※この作品はR-18です。

鬼の鎮守府   作:稲荷童子

360 / 655
過去に打ち勝つ為の試練

戦治郎達が執務室のガサ入れを開始してから1時間が経過した辺りで、泊地の至る所を調べ尽くした海賊団の艦娘達が、結果報告の為に執務室へと向かいその扉を開く

 

「戦治郎さん、こっちの方はある程度片付いたぜ~」

 

「摩耶達か、報告は後にしてくれ。今は戦治郎が重要な儀式を行おうとしているからな」

 

執務室に入るなり、摩耶が団員達を代表してそう言ったところ、空が腕を組みながらある場所を注視したままこの様に返答する

 

「儀式?何だそりゃ?」

 

空の言葉を聞いた木曾が疑問を口にし、空達が一体何を見ているのかを確認する為に、木曾の発言を合図に艦娘達が空達の方へと歩み寄る。そして空達が見ている物を目の当たりにするなり……

 

\きゃあああぁぁぁーーーっ!!!/\ぎゃあああぁぁぁーーーっ!!!/

 

その顔を真っ赤にしながら、一斉に悲鳴を上げるのであった……

 

そんな彼女達の目の前には、スッポンポンにひん剥かれ鼻に鼻フック、口にリングギャグ、首にはレザー製の首輪、首の後ろで組まされた腕には手首の辺りに鎖で繋がれたレザー製の手枷と、前腕と上腕をくっ付けて拘束するレザーバンドが取り付けられ、ふくらはぎと太ももも腕と同様にレザーバンドでくっ付けて拘束され、首輪と繋がっている足のレザーバンドの鎖に強制的にM字開脚させられ、足首に取り付けられた足枷同士を繋ぐ様にして金属製のバーを取り付けられて完全に足を閉じられなくなった桂島の提督がおり、桂島の提督は戦治郎の方に肘と膝で立った状態で、全身と股間に下げたビンビンになった己の主砲をプルプルと小刻みに震えさせながら尻を向けていたのである

 

そしてガチガチに拘束された提督に尻を向けられている戦治郎は、1時間程前に発見した極太バイブを両手で持って自身の顔の前で掲げた状態で、真剣な表情をしながら目を閉じて精神統一を行っていた……

 

「ななな何ですかこれっ!?戦治郎さんは何をしようとしてるんですかっ?!!」

 

「アニキ曰く、過去の自分に打ち勝つ為の儀式なんだと」

 

「何やそれっ?!いや、そんなんよりその大量のSMグッズはどっから持ってきたんっ?!?」

 

羞恥心から顔を真っ赤にする阿武隈がこの様な言葉を発したところ、シゲが事も無しと言った様子で返答し、それを聞いた龍驤が大声でこの様な事を尋ねるのであった

 

さて、先程龍驤が言及した拘束具だが、これらは全て執務室の本棚の裏に作られたスペースに隠されていた物である。戦治郎が極太バイブを発見した後、戦治郎と剛が加わって本棚の調査を手早く終わらせ、本棚の裏を調べる為に本棚を動かしたところ、これらのグッズが発見されたのである

 

因みに、これは後から判明した事だが、これらのグッズと例の極太バイブは、全て提督が大和を穢す際に使用した物……、戦治郎が発見したバイブは大和の処女を奪った代物だった……

 

こうして執務室内が騒がしくなった中、戦治郎は相変わらずバイブを手に精神統一をしていた

 

戦治郎の企み……、それは桂島提督のアナルにこのバイブを突っ込み、彼を本物のアナルバイブ提督にしてしまう事だったのである

 

その企みを戦治郎がこの部屋にいる長門屋の面々に話したところ、空がバイブの挿入役を申し出たのだが戦治郎がそれを却下、挿入役は自分がやると言い出したのである。それを聞いた途端、戦治郎が高校時代にクロエにアナルを犯された事を知っている空と光太郎が、当時の戦治郎の様子を思い出して慌てて止めようとするのだが……

 

「これは絶対俺がやらねぇといけねぇ事なんだ……、海賊団のリーダーである俺が、責任を背負いながらやんねぇといけねぇんだ……。それにそう、これは『試練』だ、俺に与えられた、過去に打ち勝てという『試練』なんだよきっと……。だから、この役は例え空でも譲れねぇんだ……」

 

戦治郎はそう言って、頑なにバイブ挿入役を譲らなかったのである

 

その後、空達は渋々ながら戦治郎が挿入役をやる事を認め、桂島の提督をアナルバイブ提督にする為の準備を整えて、準備が完了し戦治郎にバイブの挿入を頼んだところ、戦治郎は精神統一を始めたのである

 

「それから30分経ったんだけど、未だこんな状態なんだよね……」

 

「まあ仕方が無い事だろう、何せ戦治郎は提督に自分が最もやられたくない事を行うのだからな……。今の戦治郎には相当覚悟が必要だろう……」

 

艦娘達に状況説明する光太郎がそう言ったところで、真剣な表情をしながら戦治郎を見守る空がこの様な事を言う。このやり取りを聞いた艦娘達は、揃って微妙な表情を浮かべるのであった……。まあ、彼女達がそうなってしまうのは仕方ない事だ、空達からしたらこれは真面目な事なのだろうが、傍から見たら悪ノリしてふざけている様にしか見えないのだから……

 

「うっしゃっ!!!やってやるぁっ!!!」

 

そんな中、不意に戦治郎がそう言ってバイブを構える。だがそのバイブを握る手は、僅かながら震えていた……

 

戦治郎は精神統一中、ある事と必死になって戦っていた。そう、彼が今から行おうとしているのは、クロエがかつて自身にやった事とほぼ同じ事、白人を至上の存在とし有色人種を虐げる事を常識としているあのクロエとほぼ同じ事を、自分が今からやろうとしているのだ。精神統一を行う中で、戦治郎はこの行為のせいで、自分が世間からあの女の様な存在と思われる事に対する恐怖と、かつてクロエに拘束された状態でアナルを無理矢理犯された時の恐怖と、30分間戦い続けていたのである

 

(まだ完璧な状態じゃねぇけど……、やるしかねぇ……っ!!!)

 

そんな事を考えながら、戦治郎が震える手で提督のアナルに狙いを定めたその時である

 

「戦治郎」

 

不意に空が戦治郎に話し掛け、戦治郎が空の方へ顔を向けた瞬間、空は何かを戦治郎に投げ渡す。それを受け取った戦治郎が先程空から渡された物を確認したところ……

 

「ペ〇……」

 

戦治郎の手にはあの有名なローションが握られており、戦治郎は思わずそのローションの名を口にするのであった……。どうやらこれもグッズの中にあった様だ……

 

その直後、戦治郎はある事を思い出してハッとして、すぐさま空の方へと顔を向ける。するとそこには真面目そうな表情をしながら、戦治郎に向かって頷き返す空の姿があった。それを確認した戦治郎は1度空の方へ頷いて見せた後、ローションの容器の蓋を開けてバイブにローションをかけながら、内心で独り言ちる

 

(そうだ……、あいつらがいつも言ってるじゃねぇか……、独りで背負い込むなって……、例え俺があいつと同列だと思われても、それを承知した上で俺を支えてくれるあいつらがいるじゃねぇか……っ!!!あいつらがいてくれるなら、こんな恐怖屁でもねぇっ!!!)

 

そんな事を考える戦治郎がバイブにローションをかけ終えると、改めて提督のアナルに狙いを定め始める。その様子からは一切の迷いは感じられず、先程まであった手の震えも、今は完全に消失してしまっている。そして……

 

「うおおおぉぉぉーーーっ!!!」

 

戦治郎は雄叫びと共に両手持ちした極太バイブを前に突き出し、提督のアナルに深々とバイブを突き立てた。アナルにバイブを無理矢理挿入された提督の括約筋が、懸命にバイブを排出しようとするのだが、戦治郎はそんな事等お構い無しと言った様子で、更に腕を伸ばしてバイブを更に奥の方へと押し込む

 

「ん"ん"ん"---っ!!!」

 

その刺激に耐えられなかったのか、提督がリングギャグで拘束された口から涎を垂れ流しながら叫んだところ……

 

「でぁあああぁぁぁーーーっ!!!」

 

戦治郎が勢いよく立ち上がり、咆哮と共にバイブに蹴りを入れ、バイブはその衝撃で更に奥まで入り込み、30cm程もあったバイブはコントローラー部分のみを残して提督のアナルの中にその姿を隠してしまうのであった……

 

「おほ^~~~!!!」

 

その直後、護が奇妙な声を上げながら、物凄い速度でHMDと接続されたデジカメのシャッターを何度も切り、HMD内に存在する事件解決後にネットにばら撒く画像を保存しているファイルを更に満たしていく。因みに、動画用のビデオカメラの方も、現在進行形で撮影中である

 

こうして護が追撃の準備を整えている中、戦治郎はしばらくの間肩で息をして……

 

「柄まで通ったぞおおおぉぉぉーーーっ!!!」

 

呼吸が整ったところで、右腕を天に掲げながらそう叫ぶ。その直後、長門屋の面々からは盛大な歓声が上がり、艦娘達からはどよめきが発生するのであった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……あいつら一体何はしゃいでやがんだぁ?」

 

「おっ、来たか悟。どうやら戦治郎達が、親玉を討ち取ったみたいだぜ?」

 

戦治郎が忌まわしい過去に打ち勝ち執務室で勝鬨を上げていた頃、輝からの連絡を受けて泊地の艦娘達を連れて泊地にやって来た悟が、戦治郎達の騒ぎ声を聞くなり呆れながら思わずそう呟くと、外で待機していた輝がニヤリとしながらそう返答する

 

「さよかぁ、んじゃあ医務室使っても問題無さそうだなぁ。って事で天龍よぉ、医務室まで案内してくれぇ」

 

「応っ!!じゃあ俺に付いて来てくれっ!!」

 

輝の話を聞いた悟が、龍田を背負った天龍に向かってそう言うと、天龍は返事をするなり急ぎ足で医務室に向かい始め、悟はその後をゆっくりと追うのであった

 

「悟さん……、龍田の事、頼みます……っ!!!」

 

その道中、悟の前を歩く天龍が悟に向かって懇願する様にそう言うと……

 

「任せやがれってんだぁ、設備が無くてあっちじゃ出来なかった事もよぉ、ここでなら出来るはずだからなぁ。だからおめぇは取り敢えずよぉ、龍田を傍で支えてやる事だけ考えてなぁ」

 

悟は不気味な笑みを浮かべながらこの様な事を言い、それを聞いた天龍は力強い声で悟に返答するのであった

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。