1年前の夏。たまたま一人で遊びに来ていた公園で、僕はキレイな女性が茂みの陰に隠れて野糞しているのを見た。
「んっ、んっ……!」
そんな風に苦しそうな声を上げながら、彼女のお尻から大量の下痢便が噴き出される様を、僕は遠くからずっと眺め続けていた。
その時、何故かは分からなかったけど、その光景から目が離せなかった。僕は彼女の排便姿を凝視しながら、風邪でも引いたかのように全身を火照(ほて)らせていた。やがて、永遠に続くかのように思われた茶色の豪雨が、少しずつ収束に向かう。
「は~~」
ようやく便を出し終えると、安堵したのか彼女は大きなため息をついて放尿した。そして、ポケットからティッシュを取り出すと、お尻と局部を手早く拭いて速やかにその場を立ち去ったのである。
「――っ!」
僕は、すぐについさっきまで彼女が屈んでいた場所まで足を進め、彼女が出していった『おきみやげ』をマジマジと観察した。草村の上に肥溜めを作ってしまったかのような、大量の下痢便。アンモニアの臭いがもわもわと湧いている、小さな水溜り。便の脇にオプションのように置かれた、使用済みティッシュ。
彼女の排便時に浮かべていた苦痛に歪む表情と、排便後の澄ましたような笑顔が交互に浮かんできて思わず胸が高鳴ってくる。僕はたまらず、膨れ上がったペニスをズボンの中から引っ張り出すと、これでもかというほど強く揉みしだき、絶頂とともに彼女の便に向かって射精した。
そして、僕もまた奇妙な優越感と背徳感とともに、逃げるかのようにその場を走り去ったのである。
それ以来、僕は女性の排泄に異常なまでの関心を抱くようになっていた。
言うまでもなく、誰にも言えるはずのない僕一人の秘め事なのだけど。
「こらあっ! また優ちゃんをいじめていたなあっ!」
「うわ、優太の愛人のミー公が出てきたぞ、逃げろー!!」
さっきまで偉そうな態度で僕に暴力を振るっていた連中が、散り散りに公園から逃走する。助かったとはいえ、何度も見てきた光景だ。
「全く! あいつら優ちゃんが大人しいからって、すぐ悪いことしてくるんだから!」
頬を膨らませながら自分事のように怒ってくれている彼女の名前は又下未衣(またしたみい)。クラスは違えど、同じ小学校に通う同級生で僕の同棲相手の一人である。
「でも優ちゃんも優ちゃんだよ、どうしてあんな奴らに黙ってやられていたりするの。思い切って殴り返してやりゃいいじゃない」
「うん、だけど殴ったらあいつらだって痛い思いをしちゃうわけだしそれはちょっと」
「もう、優し過ぎなんだよ優ちゃんは!」
そして、僕の名前は間瀬優太(ませゆうた)。幼稚園の頃に両親を事故で失い孤児となり、程なくして親戚の又下家に引き取られたいわゆる居候である。
「ははは。僕がこれでいいと思ってるんだからいいじゃない。さ、早く帰ろ」
「あ、待って。その……」
未衣ちゃんがもじもじとしながら、少し離れた場所にある小さな建物を見つめている。まさかこれは、やはりそういうことなのか。
「あたしちょっとトイレ行ってくる」
その言葉に、僕の耳と股間が破裂しそうなぐらい過剰反応を起こす。
「ついでに僕も済ましておきたいから、一緒に行こうか」
「うん」
気がつけば、僕はそんな言葉を吐いて未衣ちゃんと一緒にトイレに向かっていた。
もちろん、用を足すつもりなどさらさらなかったのだが。
カチャッ!
未衣ちゃんが個室のドアを閉める音を確認したところですかさず床に這(は)う。幸い周囲に人気がない上に、トイレが男女共用とあらばこんな機会を逃す手などどこにもない。
「……」
隙間の向こうに目線を向けると、僕の視界に肌色の小ぶりな桃が飛び込んできた。
――未衣ちゃんのお尻だ!
和式便所に屈んでいる、未衣ちゃんのお尻が小刻みに震えている。
「ふーっ」
プシャアァァァァ……
未衣ちゃんは、大きくため息を吐くと僕の視線に気付くこともなく放尿を始めた。いつも思うことだけど、このアングルからの放尿を見ていると、まるでお尻からオシッコを出しているかのようで、ちょっと面白い。でも、こんな姿を覗き見しながらニヤニヤしている僕は、やはり世間で言うところの『変態』だったりするのだろうか。
チョロッ、チョロロ……
そんなことを考えながら眺めているうちに、未衣ちゃんのオシッコは終わったみたいだった。ペーパーで局部を拭いて、そのままスッと立ち上がる。
どうやらオシッコのみの用足しだったみたいで大きい方はしないらしい。
カチャッ!
流す音とともにドアを開ける音がしたので、僕はすかさず立ち上がって洗面台に向かい平生(へいぜい)を装うかのように手を洗った。
「あ~スッキリした☆ やっぱ下校前に一度トイレは済ましといた方がいいね」
「あ、ああ、そうだよね」
学校のトイレはリスクが高いのでそれは困る。本心ではそう思いながらも、僕はそう言って適当に取り繕っておいた。
「おかえりなさい。今日はちょっと遅かったみたいね」
家に帰ると玄関前で舞ちゃんが待ってくれていた。彼女の名前は又下舞。現役の女子高生で、未衣ちゃんの姉にして又下家の次女である。今は僕を引き取ってくれた又下夫妻が仕事の関係で海外に出張しているので、言うなれば彼女が現在この家の母親的ポジションを務めている。
「うん、まぁ色々とあってさ。だけど未衣ちゃんのおかげで無事解決したから」
隣では、先ほど僕にトイレを覗かれていたとは夢にも思っていないであろう未衣ちゃんが、誇らしそうに小さな胸を張っていた。
「そう、だったら一安心ね。それじゃあ二人とも、手を洗ってらっしゃい」
舞ちゃんはそこまで言うとくるりと踵(きびす)を返してそのままトイレに直行した。
「…………」
その一連の流れを僕は瞬きもせずじっと眺めていた――隣で不審者を見るかのような眼差しでそんな僕を見据えていた未衣ちゃんに、気付くこともなく。
「!」
「あっ」
舞ちゃんが1階のトイレに入っていたので、仕方なく2階のを使おうとドアを開けた僕は思わず硬直した。
「おかえり、優くん」
あろうことか、鍵もかけずに愛姉さんがお尻丸出しの状態で屈んでいたのである。彼女の名前は又下愛。近所のスーパーに勤めている会社員で、又下家の長女である。
「えっと、その」
言葉を発しようとするその前に、強烈な便臭が突き刺さってくる。それもそのはず、愛姉さんのお尻の下から見える便器の中には、出したての下痢便が山のように盛られていた。
「ごめ~ん、下痢しちゃったの。昨日会社で期限切れのお刺身食べちゃってさ、朝からこんな感じなんだ」
「そ、それは大変だね……」
「だけどまだ出しきれていないみたいで、お尻の中にウンチが残ってるっぽいの。悪いけどもうしばらく待っててね」
ビクンッ!
「うっ」
思わず股間が熱くなり、それに伴いさらなる尿意が込み上げてくる。
「ご、ごめんなさーい!」
僕はたまらずドアを閉めると、逃げるように立ち去って1階のトイレを使うことにした――しかし。
「!!」
「きゃっ!」
鍵が開いているので、誰もいないと思ってドアを開けたら舞ちゃんがまだ使っていた。
「ゆ、優ちゃん、ノックぐらいしてよ!」
先ほどの愛姉さんに同じく、お尻丸出しの姿で舞ちゃんが悲鳴のような声を上げる。
「舞ちゃん、まだいたんだ……」
だが、愛姉さんとは違ってお尻の下から見える便器の中には何もない。だけど妙に臭い。
「ごめんなさい。ここ数日便秘だったから、いい加減出しておきたいの。でも、さっきからオナラばっかり出て困ってるの。お尻が痛い……」
なるほど、舞ちゃんのお尻は力みすぎて切れ痔にでもなったのか、少しだけ赤く腫れている。
ビクビクンッ!!
「うぅっ!」
だが、立て続けにこんな物を見てしまった僕の股間はますます熱くなり、そんなことを考える余裕すらなくなってくる。もう膀胱は限界だ。
「お、お大事にー!!」
僕はあわててドアを閉めると、股間を押さえながら無我夢中で外に飛び出したのである。
ジョバアァァァァァァ――――――!!
家のトイレが使えなかったので、僕は仕方なく庭先で放尿した。いくら居候とはいえ、自分の住んでいる家でこんなことをするなんておかしな気分である。
「はぁ……」
脳裏に、さっきの愛姉さんと舞ちゃんのあられもない姿が交互に浮かび上がってきて、思わず顔が緩んでしまう。この家のトイレはどちらも段差式の和式便所なだけに、後ろからだと肛門までバッチリ拝めてしまう、僕のような人間にはあまりにも官能的な造りだったりするのである。
愛姉さんの大きな桃尻と舞ちゃんの程よいサイズの桃尻、どちらの方が魅力的かだなんてとてもじゃないけど甲乙つけられない。
「む~~」
だけど、それ以上に今考えなければならないのは、そんな僕の隣で訝(いぶか)しむような目をして僕のペニスを凝視している未衣ちゃんのことだった。
「優ちゃん、確かさっき学校帰りに公園のトイレに行ったばっかりだったよね? なのにどうしてそんなにたくさんオシッコが出ちゃうわけ?」
「さ、さあ? 多分学校で水飲み過ぎたからじゃないのかな?」
うまくごまかしたつもりだったが、未衣ちゃんがますます怪しむような視線を向けてくる。
「ねえ、優ちゃんさっき本当にオシッコしてたの?」
「えっ?」
未衣ちゃんのその言葉に、思わず全身が怖気(おじけ)のようなものを感じて熱くなってくる。
「確かあそこの公園の男の子用トイレって、使った後にセンサーで水が流れる仕組みになっていたよね。でも、さっき水が流れてなかったような気がするんだけど?」
さり気なく痛いところを突かれて思わず顔が強(こわ)張ってしまう。
「どうなんだろうね。ひょっとしたらセンサーが故障してたとか?」
僕は、極力自然な素振りで顔を背けながら、あたりさわりのないような言葉で取り繕った。
「ふーん。確かにセンサーが壊れてるってこともあるかもだよね」
未衣ちゃんは、まだ腑に落ちないというような顔をしていたけど、どうやら納得してくれたみたいだった。僕の方もようやく膀胱が空になったみたいで、軽く振るって放尿を終わらせた。
「それじゃ、疑問も解決したことだし一緒に宿題でもやろうか」
「そうだね」
僕はうまく話題をそらすと、未衣ちゃんと一緒に家の中へと引き上げた。
この時はそれで全てが丸く収まった、何一つ疑うことなくそう考えていたんだ。
それから数週間後、僕は未衣ちゃんに誘われて一緒に下校していた。
「ルンルンルン♪」
無邪気にはしゃぐ未衣ちゃんを見ていると、こういうのも悪くないと思えてくる。そばに未衣ちゃんがいてくれれば、クラスの連中にからまれる心配もなくなるので安心して帰れるわけだし。
「優くん、最近は大分いじめられることがなくなったって話を聞いたけど、本当なの?」
「うん。今は未衣ちゃんと一緒にいることが多くなったから、あいつらも近付きにくくなったんじゃないのかな?」
クラスは違えど、僕は休み時間に未衣ちゃんと過ごすことが多くなっていた。もちろん避難的な意味合いもあったけど、それ以上に僕は未衣ちゃんと一緒にいたいという気持ちが強くなっていた。どうしてそんな気持ちになっていたのかは、よく分からなかったけど。
「ねえ、ちょっと」
未衣ちゃんが腹部をさすりながら立ち止まる。気がつくと、僕たちはこの間の公園の前にいた。
「あたしトイレ行ってくる」
未衣ちゃんは腹部を押さえて前屈みになりながら、よろよろとトイレに向かった。
「あ、僕もちょうど行きたかったんだ。一緒に行こう」
その姿に桃源郷の予感を感じた僕は、千載一遇のチャンスを逃すまいと、すかさず先日に同じく未衣ちゃんに同行した。もちろん、膨れ上がった股間を悟られないように。
カチャッ!
未衣ちゃんが個室の鍵を閉める音を確認したところで、すかさず床に這はう。久しぶりに見られるであろう未衣ちゃんのお尻に、ドキドキしながら隙間の向こうを覗き見る。
「じぃ~~」
なるほど、未衣ちゃんのつぶらな瞳が向こうから僕をジロリと見据えて――って、えっ!?
カチャッ!
考える間もなくドアが開き、僕は無理矢理個室に連れ込まれる。
「えっと、その、これは」
どうにか取り繕おうと言葉を発しようとするも、頭の中が真っ白になって何も浮かんでこない。
「じぃ~~~~……」
未衣ちゃんは、再度鍵を閉めなおすとそんな僕を再びジロリと見据えてくる。
「やっぱり優ちゃん、あたしのトイレを覗いてたんだ」
「いや、その……」
開口一番図星を突かれて、もはや言い訳の余地すら見当たりそうにない。終わりだ、色々な意味で終わりだ。まさにこの世の終わり、略してコノオワ。
僕が全てに絶望して、ガックリと跪(ひざまず)きそうになったその時である。
「オチンチンを出して!」
「?」
突然の指令に思わず目が丸くなる。
「いいから出しなさい!」
しかし未衣ちゃんは屈み込むと、そんな僕にお構いなしと言わんばかりに強制的にズボンをずり下ろしてくる。
「わっ」
パンツごとずらされて、未衣ちゃんの眼前に僕のペニスが露となる。
「じぃ~~……」
手のひらサイズの皮を被った一物を凝視されて思わず顔が赤くなる。
「あ、あの、未衣ちゃん?」
「優ちゃんのオチンチン、かっわい~☆」
僕のペニスを生で見た未衣ちゃんが、急にそんなことを言ってくる。
「でもあたし知ってるよ。可愛いサイズのオチンチンもこうすると……」
そして、恍惚とした表情で僕のペニスをつかんで、そのまま口にくわえ込む。
じゅぷっ、じゅぷっ。
程なくすると未衣ちゃんは、それをそのまま口の中で舐め始めたのである。
「あたしの恥ずかしいところを覗き見したお返し。優ちゃんにもたっぷり恥ずかしい思いをしてもらわないとね」
「未衣ちゃん……」
「うふっ、あたし知ってるよ。優ちゃんって本当は、女の子のトイレを覗くのが大好きなヘンタイさんだったりするんでしょ?」
じゅぷっ、じゅぷっ、じゅぽっ、じゅぽ!
強く舐められて僕はたまらなくなり正直に答えてしまう。
「そ、そうだよ……僕は女の子のトイレを覗くのが大好きな、危ない奴なんだ!」
「むぐーっ!?」
僕は思わず未衣ちゃんの後頭部をつかんで手前に押し、ペニスを喉の奥にまでしっかりと突っ込んでやった。
「ここみたいな男女共用トイレに張り込んで、可愛い女の子が入るのを見計らって覗いたことなんて、何度でもあるさ! ついでに言うと、家でも偶然を装って愛姉さんや舞ちゃんのトイレを覗き見したことだって、何度でもあるさ!!」
気分を高揚させながら本当のことを言い続けているうちに、段々とペニスが大きくなってくる。
「未衣ちゃんの言う通り、この前はここで未衣ちゃんのオシッコ姿を覗いたとも、一緒にトイレに行くフリをしてね!」
「むむむむ、優ちゃんのエッチ!」
そんな僕に、未衣ちゃんはハッキリとそう告げた(そりゃそうだ)。
「優ちゃんみたいなヘンタイ大魔王にはあたしがお口でお仕置きよ!」
そこから未衣ちゃんの猛攻撃ならぬ猛口撃が幕を開けたのである。
「これはおっきなお尻をバッチリ見られた愛姉ちゃんの分!」
膨れたペニスが未衣ちゃんの口の中で高速で舐め回される。
「ひやー!」
僕はあまりの気持ちよさと腰が抜けてしまいそうな感覚に、思わず悲鳴を上げた。
「これは禁断の乙女の園に土足で踏み込まれた舞ちゃんの分!!」
高速舐めが一段落すると、今度はスピードダウンとともに粘っこくネチネチと舐めてくる。
「み、未衣ちゃん、もういいでしょ? 僕もう……」
「ダメ。もう一人仇を取ってやらなきゃいけない人がいるでしょ?」
「えっ? でも愛姉さんのも舞ちゃんのも、さっきので……」
ガリッ。
「んぎゃー!!」
不意打ちの噛み付きに思わずさっき以上の悲鳴を上げてしまう。
「いつも優ちゃんを守ってあげているのに、裏でトイレ覗かれてた未衣の分があるでしょ」
「あ、そっか」
「……優ちゃんのばか。容赦しないんだから」
拗ねたような目つきをしながら未衣ちゃんがさらにペニスを舐めてくる。
「んっ、んっ」
今度のは特に変わりのない自然な舐め方だったけど、時折甘噛みを交えてソフトな刺激を織り交ぜてくる。だけど、この辺りがもう限界だった。
「未衣ちゃん、僕、もう!」
「いいよ、出して。優ちゃんのヘンタイ汁はあたしがもらうんだから」
「うっ……あぁっ!!」
僕のペニスは限界点を突破して、たまらず未衣ちゃんの口内で爆発した。
びゅるっ、びゅるるっ、びゅくっ!!
「はぁ……」
絶頂とともに、今度こそ僕はがくがくと床に跪ひざまずいていた。
「う~っ」
一方の未衣ちゃんはというと、僕の精液を口に含んだまま苦虫を噛み潰したような形相を浮かべていた。
「ごほっ、ごほっ、げほおっ!」
そして、程なくそれを全部便器の中に吐き出してしまっていた。
「もう、優ちゃんのヘンタイ汁って変な味!」
「いや、普通それは臭いものだから」
「でも友達に読ませてもらった漫画だと、女の人は笑顔でごっくんしながら『ごちそうさま』とか言ってたよ。きっと、女の子のオシッコやウンチを覗いて喜ぶヘンタイ優ちゃんのだから、おかしな味がしたんだよ」
どうやら未衣ちゃんは、漫画の受け売りでとんだ勘違いをしているようだった。
「……そうなのかもしれないね」
だけど今の僕には、そんな未衣ちゃんの勘違いを分からせるつもりなんてさらさらない。
「じゃあ、お口をゆすいで帰ろうか」
「うん!」
今の間は『女の子のトイレを覗くのが大好きなヘンタイ優ちゃん』でいるのも悪くないと思ったから。
それに、一時は覗きがバレて全てが終わったと思っていた僕を、未衣ちゃんはこういう形で受け入れてくれたんだから、しばらくは彼女のイメージ通りのキャラでいるのが筋というものだろう。
「ガラガラガラガラガラ……」
洗面台で口をゆすいでいる未衣ちゃんを見てほっとした気分になりながら、僕は未衣ちゃんが精液を吐いたままのトイレの水を流しておいた。大きな流水音が、精液と一緒にもやもやしたものまで流していくかのようだった。
それから未衣ちゃんは、僕の名誉と世間体を考慮して学校や近所に口外しない代わりに、愛姉さんと舞ちゃんには僕の秘密を打ち明けるという形で完全に許してくれた。もちろん僕に拒否権などあるはずもないので、僕は素直に了承した。
正直怖くもあったけど、結局二人とも多少呆れながらもそんな僕の性癖を受け入れてくれた。
――そして、現在に至る。
ブリブリブビビッ! ブブブッ! ビチャア!!
「はぁ~今日もたっぷり下痢ってるわぁ~」
和式便器に屈んだ愛姉さんが、大きなお尻から下痢便をぶちまけながら気持ち良さそうに声を上げる。
僕は、そんな愛姉さんの後ろでトイレットペーパーを片手に、ずっと待機していた。
プシャアァァァ……
「ん~栄養ドリンクのおかげで本日のオシッコの黄色いこと♪」
機嫌良く放尿を実況する愛姉さんの姿に、思わず笑い声が出そうになる。
「さ、優くん。せっかくペーパー渡しておいたんだから、お姉さんのお尻をフキフキしてちょうだい」
「はーい」
僕はペーパーを適量ちぎると、それを愛姉さんのお尻にそっとあてがってやった。
「うっ」
すぐにクチュッと湿ったような感触が手に伝わってくる。
「ふふっ、お尻の後であそこもフキフキしてもらうから覚えといてね」
「全く、愛姉さんっていつも下痢するから、紙がすぐなくなっちゃうんだよな」
僕はイタズラ半分に肛門周りを拭いてあげながら、もう片方の手で愛姉さんのお尻を揉んでやった。
「もう、優くんのエッチ。もうビンビンになってたりするんでしょ?」
すぐにお返しと言わんばかりに愛姉さんの右手が僕の膨らんだペニスをつかんでくる。
「ダメだよ。それは今晩のお楽しみだろ」
「あん」
もう一度愛姉さんのお尻を揉んでやる。気がつけば、僕はあの日以来、家に一緒にいるときはずっと愛姉さんの尻拭いをやらされるようになっていたのである。
「えっと、ここがお尻の穴だからこの中に入れてね」
「う、うん」
お尻を向けた舞ちゃんが、和式便器に屈んだ体勢で肛門の位置を指し示してくる。僕は手にしたイチジク浣腸の先端を、舞ちゃんの肛門にしっかりと差し込んでやった。
プスッ。
しっかりと奥まで入った音を確認して液を注入する。
「あぁ、冷たくて気持ちいい……自分でやるとなんだか気持ち悪いのに、人にしてもらうとこんなにも気持ちよくなれるんだ……」
舞ちゃんの声音に思わず股間が刺激を受けてしまう。
「じゃあ僕は出ておくから、後はごゆっくり……」
「ダメ」
トイレから出ようとする僕の腕を舞ちゃんの左手がつかんでくる。
「せっかく二人でいるんだもん、催してくるまで何かお話しようよ」
「う、うん……」
僕は結局、5分ぐらい他愛のない話をしながら舞ちゃんの便意を一緒に待ってやった――やがて。
「ゆ、優ちゃん? もう出ちゃいそう……あっ」
ムリッ、ムリムリッ、ブリブリリッ!!
舞ちゃんの肛門から、浣腸液混じりの便が一気に噴きこぼれる。
「あん、イイの、イイのぉっ! ウンチ出てるのがすっごく気持ちイイのおっ!」
ブビイィィッ!!!
まるで鬱憤を晴らすかのように噴きこぼれていた舞ちゃんの便は、最後に放屁混じりの液便を噴き出して終了した。
「はぁ、はぁ」
プシィィィィィ……
吐息を漏らしながら、舞ちゃんが放尿を始める。
「じゃあ僕がお尻を……」
「それもダメ」
便器脇のペーパーを取り出そうとした僕を舞ちゃんが止める。
「どうせ優ちゃんは親切で拭いてあげるフリをして、私のお尻を揉んだり愛撫したりするのが目的だったりするんでしょう? そこまでエッチなまねはさせないんだから」
「うっ」
思わずカチカチになっていたペニスが萎しぼんでしまう。あの日以来、いつの間にか僕は便秘時の舞ちゃんの浣腸をやらされるようになっていた――愛姉さんと違って、ところどころで線引きはされていたりもしたけれど。
「優ちゃん、コップ構えて」
「うん」
言われるがままに、僕は未衣ちゃんのツルツルの局部の前に紙コップを用意する。
「今日は女の子が朝一のオシッコとウンチをもって行かないといけない日なんだから、しっかりサポートしてよね」
「わ、分かってるよ」
「じゃあ行くよ。んっ」
プシャアァァァ……
和式便器を逆向きに屈んだ体勢から、未衣ちゃんが放尿を開始する。そう、今日は女子限定の検尿と検便の提出日で、どういうわけだか僕が未衣ちゃんの手伝いをさせられているのである。
「おぉ……」
コップの中が黄ばんだ液体で少しずつ満たされていく。
「わっ、優ちゃん、引いて引いて!」
「おっとっと!」
僕は、危うくあふれ出そうになっていた紙コップを未衣ちゃんの局部から離して、隅によけた。
「もう! 優ちゃんったら鈍いんだから!!」
「ごめん……」
「ホント、敏感なのはオチンチンだけなんだから……」
ブツブツと文句を垂れながら、未衣ちゃんが立ち上がって今度こそお尻を向けて屈む。
プッ。
「あ」
「鈍い優ちゃんにはご褒美じゃなくてご放屁をあげちゃうんだから。ほら、早く準備準備」
「う、うん」
僕はあわててゴム手袋をつけると、脇にかけてあったビニール袋と紙袋を用意した。
「あたし、ウンチに関しては愛姉ちゃんにも舞ちゃんにも負けない自信があるんだよね」
「そうなんだ」
「だってほら、愛姉ちゃんはだらしない生活をしてるからいつも下痢ピーさんだし、舞ちゃんは何でも悩むクセがあるからすぐお通じの悪くなる便秘っ子ちゃんでしょ?」
モコッ。
そこまで言ったところで未衣ちゃんの肛門が開かれる。僕はすかさず、その真下に両手を添えてあげた。
「その点あたしは規則正しい生活をしているし、悩み事は持たない主義だから、お腹の中もいつだって健康に保たれるってわけなんだよね」
ムリムリムリムリムリ……ポトン。
僕の手に、未衣ちゃんの程よい固さと適度なサイズの便が降ってくる。
「優ちゃん、オチンチンおっきくさせてもいいからしっかり受け止めてよ」
ムリムリムリッ。プリプリッ、プッ。
休む間もなく未衣ちゃんの便が落ちてくる。便の端々に、昨日食べたトウモロコシが混じっているのが何だか微笑ましい。
「んっ」
ププッ。
やがて、かりんとうサイズの便を出したところで未衣ちゃんの排便は終わったみたいだった。
僕は未衣ちゃんの便を一つ残らずビニール袋に詰めて紙袋に入れると、手袋を外してそのまま出ようとした。
「待って!」
だがすぐに未衣ちゃんに止められる。
「え、どうしたの?」
「優ちゃん、まだやんなきゃいけないことが残ってるでしょ?」
「それって、まさか……」
「もう、今日は特別サービス! お尻もあそこも拭かせてあげちゃうんだからね!」
その言葉を聞いて、僕のペニスはロケットになって空を飛びそうな勢いで上向いてしまっていた。
「ほら急いで急いで! 早くしないと学校遅れちゃうでしょっ!!」
「……よろこんで!!」
僕は威勢の良い返事をすると、すぐにペーパーを取り出して未衣ちゃんのお尻を拭いてあげた。
「あん、もう! 女の子のお尻なんだから、もう少し優しく拭いてよね。あんまり雑に拭いてると優ちゃんの性癖を全校放送で流しちゃうかもしれないぞっ」
「あ~それだけは勘便もとい、勘弁勘弁」
あれから僕の生活は、ちょっとおかしかったり怪しかったりするけれど、明らかに良い方向へと向かっていた。間違いなくあの一件がターニングポイントになったわけだけど、全てが終わったと思ったあの事件がきっかけで僕の性欲が満たされるような日々が幕を開けてしまうのだから、本当に人生とは何が起こるか分からない。だけどそれと同様に、生きている限りはこの先どんな障害や荒波が待ち受けているかも分からない――だから僕は願う。この幸せをいつまでも、と。