同棲している2人のある日の休日。

1 / 1
カル渚妄想記「潮田渚の飼い方」

 

 「カルマ。起きてカルマ。もうお昼だよ。ご飯作ったから食べて欲しいんだけど、ねえ!本当は起きてるんでしょ?」

 

 相変わらずの少年ボイスは、顔に当たる太陽の光よりも煩わしい。

 光ならベッドの上を移動して避けられる。けれどこの──渚は俺の体を揺らして離さない。

 

 渚は俺の中学の時からの親友で俺の──恋人。

 渚は男だけど俺の中では彼女だと思ってる。それは俺が男役をやりたいからじゃなくて見た目的に。

 短くなって結ばなくなった青空色の髪の毛は今でも渚の象徴。

 教師をやっているせいか多少はあの時よりも大人になったけど、体はちっとも大きくなってない。

 渚はあの時のまま大人になった。だから俺は彼を彼女だと思ってる。

 

 てか、見りゃ誰だって分かる。渚が可愛いってことくらい。

 さっきから騒いでるこの声だって、親を起こす子供みたいに接してくる渚のやり方だって、本当はされて嬉しい。

 そうして欲しいからわざと目を開けないでいる。

 

 ほんと、渚って面白い。俺がちょっとでも構うのやめたらしつこいくらいに名前を呼んで、小さな手で一生懸命触ってくるから。

 そういう時に俺は渚から愛されてるって感じて、優越感に浸る。でもずっと無視してると──

 

 「どうして起きてくれないの?僕と過ごすの嫌なの?ご飯が嫌なの?それともさ……僕のこと嫌いなの?」

 

 始まった。すぐにマイナスの思考になって、いわゆるメンドくさいやつになる。

 これが渚じゃなくて普通の彼女なら俺は多分不機嫌になってる。でも渚だから良い。むしろ可愛い。

 けど、このまま放っておくとマジで悲しんで最後には泣く。ほんと子供。

 だから罰ゲームとして渚が俺以外のやつと仲良くしたらこれをして、反省してもらってる。

 まあ今は反応が面白いから無視していたんだけど。

 

 「おはよう渚」

 

 「あっ!」

 

 何その欲しかったものを貰った時の嬉しそうな顔。俺が起きるとそんなに嬉しいのかな。

 別に今だって一緒に居たんだし、寝てても起きてても変わんなくない?

 

 「早く起きてよ!」

 

 「起きてるじゃん」

 

 「オムライス作ったんだ。あとスープも」

 

 「渚〜。昼って言ったけどまだ10時じゃん。嘘ついた?」

 

 「だって、そう言わないと起きないと思って……つい」

 

 「あと30分くらい寝るわ」

 

 「なんでよ!せっかく起きたのに!」

 

 「意識自体はさっきからあったよ」

 

 「やっぱり狸寝入りだったんじゃん!」

 

 「渚も寝ようよ」

 

 「っと〜。それは……」

 

 ただ一緒に寝ようって誘っただけなのに渚は期待をしている。

 期待をしているから目を合わせないで赤くなりかけた頬を短い髪で隠そうとする。

 ちょっとくらい触るけどさ、別にエッチをするわけないのにね。

 

 渚は自分から「する」とか「したい」とかを言わない。まあ彼らしくて見た目通りなんだけど。

 だから俺からいつも誘ってあげる。ただし言葉で誘ったらダメ。有無を言わせないように体で誘う。

 

 渚。と声をかけた時に彼はすでに俺の腕の中。ちょっと強引なくらいに抱き寄せてベッドにすぐに寝かせてしまうのがベスト。

 こうなれば渚は〝俺に無理やりやられた〟って、自分の羞恥心に説明ができるから恥ずかしがらない。

 

 「ご飯冷めちゃうよ」

 

 「温めれば平気でしょ?」

 

 「でも僕は出来上がりを食べて欲しかった」

 

 「じゃあ夜は一緒に作る?」

 

 「それだと僕の手料理じゃ……なくなるんだけど」

 

 「そうなの?」

 

 「うっ……うん」

 

 

 こうした何気ないことを話しながら渚の体に触れていく。もちろん声はあえて耳に当てる。

 首筋や耳を甘噛みしたり舐めてあげると渚の体はくすぐったいって、声で反応する。

 

 本人は気持ち良いとかは何も言わない。ただ耐えている表情を俺に見せる。でもそれはもっと触ってって言う渚のメッセージ。

 まあそうじゃなくてもこんなにも可愛い渚の表情を見たら、手を出さずにはいられない。

 

 渚が一番感じるのは乳首。後ろから撫でてあげたり、シャツの上から撫でたりすると高い声で鳴いて渚の体にスイッチが入る。

 でもがむしゃらに撫でればいいわけじゃなくて、順番というかやり方がある。最初は指の平で──

 

 「な、渚。どこ触って……ま、待って俺別にそこまではするつもりない」

 

 「だってカルマのかたいよ」

 

 「渚だってかたいだろ?」

 

 「カルマは出したいの?」

 

 「まっ!待って渚!その手止めて」

 

 

 細い手が俺のかたくなったものを上下にこする。ズボン、パンツと近づいて来て、直に触れる。

 冷たい手に握られて余計かたくなる。細い指はそれを締め付ける。

 

 「気持ちいい?我慢しないで出して良いよ」

 

 「エッチは夜にしようよ渚っ……っ…マジで…止めてっあっ!」

 

 「出そう?もうちょっと速い方がいい?先っぽ触るね」

 

 ──カルマくんのおちんちんは大きい。少なくとも僕のよりは大きい。だから両手で握らないとうまくしごけない。

 根元からカルマくんの精液を搾り出すように強く握って上へ、両手の輪を移動させる。

 カルマくんの息が熱くなってきたら射精まであと少し。喋る余裕もなくなってきたら亀頭に触る。

 敏感なこの部分を手のひらで包む。包んでさらに手の中で包み込む。

 苦しそうにするけどこれは気持ちい証拠だからやめない。

 

 「ぁ…ぁ…ぁ……無理。出るっ……」

 

 カルマくんの2つの玉たまが上へキュッと上がる時がある。これは射精の合図。でもまだ出させない。ここでわざと手の動きを緩くする。

 そしておちんちんを指先でなぞりつつ。今上がったばかりの玉たまを下ろして、優しく揉んであげる。

 こうするとよりたくさんの精液を出せる……って、昔エッチの勉強をした時に知った。

 本当かは分からないけど、これをやると強がりなカルマくんが僕にお願いをしてしまう。

 

 「渚…出したい。もうここまできたらイカせて」

 

 「いいの?夜にエッチできなくなるよ?」

 

 「休めば……大丈夫。だからその、触ってよ」

 

 「うん。いっぱい出していいよ」

 

 全力で握って全力で上下にしごく。そしてここでさらなる不意打ち。口に咥えて一気に吸う。

 大きいから咥えるのは大変だけど、その分吸いやすい。

 舌先で亀頭の穴を突くとヒクヒクし出して脈打つのが分かる。

 そろそろ出る。カルマくんの濃い精液がたくさん。

 

 「ごめん!口に出すっ…ぁっ…はっ…あっ…ぁ…うっ……」

 

 1回目。水鉄砲のように強いのが飛んでくる。飲み込まなくても喉の奥に張り付くほど濃厚な精液。

 2回目は勢いはないけど相変わらず濃いどろっとしたものが出てくる。

 3回目、4回目はカルマくんの呼吸と共にとろとろ出てくる。

 出なくなったら軽く残りを吸い出してあげる。この時優しくしないとおちんちんが死ぬほどくすぐったいらしい。

 

 「渚……ごめん。口に出した。吐いていいよ。結構溜まってたから苦いと思う」

 

 「ちょ、ちょっとね。多くてびっくりしたけど、平気。カルマは大丈夫?疲れた?」

 

 「久々だからね……本当は夜のためにと思ってたから」

 

 「だってカルマが僕のお尻に当ててくるから、出したいのかな?って」

 

 「…そう……だね……」

 

 「か、カルマ?寝てるの?」

 

 「……」

 

 「もう、お昼になったら起こしにくるからちゃんと起きてね!」

 

 カルマくんの飼い方はだいたいこんな感じ。

 人前だと強気で、いつも僕を子供扱いするけど、家の中ではカルマくんの方がお子ちゃまなんだ。

 でもそんな可愛いカルマくんは僕しか知らない。そしてそれは僕とカルマくんだけの秘密。

 

 

 終わり

 


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。