もう時間取られすぎて誤字脱字チェックする余裕ないです。
文脈変でもそれは全くチェックしてないからです。
もうマジ勘弁してくだしあ。
「お嬢ちゃん。駄目だよ。もう小学三年だろ?組合で一〇歳以上は男女分かれて入ってもらうって決まってんだ。三年つったら一〇歳か一一歳だろ?悪いけど分かれて入ってくれよ」
四軒目の銭湯でも断られた。
自宅のお風呂に入れないのなら銭湯や温泉で春と入ればよい。思いついた時は名案だと思った。しかし世間は厳しかった。昨今の犯罪事情を反映してか年齢制限が年々厳しくなっていたのだ。一二歳まで入れる都道府県もある。あるにはあるがレイア達が住む土地からは飛行機を使わないと移動できない程遠かった。
アンジェリカが言った通り、この国は弱者にはとても厳しいものだったのだ。
レイア一〇歳。世間に吹く風の冷たさを初めてその身で感じたのだった。
■
アンジェリカと一緒に見た映画。邦題『ロミ夫とジュリエッ太』。
反目し合う二つの家に産まれた男子二人が、結ばれぬ運命に悲嘆し手を取り合って家を飛び出し最後にはお互い毒を塗り合って
途中から「あれ?なんか違う?」とアンジェリカが首を傾け、
漢字を読めないアンジェリカ故の事故だった。
しかしレイアの心に深く印象に残った『かけおち』という言葉。詳しい意味はわからないが、
今の自分達に当てはまっている。故にレイアは戻るつもりはない。
黙って『かけおち』をしてしまったので春の財布しか持ってこれなかった。残金は一九一九円。二人でお風呂に入ってもお釣りが出るくらいの大金だ。問題は二人が一緒に入れるお風呂が無かった事である。
レイアは次のお風呂を探す。お風呂に入るまで決して家には帰らない。
レイアの額にぽつりと水滴が落ちた。
雨が降ってきた。いつの間にか空には、二人の未来を暗示するかのように黒い雲が広がっていた。
■
桐山家では混乱するアンジェリカと秋奈がいた。
レイアと春が二人で駆け落ちしたからだ。春はいつもの如くレイアに振り回され付き合っているだけだろう。しかしレイアだ。あのレイアだ。何をしでかすか分からない。隣に春がいるという安心材料はあるがまだ一〇歳だ。何が起こるか分からない。まだ遠くには行っていないはずだ。
連絡を受けた輝政と夏彦が駆けつけた。混乱するアンジェリカ達を落ち着かせ、念のため警察に連絡。輝明と冬至は秋奈が預かり連絡があった時に備えて自宅で待機。輝政、夏彦、アンジェリカが思い当たる場所を捜索する体制を輝政が仕切った。
まさかお風呂を見つけスッキリして帰ってくるつもりだったとも知らずに……
■
雨は土砂降りの様相を呈し、降り止む気配がなかった。梅雨が終わったばかりで気温は上昇傾向にあるが一雨降れば温度は一気に下がる。この日も降り始めから気温は下がり始め、着衣を濡らす雨粒が体感温度を一気に下げ、レイアの体温を容赦なく奪い始めていた。
行くところの無かったレイアと春の二人は、レイアが春の手を引き、雨を避けられる場所を探していた。運良く人気のなくなったグラウンドの機材倉庫を見つけた。鍵は掛かっていたが春が蹴り壊し、レイアを先に中に入れた。
倉庫の中は埃臭く、ライン引き、ロードローラーといった機材のみで体を温められるものは見当たらない。
春は着ていた上着とシャツを脱ぎ絞って水気を切る。濡れた服を着たままだと体温が奪われ続け低体温症となり最悪意識を失ってしまう。
レイアは震えいていた。唇も紫色に変色し雨に体温が奪われた事が分かる。
「は、春。だ、大丈夫?寒、くない?」
自分の事より春を気遣うレイア。春はレイアに近づき温めようとしたのか、レイアを優しく抱きしめた。だがレイアの濡れた服が春の体温を奪ってしまった。このままではいけない。濡れた服がレイアの体温をどんどんと奪ってしまう。
春はレイアの着衣に手をかけた。
レイアには濡れた衣服が体温を奪うなどという知識はない。目の前の春がレイアの着衣に手を触れ脱がそうとしている。
春のすることに無意味なことはない。レイアは春に身を任せるのだった。
まずは上着からだ。レイアの着衣は相変わらず少年らしいものだった。まずはパーカーだ。春はレイアの背中に回るとレイアが脱ぎ安いように腕を添える。パーカーの襟から除くレイアのうなじは春の口づけを今か今かと待ち受けていた。うなじの期待を裏切り春はパーカーをレイアの薄皮を剥くように脱がした。春はぐっしょりと濡れ重量の
春はレイアを見た。掌を胸の前で組み、それに、はーはーと息を吹きかけ熱が少しでも逃げないようにしている。薄手のシャツは濡れてピッタリと肌に張り付いている。ブラをしないレイアの小さく可愛い乳首が腕の隙間からちらりちらりと、隠れんぼをして春に早く見つけて捕まえ春の物にして欲しそうにしていた。レイアの肌を覆う鱗にも似た痣も当然透けて見え右胸と左脇腹で目立たぬよう、でも春に早く口付けて欲しいと自己主張するようにレイアの体の震えに連動しキラキラと輝いて見える。
もし、ここに不届きものがいたとしたならばレイアはあっという間に純血を散らしていただろう。幼さは関係ない。男性として生を受けたならばこの幼き汚れなき闇の妖精の如き存在を己の欲望で全身余すこと無く汚してしまいたい、少女の穴という穴を征服欲で満たし溢れても溢れても途切れることなく注ぎ続けたい。そう思うことだろう。
男性を受け入れ、赤子を産み落とすたった一つの穴に、蠱毒の如く次から次へと欲望の体液を注ぎ続け先に放った邪魔な己の精液を押しのけ奥へもっと奥へと、途切れることなく肉棒を穿ちつづけるのだ。しかしそれは決して満たされることが無い。なぜならば犯せば犯すほど、汚せば汚すほど少女が放ち続ける闇色の色香は黒い輝きを放ち続けるからだ。欲望を解き放ち満足したと思ってもそれは勘違いだ。少女は精を放つ度に更に上のステージへと放つ色香を増大し続け、無限の肉欲のループが繰り返される。
少女が己の下で美しくも可愛い顔を快楽に歪ませ懇願するのだ。もっと、もっとちょうだいと。白い肌を桜色に紅潮させ、涎が滴る何度も精を放った口へ指を差し込む。処女を散らしたばかりの少女は指をちゅばちゅぱと男根を咥えるように舐めまわす。口を指で犯されている少女は喋れない代わりに、熱く蕩ける膣で決して離さないとばかりに力強く咥えている己の男根を奥へ奥へと引きずり込む。子宮口に強く押し当てる度に少女の背が仰け反り快楽の絶頂を迎えたことを教える。まだだ。まだだ。少女を裏返し、散らしたばかりの穴の上。菊門を征服してこそ初めて己の物と証明出来る。俺の物だと印をつけねばならない。前戯もなく無理矢理押し込むと少女が悲鳴すら上げられず口をぱくぱくとさせている。小さく、ぁっ、ぁっ、と聞こえるだけだ。ゆっくりゆっくりじわじわと。菊門が少しづつ広がっていき、広がる度にみしりみしりと音が聞こえるようである。中程まで入ればこっちのものだ。立ち上がり一気に根本まで差し込む。少女の口から悲鳴があがる。快楽の悲鳴に違いない。先程まで二人が繋がっていた膣口から今もこんこんと湧き出る愛液を、菊門の結合部へと塗りたくる。ぬらぬらと愛液で濡らした男根が菊門の奥の奥を犯す。挿しては引き強く弱く。快楽に耐えきれず目を瞑る少女に命令する。見るんだ。お前が俺に犯されている不浄の穴を。淫らに男を受け入れたお前の嫌らしい穴を。少女を持ち上げ目を逸らさぬように命令する。抽送の度に菊門回りの肉が吸い付き快感を増幅させる。顔を真赤にし、突き上げの度に迫る来る快楽の波に苦悶とも思える表情で喘ぎ続ける少女。はははははは!もっと啼け。俺の欲棒でよがり悶えろ。二つの穴を征服されたお前はもう俺の物だ。誰にも渡さん。一〇度、二〇度。あり得ない数の射精。この体は二度と手放せない。もう飼うしかない。死ぬまで暗い地下室で犯し続けてやる……
となってしまうかもしれない。
だがここには不届き者はおらず、レイアと春の二人である。不届き者の身勝手な思い込みによる未来は回避されたのだ。春がいる限り永遠の起こるはずのない未来だった。
春はレイアに手を伸ばす。レイアも春に手を伸ばした。シャツの裾を掴み優しく肌が痛まぬよう持ち上げる。臍が見え、痣が見え、胸が見え、痣が見え、桃色の小さな乳首が見えた。愛らしくも窪んだ脇から布地が抜けると裸でバンザイをするレイアがいる。腕を抜き、春はシャツを固く絞る。
次はジーンズだ。上半身裸のレイアは春に脱がされやすいようにしゃがんだ春の肩を掴む。前ボタンを外し、ジッパーをじじじとゆっくり下ろす。アンジェリカの趣味だろうか、少女にはまだ似合わない、だが闇の妖精じみたレイアの肢体を引き立てる黒いショーツが春の目に映った。そのまま布地をゆっくりと下ろしていくとレイアの右の内腿を飾る鱗の痣。春はゆっくりと布地を引き下げるとレイアが足を上げ布地から足を引き抜いた。しゃがんだ春の目の前に足を上げたレイアのショーツがあった。濡れたショーツは薄く透け、レイアの幼い陰部の筋を余すこと無く春に見せつける。右の足、左の足とソックスを脱がせる。肩に置かれたレイアの掌が熱を春に伝える。
レイアがショーツ一枚で春の前の前に立っていた。
寒さに震える中、手間ををかけさせてしまったと笑顔を春に向けていた。
肌はまだ湿気ている。気化熱で今も体温を奪い続けている。
春は己のボトムを乱雑に脱ぎ捨てた。レイアが春に近づく。春は肌を隠そうともしないレイアを懐に抱え、大事に大事に決して壊れぬよう抱きしめた。レイアも春に抱きつきうっとりと瞳を閉じている。
二人の影がゆっくりと床に倒れた。
雨はまだまだ、ざぁざぁと音を立て降っている。二人が何か音を立てたとしても決して外に漏らすことはないだろう。
■
翌朝までレイアと春を見つける事はできなかった。
アンジェリカ達は一睡も出来ず、深夜の捜索は諦め警察の連絡を待つだけしかできなかった。
早朝に警察から一報が入り二人を保護したと連絡が入った。二人共寒さで衰弱していたが命に別状はなかった。アンジェリカと秋奈は泣き出しそれぞれの夫が抱きしめ慰める。
保護された病院へタクシーで向かい、警察に案内され二人を見つけた。
レイアは疲れて眠っていたが、その表情は満たされた者だけが持つ事が許される幸せなものだった。
春は起きていた。警察も事情を聞こうとしたが口を開かない春に困っているようだった。処置は済ましているので後日事情を伺うと伝えられ全員そろって帰宅することになった。寝ているレイアがいるのでタクシーで稲辺の家へ向かった。
レイアをベットで寝かせ、無口の春を前に事情の確認はさぁどうしようかとなった時、春が口を開いた。全員が驚いた。春が喋った事もある。しかし春が話す話が現実に地をつけ生きているアンジェリカ達には到底信じられない話だったからだ。
■
「二七代倉桐家当主、紫熊藩藩主の倉桐晴信だ。力及ばずながら紫霊八藩連盟の盟主も努めていた」
普段の春からは想像もつかない饒舌。表情も自信に満ち溢れ、普段ぼーっとした春からはかけ離れすぎていた。
だが血を分け、産み落とした母だけが持つ直感。秋奈はわかった。これは春だ、と。
「春?」
秋奈が呟いた言葉を拾われた。
「今は春と名乗っている。だが私は春であって春ではない。主体となる春の魂にわずばかりこびりついていただけの、ただの記憶の残滓だ。春の前世の記憶の残り滓と言ってもいい」
「前世?ありえない」
論理的思考を得意とする輝政やアンジェリカには理解出来ない話だった。
「そんなことより春はどこにいるんだ!?」
夏彦は半分晴信の言葉を信じかけていた。記憶の残滓が春の体を使い喋っている。なら春はどこだ?
「案ずるな。疲れて寝ているだけだ。明日にでも元に戻ろう。私もしばらくすれば消える」
晴信は笑顔を浮かべた。それは当主として藩主として盟主として何より夫として、見る者全てを安心させてきたものだった。
「私の話を聞いて欲しい。聞いた上での判断は任せる。春とイア……レイアの事だ」
晴信の笑顔を見て安心してしまったのか稲辺家の二人はとりあえず聞いてみよう、桐山家の二人は早く話して欲しいという態度だ。
四人の心情を理解した晴信は一つ頷き、口を開いた。
「春とレイアにはアルタイの強い呪いがかけられている」
ナーブのアレイアは新たに得た力を使い、晴信と未来を共にするため転生の力を使った。生きたままの晴信の両の目玉を喰らう事でナーブに伝わる古の故事から縁を繋ぎナーブの神の力も利用した。更に産む事の叶わぬ
他にも地脈、星辰、暦、房中。使えるものは全て使った。結果天守にてアルタイの目の前で首を切るという行為が必要となってしまった。
アレイアの力は完璧だった。全てがアレイアの望む結果となるはずだった。アルタイの邪魔が入らなければ。
転生直前にアルタイにかけられた力がアレイアの力を歪めてしまった。晴信の首にのみにかかるはずだったアルタイの力であったが二人の魂を強く結ぶ絆がアルタイの力により二人の魂を一部繋げてしまった。それにより晴信のみにかかるはずだったアルタイの力が一部アレイアに流入してしまったのだ。
我が子を産ませるというアレイアに執着したアルタイが力に込めた願いは『自分の物にならないのなら誰のものにもしない』。つまり誰の子も孕ませないという歪んだ所有欲。アルタイの執念とも言える力がレイアから性の核心部の知恵を奪い、春からレイアに愛を囁く声、レイアを孕ませない能動的な行動力を奪ってしまった。
レイアがこれまで異常なまでに性の知識を理解しないのは正にアルタイの呪いと言えた。
晴信はアレイアが晴信の目玉を食らったこと、我が子まで利用してしまった事をぼかしつつ、ヒトとナーブの争い、アレイアの転生に関する顛末を四人に伝えた。四人はあり得ない話に声すら出ない。
「故に」
晴信が四人に本当に伝えたい事の為に口を開く。
「春!!」
レイアが扉を開き、泣きながら晴信の元に文字通り飛んできた。晴信の膝にすがりつくレイア。
「起きたら春がいないの!春!どこにも行かないで!!」
晴信はレイアに優しくそして懐かしく愛しい者に声をかける。
「イア。どこにも行かないよ。ゆっくりお休み」
春が喋る事を変だとも思わずレイアは涙を止め安心する。春はいつでも優しい感情を伝えてきたのだ。優しく話す事はレイアにとって不思議でも何でもない。
レイアを優しく撫でる手からいつもと同じ春の優しい気持ちが伝わってくる。
「うん。春。このまま一緒にいてね……」
疲れもあり安心したのかそのまま寝入ってしまうレイア。レイアを見つめる晴信の表情はとても優しい。
「彼女は昔からとても可愛くてね。蓮っ葉な言葉で罵しりながら私の後ろをずっとついてくるんです。私が流行り病で倒れた時はナーブすら入らない紫霊山脈の奥深くまで単身分け入って薬草を取ってきてくれました。昔から無茶ばかりしてました」
一瞬遠い目をした晴信。懐かしき日々を思い出しているのだろう。
ここまで聞き手に徹していた夏彦が口を開いた。これまで突拍子もない話を聞かされ、理解の範疇を超えていた。昔の事はいい。春とレイアのこれからの事が大事だった。
「それで伝えたい事っていうのは何です?呪いっていうのは解けるのですか?」
晴信はレイアに向けていた顔を夏彦に向ける。その目は楽しんでいるように夏彦には見えた。
「そうでした。春とレイアのお風呂を認めてやってくれませんか」
晴信の口からでた言葉はこれまでの話をスケールダウンし四人を日常に戻す言葉だった。
いたずらが成功したように晴信が笑った。
■
――六年後
レイアと春は中学三年に進級していた。
アンジェリカ、秋奈、輝政、夏彦、冬至、輝明の六人は家族旅行で二泊三日の旅行で今日出発した。レイアと春は受験が控えているため勉強の為と偽り旅行に参加しなかった。
レイアの手の中にはコンドーム(一二個入)の箱がある。
出発前に直接レイアに渡されたものだ。アンジェリカはレイアの身を案じていた。
「いい?これに関してはいくら春君でも信じちゃ駄目。自分の身は自分で守るの。いいわね」
色々とばれていた。そして机の引き出しの中にはコンドーム(三個入り)一箱があった。昨日秋奈がニコニコしながら無言で手渡してきた物だ。
色々ばれていた。そして二人のセックス頻度が如実に分かる結果ともなった。
さらにクローゼットの奥にはコンドーム(六個入り)一箱が開封状態で置かれていた。しかし数は減っていない。レイアと春が一緒に購入した物だ。
――ママ。レイアは今日こそ春と結ばれます。
レイアは未だに処女だった。
晴信は言った。二人には『呪いがかけられている』と。
アレイアの力は未来永劫アレイアと晴信を結びつける。アレイアの力に干渉したアルタイの力は同じく永遠に効力を発揮する。つまり二人は永遠に呪われ続けることになる。。
だがしかし、精神が発達する過程で呪いの効力をある程度薄める事が出来る。
晴信は確信を持って四人に伝えた。
機材倉庫で春は、雨で体温を下げたレイアを助けるため倉庫の鍵を蹴り壊し、自らの意思でレイアを裸にし一晩中温め続けるという過去にないくらい強い自発行動を取った。明らかにアルタイの呪いに対抗していた。
レイアを助けたいという春の強い意思が呪いを一時、呪いの効力を薄めたのである。その証拠に本来現れるはずのない晴信の記憶の残滓が表に出てきた。呪いを打ち払う事は不可能だが、効力は薄める事が出来る。晴信は確信した。聡明な晴信の予想では最初のターニングポイントは思春期を迎え急激に精神が成長する一二歳以降と予想した。
一般に女性は一〇歳前後、男性は一二歳前後から始まる。アルタイの呪いで精神の発達が遅れている二人はもっと遅れるはずである。
「それまであなた達が憂慮している事態は決して起こりませんよ」
■
レイアは一三歳で思春期を迎えた。非常に遅かった。緩やかに春との関係性は変化させていたが、手を繋ぎ、共にいることは変わらずにいた。初潮を迎えて生理の日は一緒のお風呂は避けていたが、これまでと変わらず、更に進化したレイアスペシャルで二人の肌を磨いていたのだ。
ある日を境に、あり得ない程唐突に訪れた思春期。春との接触が急に恥ずかしくなったのだ。手を繋いでの登下校。抱き合っての頬の触れ合い。そして裸で行うパーフェクトレイアスペシャル。
羞恥を憶えてしまったレイアは、これら全てが出来なくなった。勿論春が嫌いになった訳ではない。当然触れ合いたい。しかし今まで知らなかった新たに芽生えたの羞恥心。春と一緒にいると血が顔に集まり真っ赤になる。春の裸が頭に浮かびぼーっとしてしまう。レイアは一時期春と距離を取ってしまった。
二次性徴を迎えたレイアは既に隠すことの出来ない色香を放っていた。胸はアンジェリカ程ではないが大きく育ち女性なら誰もが羨む美の造形を創り上げた。腰はくびれ、男性なら誰しもその腕に抱きおさめ、手折ってしまいたくなる程の優美さがあった。お尻も育ちつんと上を向き。着痩せするにも関わらずセックスシンボルとして自己主張をしていた。すらりとしてしなやかな手足は相変わらずそのままで、制服の裾から飛び出た白い肌が男女問わず視線を集める。
そして極め付きはその表情だ。
春を想い側にいられないことを憂い、定年間近の枯れた校長ですら引きつけられる大人びた表情をする。それが一転、春の裸を想像し顔を真赤にする。仕草も恥じらいを前面に押し出し、大人になり切れない年代の少女だけが持つことを許された青い果実にも似た独特の色気がエロスのエッセンスとなり、少女の肢体の造形も合わさって、レイアのクラスはたっているのにたてない生徒、たってはいけないのにたっている教師が続出することになる。
そして今までずっと側にいた春がレイアの近くにいない。妄想力豊かで思春期真っ只中の少年たちが暴走するのは当たり前の事だった。
教師を含む複数の生徒による性暴行に、レイアは巻き込まれた。レイアは強い。喧嘩は超つおい。駆けつけた春の力もあり事件は未然に防がれた。慌てたアンジェリカはここで春に指令を下した。
常にレイアの側にいなさい。
アンジェリカにとって、春は戸籍上は他人でも心情は既に我が子同然だった。レイアの将来を任せるのは春しかいないとまで思っている。ならば何を遠慮する必要がある。もう何度も輝政とのセックスを二人に見られた。アンジェリカに怖いものなどなかった。もう何も怖くない。
思春期を迎え、相変わらず喋る事はなかった春だが、ある程度自発的に行動するようになっていた。ぼーっとする時間も減ってきていた。春はレイアを追いかけた。
これまでの『春の手を引くレイア』が『逃げるレイアを追う春』になった瞬間だった。
春が追いかけてくれるのは嬉しいレイアだったが、羞恥心が上回った。本当は春と手を繋ぎたい。頬で触れ合いたい。抱き合いたい。キスがしたい。春の裸が見たい。裸を見て欲しい。お風呂に一緒に入りたい。春の全身を触りたい。全身を触って欲しい。春のペニスが欲しい。口に含みたい。全身を舐め回して欲しい。春とセックスがしたい。春の子が欲しい。春の子を孕みたい。春のペニスでヴァギナを貫いて欲しい。一晩中、一日中、三日三晩、一週間、一年、ずっと。春と一つになり続けたい。
春の顔を見る度に浅ましい妄想が膨れ上がり更に顔が赤くなる。見られたくないレイアは逃げ続ける。
この追いかけっこは一年続くことになる。お陰でレイアが性暴行事件に巻き込まれる事は一切なかった。
逃げ続けることでレイアは気持ちが少しだけ落ち着いた。春と手を繋ぐことは未だ出来ないが、顔を真赤にしながらも春が隣にいることを許容できるようになったのだ。
ならば次のステップに進むべきではないか。レイアは決心した。中学二年の夏であった。
春と一緒に避妊具を購入し家族の不在の機会を虎視眈々と待った。
機会は来た。何かを感じたアンジェリカが冬至と輝明を連れて秋奈と夏彦を誘い小旅行に出かけたのだ。わざわざレイアと春の試験前の時期を選んで。
機会は来た。クローゼットに隠したコンドームを確認し春がお風呂から出てくるのを自室で待つレイア。自身は既に済ませていた。
時計の音がちこちこと鳴る音がやけに響いて聞こえた。心臓は今にも爆発しそうな勢いで今までにない早さで鼓動を繰り返している。
レイアは頭からシーツをかぶり顔だけだすユーモラスな姿だ。しかしシーツの下はブラとショーツのみ。レイア自身待ちきれなかったのだ。
春を待つ間体かっかと熱くなる。違和感を感じてショーツに手を持っていくと期待で我慢しきれなかったヴァギナから愛液が垂れ落ちショーツをぐっしょりと濡らしていた。手を前に持っていくとたっぷりの愛液が指を汚していた。親指と人差し指で輪を作り開閉を繰り返すと愛液がねちねちと音を立てた。
ブラとショーツは春に見てもらう為だけに、この日に合わせて通販で購入した。レイアの肢体の魅力を引き立て、そして春を興奮させる扇情的なものをギリギリのバランスで時間をかけて選んだ。だがこれでは台無しだ。春と一つになりたいが嫌らしい女だと思われたくない。
被ったシーツを取り払い、下着を交換すべくレイアはベットを下りた。
春が部屋に入ってきたのはその時だった。
春はジーンズにTシャツ姿とラフな姿だった。生乾きの髪は軽く撫でる程度で後ろに流している。お湯で上気した肌が紅潮している。瞳はこれからの行為を思い描いているのか潤んでいた。
レイアは春に男性として色気を感じた。一目惚れ。二目惚れ。何度も惚れ直しているがこの時ばかりは我を忘れ春に見惚れた。そして自分がどういった姿をしているか忘れてしまったのである。
揃いの黒の下着は装飾は少ないがレースをふんだんにあしらい非常に薄く出来ていた。黒がレイアのハニーブロンドの輝く髪を、そして何より誰よりも白い呪いめいた色気を放つ肌と対称となり一際引き立てていた。ショーツはぐっしょりと濡れ薄い生地がレイアのヴァギナをくっきりと浮かび上がらせている。未だ男性を受け入れていない未通の穴からにじみ出た愛液は小さな布地では吸収しきれない分を両の太腿に垂れ滑らせ膝まで達しようとしていた。
春の視線が下半身に向いていることに気付いたレイアは自分の姿を思い出した。
見られた。
未だ羞恥心を制御しきれないレイアはこれからする行為でもっと淫らな姿をさらしてしまう事を忘れ羞恥心と自己嫌悪で身の置き所がなくなった。
春に触れられる前から浅ましくも下着をぐっしょりと濡らしどれだけ嫌らしく、淫乱な女だと思われただろうか。
レイアは泣きそうになった。そして実際に泣いた。眦からじわりと溢れた涙が呼び水となり涙が次々とこぼれ落ちる。止まらない。えぐえぐと声が出てひっくひっくとえづく、春にさらに醜態をさらしている。もう逃げ出したかった。こんなはずではなかったのに。
春は泣き出したレイアに近づきいつもの春らしく優しくレイアを抱きしめた。泣き出すレイアをあやすように。泣いたレイアを幸せにする春。いつもはそうだった。しかしこの日は少しだけ違った。
やがて落ち着きを少し取り戻したレイアは気がつく。己の腰に当たる硬い触感に。ジーンズの厚い生地を通しても伝わってくる春の熱。そして少し冷静になったレイアは気付く。抱きしめる春の腕からは、春も期待し待ち遠しくどれだけ自分を押さえているかが伝わってきた。優しい気持ちだけではなかった。春もいっぱいいっぱいだったのだ。
童貞と処女。初めてのセックスに期待は膨らむが果たして上手く致すことが出来るのか。相手を喜ばす事が出来るのか。快楽を与える事が出来るのか。
レイアだけではなかった。春も考えていることは一緒だった。
レイアは嬉しくなって春にキスをする。一年以上キスはできなかった。久しぶりのキスだった。昔は唇を押し当てるだけの幼いキスだった。今は違う。春の唇を貪るように奪った。春も返してくる。唇を食べられる。夢中で食べ返した。やがて呼吸が苦しくなる。鼻から信じられない呼吸音が聞こえた。駄目!
酸素を取り込もうと口を開いた瞬間春の舌がレイアの口内になだれ込んで来た。
驚きで目を見開くレイア。春はレイアの口内を蹂躙する。歯列を舐めあげ驚きで奥に隠れた舌を絡め取る。反応出来ないレイアは春のなすがままだ。しかしキスによる接触で春の感情が伝わる。
君が欲しい。もっと欲しい。
嬉しくてレイアの舌が春を歓迎した。受け身だったレイアは春の頬を両手で掴むと逆に春の口内に侵入した。口内を犯されたレイアが春の口内を犯す。呼吸の度口を開く度に舌が侵入してくる。唾液が溢れお互いの口元を汚すが口内を相互に犯し続ける二人に拭う余裕など無い。舌が絡み合う度に唾液が泡立ち口から溢れる。
舌が独立した生き物のように止まることがない。酸素が足りず脳がくらくらする。だが初めての粘膜の接触による快感で止めることが出来ない。春が与える快感をレイアが受け取り、春に返す。何度繰り返しただろう。室内にお互いを啜り合う音が響く。
先に我慢できなくなった春がレイアを抱えベットに移動した。春の怒張したペニスがジーンズのウエスト部分からはみ出ていた。
あれが私の中に。
見慣れ手に馴染んでいた形と変わっていた。包皮はめくれ上がり亀頭がむき出しになっていた。
思春期を迎えレイアは性知識を主にアンジェリカから教えられた。下世話な話も多く、平均の大きさも雑談で聞かされていた。
春のペニスは平均を大きく超えていた。レイアはうっとりと春のペニスを眺める。
形は変わっても相変わらず可愛く愛おしく直ぐにでも手で触れ、口に含みたいと思った。
春はレイアをベットに横たえるとシャツとジーンズを脱ぎ捨てた。下着からはみ出たペニスはこれからレイアを貫く準備のためか亀頭の先がてろてろと濡れている。
レイアは春の裸を久しぶりに見た。見たいと思い続けていた春の裸体。引き締まり春が体を鍛えていたことがわかる。ぐっしょりと濡れ重みさえ感じたショーツが更に愛液で溢れた。
前戯すらしていないのにレイアのヴァギナは春のペニスの受け入れ体制をとっくに終えていた。
このペニスが自分を貫き快楽を与えてくれるのだ。そしてヴァギナもペニスに快楽を与えるのだ。一方的なものではない。春が貫きレイアが包みこむ。逃げるレイアの膣壁を春のペニスが追いかけ去るペニスを逃すまいと膣壁が追いかける。何度も繰り返す追いかけっこ。狂乱の果てに春のペニスは膣内に精を放つ。旅路の果てに精子はレイアの卵子を見つけキスをする。二人の子だ。
最初は痛いと聞いた。アンジェリカが教えてくれた。でもそれは印だ。レイアが春の物になる、そして春以外のものにならない。同時に春はレイアだけのものでレイア以外のものにならないという最初で最後の二人だけの契約。
早く貫いてほしい。
春のペニスは膣口を抜け、処女膜を突き破り、膣壁をけずり、子宮口まで届く。もしからしたらその先まで届くかもしれない。体位によっては届くだろう。子宮がどくんと疼いた。
早く私の中に精を放って欲しい。何度も何度も。溢れても溢れても蓋をするように何度も貫きそしてペニスの形を私に覚えさせて。春が私の中にいない時も春がいると勘違いさせるまでに。
春がレイアのヴァギナに手を伸ばした。前戯だ。
「あっ!あああぁぁぁぁぁぁ!!!!」
既に受け入れ体制を整え、これからのセックスを期待していたヴァギナは春の接触に耐えきれなかった。
レイアの口から不意打ちの前戯に耐えられず声があがった。
春がショーツに浮かぶレイアの陰唇を撫でる。するとショーツに染み込んだ愛液がにちゃりにちゃりと音を立てた。
にちゃりにちゃり。
擬音が上がる度にレイアの切なげなが声が上がる。リズムを変えて充血し包皮を飛び出たクリトリスをこねる。
にちゃりにちゃり。
「んっぁ、は、はる…んぅん、ふぅん…あっ、いぃぃ…はる!はる!駄目!はる!怖い!はる!はる!!!」
レイアの喉から春を呼ぶ大きな声が上がる。既に出来上がっていたヴァギナは僅かな接触だけでオーガズムを迎えようとする。もし先に触れたのが春のペニスであったならヴァギナはもうしばらく耐えただろう。春に快感を与えるためレイアも必死で耐えたはずだ。
不意打ちと頂点近くまで高められた期待が逸らされた事で気を逸らされたのだ。
「はる!はる!何かくる!いや!怖い!はる!あぁっ!あぁっ!あぁっ!はる!!」
春は冷静に見定める。レイアの快楽が最大となるよう。快感を引き出すように。
「はる!!だめぇ!あっ!!!んっ!!!!!……んあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
一瞬の間を置き、春の名を呼んでいたレイアが尾を引く叫び声を上げた。それは幼いころ二人でアンジェリカのセックスを知らず演技していた時と同じであった。
つま先は反り返り、快楽による緊張で肌は紅潮。涎を垂らした口を食いしばり顔を歪ませオーガズムの訪れを必死で耐え続けるレイア。
緊張した筋肉はやがて弛緩しリズミカルな痙攣を繰り返していた。
レイアは去りゆく快楽の波の上で、焦点の合わぬ視界の中、アンジェリカの痴態を思い出していた。知らず何度も除き見ていたアンジェリカと輝政のセックス。当時は泣き声を上げるアンジェリカを輝政が虐めているのだと思っていた。なんども何度も見てしまった。やがて理解が及ぶとアンジェリカは泣いていたのではなく啼いていたのだと理解した。
アンジェリカは快楽に貪欲だった。輝政に責められている時は首を振り乱しながら自ら腰も振り激しく快楽を貪っていた。アンジェリカが輝政を責める時は逆にじっくりと時間をかけ輝政を搾り取るように蛇のようにねちねちと虐めた。虐めていたのは輝政ではなくアンジェリカだったのだ。自らの快楽のポイントを理解し最大となるよう常に勉強熱心だった。
レイアと春に見られているのに気づいた時も快感のエッセンスの一つとしていた節もあった。
アンジェリカの痴態は目に焼き付いている。達した時は声をいっさい抑えること無く獣のような声を上げていた。
いまの自分はどうだ?アンジェリカのようではなかったか?輝政に貫かれたアンジェリカのように獣の咆哮をあげてしまうのか?それを春に聞かれ、快楽に全身を委ねた時アンジェリカのような痴態を春に見られてしまうのか?
レイアはアンジェリカの娘だ。同じ痴態を晒さないと言えようか?
レイアは怖くなった。そんなの嫌だ。春に見られたくない。あんな浅ましい
春が膝をついてレイアの広がった股の間に迫ってきた。虚ろなレイアの瞳にペニスを手で支え、レイアのヴァギナにあてがっている春が映る。
だめ!そんなの。
春のペニスがレイアの膣口にキスをした。
いや!駄目!!
春が腰に力を入れた。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
レイアは大声を上げて春を突き飛ばした。
これがレイアが未だ処女であり続ける最初の顛末である。そして筆者は春に問いかける。コンドーム忘れてますよと。
春も初めてでいっぱいいっぱいだったのだとあえて擁護する。
そして話はコンドームを手に決意のレイアの元に戻る。
■
決意も虚しく二人はまたもや結ばれることはなかった。当時はなんとも思っていなかったが深層心理に深く焼き付いたアンジェリカの痴態はレイアのセックスをことごとく妨害した。トラウマとなっていたのだ。
もしレイアがアンジェリカのセックスではなく秋奈の穏やかでお互いを思いやる幸せなセックスを見ていたとしたならば、レイアと春は今頃、中学生にして幸せで充実したセックスライフを送っていたと筆者はここで断言する。
故に、アンジェリカはここでも無意識にやらかしていたと言わざるを得ない。
レイアの目の前にはペニスを怒張させた春がいる。
レイアは春に申し訳ない気持ちで一杯だ。毎回毎回、自分の我儘で一つにつながれないのだ。それでも春は一切怒ること無く辛抱強くレイアに付き合っている。レイアが声をかけて春が付き合う。そしてレイアが拒絶する。それが何度も繰り返されている。
レイアも春と一つになりたいのだ。今は無理でも将来春の子を産み育てたい。
春も男性である。レイアの肢体を目にし、極限まで高ぶった性欲を処理しなければ最悪レイアを無理矢理襲ってしまうかもしれない。ただでさえレイアは性犯罪を助長してしまうほど魅力的な女性だ。
そんなレイアと春の共同作業が始まったのは中学三年になってからだった。
春はベットのヘリに座りレイアはその前ですらりと舌足をアヒルのように広げ座っている。
レイアが春のペニスに手を添える。元々可愛く愛おしいペニスだ。形は変わってもレイアの手に馴染んでいるのは変わらない。最初は手で処理していた。しかし元々口に含みたいと思っていたレイアだ。行為に至るのはすぐだった。
レイアの口が春のペニスにキスをする。何度も何度も。亀頭に一度、竿に二度。
そしてレイアのピンクで可愛い舌が亀頭を舐めあげる。ちゅるりちゅるりと音が聞こえる。舌を伸ばし竿のしたから亀頭まで一気に。何度も何度も。亀頭の先からはカウパー腺液がにじみ出てやがて玉となる。レイアはそれが流れ落ちないよう気をつけ流れ落ちる寸前に亀頭を口に含んだ。可愛い唇をすぼめ尿道内のカウパー腺液を吸い上げる。そしてまた竿を舐め回す。
ペニスが震える。とてもかわいい。レイアは春のペニスを咥える度に幸せを感じる。昔から口にはいってもいいと思うくらいだった。今は早くヴァギナに入れたいのに出来ない。性器で一つになれにのならせめて今は性器に見立てた口で春と一つになる。
震えるペニスの根本を押さえるレイア。
大きなペニスは全て口に入らない。アンジェリカは輝政のペニスを喉の奥まで入れてしまう。レイアも試そうとしたが春が止めた。春の為ならしてもいいのに。でもその変わり愛情込めて丁寧に丁寧にペニスを口に含む。
歯が当たらない様気をつけ、舌をペニスに巻きつける。亀頭を中心に舌を動かし同時に吸い上げる。潤滑油代わりの唾液が口元から溢れ、これがないと春が気持ちよくないとばかりに音を立てて吸い上げる。ずずずと音が響き少し恥ずかしい。
ペニスを口に含んだまま春を見上げると気持ちよさそうにしている。ふうふうと呼吸を調整していた。ペニスから春が快楽を感じているのが伝わる。ならもっと。
レイアはペニスを口内の奥に引き入れた。喉に少し当たるが春がこれ以上はしなくていいと言う。してあげたいんだけど春の気持ちが嬉しい。
性器のように包むことは出来ない。でも口でしか出来ない動きもある。頭を上下に動かし刺激を与える。その度に舌で亀頭を押し付け、撫で、舐めあげる。空気は漏らさず接触面積が常に最大になるよう気を付ける。
春の陰嚢が見えた。大事な大事な赤ちゃんの元となる精液を作り出すところだ。しまった。陰嚢を舐めて口に含むのを忘れていた。
頭を動かし続け陰嚢に手をのばす。優しくマッサージしてもみほぐす。
春の口から声が漏れた。レイアはうっとりと目を細めフェラチオを続行する。
右手は陰嚢へ。そして左手でペニスの竿をしごく。動かす頭と当たらぬように。
亀頭の傘を抜ける時空気が漏れてしまう時がある。要注意だ。いつかアンジェリカに相談する必要があるかもしれない。
マッサージをしている陰嚢が動いた。睾丸がつり上がる。あ。春いっちゃうんだ。うれしい。気持ちよくなってね。
両手で触れている性器から筋肉の収縮が伝わる。さらに快感を高めようとレイアはフェラチオに集中する。
春がレイアの頭に触れた。合図だ。春は受けなくてもいいと言う。でも違う。私がしたいんだ。
口の中に尿道から飛び出した精液を口内で全て受け取る。ペニスは脈動を繰り返しどくんどくんと精液をレイアの口内に送り出し続ける。一滴もこぼさない。春に迷惑をかけ続けているレイアなりの誠意だ。いやそれ以前に春の精子が欲しい。子宮で受け取れないのならせめて。
レイアは口内の精子を愛おしく思いながらこくりこくりと数回に分けて飲み込む。精子を放出し終わったペニスは硬度を失ってしまう。精液を飲み込んだレイアはもう一度ペニスに吸い付き尿道内の精液を吸い上げる。そして舌でペニスに刺激を与えづづける。すると春のペニスは直ぐに固くなる。
最近わかった。春は性豪になる素質を持っている。二度、三度、四度、五度。五度以上の射精をしないと収まらないことがある。
レイアは再度射精に導くべく、フェラチオを続ける。
レイアの耳に春の声が聞こえた。
「レイア。いつまでも愛してる」
こんな二人が結ばれるのは高校入学までしばし待つ必要があったとさ。
(完)
これにて完結致します。
高校生編は僕の力では構成上入れる余地がなく断念。
エロ文書く技術が上がれば、後日3~4話程度追加で差し込みますが、ご察しの通り僕には現時点でエロ文の才能は無い模様。なので現在では未定としか言えません。
僕自身は色々な表現を実験的に試せたので書いてて楽しい小説でした。
元々エロ方面はアンジェリカに「らめぇぇ」みたいな誇大表現。秋奈に正統派セックスをしてもらってレイアには無邪気なエロ→高校生で合体(角プレイ/副足プレイ)と考えてましたが腕の無さと需要の無さに気が付き断念した次第。路線変更と相成りました。
少しでも皆様の楽しみになっていたならば嬉しく思います。
最後に悪かった所など批評頂ければ幸いです。
今後の糧とさせていただきます。
読了ありがとうございました。