※この作品はR-18です。

鬼の鎮守府   作:稲荷童子

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少々残酷な描写がございます、御覚悟を……


絶対に悲鳴を上げてはいけない桂島泊地

戦治郎達が発電機の改造を開始してからしばらく経ち、4つの発電機の改造を終えた4人が発電機の設置を開始する前に休憩をしていると……

 

「皆さんお疲れ様です」

 

「こんな時間になっても作業を続けるとは……、まあ今やらないと皆の者が静かに眠れないのだから、仕方ないと言えば仕方ないのだろうが……」

 

不意に声を掛けられ4人がそちらに顔を向けてみると、そこにはおにぎりが沢山詰められた重箱を持った翔と、味噌汁が入った鍋と味噌汁を注ぐ為のお椀が載った台車にぶら下がったゾアの姿があった

 

何でも翔達は食堂で明日の朝の献立を考えていたら、戦治郎達が提督の所に集まって作業を開始するところを偶々発見したのだとか。そして翔はそんな戦治郎達の様子を見て、これは遅くまでかかるだろうと予測し、こうして彼等に差し入れを持って行く事にし、翔と感覚の一部を共有しているゾアは翔のこの決意を感知し、協力を申し出たのである

 

事情を知った4人は、翔とゾアにお礼を言いながらおにぎりと味噌汁を受け取ると、それはそれは美味しそうにおにぎりを頬張り、時々熱々の味噌汁を啜って翔達の差し入れを堪能するのであった

 

「それで皆さん、作業は後どのくらいで終わる予定なんですか?」

 

「一応今どうこう出来る発電機は、全部改造完了してるんだが~……」

 

「提督の方に少々問題があってだな……」

 

そんな戦治郎達に対して翔が進捗を尋ねたところ、戦治郎と空が微妙な表情をしながら提督の方へと顔を向けてそう答えるのだった

 

翔が詳しい話を聞いてみたところ、どうやら提督はゾアによる精神攻撃と執拗なアナル責めのせいで、主砲から精液が止まらなくなってしまっているのだとか……

 

「常に生命の危機に瀕している状況を幻覚で見せられている中で、アナルバイブによる強烈な前立腺刺激だから、こうなるのも仕方ねぇと思うんだが……」

 

「それのせいで、提督を波力発電用発電機の設置予定場所付近まで運べないと言う、些細な様で重大な問題が発生したッス。まああれッス、提督を運んでいる最中に、提督に精液ぶっかけられるのが嫌ってだけなんッスけどね~」

 

「この面子の中に、野郎にぶっかけされて悦ぶ変態はいねぇからな……」

 

「まあ、最終手段が無い訳ではないが……」

 

シゲ、護、戦治郎が順番にこの様に述べた後、空が送電用のケーブルに視線を向けながらそう呟く

 

「……送電用ケーブルで、提督の主砲を縛るんですか?」

 

「ああ、それで提督の精液発射を阻害している間に、提督を移動させようと考えているのだが……」

 

「あのケーブルって結構太いだろ?だからあの提督の主砲縛るには、それなりの長さが必要なんだわ……。ケーブルが短すぎると、ケーブル結ぶのに手間取るだろうからな……」

 

「それに、そんな事の為に貴重な送電用ケーブルとか使うのは、何だか勿体ないな~ってなってる訳よ……」

 

「一応回路用の細めの配線もあるッスけど、これだと縛った時主砲に通ってる血管や神経を痛める可能性があるだけでなく、圧迫不十分で漏れて来るかもしれないッスからね……」

 

翔の問いに対して4人がそう答えたところで、ゾアが何かを思い出したかの様にハッとするなり、自身の殻の中から何かを取り出し、それを戦治郎に差し出しながらこの様な事を口にする

 

「戦治郎、そのケーブルの代わりにコレを使うのはどうだろうか?」

 

そう言ってゾアが戦治郎に差し出しているのは、以前ゾアがナイトゴーント牧場付近で拾った、全身が鱗で覆われたミミズの様な生物であった……。それはゾアの触腕に掴まれた状態でウネウネとのたうちながら、ドクンドクンと全身を脈動させていた……

 

「ゾア……、そんなの何処で拾ったの……?」

 

「これか?これは翔達とルルイエに向かう道中に立ち寄った、ナイトゴーント牧場の敷地内で拾ったのだが?」

 

「道理で見た事ねぇ生物だと思ったわ……、ホントは生物をこんな事に使うのはどうかと思うんだが……、ゾアの心遣いを無碍にするのは心苦しいし、他に良さそうなのもなさそうだし、これでやっちまうか……」

 

翔とゾアのやり取りを聞いていた戦治郎は、その表情を引き攣らせながらゾアからミミズの様な謎の生物を受け取るのであった

 

そう……、これが切っ掛けとなり、戦治郎達は『絶対に悲鳴を上げてはいけない桂島泊地』に強制的に参加させられる羽目になるであった……

 

ゾアから謎ミミズを受け取った戦治郎は、提督の横に立って謎ミミズを提督の主砲に結び付けようとするのだが……

 

「あちょっ!?何だこいつっ?!いきなり暴れ出しやがったぞっ!??」

 

その最中に提督が主砲を発射した瞬間、突然謎ミミズが戦治郎の手の中で暴れ始め、それに驚いた戦治郎は、そう言いながら思わず謎ミミズを手放してしまったのである……

 

するとこの謎ミミズは、提督の主砲に巻き付きながら移動を開始し、提督の主砲の砲口に辿り着くと、その身をよじらせながら砲口の中へと入っていくのであった……

 

「おぴょ……っ?!?」「うひぃ……っ!!?」「ひぇっ……っ??!」「ぬぅ……っ!??」

 

その光景を目の当たりにした翔とゾア以外の4人は、思わず小さな奇声を上げながら腰を引いて、股間を押さえだすのであった……。まあ、野郎の主砲の中に異物が入っていく様子などと言う物を、精神が人間の男である彼等が見せつけられれば、どうしてもこの様な反応をしてしまうだろう……。むしろそんな恐ろしい光景を目の当たりにしながら……

 

「ありゃりゃ……、中に入っていっちゃった……」

 

この程度のリアクションしか出ない翔は、一体どうしてしまったのであろうか……?神話生物達と交流を持つ様になった事で精神が図太くなったのだろうか……?それとも彼は、男の尊厳などをルルイエに置いて来てしまったのであろうか……?まさかとは思うが、その感覚が神話生物側に傾いてしまったのだろうか……?謎は尽きない……

 

「むぅ……、取り敢えずあの生物を中から引っ張り出して、再び結び直すとするか……」

 

「いいいいや、ぞぞぞゾア?む、むむむ無理に引っ張り出すのは、かっかかかっ可哀想なんじゃないか……?ああ、かか可哀想なのは、みみみミミズの方な……?」

 

「どうしたのだ戦治郎?声が震えておるぞ?」

 

謎ミミズが提督の砲口の中に入っていくところを見たゾアが、そう言いながら提督に歩み寄って、触腕を伸ばして謎ミミズを提督の砲身から引き抜こうとしたところで、戦治郎が慌ててそれを制止する。この時戦治郎達は、自分達がそんな事をされたらどうなるかを想像してしまったのであろう……。そんな戦治郎の必死の制止のおかげで、ゾアは謎ミミズを提督の砲身から引き抜こうとするその触腕を止めるのだが……

 

「ん"ん"ん"ん"ん"ーーーっ!!!!!」

 

「「「「……っ!!!??」」」」

 

その直後、突然提督の主砲が普通に考えれば有り得ないサイズにまで膨張し始め、提督は砲身を内部から圧迫される苦しみに思わず声を上げ、その光景を目にした戦治郎達は内心で大いに驚愕しながら手で自分達の口を押さえ、悲鳴を上げない様に努めるのであった。そう、これは既に就寝しているであろう艦娘達を、この異常過ぎる事態に巻き込まない様にする為の、戦治郎達なりの配慮なのである。とは言っても、提督が上げる声にならない悲鳴が、そんな戦治郎達の努力を完全に無駄にしていたりするのだが……

 

さて、一体提督の主砲の中では、どんな事が起こっているのだろうか……?

 

その前に、提督の主砲の中に潜り込んだあの謎ミミズについて、ここで少しだけ触れておこうと思う。この謎ミミズは水分を摂取すると、摂取した水分の量に合わせて身体が膨張する様になっているのである。そう、この謎ミミズは現在、人間で言う顔に該当する部位から口が付いた触手の様な物を伸ばし、提督の膀胱から尿を摂取して膨張し、提督の砲身に栓をしている状態になっているのである。そしてこの生物はある物を摂取すると、かなり攻撃的な性格に豹変するらしいのである……

 

「ああ……、これはヤバそう……」

 

異常なレベルで膨張した提督の主砲を見た翔が、そう呟きながら砲口から少しはみ出した謎ミミズの身体を掴んでほんの少し引っ張ると、突然提督がビクリと身体を跳ね上げる。どうやら今の刺激のせいで、提督は今日何度目か分からない絶頂に至った様である……。するとどうだ、提督の主砲から突然凄まじい数の鋭利な刃物の様なものが勢いよく飛び出して来て、提督の主砲は瞬く間の内に血染めのハリセンボンの様な姿になってしまったのである……

 

「お"お"お"ぉ"ぉ"ぉ"ーーーっ!!!」

 

「「「「~~~~~っ!!??!?!」」」」

 

直後に提督が激痛の余りに獣の様な咆哮を上げ、それと同時にその光景を目にした戦治郎達が、口を押さえながら声にならない悲鳴を上げる……。そんな戦治郎達は、完全にその恐怖に飲み込まれているのか、顔面蒼白になりながら全身から脂汗を大量に垂れ流していた……

 

「あ、これ冗談抜きでヤバイ奴だ……っ!」

 

そんな中、翔はそんな事を言いながら、慌てた様子で謎ミミズを引き抜こうとするのだが、すかさずそれを戦治郎が翔の肩を掴んで制止、驚きながら戦治郎の方へ顔を向ける翔に対して、戦治郎は無言で何度も頭を左右に振りながら、翔に謎ミミズにこれ以上触るなと、目で訴え掛けるのであった……

 

もしこのまま翔が謎ミミズを引き抜いた場合、提督の主砲はタコさんウインナーの様な状態になり、それを見て自分達がそうなったら……と想像してしまった戦治郎達に、更なる精神的ダメージを与える事になっていただろう……

 

ここで謎ミミズがこうなってしまったのかについて触れよう、先程言っていた謎ミミズを豹変させるものだが、それは糖分と蛋白質である。そう、この謎ミミズは提督の精液の中に含まれていた果糖と蛋白質を摂取した事で攻撃的な性格となり、全身の鱗を逆立てて戦闘形態に移行したのである。そうして逆立った謎ミミズの鱗が、提督の砲身を突き破った事で、提督の主砲は見るも無残な姿となってしまったのである……

 

その後、提督の悲鳴に反応して医務室から飛び出して来た悟が、変わり果てた提督の主砲を見て腹を抱え指を差して大爆笑した後、診察を行い提督の主砲の状態を戦治郎達に伝えると、戦治郎達は再び腰を引いて股間を押さえ、ガタガタと震え始めるのであった……

 

「取り敢えずよぉ、こいつの主砲を開きにしたら、件のミミズみてぇな生物は取り出せるだろうなぁ。まあどの道この主砲は使い物にならなくなってっから、切除した方が早いっちゃ早いんだがよぉ……」

 

「何か問題があるんですか?」

 

「あるっちゃぁあるなぁ……、何せ俺はよぉ、こいつがどれだけ苦しもうがよぉ、どれだけ傷付こうがよぉ、一切治療してやろうと思わねぇからなぁ。艦娘達の命と一緒に俺の治療を受ける権利を売り払って来たこいつの事をよぉ、助けてやらねぇといけねぇなんてこれっぽっちも思わねぇからなぁ」

 

「ああ、悟さんもそう言う方針なんですね。僕もこの人に対しては、ご飯を作ってあげようって気にはなれないんですよね」

 

「翔もこいつの面倒を見る気ねぇのかよぉ……、なら栄養失調で死なねぇ様にしとかねぇとだなぁ」

 

提督の主砲の状態を伝え終えた悟は、翔とこの様な残酷なやり取りを交わした後医務室に戻り、点滴セットを持って来て提督に取り付けると、診察終了を宣言してさっさと医務室へ帰り、それに続く様にして翔も戦治郎達を激励した後、明日の朝食の下拵えを行う為に、食堂へと戻って行くのであった

 

こうしてこの場に残された戦治郎達は、身体の震えが収まるまで待った後、自分達が作った発電機を泊地の埠頭辺りに設置し、なるべく提督を見ない様に注意しながら提督を埠頭の方へと移動させ、発電機とトライホースを接続して試運転を行い、トライホースが問題なく動く事を確認すると、戦治郎達は急いでその場を後にして、自分達に割り振られた部屋に敷かれた布団の中に潜り込んで、先程の出来事を早く忘れられる様にと祈りながら、眠りにつくのであった……

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