いや~ミゴロさんは使ってて楽しかったな~、三式弾装填した状態で使うとショットガン連射してるような気分になったわ~、おかげで駆逐艦の掃除がすんげぇ楽だった!
摩耶の戦い方見せてもらったけどアクロバティックな射撃が多かったな~、どんな姿勢からでも砲弾叩き込める感じ?動きがすげぇ軽やかで尚且つ派手!見てて面白かったわ~。何気に不知火が摩耶の事チラチラ見てたが何か気になる事でもあったのか?
そんで戦ってる最中に唐突に敵が海の中に引きずり込まれてたのはきっと悟のせい、引きずり込まれた奴が2度と浮かび上がって来なかったのは多分気のせい!
そんなこんなで俺達が大暴れしてたら拠点の方から深海棲艦が出て来なくなった、もう全部出し切ったとは考えにくいので多分籠城戦に切り替えたんだろうな
まあ俺達はそれを待っていたんだよな~、スニーキングミッション得意な奴も正面から突っ込める奴も揃えておいたからな!
前やった時もそうだが挟み撃ち対策もやってるからきっと今回も上手くいくはず!
だがその前にどうしても気になる事がある……
「あのぉ……戦治郎さん……?そんなに触ると、弾薬庫がちょっと心配です……」
俺は今姉様の艤装をめっちゃ調べてるんだ、さっきの違和感の正体がすげぇ気になるからっ!!!
「戦治郎、これから突入という時に何をやっているんだ?」
俺の行動を見て疑問に思った空が聞いてくる、こいつに事情話したら協力してくれるかもしれんな
「いあな、さっき戦ってる時ど~も姉様の艤装が勝手に動いてるっぽかったんだわ、姉様はさっき大幣丸振り回してた時艤装での砲撃も意識してやってたのか?」
ペタペタと姉様の艤装を触りまくりながら俺は姉様に尋ねてみる
「えっ?砲撃ですか?それが……私は薙刀で戦うので頭が一杯になってしまっていまして……、そのぉ……流石に薙刀で戦いながらの砲撃はまだ私には難しいと思います……」
だよなぁ、薙刀で戦うのはめっちゃ慣れてたみたいだけど、砲撃はまともにやったのが艤装使用許可証取りに行ってた時くらいだったって言ってたもんなぁ……
俺の発言を聞いて空も一緒になって姉様の艤装を調べ始める、姉様の艤装が動いていた事を証明してくれたのは摩耶、悟、護の3人、こいつらは俺と一緒に動いてるとこしっかり見てたかんなぁ
変化があったのは姉様が恥ずかしさのあまり耳まで真っ赤になった時だった
「う~ん……こんだけ調べても何も出てこんか~……、ハコもある事だしいっぺんバラして調べtぬぉぉっ!!!」
俺がバラして調べてみようと言おうとしたところで、突然姉様の艤装からぶっとい腕が勢いよく飛び出して俺に殴りかかって来た。俺はあまりにも唐突過ぎる出来事に驚きながらもギリッギリのところでブリッジしてそのパンチを回避!
きっと当たるだろうと思っていた腕もその拳が空を切った事に驚いたのか数秒停止、俺も驚きの余り動きも思考も止まってしまう……ブリッジしたままで、周りで見てた連中も呆然としてやがる……
「おい……、これってもしかsプギィッ!」
俺が声出した瞬間、空を切って止まっていた腕がそのまま振り下ろされてブリッジしたまま俺下敷き!やだ、変な声出ちゃった……///
「ちょっ戦治郎さん!?」「ふぇ?!」「だ、旦那ぁ!無事か!?」「んなっ!?」「ぶっふぉっ!!!」「わっしゃっしゃっしゃっしゃっ!!!」「なんと……」「ちょっと!?戦ちゃん大丈夫っ?!」「これは……、まさかっ!?」「ご主人様ぁっ!!!」「ご、ご主人ー!」「こ、これは一体……」「えっ?えっ……?戦治郎さん?!」
心配してくれた人ありがとうねぇ~、今笑った奴、戻ったら工廠裏な
まあ取り敢えずだ、これで原因分かったわ……
「いっつぅ~……、OK、これで全部分かったわ……取り敢えず姉様は艤装外してみてくれ」
俺が言った事に戸惑いながらも従う姉様、艤装無しで海面に立てるのにちょっと驚いてた姉様可愛い、でもその事はちょっと前に教えてなかったっけ?
姉様が艤装を外し海面へ置いたところで、艤装に大きな変化が起こる
太い腕!太い脚!でかい頭!それらが姉様の艤装から生えてきて、おめでとう!姉様の艤装は戦艦棲姫の艤装に進化した!……何この超変身
この超変身を見て驚かなかった奴はいねぇ!だが復帰するのが早かった奴はいたっ!!!
「やはりこいつかっ!扶桑!そいつは危険だっ!!すぐにそこから離r「あ~、多分これ大丈夫だわ」何……?戦治郎、どういう事だ?」
グラーフが扶桑に艤装から離れるようにと叫ぼうとしたところで俺が割って入る
俺がこの艤装は大丈夫だと思った理由は至って単純、だってこいつ姉様を守ろうとして俺に殴りかかったみたいなんだもん
姉様がものっそい恥ずかしがってた→姉様にコリbいやらしい事をした→鉄拳制裁!
これだけの事がさっき圧し潰された時腕から感じ取る事が出来たんだわ、戦艦棲姫の時とやってる事が真逆、深海棲艦から艦娘に戻った事で艤装の気質が逆転したのかもしれんね
「てか、そうでなきゃさっきの戦いの時姉様守るように砲撃してたのに説明が付かねぇ」
俺の推測を伝えたところ、皆取り敢えず納得はしてくれたようだ。姉様は艤装に対し先程の戦いで自身を守ってくれていた事にお礼を言う、それに対して艤装は当たり前の事をしたまでと言うかの様に咆哮する
このおかげで挟み撃ち防止の為の迎撃班に追加戦力入りました~、姉様は薙刀と20.3cmガトリングキャノン、通称ハタチさんで戦えるから大丈夫なはず!
「んじゃあこれから先よろしくな……、う~ん……、何か艤装って呼ぶのも何か変な感じすんな~……」
姉様の艤装を普通に艤装と呼ぶのも何か違和感あるし面白くない、俺の場合艤装は大五郎が生まれ変わったものだから大五郎って呼ぶのが当たり前になってるから、このタイプの艤装は名前があるものって認識してるっぽいからな~
「でしたら、この子に名前を付けてもらえませんか?」
いあいあいあ……姉様~、そこは貴女がやるところでしょ~ぉ?その子は貴女の艤装なんだから~……
どうやら皆も俺と同意見だったらしく命名は姉様がやる事になり、姉様がしばらく考えた末……
「これからもよろしくね、形代(かたしろ)」
何か名前の響きが貴女の妹さんっぽい気がするのですが……、本当にそれでよろしいのか……?
ともあれ、形代が俺達の仲間になったおかげで潜入班も安心して拠点制圧出来そうだ
「ここの拠点は軍港みたいになってんのな~……、めっちゃ侵入し易かったな……」
「ここは補給拠点みたいだからね~、この形の方が物資搬入の時都合がいいんじゃないかしら?」
俺の呟きに剛さんが答える、まあ言われてみればそうだよな
「ここにあるのは大体が倉庫みたいだね、それであいつらの反応は~……、向こうの大きな建物からだけだね……結構な数がいるみたいだけど皆大丈夫そう?」
内部構造把握能力の特訓をやっていたおかげか、掌握まではまだ至ってはいないが建物の内部どころか敷地内全体を把握出来る様になった太郎丸が言う、尚太郎丸の通信機は何故かシェパードタイプの犬耳型になっている、護はホントいい仕事してるな……
つか相手はガチの籠城戦だな……施設の規模から見て多分あの中にもたんまり物資があるんだろうな……、念の為太郎丸に確認取ってみたところ大当たり、面倒臭ぇ……
「何処に相手がいるかさえ分かればどうにでも出来ますからね、私と剛さんなら特にそうでしょう」
通が言うとマジでどうにか出来そうで怖い、太郎丸の能力と元対テロ部隊隊長やってた剛さんも加われば背中に翼の生えた虎に乗った金棒持った鬼ってところだろうな……、何それ超怖い
「私がここにいるのが場違いに思えるのは何故だろうか……」
グラーフには提出用資料作ってもらわないといけねぇからな、どうせやるなら実際に体験したリアルな情報の方が喜ばれそうだしな~、って事で気にすんな!
「さて、お喋りはこのあたりにしておこう」
空が皆を静かにさせる、んじゃあ派手にやりますか!
「おめぇらここは売る奴だからあんま派手に建物壊すんじゃねぇぞ、連中はいくらでもぶっ飛ばしても構わねぇがなぁっ!そんじゃ突撃じゃあああぁぁぁっ!!!」
俺の咆哮によって少数精鋭による攻城戦の火蓋が切られたのだった