少年は日々、暴力を振るわれていた。
それが日常だった。
そんなある日、少年は校舎裏に呼び出され……
思い付きで書いたので誤字脱字があるかもしれません(-_-;)
よかったら読んでいただけると嬉しいです!
「狂」
夜月 桜
ある日の夜。ある村で大量殺人事件が起きた。
そこには一枚の手紙があった。中には、
(愛しています。あなたのことを。たとえあなたが化け物であっても)
俺は、壊れている。
俺は、人の恐怖、絶望、悲鳴。それらに準ずるものに興奮するのだ。だから、殺す。本能の赴くままに。
俺は中学生のころ、いじめを受けていた。
半年ほど我慢したが、ある日自分の中で何かが壊れた。
その日も奴らは俺にちょっかいや暴力、物を壊すなどといったことをしてきた。俺は一切の抵抗をしなかった。
そして、帰り際。俺が帰ろうと下駄箱に行くと、靴がなかった。原因など考えるまでもない。奴らがやったのだ。そこには一枚の手紙が置かれていて、こう書かれていた。
(校舎裏に来い)
俺は手紙に従い校舎裏へ向かった。そこには奴らがいた。
手には金属バットが握られている。どうやら今日もやるようだ。
「やられるってわかってて来るって、お前本物の馬鹿なのか?」
仲間の一人が言ったその言葉に周りの仲間がゲラゲラと笑う。
俺はそんな奴らが気に食わなかった。今日はテレビで見たい番組があったのだ。
だから。
「死ね」
俺は、隠し持っていた銃で奴らの腹を打った。福場から赤い液体が舞った。
ちなみに、この銃はこの間警察から拝借したものだ。
紅い液体が流れる箇所を押さえながら、奴らは痛みに悶絶していた。
「痛いか?」
俺は感情を宿さない声で話しかけた。
いつも見下していた奴らは、恐怖におびえていた。そんな姿にとても興奮した。もっと、もっと怯えさせたいと。
この時、すでに俺は壊れていたのだ。その後、俺は奴らの手の指を一本一本折った。次に足の指。そして、腕の関節を真逆の方向に向けたり。そのたびにやつらは悲鳴を上げた。しかし、膝を真逆にしたとき、奴らは声を発しなくなった。俺は興味を亡くした。
「キャっ」
動かなくなった奴らを見下ろす俺の背後で、一人の女子が怯えていた。彼女は男子にとても人気のあるかわいらしい少女だった。俺もそんな彼女のことが好きだった。
でも今は。
『壊したい』
そう思った。
俺は恐怖におびえうずくまる少女の髪を無造作に摑むとそのまま奴らが倒れている場所まで引きずっていった。
少女は恐怖に身を震わせている。俺はそんな彼女の制服を一枚一枚剝がしていった。
上着、ワイシャツ、スカート。一枚脱がすごとに彼女は小さな悲鳴を上げた。
すべて脱がし、露わとなった裸身はとてもきれいだった。透き通るように白い肌。俺はそんな彼女の肌をなめた。少女はまたも小さく悲鳴を上げるだけ。俺はイライラした。
俺は一旦、彼女を見下ろすようにして立ち、整った綺麗な顔を足の裏で踏んだ。そして、ゴリゴリゴリゴリ。ただひたすらに踏み続けた。
踏まれてうまく声が出せないのか、くぐもった悲鳴が聞こえてきた。俺はとても興奮した。
次は腹に銃弾を一発撃ちこみ、その上から思いっきり踏んだ。彼女は絶叫した。目を限界まで見開きながら。その姿を見て、俺はきれいだと思った。足で踏まれて鼻の骨が折れたのかあらぬ方向へと曲がり、目は腫れあがっている。そんな醜い顔を見て、俺はきれいだと思ったのだ。同時に、もっと汚したいと。
俺は持っていた煙草に火をつけると、彼女の右目に押し付けた。彼女はまた絶叫した。それに気をよくした俺は、次に左耳の中に。そして最後に、銃弾で穴が開いたおなかの中へ押し込んだ。
しかし、彼女は荒い息を繰り返すだけだ。
俺は、今度は右手の爪を剥がしてみた。彼女は再び悲鳴を上げた。
「も、もうやめて!」
右手に爪を全て剥がし終えたとき、彼女が必死に訴えてきた。
「なんで?俺は楽(・)し(・)い(・)よ(・)?」
「楽しい!?あなた、狂ってるわ!?」
「そうかもね。で、だから何?」
俺は彼女の腕を、反対方向に力を加えた。
「やめて!?人間の身体はそういう風には動かないの!!」
彼女の言葉を聞かず、俺は折り曲げた。その瞬間、彼女の足と足の間から黄色い液体がジワーッと地面に広がった。
「汚ね。なんか興味なくなったわ」
俺は動かなくなった者たちを放置しその場を後にした。
家に着くと、そこには警察がいた。
「……だな?」
「はい」
俺は警察官に手錠をかけられた。その後は少年院に収容された。
時は流れ、出所時。俺は18歳になっていた。
あの事件はニュースで大々的に報道されたらしい。
もうこの世に俺がいていい場所などない。
(……なら、もう一度だけ)
俺はある村を訪れていた。
そこには若くとても可愛い少女がいた。辺境の村にこんなに可愛い子がいるのだと驚いた。それと同時に決めた。
(俺の最後の獲物だ)
俺はこの村に住み、少女とそして村人たちと親交を深めた。
辺境の村であることが幸いしたのか、俺のことを知っているものは誰もいなかった。
そして、この村に住み始めて1年と少し経った日の深夜。俺は計画を実行に移した。
手始めに村に火を放った。夜の闇を炎の明かりが囂々と揺れる。
村人たちは突然の出来事に飛び出してくる。俺は飛び出してきた人間を片っ端からナイフで切り裂いた。辺りに飛び散る血痕。飛び交う悲鳴。
俺の心は踊っていた。久々に感じる愉悦。たまらなかった。
そして、あらかた殺し終わったとき。炎の壁の向こうから人影が近づいてきた。
「貴方が、やったの?」
近づいてきたのは俺が気に入っていた少女だった。
少女は血まみれの俺の姿を見て息をのんだ。
「ああ。これが俺だ」
俺は少女に近づく。すると、少女は懐から拳銃を取り出す。
「そう。あなたも、私と一緒ね」
その言葉に疑問を感じた、次の瞬間。
俺の胸を一発の銃弾が貫通したのだった。
どうだったでしょうか。楽しんでいただけたらよかったです。
長編小説もありますのでよければそちらも!
ではこの辺で。また会いましょう!