※この作品はR-18です。

鬼の鎮守府   作:稲荷童子

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宴会と獅子王の軍勢誕生と・・・・・・

いや~、宴会会場は非常に愉快な事になっております、戦治郎でっす

 

まず宴会で出されている料理が殆ど日本料理!寿司!天ぷら!すき焼き!おでん!蕎麦にうどんに丼ものや炊き込みご飯なんかもあるぞ~!当然味噌汁豚汁けんちん汁などの汁物もしっかり用意されていますとも!

 

まあ一番最初はちゃんと膳に乗った料理が出て来てたわけなんだけどさ、どいつもこいつも好き勝手リクエストし始めやがって気が付いたら鍋やら釜やらが会場に設置されてるっていうね

 

そういや正月のとき食った御節と雑煮が余程気に入ったのか、グラーフがこの2つをリクエストしてたが時期的に無理と断られてションボリしていたっけか

 

日本の艦娘達も、正月に食った2つを除けば久しぶりになるであろう日本料理を楽しんでいらっしゃる。それにビス子が混ざっているのに違和感を感じないのは何故なのだろうか……

 

つか向こうでシゲがイギリス海軍の人とドイツ海軍の人と椀子蕎麦早食い大会とかやってるしぃ……、すっげぇ楽しそう……

 

何で日本料理が並んでいるかっていやぁ、どうもアクセルの奴が気を利かせてくれたのかサプライズ狙いだったのか分からんがわざわざ日本料理に使う食材を集めてくれてたんだわ、味噌や醤油も日本から空輸してくれたっぽい

 

当然だけど、並んでいる料理をプロデュースしたのは我らが料理人の翔である。食材と一緒に料理人も貸してくれたんだけど皆日本食を作るのは初めてって奴ばっかだったらしく、食材の山を見て上がったテンションと日本食の良さを是非学んでほしいと言う思い、これだけ色々やってもらってるのに宴会の主役だからと言う理由で他人に任せっぱなしにするのに対しての申し訳なさが壮絶な化学反応を起こして、先陣切って厨房に突撃し貸してもらった料理人達に日本食をレクチャーすると言う珍事が発生した模様

 

そして日本から持って来たのは何も食材だけではない、酒だ酒!日本酒に焼酎に泡盛まで持って来てくれてるYO!それもかなり高級なのばっか!大五郎と翔と一緒に食材を受け取りに行った時、アクセルが日本の酒が恋しいんじゃないか?とか言って出羽桜渡してきた時はめっちゃびびったわ!翔とか目ん玉まん丸にしてガン見してたし!

 

視線をズラせばそんな高い酒とは露知らず、ラッパでガンガン飲み干す輝の姿が見えた。だからおめぇはもっと味わって飲めと……、その後ろにはイギリスとドイツの方々が酔い潰されて転がってるしぃ……

 

「よう、楽しんでるか?」「久しぶりの故郷の味はどうだい?」

 

そう言って俺に歩み寄って来るのは通の友人のセオドールとアクセルの2人だった

 

セオドールとは宴会開始前にお互い挨拶を交わしてからちょっち話をしたところで意気投合して仲良くなっちゃったんだZE♪

 

ちょっち話したときにこのセオドールも俺達とタメという最早奇跡の領域に片足突っ込んでそうな事実が発覚したのが仲良くなる切っ掛けってとこだな、世の中何が起こるかホント分からんね……

 

「応、料理も酒も最高過ぎて涙出そうだぜ、つかセオドールは姫ちゃんの事見てなくていいのか?」

 

「姫様の事は通と従者ちゃんに任せてきた!って事で俺はおめぇとこの宴会の事を忘れないようにする為にたっぷり楽しませてもらうぜ!」

 

セオドールの言葉を聞いて通の方を見てみれば、ほろ酔いになった姫様と神通が通の奪い合いやってて、それを止めるべきか否かで悩んでいるのかその光景を見てオロオロしている従者ちゃんの姿が見えた。両腕をガッシリ掴まれて引っ張り合いされてるにも関わらず、手に持ったグラスから焼酎(ロック)を1滴も零していないあたり流石通と言ったところか……

 

因みに姫ちゃんと従者ちゃんがここにいるのは、セオドールがこの宴会に参加するのを何処かから嗅ぎ付けてお忍びで付いて来たそうだ。大方通が目的なんだろうな……

 

「応、楽しんでけ楽しんでけ~。っとその前にだ、セオドールに聞きてぇ事あるんだわ」

 

「ああ、イギリスが何故深海棲艦の事を知らなかったのかについてか……。アクセルからもさっき聞かれたがどうせだからおめぇにも教えておこうと思ってアクセルと一緒にこっち来たわけよ」

 

ああ、それなら二度手間にならなくて済むからな、俺がそんな事考えてたらセオドールがその件について話し始める

 

 

 

セオドールの話聞いての感想だが、ホント馬鹿じゃねぇの?である

 

アクセルがイギリスに送った情報は確かに届いたんだが、どうやらイギリス海軍の上層部がそれを握り潰したようだ。ドイツの力なんぞ借りるつもりはない!って感じでな、セオドールが通に助けられた後に報告したのもなかった事にされるところだったらしい

 

艦娘についても女子供を戦争に送り出すとは何事かって言って配備するつもりが全然なかったそうだ

 

まあその結果は御覧の通り、とんでもない数の人的被害を出しておきながら成果は0。あの時俺にギャーギャー文句言ってたおっさんがイギリス海軍のアタマだったそうで、あの戦いで爆発四散したのが原因で上層部がガッタガタになったそうだ

 

んで、イギリス海軍は今どうなってんの?ってなるんだが、姫ちゃんが色々動いてくれたおかげでなんとかなったみたい

 

通に助けられた後、姫ちゃんはセオドールとよく情報のやり取りをするようになったらしく、海軍から王室に送られた報告に気になる点がいくつもあった為すぐにセオドールに確認を取り、王室に送られた報告が虚偽である事を突き止めて海軍内部の調査を秘密裏に進めていたらしい

 

「国の存続が関わってるのにプライドやら何やらを優先して虚偽の報告をするとは何事かっ!!!って具合に女王陛下も相当お冠だったそうだぜ?そう言った経緯で姫様が内部調査の話持ってった時快諾してくれたそうだ」

 

ある程度情報や証拠が出揃ったところであのおっさんが死んで上層部が混乱したのでチャンスとばかりに一気に畳み掛けて関係者を根こそぎ逮捕、イギリス海軍を摘発したのである

 

「こうしてイギリス海軍はクリーンな組織になったわけだ、まあ老害共がいなくなった後は誰がアタマ張るんだ?ってなった時に姫様に推薦されて俺が総司令になっちまったんだがな。この件で姫様に協力したのと通と初めて会った時の件を評価されて少将に昇格したが正直納得出来てねぇ……、姫様助けたのは通なのに俺が守った事になってるからなぁ……」

 

その辺りは我慢してくれ、俺達の事が今世間に公表されちまうと世界中が混乱しかねねぇからな……

 

「ドイツも同じ様な経緯で今の状態になっているからな……、尤もこちらは分からず屋の上層部の連中は皆天に召されたがな」

 

結局、人間って1度痛い目見ないと分からん生き物なんだよな~

 

「とまあこっちの状況はこんなとこだな。んで、深海棲艦と艦娘の戦いをこの目にしっかりと焼き付けた俺が総司令になるんだから、当然艦娘は配備する方向で話を進めている。だが艦娘の運用方法とか全っ然分かんねぇからそん時は相談させて下さいよ先輩方☆」

 

セオドールがそう言ったところで3人で一頻り笑ってからそれぞれが手に持った酒を煽ってグラスを空ける、そこに俺がすかさず日本酒を注いでいく

 

「おっと、悪ぃな戦治郎」「日本の酒か……、初めて飲むのがだどのようなものか楽しみだ」

 

「気に入ってもらえたら大和男児としては嬉しいところだ、そんじゃ改めて今回の勝利を祝って乾杯!」

 

俺はそう言って2人のグラスに自分のグラスを軽くぶつけて、グラスの中の日本酒を一気に煽ってすぐさまグラスを空ける、2人も俺と同じようにしてグラスの中身を飲み干した。2人の反応を見る限りどうやら気に入ってくれたようだ

 

「戦治郎、プリンツの事……妹の事は本当に感謝している。改めて礼を言わせてくれ、妹を助けてくれて本当にありがとう……」

 

アクセルはそう言うと涙を流し始める、けどちょっち待って?プリンツが妹とか俺今初めて聞いたぞ?セオドールもめっちゃ驚いてるぞ?詳しい事教えて?

 

この後、いい感じに酔いが回ったアクセルにものっそい勢いで妹自慢された、この場に通を連れて来るかどうかでちょっち悩んだ。通も綾ちゃんだったっけか、妹を溺愛してるから話合いそうだけど喧嘩始めたら止まらなくなりそうなのが恐ろしい……

 

こうしている間にも時間は進み、夜も更けていく……




話を進めるべきか、プリンツと翔の絡みを書くかで悩みます……
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