※この作品はR-18です。

TS転生してまさかのサブヒロインにR18。   作:まさきたま(サンキューカッス)

1 / 1
全年齢版TSサブヒロインをお読みいただいた後、ご覧くださいませ。


「淫夢!!」

 俺の目の前には、両手を自らの胸の前でギュっと握りしめ、顔を背ける少女がいた。

 

 初めての夜這い。二度目の、行為。

 

 昼、女の悦ばせ方を伝授してもらった男の話だと、もう少し抵抗されるものだと思っていた。だが、嫌がる女の中にも、内心では強引に奪ってほしいという願望の持ち主もいるらしい。

 

 だからまず、彼女の手をフリーにしたまま顔を近づけてキスを迫れと教えてもらった。張り手が飛んできたり、ポロポロと泣き出されてしまったらそこで止めねばならない。それ以上強引に行くと、女性を傷つけるだけだからだ。

 

 逆に、イケそうであるならば・・・、食ってモノにすればいい。

 

 

 

 今、フィオは、顔を背けている。・・・泣いてはいない。言われた通り、彼女自身で手は動かせるようにしているが、張り手は飛んでこない。

 

「・・・ッ!」

 

 太腿を、まさぐってみる。ピクンと、彼女の肩が跳ねた。呼応するように彼女は、顔を俯かせ、唇を震わせる。しかしまだ、何も言われない。

 

 すりすりと、太腿に置いた手を動かす。フィオが、自らの唇を噛んで何かを堪えるような表情になった。

 

 焦るな、欲望に飲まれてはいけない。女に欲望をぶつけていいのは、ある程度親密になってからだ。女を落としに行く時は、絶対に女に飲まれてはいけない。立てるのだ、彼女を。お姫様であるかのように、恭しく、優しく、悦びを与えるのだ。

 

 男の教えを思い出す。触るのは、太腿まで。それより上には、手はやらない。

 

 次は、俯き、そっぽを向いているフィオの顔に手をやる。まずは頬を優しく撫でた後、フィオが俺と目が合うように、顎をぐいと押し上げる。

 

 フィオが、目を見開いた。バッチリ、目が合った。

 

 さぁ、どうだ。フィオの性格的に、泣きはしなさそうだ。張り手が飛んでくるとしたら、ここが最後の関門。

 

 見つめ合うことしばし。彼女の目はせわしなく動きまわり、やがて観念したかのように目線を落とした。

 

「・・・いいな?」

 

 頃合いだろう。俺は意を決して、そう問うた。

 

 わずかな逡巡の後、彼女は、コクリと確かに頷いた。あれ、本当に?

 

 まさかまさかの、肯定だった。若干、彼女の目の焦点が合ってなかったのが気になるが、確かに言質は取った。

 

「分かった。行くぞ、フィオ。」

「・・・。」

 

 オレは顔を近付ける。彼女は無言のまま、目を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 結果的に、昼の男に教えてもらった事はかなり役に立った。女性の感度を上げ、性的興奮を高め、快感を引き出すその手管は二回の生を通して初めて知る事だった。フィオの反応は、昨夜とは劇的に違ったものだった。

 

 まず、体がよく跳ねる。苦痛に体をよがらせるのではなく、明らかに彼女は感じて体を逸らすように動かしていた。これが昨夜まで生娘だった女の反応か。俺が教えられた手管がすごいのか、彼女がただ弱いのかはわからないが。

 

 零れる声も、悲痛なものではない。彼女が上げているのは間違いなく、嬌声だった。あの、フィオと言う女性の口から、こんな声が出るのかと驚いた。悩まし気で、艶やかな吐息が、絶え間なく続いていた。

 

 気が変になりそうだ。だって俺は、まだ何もしていない。ただ、男に教えられた通り、彼女の全身を手で愛撫しているだけだ。

 

 まだ、俺は全然気持ちよくなっていない。なのに、彼女の反応が、吐息が、嬌声が、俺の欲望を刺激し、理性を奪い去る。

 

 このまま欲望に負けてしまいたい。昨夜の様に、彼女に欲望を受け止めてもらいたい。今すぐ彼女にのしかかり、全てをぶつけたくなる。

 

 ・・・焦るな、まだだ、落ち着け。

 

 一度彼女に達してもらうんだ。十分に水気を帯びたなら、痛みはぐっと少なくなる。後は、優しく彼女の秘部を楽しめば良い。彼女と共に、快感に溺れればいい。だから、我慢だ。

 

 彼女を背中から抱きしめる。フィオの顔は上気して、どこか遠くを見つめたままだ。俺は彼女の背から手を伸ばし、胸の突起を、開かれた秘部を、男の教えの通りに優しく刺激する。

 

 彼女は、間違いなくかなりキている。今だって優しく撫ぜただけだというのに、フィオの口からはかん高い嬌声が漏れた。

 

 涎を垂らし、腰をくねらせ、艶のある声を上げ続ける彼女。無意識なのだろうか、フィオは舌を使って俺の腕をペロリペロリと舐めている。それが俺の興奮を、更にかき立てるのだ。

 

 早く、早く達してくれ、フィオ。俺の理性はもう、限界だ。我慢できず少し乱暴に、少し強めに、彼女の秘部を刺激してみる事にした。

 

 直後、ビクンと、彼女の体躯が大きく揺れた。

 

 皮切りに、ピクン、ピクンと小まめな痙攣が彼女の体幹を動かし、フィオの目がトロンと垂れる。その口はだらしくなく開かれ、涎が溢れている。だらりと、彼女は全身の力を失った。

 

 来たか、望んでいた時が。彼女は今、間違いなく達した。聞いていた通りだ。確認のために秘部を触ると、ぬめりと指の間を水が滴った。

 

 ぐったりとした彼女を、ベッドの上に仰向けにして倒す。よし、もういいだろう。俺は十分我慢しただろう。少しくらい彼女と楽しんでも良いだろう。

 

 彼女と向かいあい、今からいよいよ始めることを伝えようとして、

 

 

 

 すぅ、すぅ。

 

 

 何時しか、彼女が寝息を立てていることに気が付いた。

 

「・・・おい、フィオ?」

「・・・。」

 

 軽く、声をかけるも起きる様子は無い。そういえば、男は言った。

 

「もし途中で女さんが寝ちまったら、起こすのはNGよ。寝るってのはもう満足おなか一杯ってことだから、追撃したら機嫌がすっごい悪くなるし。」

 

 ・・・まさか、これで今日は終わりなのか? 俺のいきり立ったコレはどうすれば? この欲望は、どこにぶつければ良いのだ?

 

 仕方なく、自分の欲望を自分で処理する事にした。おかずなら、隣で寝ている。そう考え、俺は立ち上がろうとして、

 

 いつの間にかフィオにしっかり抱き着かれていることに気付いた。・・・あれ、これでは起き上がれないぞ。何でこいつは、俺に抱き着いてるんだ?

 

 これでは、自分で処理も、出来ない。

 

 悶々とした勇者の長い夜の、始まりであった。




次回更新は未定です。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

TS転生してまさかのサブヒロインに。(作者:まさきたま(サンキューカッス))(オリジナル:ファンタジー/恋愛)

────引きニートが死んだ時、物語は始まる。ハーレムを作りたい童貞は、異世界でどう生き抜くのか。▼特に重いテーマとかは無いです。ドタバタギャグがメインの、軽い気持ちで読んで頂きたい作品となっております。▼この作品は小説家になろう様と同時に投稿しております。▼神絵師であり、TSものの大先輩である”とりまる”様より支援絵を頂きました。本当にありがとうございます!…


総合評価:28302/評価:8.85/完結:63話/更新日時:2026年09月30日(水) 12:00 小説情報

【リメイク版】TS転生してまさかのサブヒロインに。(作者:まさきたま(サンキューカッス))(オリジナル:ファンタジー/恋愛)

────引きニートが死んだ時、物語は始まる。ハーレムを作りたい童貞は、異世界でどう生き抜くのか。▼2017年に連載していた「TS転生してまさかのサブヒロインに。」の文章改良版になります。▼コミカライズをしていただくにあたり読み返しているうちに、文が読みにくいなと感じ、軽く表現の変更をおこないました。▼ストーリーの内容に変更はありませんが、少しでもお楽しみいた…


総合評価:5331/評価:9.04/連載:63話/更新日時:2026年09月30日(水) 12:00 小説情報

【R18】俺が催眠術にかかるわけないだろ?ほらっはやくチンポ出せよ♡(作者:ハッピーうれピー)(オリジナル:現代/恋愛)

幼馴染みの催眠術特訓に付き合わされることになったTS娘の主人公、ハル。▼「催眠術なんて絶対にかかるわけない」と高を括っていたのに、気づいたときには既に術中にハマって幼馴染み専用の性処理係にされちゃった!?▼自覚のないまま、幼馴染みの専属性処理係から、恋人へ、そしてお嫁さんへ……!?▼TS娘ちゃんがオホ声あげながら幼馴染みのお嫁さんとして幸せに堕ちていくなんて…


総合評価:1938/評価:8.67/短編:1話/更新日時:2026年05月17日(日) 20:03 小説情報

【本編完結】レッドキャップ:ヴィランにTS転生した話(作者:WhatSoon)(原作:MARVEL)

マーベルコミックの世界に転生してしまったスパイディオタクな元男の話。▼悪役(ヴィラン)になってしまった元男の少女がスパイダーマンを追っかけたり、ピーター・パーカーと仲良くなったり、曇ったり、曇らせたり、死にかけたり、殺したり……。▼各実写映画版や原作コミックとは関係のない平行宇宙の話として書いています。▼主にスパイダーマン関係が主軸です。▼※原作未視聴/未読…


総合評価:46612/評価:9.22/完結:151話/更新日時:2026年08月13日(木) 18:00 小説情報

旅立つ幼馴染を見送ったTS薄細美少女の俺。十年後、スラム街の娼館にて再会を果たす(作者:しゃふ)(オリジナル:ファンタジー/恋愛)

十年前、幼馴染の男が村から旅立って行った。▼TSして女になった俺にとって、唯一の親友と言える存在だった。▼十年後、私が働いている娼館に、そいつが来た。▼しかも、毎週唯一の出勤日にフルコースで指名してくる。▼……ほんと、馬鹿な奴。


総合評価:12156/評価:9/連載:14話/更新日時:2026年10月08日(木) 19:04 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>