「むぅぅ……」
私のうなり声に、近くをたまたま通りかかったマシュが声をかけてくる。
「先輩、どうかしたんですか?」
「あ、マシュ。今日はお疲れ様。……それがね、私最近おかしいのよ」
「ええっ!? 先輩、体調でも悪いんですか? 少し休まれた方が……」
慌てるマシュに、私はそっと首を横にふる。
「そういうのじゃないのよね……。なんだか、ある人を見ると急に心臓がドキドキ言って、一回一回話しかける度に緊張しちゃうのよ」
「……すみません、先輩。そのような病気は私、聞いたことないです。特定の人にだけその症状が表れるというのは――」
「いいえ、名前はもうわかってるのよ。それに、その症状は今も表れてるわ。その病気の名前は、『恋』」
「……今も、ですか?」
「そう。いま、まさに」
さすがに察しが悪い天然のマシュでも分かったようで、頬をかあっと真っ赤に染めて少し俯く。そんなマシュが可愛くて可愛くて。私は立ち上がって、横に立って私の方を見ているマシュにをそっと抱き寄せた。
「ふぁっ、せんぱい……」
「大好きよ、マシュ。いつも一番側にいてくれてありがとね♪」
「わた、しも……わたしも先輩が……その、大好きです」
「ありがと♪ 嬉しい!」
私はちゅっとマシュのぷにぷにで柔らかくほんのりピンク色の唇にキスをした。
そして恥ずかしがりながらも受け入れてくれているマシュをお姫様だっこをすると、私の部屋に連れて行った。
ベッドに横たわらせ、パーカーを脱がせる。そしてワンピースのボタンをひとつひとつ開け、背中のファスナーを右手で開ける。その間に左手でマシュのふくよかなおっぱいを、優しく、ゆっくり揉みしだく。時折唇にキスをしながら、私たちは密着して愛を語り合っていた。
「ふあっ、せんぱいっ♪」
「ふふ、マシュは乳首が弱いのね?」
「わかり……ませんっ、でもっ♪ 先輩の手が触るたびっ、気持ちよくなってぇ♪」
どうやらうちのマシュは乳首が弱いらしい。私は一旦マシュから離れ、完全にワンピースを脱がせたあと、ブラを外して脇に放り投げる。同時に私も服を脱ぎ、私たちは揃ってショーツだけの格好になった。
かぷっ♪
私はマシュの乳首にそっとキスをしたあと、口でくわえ、舌や歯を使って甘噛みをしたり、舌で突起をコロコロと転がしてみたりして感度をよりたかめる。
「ひぁっ♪ んくぅっ、ひぃんっ♪♪」
「くちゅっ、れろっ、んちゅぅぅぅっ♪」
開いた手を使って、今度はマシュの下半身をそっと愛撫し始める。太もも、足の付け根、ショーツのラインギリギリのところ……。
撫でる度に、足が軽くピクッと動くのが何とも扇状的だ。
そっとショーツに手をかけて下ろし、マシュを一糸纏わぬ、生まれたままの状態にしてその上に覆い被さる。ふと手にしたショーツに目をやると、大切な部分を覆っていた箇所だけ、ほんのりと湿って、いや、明らかに濡れていた。
「マシュ、これ……」
「い、言わないでくださいっ! 恥ずかしいですっ!」
マシュは真っ赤になっている顔を更に朱に染め、きゅっと目を瞑りながら、いやいやと首を横にふる。
そんなマシュに、私は私自身のショーツを脱いでマシュの眼前にもってきた。
「大丈夫よ、私だって、こんなになっているから……」
固く閉じられていたマシュの目がうっすらと開き、そして驚いたように見開いた。
私が差し出したショーツは、マシュのよりも、もっと広い範囲を濡らしていて……。
「せんぱいも……」
「そうよ? 私もマシュとこう言うことが出来るのが嬉しくて、気持ちよくてこうなっているんだもの」
「そう……ですか……」
まじまじと私のショーツを見つめるマシュの視線になんだか恥ずかしさを感じて、パッと後ろに放り投げる。
そして改めてマシュに向き直り、抱き締めてキスをすると、そっと耳許でささやく。
「マシュ……」
「せんぱい……」
「いい?」
「もちろんです」
ちゅっ♪ という合図で、私たちはお互いの大切なところへ手をあてる。
私のに、マシュの指があたって……。マシュのに、私の指が……。
そう思うとなんだか恥ずかしくて。でも、同時に嬉しくもあって。
アイコンタクトで呼吸をあわせ、私たちは指に力を入れる。
「ぁぁっ、マシュのが、なかにぃぃっ♪」
「せんぱいっ、せんぱいぃっ♪」
マシュのなかは、暖かくて、きゅぅっとしていて。私の指が動くたび、マシュが身を捩らせながらえっちな声を出してくれて。マシュも、私のなかを、的確に刺激してくれて。
私たちはほぼ同じタイミングでイってしまいました。
指についた、真っ赤な破瓜の血。
私たちは、痛みのあまり泣いてしまったマシュをぎゅっと抱き締めながら、お互いのなまえをたくさん呼びあって、一夜を過ごしました。
……朝、あまりに起きるのが遅くて起こしに来てくれたジャンヌ・リリーちゃんが赤面して逃げていってしまったのが少し申し訳なかったかな。
その日から、私たちは今まで以上に一緒に、愛し合いながら過ごしてゆきました。