※この作品はR-18です。

鬼の鎮守府   作:稲荷童子

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バッカジャネーノ!

「なぁにこれぇ?」

 

「いや、あたしに聞かれても困るっつぅの……」

 

いやね?摩耶の修理が終わって空達に合流しようとしたのよ?そんであいつらがどったんばったん大騒ぎしてるとこに到着したのよ?その光景見た時の第一声がこれ

 

まず空、空飛ぶ艤装で相手を自分の方へ撥ね飛ばして拳や蹴りで更に追い撃ちかけてやんの、それだけならまだしも艤装が空中で反転したときについでとばかりに爆撃や砲撃をばら撒く、もう空飛ぶやりたい砲台ってやかましいわっ!

 

次に通、ってあいつ何処だ?とか思って辺り見回してたら数匹の深海棲艦の首がいきなり飛ぶのよ、スポーン!って……、何事かと思ってみてたら唐突に通が姿現すのよ、まさかそういう忍術でもあんの?!とか思ってたら単純に着ている紺色の忍装束が夜の闇に溶け込んでただけだった……、まあ後から聞いたらそれも忍術の一環だって言ってたよ……俺のワクワクを返して?

 

護は例のHMDをしっかり装着して皆から離れたところからミサイルばら撒いてやんの、ミサイルカーニバルかな?んで俺達に気付いて早かったッスね?とか振り返って言ってくるけど挨拶する時はそれ外して?おめぇの周りだけ炎の臭いが染みついてるし、ターレットレンズがクルクル回って見ててむせそうになるから、ね?これおっちゃんのお願い……

 

剛さんはと言うと不知火とコンビ組んで二丁拳銃で大暴れしておられる、狙撃の件といい貴方どんだけ不知火の事鍛えたんよ……、剛さんの背後に飛び掛かって来た奴を不知火がハンドガンに装着してる銃剣でぶった斬ってるしぃ……あ、あの銃剣こないだ剛さんに作って欲しいって頼まれてた折り畳み式銃剣じゃん、あれ不知火にあげる為に作らせたのな~、ってよく見たら不知火のあのハンドガン剛さんのとお揃いじゃね!?剛さんそれ何時の間に作ったのん?!俺にも作ってー!それがダメなら設計図見せてー!俺あれめっちゃ欲しいのー!

 

いかんいかんつい興奮してしまった、次次……、木曾が戦ってんな、木曾は出撃前に俺が打った念願のあいつ用軍刀『鋼斬(はがねぎり)』を元気よく振り回してらっしゃる、うんうん、俺が教えた事ちゃんとやってるな!因みに名前の由来は俺が鉄パイプ使ってあいつら斬った事からだって、そんな偉大なる鉄パイプ兄貴は今拠点の俺の部屋に適当に転がっておられる……、そんなに気に入ってるなら今度木曾にプレゼントしちゃおうかな?

 

そうそう、そのとき俺が打ったのは鋼斬だけじゃないんだよなぁ

 

あそこでさっきからバッサバッサとあいつらを撫で斬りにしている神通、あいつが今使ってる打刀『夕日影(ゆうひかげ)』も一緒に打ったんだよなぁ、名前の由来?本人は精一杯誤魔化してたみたいだけどどう考えても通の朝日影と月影に合わせたとしか考えられないんだよなぁ……、つか体術使いだと思ってた神通がまさか本来は剣術使いだったってのにはたまげたなぁ……、まあ剣術愛好家が増えておっちゃん嬉しい

 

そんでもって主砲をドッカンドッカンブッ放ってる姉様、姉様にもプレゼントしているんだよな~、『大幣丸(おおぬさまる)』って名前になったナ・ギ・ナ・タ☆

 

姉様は艦娘になる為に自分を鍛えている時に薙刀始めたんだとさ、俺から見ても腕前はかなりのものになっていると思うな、うぅん……薙刀って聞くと俺と同い年の義姉を思い出す……、あいつと何度練習として竹刀vs薙刀の手合わせした事か……って今は天音の事はいいのっ!姉様の薙刀の名前の由来!確か大幣は神道で祓いに使う道具だって言ってたっけな。薙刀をそれに見立てて深海棲艦と言う穢れを祓う……うん、そういうの俺は好き!

 

でもそんな姉様にちょっち違和感感じるんだよなぁ……、だって姉様の主砲が攻撃してる方向を姉様が一度たりとも見てねぇんだもん……、今姉様本体は大幣丸振り回して戦ってる真っ最中だし、姉様はまだそこまで艤装を使いこなしてねぇからなぁ……、まさかねぇ……

 

さて、グラーフなんだけど……砲撃と体術組み合わせて戦っちゃってるよぉ……、やっぱり空手には勝てなかったよぉ……、ごめんなアクセル、ビス子……不甲斐ない俺を許してくれ……

 

まあ戦い方を空に教えさせたりなんかしたらこうなっちゃうわなぁ……、グラーフの奴今めっちゃいい笑顔で相手の顔面に拳突き刺したし……、何かグラーフの中にある開けてはいけない扉開けちゃった感がすんごいのぉ……

 

「おぉおぉ皆派手にやってんじゃねぇのぉ」

 

おっと、悟さんお疲れ様です!

 

「悟さんおかえりッス、何でか分かんねぇッスけどみ~んな接近戦やってるんスよね~、砲雷撃戦は一体何処行ったんッスかね?」

 

「「「知らねぇよ」」」

 

俺、摩耶、悟がハモった

 

「どうせあれだろうよぉ、空が派手にやってんの見て中てられたんじゃねぇかぁ?どいつもこいつも接近戦闘の技術持ちなわけだしよぉ」

 

そんなとこだろうな~、尤もそういうスキルがねぇと拠点制圧の難易度が膨れ上がっちまうから剛さんの推薦で入れた不知火とドイツに渡す資料作ってもらう為に連れて来たグラーフ以外そういう技術持ちを優先して連れて来たんだが、それがこんな事になるとはなぁ……

 

あっ因みに摩耶も剛ズブートキャンプで射撃スキル向上してるんだZO!今は不知火がそれを遥かに上回る上達を見せてるんだがな……、ホント一体何やったし……

 

「って言うかシャチョーは突撃しないんスか?折角作ったミゴロさん使う絶好のチャンスだと思うんッスけどねぇ」

 

護が言ったミゴロさん、正式名称は『ガトリングキャノン356』通称ミゴロさんと言い、これは姉様の艤装に付いてた35.6cm砲を参考にして作った戦艦主砲のガトリング砲である

 

俺の趣味全開の逸品なんですわぁ~、とんでもねぇ速度で戦艦主砲をばら撒く事が出来、戦艦主砲故徹甲弾も三式弾も使える優れもの!

 

問題は重量と反動の関係で普通の艦娘じゃとても扱いきれない事だろう

 

完成したこれをシゲが使ってみたいと言って持ち上げようとした時、腰あたりまでしか持ち上げきれず生まれたての小鹿みたいにプルプル震えていたのは見てて面白かった、護はその光景をHMDの動画撮影機能をフル活用して高画質で撮影してた模様

 

俺と光太郎と元戦艦棲姫だった姉様とでテストしたら俺と光太郎は問題なく使えたんだが、姉様は反動で空飛んじゃったよ……、もしかして姉様の大空への憧れってこれが原因だったりするのか……?一応ダウングレードした20.3cm砲ベースのは姉様でも扱えたので大幣丸と一緒にプレゼントした

 

まあ光太郎はこれよりでかい奴になると運用は無理そうだと言ってたけどな、そんな俺も正直後1段階発展させた奴、41cm砲ベースの奴くらいまでが俺自身が運用出来る上限だと思っている、それ以上のサイズとなると大五郎専用になっちまいそうだ……

 

姉様の感想も聞いたが、20.3cm砲ベースの奴でも神通レベルに鍛え上げられた長門型と大和型くらいしか扱いきれないのではないだろうかとの事、機会があったら姉様には2号砲ベースと3号砲ベースのも試してもらおう

 

とまあミゴロさんの解説はこのあたりにしてっと……

 

「ばっかおめぇ……、今から行くに決まってんじゃねぇかよぉ!摩耶!悟!準備はいいかっ!!!」

 

「おうっ!さっきはいいとこで潜水艦に邪魔されたからな、今度こそ摩耶様の実力見せてやるぜっ!!!」

 

「おりゃぁさっき好き放題やらせてもらったばっかなんだがなぁ……、まあいいさぁ、付き合ってやるさねぇ」

 

そう言って俺達はあのカオスフルな戦場へ突撃して行った、その背中を護がオタッシャデーとか言いながら見送っていた、おめぇはこねぇのな……

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