※この作品はR-18です。

鬼の鎮守府   作:稲荷童子

296 / 655
今回は下ネタ多いです……


滅・蹴散らせ!変態の海

視点は再度変わり、空達がエリート変態共との戦闘を開始してから、ほんの少し時間が経過したところまで時間は遡る

 

「た、助けてくれえええぇぇぇーーーっ!!!」

 

涙と鼻水で顔をぐしゃぐしゃに汚すエリート変態が、通路を駆け抜けながら救いを求める様に大声を張り上げる。が、彼の叫びは空しく通路に響くだけで終わり、彼の身体は突然浮かび上がると、今まで彼が走って来た道を逆走するかの様に凄まじい引っ張られていく

 

エリート変態がその表情を絶望一色に染め上げたところで、この謎の引力の発生源が姿を現す。それは先程彼らが余裕の表情を浮かべながら取り囲んでいた空であった

 

「嫌だあああぁぁぁーーーっ!!!死にたくないいいいぃぃぃーーーっ!!!」

 

空の姿を見たエリート変態が激しく泣き喚き出すのだが、空はそんな事など気にも留める事無く、宙に浮かぶ彼の身体を突如発生した謎の輝きを放つ三角錐で包み込むと、すぐさま三角錐を殴りつけて粉々に破壊する

 

するとどうだ、つい先程まで必死に抵抗していたエリート変態は三角錐が破壊されると同時にピクリとも動かなくなり、そのまま頭から地面に落下した後、首からゴキリと言う音を立てて以降完全に沈黙してしまうのであった

 

空は【超次元ペルソナ】で仕留めたエリート変態を一瞥した後、すぐに壁の方へと視線を動かし次のターゲットに狙いを定める。彼の視線の先には、壁際で股間と足元をびしょびしょに濡らしながら、互いに抱き合いガタガタと酷く怯え震えるエリート変態が2人いた

 

 

 

 

 

何故この様な状況になったのか、それはエリート変態共が触れてはならない空の逆鱗に触れてしまったからである

 

彼らは戦治郎が離脱した直後、空に向かってこの様な言葉をぶつけたのである

 

「お前、ホモかよぉっ!?」

 

「……は?」「え……?」

 

彼らの発言を聞いた空と望が、呆気にとられながら思わず声を上げてしまう

 

どうやら彼らはやたら戦治郎に話し掛けたり、結構な頻度で戦治郎のフォローに入る空を、戦治郎に惚れているゲイ認定した様なのだ

 

これだけなら空は怒る事はなかった、精々後から少しだけ落ち込む程度で終わるところだったのである。だがそうならなかったのは、その後の彼らの行動のせいである

 

「イけ戦治郎っ!!俺が理性を失わない内にっ!!!」

 

空達の反応を見たエリート変態達は、調子に乗って空が戦治郎を送る際言い放った言葉を改変した言葉を叫びながら、ゲイセックスの真似事を始めたのである。そしてそれを見た他のエリート変態達が、馬鹿にした様にそれを指差しながらゲラゲラと笑い始める

 

これにより、彼らが馬鹿にしている対象が自分だけでなく、戦治郎にまで及んでいる事に気付いた空が完全にブチギレてしまうのであった

 

それから更に燃料投下が実行される、そう、空がキレた=図星を突かれて必死になったと思ったエリート変態達が、空を挑発するだけでは飽き足らず……

 

「ほらそこの君ぃ、そんなとこいるとそいつに掘られちゃうぞ~?」

 

「え……?え……?」

 

なんと望に対してこの様な事を言ったのである、それに対して望が困惑していると……

 

「え?もしかして君もソッチ側なの?実は既にヤられちゃってたりすんの?」

 

そんな事を言って、今度は望まで巻き込んで馬鹿にし、笑いものにし始めたのである

 

これにより怒りの臨界点を突破した空が、彼らを滅殺する為に行動を開始する

 

まず空は【錬気拳】を使ってエリート変態共の大半を自身の方へ吸い寄せ、自身に接近したエリート変態共を近付いて来た順に順番に、残ったエリート変態共に見せつける様に殴ったのである、空の十八番である光速正拳突きで……

 

空の光速正拳突きの直撃を受けたエリート変態共は、次々とその姿を血煙へと変えて絶命して逝く。そしてそんな光景を見せつけられたエリート変態共は……

 

\ぎゃあああぁぁぁーーーっ!!!/

 

悲鳴を上げながら、蜘蛛の子を散らす様に逃げ惑い始めたのである

 

彼らが空に向かって余裕の表情を浮かべていた理由は3つある

 

1つは自分達の実力を勘違いしていた事である

 

彼らは自分達と同類である駆の強さを目の当たりにした事で、自分達もこれくらい強いものなのだと勘違いしてしまったのである。実際のところ駆と彼らは大人のシャチと子供のペンギンくらいの実力差があるのだが、彼らはそれに今の今まで気付いていなかったのである……

 

もう1つは空の実力を見誤った事だ

 

ここに来るまで自身の身体の負担に気を遣って、大技の使用を控えて小技ばかり使っていた空の実力を、彼らはその程度だと思ってしまったのである。本来ならネクロマンシーを使用している状態の駆や、怒り狂ったアルバートと真っ向から戦える空を、彼らは有ろう事か雑魚認定してしまったのである……

 

最後の1つは人数の差である

 

彼らは相手は2人しかいないから、それなりに強い自分達なら数で抑え込めば何とか出来ると思っていたのだ。特にその考えを増長させたのが、空が体術でばかり戦っている事である。体術だったら個別撃破しか出来ないだろうと思っていたからこそ、彼らは空達を数で抑え込めると判断してしまったのである、空の技の中に複数の相手をまとめて引き寄せて攻撃出来る【錬気拳】と、地面に足を付いて直線状に並んでいる相手をまとめて蹴散らせる【鬼走り】があるとも知らずに……

 

そんな彼らの余裕を、たった今空がその全てを完全に破壊して見せた為、彼らは大混乱に陥って発狂しながら逃走を開始したのである

 

因みに、数人ほど望を人質に取ろうとしたのだが、それは空の猫艦載機達の機銃一斉射によって防がれ、望に手を出そうとしたエリート変態共は物言わぬ肉塊へと変貌するのであった

 

こうして、空による殺戮ショーが開催され、エリート変態共はその数を凄まじい速度で減らしていくのであった

 

「悪かったっ!!!さっきの事は謝るっ!!!だからどうか俺だけは見逃してくれっ!!!」

 

「ちょい待てっ!!!何でお前だけなんだよっ!!?ふざけんじゃねぇぞてめぇっ!!!」

 

壁際で抱き合ったまま震える2人のエリート変態の片割れの発言がきっかけで、2人は口論からの掴み合いの喧嘩を始めたのだが、空はそんな2人の行動など全く意に介さず、自身の左右それぞれの手に【羅刹掌】を展開し、2人のエリート変態に打ち込もうとするのだが……

 

「おい、お前何やってんだ?」

 

空は不意に背後から聞こえて来た声に反応し、思わず動きを止めて背後を振り返る。するとそこには余裕そうな表情を浮かべながら腕を組む、3人の深海棲艦の姿があったのである

 

「「あ、あんた達はっ!?」」

 

今まで空を見て怯えていたエリート変態2人が、その3人の姿を見るなり突然声を上げる

 

「無重力オナニーを体感する為に、自宅の2階の屋根から全裸で飛び降りて、頭から地面に落下して亡くなった『無重力のヒデ』じゃないかっ!!?」

 

「それだけじゃねぇっ!!自身が飼っていた雄犬のケツ穴をファックした際、感染症にかかって命を落とした『ドッグレイパーのマサ』に、真空パックプレイを興じるも、口のところに空気穴を開け忘れてそのまま窒息死した『真空のケン』までいるじゃねぇかっ!!!」

 

「まさか『フラグシップ変態三銃士』が揃い踏みとは……、これはもしかしたらもしかするんじゃねぇか……?」

 

突然のフラグシップ変態三銃士の登場に、エリート変態2人が安堵の息を吐き

 

「お前、中々派手に暴れてるみてぇじゃねぇか……、落とし前……、付けてくれるんだろうな……?」

 

フラグシップ変態三銃士の1人がそう言って空を睨みつけると……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の瞬間、フラグシップ変態三銃士は空に蹴り飛ばされて1か所にまとめられ、空の【千手観音】の直撃を3人同時に受け、声を発する暇もなく見事な肉団子へと変化してしまうのであった……

 

「えええぇぇぇーーーっ!??」

 

「瞬殺かよおおおぉぉぉーーーっ?!!」

 

もしかしたら助かるかもしれない、そう思った矢先にこれである……。折角フラグシップ変態三銃士の登場に希望を見出した2人は、目の前で起こった出来事によって即座に絶望の底に叩き落されてしまい、その顔を再び真っ青に染め上げて震え始める

 

フラグシップ変態三銃士を始末したところで、空は不愉快そうな顔をしながら再度エリート変態達を始末しようと動き出すのだが……

 

「待てーーーぇぃっ!!!」

 

何者かが待ったをかける、それに対して空は舌打ちをした後声が聞こえた方角に視線を向けると、そこには只ならぬオーラを放つ深海棲艦が1人、仁王立ちしていたのであった

 

「「あ、あの方はっ!?!」」

 

再びエリート変態達が声を上げ、その深海棲艦の紹介を始める

 

「まさか『伝説の改フラグシップ変態』である、『蠱惑のカズヤ』が助けに来てくれるなんて……」

 

「確か、夜の森林を全裸で駆け回り、虫達が群がる樹液に己の主砲を叩きつけた際にノコギリクワガタに自慢の主砲を挟まれ、その痛みで興奮した心を静める為に木の洞に主砲を突っ込んで腰を振ってたところ、木の洞の中に巣を作っていたオオスズメバチに襲われてアナフィラキシーショックで死んでしまった……ってあぁっ!!?」

 

エリート変態達が話をしている間に、空が件の改フラグシップ変態に【龍神烈火拳】(微弱)を放ち、その存在を無かった事にしてしまうのであった……

 

「いくら天丼だからって、その扱いは酷過ぎるだろっ!!!お前は血も涙もねぇのかよっ!!?」

 

「流石にこれは『蠱惑のカズヤ』が可哀想過ぎるじゃねぇかっ!!!せめて一言くらい喋らせてやれよっ!!!」

 

エリート変態達は空に猛抗議するのだが、空はエリート変態達の言葉を完全に無視して、予定通りエリート変態達に無言で【羅刹掌】を叩き込み、その命を瞬時に刈り取ってしまうのであった

 

 

 

 

 

こうして、空達の前に立ち塞がったエリート変態達は全滅し、ようやく落ち着いた空はその場を引き返して望達と合流した後、戦治郎との約束を果たす為に要救助者達を探して研究所内を走り回るのであった

 

そして……

 

「ぬ?」

 

ある扉の前で、空はその足を止める

 

「どうしたんですか?」

 

急に足を止めた空に向かって、望が不思議そうな顔をしながら尋ねると

 

「ここから複数の人の気配がする……、もしかしたら要救助者かもしれん……」

 

空はそう言って扉を開けて部屋の中に入るのだが……

 

『来ましたっ!!皆さん、私に続いてっ!!!』

 

部屋の中にいた者達が、部屋に入って来た空に向かって一斉にアサルトライフルの弾を、まるで嵐の様に撃ち込み始めるのであった

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。