※この作品はR-18です。

鬼の鎮守府   作:稲荷童子

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合流して、また分かれて・・・・・・

トライホースの製作を終えた戦治郎達は、食事を摂る為にその足で真っ直ぐ食堂へと向かい、翔達が準備してくれていた食事をしっかりと食べ終わった後、海賊団のメンバーとミッドウェーで合流したメンバー、そして鳳翔と高雄を食堂に集めて提督宅を調べた結果と、今後の方針について話し始める

 

先ず手始めに資源の横流し関係の資料を、シゲ達がサバゲーをしている間に翔が準備してくれていたプロジェクターでスクリーンに映し出すと……

 

「こんだけ売りに出しておいて、まだあんだけ資源残ってんのか……。どんだけ遠征部隊を酷使したってんだよ……?」

 

ピロシキを作る際に資源保管庫に立ち入ったシゲが、引き攣った表情を浮かべながらこの様な事を口にする

 

因みにシゲが立ち入った泊地の資源保管庫の床には、必要以上にフォークリフトが行き来した痕跡があったらしく、その話を聞いた秘書艦経験者達は提督が泊地以外の場所にも、資源を保管する場所を設けているのではないかと推測、そしてその直後……

 

「あ、それ当たりッス。提督宅漁ってる時見つけた提督の2台目のスマホのメールの中に、資源の取引の日時と場所について触れてる奴があったッス。恐らくこのメールで指定している場所が、横流し用の資源保管庫かもしれねぇッス」

 

「護く~ん?おっちゃんそんな事今初めて聞いたんだけど~?提督宅漁り終えた後、どんなの見つけたか報告しろっておっちゃん言った気がするぞ~?」

 

「テ ヘ ペ ロ ♪(>ω・´☆)」

 

秘書艦達の話を聞いた護がこの様な事を言い、それを聞いた戦治郎と護がこの様なやり取りを交わした刹那、報告を忘れていた護の頭に戦治郎の拳骨が突き刺さるのであった……

 

その後話は人身売買の話となり、プロジェクターを通して人身売買の顧客リストがスクリーンに映し出されると、内容を確認した泊地の艦娘達が一斉に顔色を悪くし、中にはその強烈なストレスのせいで吐き戻す者まで出て来るのであった……

 

「このリストの中に、あの子達の名前があるのか……」

 

悪石島でクタニドから受け取ったフリフリフリル満載の黒エプロンを装備した翔が、艦娘達の吐瀉物を処理しつつ、スクリーンを睨みつけながらこの様な事を零す。因みにこのエプロン、クタニドの力によってケープと同化し、翔の意思でその形をケープにしたりエプロンにしたり出来る様になっていたりする

 

「む?翔にも見えたのか?」

 

「はい……、ハッキリと見えました……。多分この鼓翼が原因だと思いますが……」

 

「それ以外にも、我と感覚の一部を共有している影響で、我が見ているものが翔にも見えたのかもしれんな」

 

翔の呟きを聞いた空がそう尋ねたところ、翔は鼓翼に手を掛けながらこの様に返答し、その様子を見ていたゾアが横からこの様な事を言うのであった

 

因みに、執務室の件が終わった後、艦娘達の霊は一体何処にいたのかと言うと、全員自分達の姿をハッキリと視認するゾアと扶桑がいた食堂に大集合していたりする。そして翔はそこで彼女達の存在に気付き、翔達が作る料理をつまみ食いしようと手を伸ばし、その手が料理をすり抜けた瞬間物凄く悲しそうな表情を浮かべる彼女達を見て、翔はとても心苦しくなったそうな……

 

尚、そんな彼女達は戦治郎達が提督達の車を解体した際、多くの者がその光景を見るなり成仏し、それでも気が晴れず残った者達は、提督がトライホースに乗せられてアヒンアヒン言い始めた姿を見るなり、腹を抱えて爆笑した後にスッキリした表情を浮かべながら天に昇ったそうだ

 

それからある程度皆が落ち着いたところで、戦治郎は今度は裏帳簿をスクリーンに映し出し、その金額を見た全員が大いに驚き、思わず固まってしまうのであった

 

「100兆……、100兆……?なあ戦治郎、100兆ってどのくらいなんだ?生まれながらのブルジョアなお前なら分かるんじゃねぇか?」

 

「いいか輝、100兆円ってのはなぁ、2億円の宝くじを50万回当てた時に手に入る諭吉さんの数と同じなんだぞ?」

 

「……ぴょ~↑」

 

余りにも馴染みが無さ過ぎる金額を見た輝が、思わず戦治郎にそう質問したところ、戦治郎はこの様に返答し更に輝を混乱させるのであった

 

これは余談だが、戦治郎と輝の出会いは、小学生の頃貧しい家庭で育った輝が、生まれながらの超大金持ちである戦治郎に嫉妬し、毎日の様に事ある毎に喧嘩を吹っかけていた事が切っ掛けだったりする

 

こうして提督宅の調査報告が終わると、次は今後の方針についての話に切り替わる。ここで戦治郎が海賊団のメンバーに提督宅前で話した事を伝えると、全員が戦治郎の考えに同意するのであった。どうやら彼女達も、今の元帥に日本海軍を任せるのは、かなり不安なのだそうな

 

それから戦治郎達は話し合いを続け、明日からどう動くかを決定する。具体的にどう動くかについては以下の通りである

 

 

 

①横須賀鎮守府に今もいるであろう提督傘下の通信士対策の為、集めた証拠を取り敢えず元帥に直接渡す為に海路で横須賀鎮守府に向かう

 

②提督傘下の者達が襲撃して来る可能性を考慮して、泊地を防衛しつつ護が言っていた資源横流しの現場を押さえ、関係者を捕まえて長門達経由で警察に身柄を引き渡す

 

③提督と憲兵達が拘束された事で、精神的に安定して来た泊地の艦娘達の様子を観察し、必要であればイベントなどを開催して彼女達の不安や恐怖を取り除く

 

 

 

①については、道中で何かあった時の事を考慮した結果、証拠を届ける役を担うのは長門屋のメンバーの内の誰かと言う事になり、陸軍相手に剛達が大暴れしている都合、それに巻き込まれて足止めを喰らう訳にはいかない為陸路での移動は無しの方向になったのだ。そして話し合いの結果、証拠を横須賀に届ける役は元帥に面を通す為に戦治郎とペット衆が担当する事となるのだった

 

この時、戦治郎は自分だけで問題ないと言ったのだが、戦治郎の暴走した姿を見て不安になったペット衆が、再び戦治郎が暴走する可能性を恐れてそれを断固として認めなかった為、この様な形になったのである

 

そして②と③は泊地に残る者全員が担当する事となり、横流しの現場を押さえる役は空とシゲと輝が担当し、③は悟と翔と司、そして望が中心となって行う予定となるのだった

 

因みに藤吉は、サバゲー大会のせいでボロボロになった泊地の修繕&掃除担当である。これについては本人の希望があった為了承されているが、藤吉の保護者である輝的には、これを機会に藤吉には人見知りを改善して欲しかった様である

 

こうして次の予定が決まったところで話し合いは終わり、戦治郎と大和は集めた証拠を整理する為に、空達は時雨に頼まれていたキュクロープスの改造を行う為に、食堂から出て行くのであった

 

それからしばらく経った頃、証拠の整理が終わった戦治郎の下に大量のクレームが届き、それに対処する為に戦治郎は空、シゲ、護に召集を掛け、トライホースに跨ってアヘアヘしている提督のところに集合するのであった

 

戦治郎の下に届いたクレーム……、それは他でもない、戦治郎達が車のエンジンを改造して作った発電機の音が煩過ぎて、深夜にも関わらず中々寝付けないと言うものだったのだ……

 

そういう訳で、戦治郎達は1度発電機を停止させ、発電機に更なる改造を施す事にするのであった

 

そして4人で協議した結果、5つある発電機の内2つを風力発電用に、2つを波力発電用に、最後の1つは地熱発電用に改造する方向で話が決まり、戦治郎達は設置にやや手間取りそうな地熱発電用発電機を後回しにして、風力発電用と波力発電用の発電機の製作を開始するのであった……

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