※この作品はR-18です。

【完結】はる君とレイアちゃん   作:はのじ

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なんとなく投稿。


桐山さんちの事情

 桐山秋奈は悩んでいた。原因は目の前にいる我が子だ。

 

 桐山春 一〇歳 小学三年生。

 

 夫の夏彦と秋奈の実の子である。夏に生まれた夏彦。秋に生まれた秋奈。じゃぁ春に生まれたこの子は?二人で笑いあって揉めることもなく決まった。あと一人生まれれば春夏秋冬だね、とその時は冗談で笑っていたが二年後の冬に元気な男の子が生まれた。計画的な子ではない。いや少し違う、夏彦にとっては晴天の霹靂。

 

 もう一人どうしても欲しかった秋奈が酒に酔った夏彦に安全だからと嘘をついて強引に誘ったのだ。秋奈の言葉を信じた夏彦は、酔ったせいもあり、いつもは一度で終わるところを四度秋奈の中に精を放った。

 

 夏彦は一度で終わるつもりだったらしく、射精を済ましだらりと力を失った己の男根を秋奈の中から抜くと裸の秋奈の横で寝ようと体を傾けた。しかし酔っていた夏彦はバランスを崩し足を滑らせたのもあって何をどうしてか精を放ったばかりの秋奈の股間に顔を突っ込んでしまった。これまでお互い余りアブノーマルなプレイはしなかった。男根の亀頭部分のみを口に含みちゅぱちゅぱと軽いフェラチオはした事はあるが、照れと不慣れなせいもあり次第にしなくなった。夏彦が求める事がなかったというのもある。そんな秋奈なので自分の性器を夏彦にまじまじとみられる事も少なかった。結婚当初は夏彦がどうしてもと言い、顔を隠して見せたことはあるがそれだけだった。その夏彦が秋奈の股間に顔を突っ込みふがふが言っている。何をしているのだと笑い、上体を起こし夏彦の肩をぽんと叩くと夏彦が顔を上げて目があった。そして視線を降ろした。当然そこには自分の女性器。夏彦が放ったばかりの精液が膣の圧力に押し出されて膣口からどろりと垂れていた。手入れには気をつけているが、事後の性器をじっくりとみる事はなかったので、うわーこうなってるんだーとなんとなく思った。普段はコンドームを使用するし、春を仕込んだ時はなるべく見ずに処理をしていた。

 

 汗ばんだ内股は湿気を帯び、いつもは白い肌がうっすらと赤くなっている。手入れで薄くなった陰毛が愛液でてらてらと光っている。その奥には股を開き、事後のせいもあって小陰唇がぱっくりと開き精液で汚れていた。その上には余り触ったことがないが陰核が包皮を押し上げ、赤く充血していた。

 

 うわ!気持ち悪い!自分のものにも関わらず見慣れていないせいか秋奈はそう思った。こんなものパパに見せるわけにはいかないと即座に股を閉じようとしたが夏彦が両膝を抑えてしまった。これでは閉じることが出来ない。

 

 恥ずかしいのでどいてもらうよう声をかけようと夏彦をみると自分の股をまじまじと見ている。羞恥で反射的に腰を引こうと後ろ手に支えていた腕に力をいれた直後に夏彦が秋奈の股に顔を突っ込んで性器を舐め始めた。

 

 え?パパの精液もあるのよ!何してんの!?と叫びを上げる事はできなかった。さすがに膣口は避け今だ、ぬらぬらと濡れている小陰唇と陰核を交互に舐められ上げられた。軟らかい小陰唇の刺激とびくりと腰が跳ねる陰核。時にはまるごと口に含まれ舌の上で転がされる。陰核の刺激に跳ねる腰を無理矢理押さえられた。後ろ手に支えていた手がシーツを掴んで皺になった。首が仰け反り、春が生まれてから大きくなった胸がぶるりと震えた。

 

「……うぅ…あぁ…」

 

 セックスの時は声がでない様に我慢している。不意に舐められて声が抑えられなかった。

 

「……あぁ…いぃ…あぁ……」

 

 のけぞった首から声が漏れ出る。手で抑えて声を隠したいがシーツを固く掴み離さない。

 

 目元から涙が溢れた。性行為で涙を流した事など初めて繋がった時以来だ。

 

「そうか。ここか」

 

 夏彦が何か言ったが聞こえない。口元からは涎がこぼれ、鼻水もでているかもしれない。隠す余裕もない。

 

 来る。オーガズムだ。夏彦とのセックスでは二回に一回の割合である。いつもはおだやかなセックスなのでオーガズムもゆっくりと穏やかなものだ。だが執拗に陰核を責められ尖ったような言葉に出来ない感覚。足が突っ張り腰が浮く。それが夏彦の舌に強く押し付ける結果になりオーガズムの引き金となった。

 

「あぁぁぁぁぁ!!……ぁぁ…ぁぃ…」

 

 自分の喉から出たとは思えない意味のない言葉の羅列。目の焦点が合わず視界が夢の中のようにぼやけている。頭の中はふわふわと思考がまとまらず、されと急速に訪れた角度の鋭い感覚に翻弄されていた。

 

 はぁはぁと息を吐き出す音が聞こえる。自分の喉からだった。はっきりとしない意識のなか首を傾けると、秋奈の痴態にびっくりしている夏彦が見えた。

 

 ごめんなさい。ごめんなさい。なぜか謝る秋奈の声は音にはならずぱくぱくと口が動くだけだ。

 

 夏彦が膝立ちになった。夏彦のペニスは今までみたことがない角度で怒張していた。亀頭の先がてらてらと濡れていた。友達の誰かに昔聞いたことがある、先走り汁。今までも出ていたのかなぁ。お馬鹿な言葉だなぁ。ふんわりぼんやりした頭で思い浮かんだ事はそれだけだった。

 

 夏彦が秋奈に伸し掛かってきた。夏君顔が怖いよ。結婚する前のつきあっている時の呼称で思った。ずぷりと何かが秋奈の体を割って入ってきた。温かい。いや熱い。夏彦から漏れる吐息が秋奈の上気した肌を炙る。

 

「んっ…あっぁぁぁ」

 

 誰の声だ。こんなえっちな声を上げて。んっっん。夏君気持ちいいよう。

 

 目の前には目をぎらぎらとした夏彦がはぁはぁと息を吐いている。腰を押さえていた両の手が胸を弄る。もともと小振りだった乳房は出産で夏彦が喜ぶ大きさになった。ぐにぐに夏彦の手の形に吸い付き形を変える。左手が離れた。そのままお臍へ。お臍からさらに下に。

 

「あっぁ!夏君それ駄目ぇ…あぅぃいい」

 

 目から火花が出たかと思った。抽送を繰り返すペニスはそのままに今は見えないが真っ赤に充血しているであろう陰核を左手の親指の平で優しく、強くこすられる。

 

 歯を食いしばって耐える。目も開けられず強く閉じる。また涙が溢れていた。

 

 我慢しても止まらない喘ぎ声。そこから秋奈は夏彦に翻弄され続けた。力が入らない体を強引に動かされ、体位を変えられた。背後からガンガンと突かれ力が入らない秋奈は顔を自然とシーツに押し付ける形になる。慌てた夏彦が顔の向きを変えてくれ、そのまま体位も変えられた。もう自分がどんな状態なのかわからない。

 

「んっんっ…あっ…いいぃぃぃぎぃいい」

 

 わかるのはこれが自分の喉からでている声だということだけだ。

 

 最終的に夏彦は秋奈の中に合計四度射精し、息も絶え絶えに意識を失うように寝てしまった。翌朝処理に手間取り夏彦は会社を遅刻した。

 

 秋奈はその日まともに動けず、春の世話を悲鳴をあげながらすることになった。元々手のかからない子供だったのが幸いした。

 

 そうして春の弟、冬至が生まれた。冬至の日に生まれたからだ。妊娠したと報告した時夏彦は驚いたが、授かりものだからとその後喜んでくれた。

 

 二人の夜の夫婦生活はこの日から変わった。お互い今までより積極的になり事後にどこがよかった。どこがいけなかったと話すようになる。今では夏彦をフェラチオでよがらせ、乳首を攻めて悶えさせお互いのリクエストになるべく応えるようにしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 話がそれた。昔の事を思い出し秋奈は顔が赤くなった。春の事だ。

 

 昔から手間のかからない子供だった。赤ん坊の時から夜泣きはせず、ぐずることもない。出産後春と一緒に実家に里帰りしていた。母がこんなに手間のかからない赤ちゃんは見たことがないと言っていた。初めての子で勝手が分からない秋奈はこんなもんだと思っていたが、冬至が生まれて初めて理解した。夜は何度も夜泣きとミルクで起こされ、機嫌が悪いとすぐにぐずる。笑っている時は天使だが、なにを引き金に泣き出すか分からない。睡眠不足は当たり前で仮眠で寝る間にも泣き出す。

 

 春。ママは図に乗ってました。子育ての天才だと思っていました。ごめんなさい。

 

 友人の子育ての苦労話を聞いて、自分って凄いなと勘違いしていた。春がいい子過ぎたのだ。

 

 小さい頃は感謝しかなかった。やがて冬至が成長し、言葉を喋るようになる。春はまだ意味のある言葉を喋ったことがない。幼稚園に入り歌の発表会でも春は口を開かない。小学生一年になりやっぱり喋らない。脳に何か問題があるのかといくつもの病院を回った。ちゃんと産んであげれなくてごめんなさいと思いながら。だが結果は何も問題なし。医者からは中学生になるまでしゃべらない子もいますよと言われるが慰めにもならない。学力に問題があるわけではない。ひらがなもかたかなも九九も理解している。時々持ち帰る簡単なテストも宿題も見る限り間違えない。ただしゃべらない。そしてぼーっとしている事が多い。活発でよくしゃべる冬至とは対照的だった。

 

 そして小学三年生に上がった時、春が口を開いた。

 

「いあ」

 

 ただそれだけ。『嫌』かな?と思った。ちょうど春の散髪をしていたのだ。ハサミの切れが悪く時々髪を引っ掛けた。明日買いに行こうと思いつつ続けていたら喋った。

 

 あれから夏君と呼ぶようになった夏彦に報告すると春の前でぱぱぱぱ言い出した。始めて喋った赤ちゃんじゃないんだからと秋奈は思ったが、同じ事か?と面白くなった。

 

 その後もなかなか口は開かずしかし時々は喋るようになった。このまま成長してくれればと思うが、やっぱり心配だった。二人の子は分け隔てなく愛している。しゃべらないから、ぼーっとしている事が多いからと減るような愛情ではない。夏彦と育んだ愛の結晶だ。二人とも何より大切で大事な宝物である。

 

 でもやっぱりもっと喋って欲しい。うーん。

 

 秋奈はリグングでぼーっとしている春を見て今日も悩む。この悩みは春がもう少しだけもで喋ってくれるようになるまで晴れることはないのだろう。

 

 玄関のチャイムが鳴った。きっともう一つの悩みの種だ。

 

 別に悪いことではない。むしろいい事だ。でも。うーん。

 

「はいはいー」

 

 待たせるのも悪い。ぱたぱたとスリッパを鳴らし玄関に向かう。

 

 桐山秋奈の悩みは今日も晴れない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




実用性はあるのか自分でもわからない。

あ。誤字教えてもらってあざーっす。
助かります。
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