主人公(転生者)は2人目のIS操縦者。
22歳。
元大学生で現IS学園1年生。
一夏と喧嘩後の鈴を慰めるために部屋に招き入れたが――
主人公(転生者)は2人目のIS操縦者。
22歳。
元大学生で現IS学園1年生。
一夏と喧嘩後の鈴を慰めるために部屋に招き入れたが――
「やっちまった」
朝、自然と目が覚めれば、隣には凰が寝ていた。
机の上には空になった酒瓶や空き缶が散乱し、ベッドの脇には制服や下着が脱ぎ散らかされている。
上半身を起こして布団を軽くめくれば、凰は全裸だ。薄い胸に発展途上の体。毛は薄い。
そのまま、自身の下半身に視線を移せばカリバーンは臨戦態勢。
煙草で気持ちを落ち着けたいところだが、IS学園は禁煙である。
時刻は午前八時。
うっすらとした記憶では、朝日が昇るまで頑張っていたのを覚えている。それを考えると凰はもう少し寝かせておくべきか。
凰を起こさないように布団を抜け出し、朝食の準備をする。さすがに食堂に行く気にはなれない。今日が休日だったのは幸いだ。
気持ちを落ち着かせるため、ゆっくりと朝食を作る。
とりあえずは凰の二日酔いの可能性を考えて、しじみの味噌汁から――。
しばらくすると、ベッドから、
「やっちゃった」
先ほどの自分のように、軽く悲壮感の漂う声が聞こえてきた。
「おう。起きたか凰。いろいろと言いたいことはあるだろうが、先に飯にするぞ」
「そうね。いろいろと話すことはあるけど、先にご飯にしましょ。と、言いたいところだけど、ごめん、先にシャワー浴びさせて。汗でべとべとして気持ち悪い」
「タオルは洗面台の下から出して、適当に使ってくれ」
分かった、と肌を隠す様子もなく、凰は全裸のままバスルームに直行する。
叫ばれたり、泣かれたり、ISで攻撃されたり――。その辺りを想定していたので、正直、助かった気分だ。
と、バスルームに入る前に、凰が足を止め、首だけ振り返る。
「どうせなら、あんたも一緒に入る? 起きてからご飯作ってたみたいだし、まだ入ってないんでしょ?」
「あー、嬉しい提案なんだが、いいのか?」
「あれだけ恥ずかしいことをしておいて今更でしょ? 昨日は迷惑かけたしサービスで背中くらいは流してあげるわよ」
その言葉にコンロの火を止め、足をバスルームに向ける。
まあ、若い男女がバスルームに入って背中を流すだけで済むはずもなく、バスルームでハッスルしてしまったのは言うまでもない話だ。
◆
「あんたに泣きついたのも、お酒を飲んで自棄になったのも、襲いかかったのも全部あたしの責任。まあ、やっちゃった感はあるけど、あんたは気にしなくていいわ。って、このしじみ汁美味しい。あんた、あたしより料理上手いんじゃない!」
「最悪、豚箱に放り込まれる覚悟もあったけど、ここまで開き直られるのは予想外だわ。しかも一夏ラブな割には、処女でもなかったみたいだし」
「初めては弾……一夏の親友にあげたわ。そんな後生大事にするもんでもないし。初めて同士だと失敗して別れやすいって言うじゃない? あたしの場合はやるまでもなく、駄目だったんだけど」
ズズズ、と音を立てて味わっている凰。
気負った様子もなければ、後悔している様子もない。むしろどこかスッキリした様子だ。
漬け物の食感を楽しみながら、なんとも不思議な気持ちになってくる。
一夏との恋愛を応援していたはずなんだけどなー。
外からは元気な女学生の声が聞こえてくる。IS学園はいつもと変わらず賑やかな雰囲気だ。
「で、これからどうすんだ。一夏のやつ、プロポーズもどきに気づいてなかったんだろ。また地道にアタックしていくか? それとも夜這いでもかけて勝負に出てみるか?」
「はずれ。今回の件で気持ちが一気に萎えちゃったのよね。現実に引き戻されたというか。だから、しばらくは距離を置いてみるつもり。クラス対抗戦で病院送りにする予定だし」
「こわっ。物理的に距離を置かせるとか。
ブツ切れラストで申し訳ない
勢いだけで書いたせいで続きが書けずボツ
タイトル変更
「IS ~没になったナニカ~」
↓
「鈴と一夜の過ちだったはずが?」