※この作品はR-18です。

剛毛彼女   作:雨冠


原作:オリジナル作品
タグ:R-18 腋毛 陰毛 尻毛 イチャラブ 地味子 貧乳 前戯
理人(りひと)は星花(せいか)に思いを寄せている。しかし、彼女と会う時はテレビゲームをして遊ぶくらい。彼女が特別な感情を抱いているようには思えなかった。
理人は一歩を踏み出そうと、星花に告白することを決意する。そして、彼はそれをきっかけに、彼女の醜態を目の当たりにして――

この作品は『ノクターンノベルズ』にも掲載しています。

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剛毛彼女

 ちらついた雪が風に舞って、俺の頬に当たる。今年ももう残り一ヶ月を切り、いよいよ寒さが身体に堪えるようになってきた。寒いのは苦手だ。

 

 正直、こんな日は家から一歩も外に出たいと思わない。しかし、星花(せいか)の誘いとなるとそうもいかない。

 

 彼女の家のインターホンを押す。少し待つと、やや高くて弾むようないつもの声が、スピーカーから聞こえてきた。

 

 家に入ると、彼女は玄関で迎えてくれた。オフホワイトのTシャツに、ネイビーのロングスカート。今日も相変わらずシンプルな服装だ。

 

「寒い中悪いねえ」

 

「寒いといってもうちそこだし。お邪魔します」

 

 靴を脱いで上がると、リビングに向かう彼女についていく。緩いパーマのかかった赤茶色のミディアムヘアーは、柔らかそうで触れたくなる。

 

 

 

   ■□■□■

 

 

 

 クッションの上に腰を下ろす。星花の部屋で、俺は彼女が淹れてくれたホットコーヒーを飲む。彼女はココアをちびちび飲んでいる。

 

 小さな目と鼻に、少し肉厚の唇。細身で、肌は透き通るように白い。小柄な体格と相まって、俺と同じ18歳にしては幼く見える。どちらかといえば、地味な部類に入るのかもしれない。

 

 しかし、時折見せるクシャッとした笑顔に俺は、いつも心を揺さぶられる。

 

「じゃあ、そろそろ始めよっか」

 

 彼女はココアの入ったマグカップをテーブルに置くと、テレビゲームの電源を起動する。やはり、俺をここに呼んだ理由はこれだ。彼女の家に来て、することといえばこれくらいしかない。テレビゲームの相手としてだけでも、一緒にいられればそれでいいと思っていた。ついこの間までは――

 

「うーん……今日はゲームじゃなくて、ちょっと話さない?」

 

「ん? 別にいいけど」

 

 そう言いながら、彼女は身体をこちらに向けた。

 

 思いを胸に秘めたまま接していても苦しいだけだ。伝えるなら早い方がいい。心臓が高鳴る。なんてことのない表情が、俺の心を見透かしているんじゃないかと思えてくる。

 

 ひとつ大きく息を吐き、背筋を伸ばして覚悟を決める。

 

「あのさ……俺、星花のことが好きなんだ」

 

「えっ!?」

 

 露骨に驚いた様子で目を見開いた。

 

「冗談……じゃない、よね?」

 

「冗談でこんなこと言わないよ」

 

 俺は今まで彼女に対して、なるべく好意を表に出さないようにしてきた。だが、そう言葉にされると寂しくもある。

 

 彼女は俯きがちになり、唇を固く結ぶ。部屋の中は静まり返り、鳥の鳴き声が外から聞こえてくる。次に何を口にするのか気が気ではないが、待つしかない。

 

「好きだよ……私も理人(りひと)が好き」

 

 頬をかすかに赤く染め、か細い声で確かにそう言った。喜びのあまり彼女を抱き締める。華奢な身体だが、女性特有の柔らかさを腕に感じる。シャンプーだろうか、甘い匂いがフワッと香った。

 

「理人がまさか、そんなこと思ってたなんて……ビックリしちゃった」

 

「意識させるようなことするの、恥ずかしくてね」

 

 鼻先が当たりそうな距離で見つめ合う。潤んだ瞳に、吸い寄せられてキスをする。彼女の腕が俺の腰に回されて、自分の気持ちが受け止められていると思うと、嬉しくなる。

 

「あっ……」

 

 唇を離すと、彼女は名残惜しそうに甘い声を出した。とても可愛い。普段は明るく元気な彼女の、女の部分が俺を昂らせる。

 

「きゃっ!」

 

 彼女のTシャツの裾に手をかけると、両手で制止された。

 

「理人にそういうことされるの嫌じゃないんだけど、今日はダメっていうか……」

 

 眉尻を下げて目で訴えてくる。エッチなことに対して、まだ心の準備が出来ていないのだろうか。

 

 俺はもう収まりがつかない。嫌じゃないなら、少し強引でも許してくれるだろう。自分の中で都合のいい解釈をして、制止する手を振り解く。

 

「ちょ、ちょっと!」

 

 Tシャツを一気に脱がせる。薄く肋骨の浮き出た腹と、小振りな胸を覆う、淡い黄色のブラジャーがあらわになる。Tシャツは、抵抗する彼女の手首に引っ掛かってしまった。

 

 俺の手は彼女の両腕を上げたところで、止めることしか出来なかった。目が釘付けになる。両腋には少なくともしばらくは処理していないだろう、黒々とした毛が生えていた。

 

 いつの間にか俺の手から逃れて、彼女は腕を下ろす。すると、身体を震わせて泣き出してしまった。

 

「んっ……冬だからいいかって思ってたの。腋毛が生えてる女なんて、嫌だよね。ズボラでごめん……」

 

 泣かせてしまったことに、頭が混乱する。俺が彼女の言うとおりにしていれば、こんなことにはならなかった。彼女が自身を責めることはない。それに――

 

 彼女の頭を優しく撫でる。

 

「こんなこと言ったら引いちゃうかもしれないけど……俺、女性の体毛が好きっていうか……だから、嫌じゃなければもっと見たいな。星花の腋毛」

 

 言ってしまった。下手をすれば、傷口にさらに塩を塗ることになるかもしれない。しかし、これが俺のどうしようもない『性癖』だ。それに今は、彼女の言葉を否定するより、自分を晒け出した方がいいように思える。

 

「ホント? 理人が見たいって言うならいいけど……スゴい恥ずかしい」

 

 涙を指で拭いながら顔を真っ赤に染める。まさか、そんな言葉が返ってくるとは思わなかった。内心では引いているのかもしれないが。

 

「ベッド行こっか」

 

 腕からTシャツを抜き取って、俺は立ち上がった。腕を引くと、彼女はそれにつられて立ち上がる。

 

 部屋の奥にあるベッドに二人で上がる。彼女は訳が分からないのか、妙に大人しい。

 

「えーっと、私の腋? を見たいんだよね。ベッドに上がる必要ってあるの?」

 

「うん、じっくり見たいから。そこに仰向けに寝てもらっていい?」

 

「は、はいっ……! 理人、急に何かのスイッチが入ったみたいで、ドキドキする」

 

 指示どおり、彼女はその場で仰向けになる。無造作に両手両足を投げ出した姿が艶っぽい。俺は彼女の腰の辺りを跨ぎ、膝立ちになる。両腕を掴み、彼女の頭の上で交差させる。

 

 腋がこれ以上ないくらいに大きく開かれた。手を離して彼女を見下ろす。蛍光灯に照らされた白い肌と、黒い腋毛のコントラストがとても卑猥だ。本来は処理されて、そこにあるはずのないものだ。それを今、彼女は俺だけに見せてくれている。そう思うだけで、頭の頂点が熱くなっていくような興奮を感じる。

 

「んー……恥ずかしいよ。まだこうしてなきゃダメ?」

 

 目を泳がせながら視線をさまよわせ、太腿を擦り合わせている。

 

「ダメ。触ってもいい?」

 

「う、うん……」

 

 左腋の毛に人差し指で触れてみる。

 

「んんっ」

 

 くすぐったいのか身体を震わせた。

 

 少し伸びている毛は、かすかに汗を含んで柔らかい。

 

「あ! ヤダッ」

 

 触れた場所に鼻を近付けてみた。籠ったすっぱいような匂いがするが、好きな人の匂いだと思うと、いつまでも嗅いでいられる。

 

 次はそこに舌を這わせる。

 

「あんっ……」

 

 腋毛のざらつきと汗の味がしょっぱい。舌を動かす度、彼女の声が漏れる。顔が見えないからなんとも言えないが、くすぐったさを我慢しているというよりは、喘ぎ声のように聞こえる。感じているのだろうか。

 

 腋を舐めるのをやめて顔を見る。荒い呼吸をしながら顔を真っ赤にしていた。

 

「あ……ごめん。苦しかった?」

 

「はあ……大丈夫。なんだか、ものスゴく変な気分だけど」

 

 反応が可愛くて、つい好きなようにしてしまったが、無理矢理していたわけではない。俺の頭を押すなり、抵抗する方法はあったはずだ。Mなのかもしれない。

 

 腋毛を見るだけでも充分興奮するが、『アソコの毛』はどうなっているんだろう。

 

「ねえ、次は星花のパンツが見たい。スカート脱がせてもいい?」

 

「へっ? いいけど、あっ……」

 

 急に彼女は顔を横に向け、目を逸らせてしまった。

 

「ん? どうしたの?」

 

「いや、その……」

 

 こちらを見ようとはしないが、彼女はどこかを指差す。その先は俺の股間だ。

 

 ようやく気付いたが、チンコは痛いくらいに勃起していた。チノパンの生地を持ち上げて、隠しようがない。

 

「生理現象だから仕方ないよね! 仕方ないんだけど……目のやり場に困るっていうか……んー」

 

 凝視されたいとは思わないが、そこまで目を逸らされるのも恥ずかしい。

 

「好きな人とこんなことしてたら、どうしてもこうなっちゃうよね……星花が嫌じゃなかったら、普通にしててもらえると……」

 

「私は嫌じゃないよ! 理人が見られたくないかなって思って。ふう……じゃあ、普通にするね」

 

 ゆっくりと視線をこちらに向ける。俺の股間をチラチラ見ては、視線を外すのを繰り返している。全然普通ではないが、さっきよりはマシだろう。

 

「スカート脱がせて良かったんだっけ?」

 

「うん。パンツが見たいんでしょ? もうブラ見られちゃってるし、私としてはパンツもあんまり変わらないかなって」

 

 とりあえず、パンツを見られるのは構わないようだ。いきなり、「マン毛が見たい」なんて言うのは、さすがにデリカシーがなさすぎるだろう。まあ、最終的にはそうしたいところだが。

 

 彼女の腰にある茶色の細いベルトを外す。スカートのサイドにあるファスナーを下ろすと、ブラジャーと同じ色のパンツが覗いた。腰部分に両手をかけてスカートを引き抜く。

 

 細いながらもほどよく肉のついた足が現れる。太腿の触り心地が良さそうだ。

 

「どう……? こんなことなら、もっと可愛い下着付けてれば良かったな」

 

 表情を曇らせて溜め息を吐く。女性の下着のこだわりはよく分からない。この下着はお気に入りじゃないのだろうか。

 

「その……今のままでも、星花は充分可愛いよ」

 

「え? ありがと……そんなこと言われたら、どうしていいか分からなくなっちゃう」

 

 甘い声を出しながら頬を緩ませた。コロコロと表情の変わる彼女を見ていると、ニヤけそうになる。

 

「ん?」

 

 パンツの丁度、股間の部分だろう。そこが少しだけ、色が濃くなっているように見える。

 

「えっ、何!?」

 

 膝裏を両手で掴み、彼女の足を持ち上げる。より近くで見ると分かるが、パンツが濡れているのは間違いない。

 

 なんとかギリギリの理性を保とうとするが、それはすぐに崩れ去りそうだ。足を持ち上げたことで、付け根が見えることになった。パンツからわずかに黒い陰毛が飛び出している。

 

「……星花のパンツ、濡れてるよ?」

 

「え? ウソっ!」

 

 彼女は慌てて両手で股間を隠した。

 

「それに、パンツから毛がハミ出してる。星花のアソコの毛、見たいな」

 

 パンツに手をかけ、一気に抜き取る。

 

「やんっ!」

 

 彼女は足をキツく閉じ、両手で股間を押さえた。唇を震わせて、今にも泣き出しそうだ。

 

「手をどけてくれないと見えないよ」

 

「お願い……アソコは見ちゃダメなの……」

 

 拒絶を示す弱々しい声が、エッチなおねだりにも聞こえる。興奮はさらに高まっていく。

 

 股間を押さえる手を掴んで剥がそうとするが、なかなか強い力で抵抗された。これを力任せにしてしまうと、少し可哀想だ。

 

「俺、女性の体毛が好きって言ったよね?」

 

「そうだけど……! 私のアソコの毛、綺麗じゃないから……モジャモジャだから。見ない方がいい、よ……」

 

 「モジャモジャ」という言葉が出て、思わず股間が反応してしまった。成人向けの媒体でよく見る綺麗に整えられた陰毛より、俺は手入れのされていないそのままの彼女が見たい。

 

 また握る手に力を込める。これで俺の気持ちは分かってくれるだろう。彼女は顔をしかめるが、諦めてしまったのか押さえる手の力を弱めた。

 

 手をどけると陰毛があらわになった。逆三角形の黒々とした密集地帯は、全体的に縮れている。毛の一本一本が長く、生えている範囲もかなり広いと思う。

 

 陰毛を梳(す)くようにして触れてみる。指を動かすと、硬い毛が指に絡みつく。毛を持ち上げた時に、股間の筋が覗いてドキドキする。

 

 彼女を見ると、自身の右腕で顔を隠している。腋毛を見せつけるような格好になっているが、言わないでおこう。

 

 まだ足は固く閉じられている。ここまで見せてくれるなら、マンコも見たい。陰毛から手を離して両手を太腿に移すと、彼女の身体が跳ねた。

 

「きゃっ! ダメだって……」

 

 起き上がった彼女に腕を掴まれたが、構わず足をこじ開ける。すると、剥き出しのマンコが俺の目に飛び込んでくる。襞は小さく、鮮やかなピンク色をしていて綺麗だ。その周りには、陰毛が伸び放題になっている。マンコ周辺の陰毛は、愛液に濡れてキラキラと輝いている。

 

 顔を上げると目が合った。

 

「俺、まだ見たいところがあるんだけどさあ……」

 

「まだあるの!?」

 

 そう言いたくなるくらいしつこいのは自覚している。

 

「……でも、見せなきゃ終わらないんだよね。私、次はどうしたらいいの?」

 

 呆れたような穏やかな口調だ。本当に、変態的な趣向に付き合わせて悪いと思っている。今度、何かで埋め合わせをしよう。

 

「尻を……」

 

「お尻が見たいの?」

 

 彼女は膝立ちになってこちらに尻を向け、

 

「これでいい?」

 

 と言って、顔だけ振り向いた。

 

「いや、四つん這いになってほしいんだけど……」

 

「え……分かった」

 

 一瞬、眉間にシワを寄せながらも、彼女は四つん這いになる。自分にSの気があるのかどうかは分からない。ただ、こんな無防備な体勢を晒してくれる彼女に感じる、この支配に似た感覚は悪くない。

 

 尻に顔を近付けてみる。

 

「おおっ」

 

 思わず声が出た。小振りな尻の割れ目から、黒々とした毛が尾てい骨の辺りまで生えている。蔦のように、尻たぶに沿って生えている長い毛。いや、尻たぶから直に生えているのもあるかもしれない。尻毛もかなり濃いようだ。

 

「理人……ソワソワするよ」

 

 彼女の声で意識を引き戻された。尻を見つめられるのはかなり恥ずかしいかもしれないが、それでももっと見たいという気持ちを抑えられない。

 

「あっ! やん……」

 

 尻を両手で鷲掴みにした。小振りながらも、指に吸いつくような柔らかさと、ほどよい弾力がある。尻の割れ目を左右に押し開くと、アナルが見えた。放射状に薄茶色のシワがあり、そこにもまだらに毛が生えている。穴の中はピンク色をしていて、ヒクヒクと動いている。

 

「……お尻の穴、そんなに見ないで」

 

 尻を左右小刻みに振って、抵抗しているつもりなのだろうか。ふと、マンコに目をやると、そこから粘度の高い愛液がゆっくりと滴り落ちた。

 

 鼻をマンコに近付けてみと、ほのかにチーズのような匂いがする。イヤらしくて頭がクラクラしそうだ。

 

「ひゃ! ……んっ」

 

 我慢出来ず、マンコの中に舌を入れた。陰毛が鼻先をくすぐるが、そんなことより彼女を愛撫していたい。味は薄いヨーグルトのような酸味がある。

 

「あ、はっ……ん! ダメ……」

 

 身体を捩ろうとするのを両手で押さえつける。悩ましい声が堪らない。ずっとこうしていたい。

 

 しばらくそうして顔と手を離すと、彼女の身体は力なく横に倒れた。またやりすぎてしまった。

 

 肩に触れると、彼女の身体がビクッと震える。クンニだけでイってしまったのだろうか。顔を覗くと、目の焦点が合っていない。

 

「……大丈夫?」

 

「は……はー。大丈夫だよ。もう、満足した?」

 

 そういえば、彼女の体毛を見ることが俺の目的だったことを思い出す。だが、彼女の艶かしい姿を見ていると、これで終わりたくはない。

 

「星花……俺、もう我慢出来ない。エッチしよう」

 

 息も絶え絶えになっている彼女を気遣えないほど、欲望が膨らんでいく。

 

「う、ん……いいよ」

 

 こんな俺に、彼女は少しだけ口角を吊り上げ、重そうに身体を起こす。すると、ベッドから下りた。

 

 彼女は部屋の角に置いてある鞄を漁ると、何やら小さな箱を手に、またベッドに上がる。近くで見ると分かったが、箱の中身はコンドームだ。

 

「私がつけてあげるね。理人も服脱いで」

 

 そのまま箱を渡されるのかと思ったが、彼女がつけるのか。なんだか少し恥ずかしい。

 

 俺は服を脱いでいく。最後のボクサーパンツを脱ぐと、ズボンに圧迫されていたチンコが、ようやく解放された。彼女はそれを見ながら固まっている。

 

 今になって気付いたが、まだブラジャーはついたままだ。体毛ばかり夢中になって、胸のことを忘れていた。

 

「その前に、星花のブラジャーを取らないとね」

 

 俺の言葉に、彼女は何か言いたげにぼんやりとした表情になった。

 

「理人って、体毛以外は興味ないのかと思ってた」

 

「あるよ!」

 

 酷い言いぐさだが、体毛ばかりに夢中になっていた俺には、反論の余地はない。

 

「ブラジャー取っていい?」

 

「うん……どうぞ」

 

 眉尻を下げて唇を噤(つぐ)んだ。既に下半身は丸出しになっていても、胸は胸で見られるのは恥ずかしいようだ。

 

 背中に両手を回して、ブラジャーのホックに手をかける。それを外すと、腕からブラジャーを引き抜く。もう、彼女の身体を隠すものは何もない。

 

 緩やかな膨らみの頂点に、薄ピンク色の乳首と、薄茶色の乳輪。乳首も乳輪も小さく、身体にまだ未熟さを感じる。濃い体毛とのギャップが、とても卑猥だ。

 

「星花のおっぱい、綺麗」

 

「え? そうかな……全然おっきくならないし、子供みたいで、結構コンプレックスなんだよねえ」

 

 そう言いながらも口元は緩んでいる。案外、満更でもないのかもしれない。

 

「コンドーム、つけてくれるんだよね?」

 

「うん、つけるよ」

 

 彼女はコンドームの箱を開けると、その中からひとつを取り出してビニールを破る。

 

「ごめん。理人のアソコ……触るね」

 

 別に謝らなくてもいいのだが、どことなくそれが愛おしい。チンコの根元を左手で掴まれ、ぎこちない手つきでなんとかコンドームは装着された。

 

「じゃあ、しよっか」

 

「うんっ」

 

 彼女はその場で仰向けに――

 

「星花、そうじゃなくて……」

 

「ん?」

 

 仰向けになろうとした身体を持ち上げ、彼女は座った。

 

「星花が上から――」

 

 俺は彼女に、背面座位の体勢になるように指示をする。彼女は分かったような分からないような顔をしているが、小さく頷く。

 

 軽くあぐらをかいた俺の前で、彼女は俺の足を跨ぎ、背を向けて膝立ちになる。そのまま腰を沈み込ませていく。

 

「ん、ああっ……入った」

 

 チンコを包む圧迫感が心地いい。ついに、彼女とセックスをするんだと思うと、幸せな気持ちになる。今すぐ腰を打ちつけたくなるが、まだ注文したいことがある。

 

「そのまま、身体を前に倒してみて」

 

「……うん? 分かった」

 

 彼女が前に頭を下げていくと、土下座のような体勢になる。予想どおりだ。これなら、結合部も体毛も眺めながらセックス出来る。

 

「これでいいの?」

 

「いいよ。そのまま、腰を上下に動かしてみて」

 

「うーん……この体勢、ちょっと辛いんだけどなあ」

 

 独り言ちながらも、彼女は腰を動かし始めた。

 

「は、あんっ……」

 

 彼女が腰を持ち上げる度、愛液が擦れて粘り気のある音が鳴る。興奮に任せて、尻の割れ目を両手で開くと、彼女の動きが止まった。

 

「お尻、開いちゃダメなの……」

 

「えー、こんなに可愛い尻の穴してるのに」

 

 尻毛を優しく引っ張ると、彼女の身体が震えた。

 

「ヤーダ。引っ張らないで……恥ずかしい」

 

「ごめんごめん。じゃあ、そろそろ俺も……」

 

 下から腰を突き上げると、彼女から小さな悲鳴が漏れた。

 

「やん……んんっ! あっ……ん、はっ!」

 

 次第に声に色気が混じっていく。余裕がなさそうだが、俺の腰の動きに遅れながらも、クネクネと腰を動かしている。襞がチンコを引っ掻いて、刺激を与えてくる。

 

 また尻の割れ目を両手で開いてみるが、今度は止まる気配はない。尻の上下に合わせて、開いたり閉じたりするアナルが魅惑的だ。

 

「星花……ちょっと、ストップ」

 

 腰を両手で掴んで彼女の動きを止めた。もう少しこのままだと、イキそうだった。

 

「ん……やめないで」

 

 身体を捻ってこちらに顔を向ける彼女は、目を潤ませて物足りなそうだ。ずっと恥ずかしがっていたが、俺を求めてくれるようになったのが嬉しい。

 

「やめないよ。今度は仰向けになってくれる?」

 

「うん。あっ……」

 

 甘い声を出しながらチンコを引き抜き、彼女は仰向けになる。まっすぐの視線を俺の目から離さない。

 

 彼女の股の間に膝をつき、マンコにカリを擦りつける。

 

「あん……焦らさないでよ」

 

 早く入れろと言わんばかりに、腰を揺らされた。それなら要求どおりにしてあげよう。

 

 腰を押し込んでいくと、彼女は小声で呻いた。胸を跨いで両手をついて覆い被さる。

 

「ねえ、チューして……」

 

 眉をへの字してそんなことを言われたら、断れるわけがない。二、三度ついばむようにキスをすると、彼女の舌が俺の唇に触れた。それに応えるために、舌を絡ませる。

 

「はあ……あっ」

 

 うねる舌の感触に浸りながら、ゆっくり腰のピストンを開始する。すると、彼女は急に舌を引っ込めて喘ぎした。

 

「んっ、は……ああ」

 

 右腕を持ち上げて腋にしゃぶりつくと、彼女の声が一瞬甲高くなった。

 

 舌に当たる腋毛の感触、汗の匂いと味。どうしてこんなにも、身体を熱くするんだろう。

 

 腰の動きは気付けば早くなっていた。打ちつける乾いた音と、彼女の乱れた声が大きくなっていく。

 

「ダメっ! ……あん、はあ……ん、あっ!」

 

 マンコの締めつけに、射精感が迫り上がってくる。彼女の空いた左手が、せがむように背中に回った。

 

「あ、あっ! ……ん、やん……! はっ」

 

「……はっ、はあ」

 

 がむしゃらにピストンを繰り返し、最後にチンコの根元までマンコの奥に打ちつけた。チンコの中を一気に熱が通り抜ける。強烈な快感と共に、吐き出されていく精液。彼女の上に倒れ込まないように、なんとか腕に力を込める。

 

 

 

   □■□■□

 

 

 

 コンドームをゴミ箱に捨てて、星花と一緒に布団に入る。ぼんやりとした目の彼女の頭を撫でると、クシャッと笑った。やはり、この笑顔が一番の魅力だと思う。

 

「私……理人に恥ずかしいとこ、いっぱい見られちゃった」

 

「嫌だった?」

 

 俺の質問に対して、彼女は首を横に振る。

 

「実は私――」

 

 彼女は話を続ける。元々、恥ずかしいところを見られることに、性的快感を感じるようだ。ということは、俺がしつこいくらいに体毛を見ていたのは、彼女の快感を刺激していたということか。

 

「じゃあ……星花はそれを期待して、腋毛を伸ばしてたの?」

 

 慌てて彼女は自身の両腕を抱く。

 

「そんなわけないでしょ! 腋毛は私がズボラなだけ……理人が体毛を好きだなんて知らなかったし。今日、こんなことになるって事前に分かってたら、処理してるよ」

 

 それもそうか。俺が特殊なだけで、女性の腋毛に幻滅する男の方が遥かに多そうだ。

 

「でも……でもね」

 

 急に彼女は、俯きがちに俺の左手を両手で包み込む。

 

「理人が好きなんだったら、しばらくこのままにしててもいいよ? ……さっきの理人、ちょっと強引でドキドキしちゃった」

 

 彼女は顔を上げ、目を潤ませる。

 

「これからもヨロシク。あと……私の恥ずかしい毛も、いっぱい可愛がってね」

 

 俺の性癖は、偶然にも彼女の性癖と合致するようだ。彼女のことはセックスがなくても、一人の女性として好きだ。ただ、こうもすんなり俺の性癖が受け入れられるとなると、彼女のことは余計に手放せない。

 

「あー、また触ってる。理人のエッチー」

 

 彼女との約束の返事代わりに、陰毛を摘んだ。

 

 

 

――Fin.


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