提督にとっての本当の地獄は、これから始まります……
戦治郎の手によって、桂島泊地の提督が名実ともに『アナルバイブ提督』になったところで、空がすかさず後に続いて提督に貞操帯を取り付け始める。折角戦治郎が挿入した極太バイブが、簡単に排出されてしまわない様にする為であろう
こうして空が作業を始めたところで、空は提督の頭の方に近付いていく殻を提督の血で濡らしたゾアの姿に気付くのだった
空がその様子を怪訝そうに眺めていると、ゾアはゆっくりとした動作で、触腕で提督の前髪を掴んで上に引っ張り、提督の顔を自身の方へと向けさせる。そして提督が白目を剥いて気絶している事に気付くと……
「おい貴様、起きろ」
ゾアはそう言いながら残った触腕で、提督の頬を何度も叩き提督の目を覚まさせる。そして提督がぼんやりとした目をゾアに向けたところで……
「近い内に日本を掌握出来ると思っていたところでこの仕打ち……、どうだ?苦しいか?悔しいか?存分に屈辱を味わっているか?」
ゾアは提督に向かって、この様な事を尋ねるのであった。尤も、今の提督は翔のEyes ofによる恐怖の影響で、まともに受け答えが出来る状態では無かったりする。それを見越してゾアは提督の返答を待たずに、この様な言葉を言い放った
「で、だ。どうやらこの泊地内には、貴様と同じ様な思いをした者達が大勢いる様でな、その者達がどうしても貴様とその感覚を共有したいと言っておるのだ。それで我は、その者達の手伝いをしようと思ったなのだ。そう言う訳でその者達が味わったもの、それらを全て今から我が貴様の中に流し込む。その者達の気持ち、思い知るがよい」
その直後、突然ゾアの身体から禍々しい黒いオーラが立ち上り始め、それはゆっくりと提督の方へと煙の様に流れていくと、提督の目から、口から、鼻から、耳から提督の中へと入っていき……
「ん"ん"ん"ぁ"ぁ"ぁ"ーーーっ!!!」\ヴィンヴィンヴィン/
そのオーラが全て提督の中に入り切った途端、提督はリングギャグを噛まされた口から悲鳴を上げ、凄まじい勢いで瞳孔を動かし、何かから逃れようと必死になって身をよじり始める。そして提督がいきなり暴れ始めたところで、ゾアは掴んでいた提督の前髪を毟り取り、提督からゆっくりと離れていくのであった
因みに、提督の尻からモーター音が聞こえているのは、ゾアの行動に驚いた空が誤ってバイブのスイッチを入れてしまったからである
「ゾア……、お前は一体何をしたんだ……?」
「ぬ?ああ、それはあの者達の願いを、我が神として叶えてやっただけだ。内容が内容だけに、邪神である我にはうってつけの願いだったぞ!」
自身の目の前で突如発生した不思議な出来事に驚愕する空が、思わずその元凶であるゾアに対してそう尋ねたところ、ゾアはそう言いながら触腕を艦娘達の後方へと向ける。そしてそれに従う様にして空がゾアが触腕が示す方向に顔を向けると、方角にある景色の一部がまるで陽炎の様にゆらゆらと揺らめいて見えるのであった
「あそこに何かいるのか……?」
「むぅ、空にはハッキリと見えてはおらぬ様だな……。ならば……」
空が呟く様にして疑問を口にしたところ、ゾアがそう言って空に対して何かをしようとするのだが、何が起こるか分からない恐怖に襲われた空がそれを慌てて制し、試しに【集気法】を使用して全身に龍気を纏ってから、先程の陽炎の様な物があるところを注視してみると、そこには虚ろな目をしながら並び立つ、大勢の艦娘の姿が見えるのであった……
「彼女達は……、まさか提督の被害に遭った艦娘達の魂か……っ?!」
「流石は空だな、脳のリミッターが外れているが故、凄まじい速度で頭が回る様だな。空が言う通り、あの者達は提督の被害に遭い、黄泉個体になる事すら叶わず散って逝った者達だ」
「つまり……、今の黒いオーラは……」
「うむ、あの者達の恨み辛みを凝縮したものだ。今頃あの提督は、あの者達の最期の瞬間を頭の中で延々と体験している事であろう」
「……ゴールド・ガタノトーア・レクイエムと言ったところか……」
「何なのだそれは?ちょっとカッコイイではないか!っと、それはそうとだ、今の提督には頭の中の幻影のせいで我らの姿を視認する事も出来なければ、我らの声も聞こえなくなっているはずなのだ。まあ尻の感覚については我も分からんが……」
モーター音と共に絶叫し、執務室の床をのた打ち回り始めた提督を眺めながら、空とゾアがこの様なやり取りを交わしていると……
「……ひっ!?」
「……えっ……?……えぇっ!?」
「……何やあれ……?」
不意に艦娘達の方から3つの声が聞こえ、空とゾアがそちらへ視線をズラしてみると、そこには引き攣った表情を浮かべた神通、扶桑、龍驤の姿が映るのだった
その後、空はゾアに先程の3人をこちらに連れて来る様に頼み、その間に手早く貞操帯を暴れる提督に取りつけ、ゾアが3人を連れて来ると空は3人に何か見えたかを尋ね、3人が戸惑いながら揃って幽霊を見たと言うと、空は彼女達にその正体を伝えた後、幽霊達を不用意に怖がらない様にと釘を刺すのであった
因みに、この3人に泊地の艦娘の亡霊達がどの様に映ったかについてだが、神通と龍驤はややぼんやりとした感じで、扶桑はハッキリとその姿を確認出来たそうだ。その話を聞いた空は、艦娘が黄泉個体になった場合、身体能力だけでなく霊感も高まる事を知るのであった
こうして空達が扶桑達を落ち着かせたところで、突然戦治郎が声を上げる
「よっし!取り敢えず提督の方は何とかなった事だし、そっちの報告を聞くかっ!!……の前に……」
戦治郎はそう言うと、こめかみに青筋を立てながら提督の方へと歩み寄ると……
「うるせえええぇぇぇーーーっ!!!」
提督の耳に向かって大声でそう叫び、提督の身体を持ち上げて窓があった方へと持って行くと……
「輝っ!!!パスッ!!!」
外の方へとそう叫ぶと、自分達が突き破って来た窓から提督を外に投げ捨てるのであった。因みに、この桂島泊地の執務室は本庁の2階にあったりする……
戦治郎によって2階から投げ捨てられた提督は、弧を描きながらコンクリートで舗装された地面に向かって落下していくのだが……
「よっとぉっ!!!」
地面に激突する寸前のところで、輝が提督の身体をキャッチする。と、その直後提督はゾアによって見せられている幻影によって駆り立てられた生存本能の影響で、輝に逆さまの状態で後ろから腰を掴まれたまま、ビュルビュルと射精を開始したのである
その瞬間……
「汚えええぇぇぇーーーっ!!!」
輝はそう叫びながら、先程から射精を繰り返す提督にパワーボムの様な技をお見舞いするのであった。因みにそんな輝の背後からは、全裸で射精する提督を見てしまった艦娘達の悲鳴が上がっていたりする……
「戦治郎おおおぉぉぉーーーっ!!!いきなりこんなクッソ汚ぇモン投げてくんなばっきゃろおおおぉぉぉーーーっ!!!」
「悪ぃ悪ぃっ!!っと取り敢えずソレは適当なとこ投げ捨てておいて、ちょっちこの後の事話し合うから輝達もこっち来てくれっ!!!」
その後、戦治郎と輝が叫びながらこの様な会話を交わし、輝は戦治郎が言った通りに提督を適当なところに投げ捨て、流石にこのまま全員で執務室に向かう訳にはいかないと思った大和が、鳳翔、高雄、矢矧、大鳳、初霜、暁、ヴェールヌイ、雷、電、春雨以外の艦娘達には自室に戻ってしっかり休む様にと指示を出し、それから輝達は大和の案内で執務室に向かうのであった