を迎えようとしていた。
薄れゆく意識を必死に繋ぎ止めながら、ドレンは獣のような突き上げでエマの最奥を穿ち続ける。
「くるっ、ああっ、いぐぅぅぅっ!!」
エマの膣内が限界まで収縮し、ドレンは絞り出すように最後の雄汁を彼女の中に解き放った。
「あ゛あ゛あ゛ぁっ……!!」
エマは全身を激しく震わせ、極限の絶頂に達したのち、深い虚無の眠りへと落ちていった。
ドレンがぐったりとしたエマから身体を離すと、どさりと重い音がして、彼自身もその場に膝をついた。
ハンモックのシーツの上には、カミラ、ケイト、エマの三人が、汗と白濁にまみれて泥のように眠っている。外の嵐の音だけが、静かになった居住区に響いていた。