※この作品はR-18です。

星が瞬く頃に……   作:鳳仙寺茅乃

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第3話

瞳が、紅い。

吸血行為の際に変わると聞いた事はあったが、性行為でも当てはまるのだろうか。

だけど、恐怖は微塵も感じず、それは男が本能的に女を求める欲望剥き出しの色だった。

 

「アイシア……お前が欲しい」

「レイフロ、さんっ」

 

その欲望に包まれるのが、少しだけ怖かった。

もう引き返す気はアイシアとてないが、愛する男に求められるのが、女の本能を震わせる。

そっと目を閉じると、瞼に口付けられた。

 

「……怖いか?」

「少しだけ……でも、レイフロさんですから…大丈夫、です」

「……絶対痛くしねぇってのは、最後だけ難しいが。全部甘やかしてやるよ」

「……はい」

 

レイフロが背中に腕を回して抱きしめてくれたので、アイシアも彼の背に両腕を回して抱きしめた。

思った通り、レイフロの背中はたくましくて、とても頼もしく感じるものだった。

嬉しくて胸板に頬ずりすると、熱い溜め息が降ってきた。

 

「……お前、無自覚か?」

 

顔を上げると、頰を染め上げて いたレイフロ。

不覚にも、超年上なのに可愛いと思ってしまった。

 

「そんな素直に甘えられたら……手加減出来るかわかんねぇのに」

「はい?」

「……あーあ、ダメだっ‼︎ この天然姫さんは。……こりゃとことんわからせるしかないなぁ?」

「えっ……と?」

「覚悟しろよ?」

 

恐怖より不安が押し寄ってきた。

身の危険だが、何か大事なものを奪われるような緊迫感。

ずり下がろうにも、両手を掴まれているから出来ないわけで。

 

「……俺が全部教えてやるぜ。男と女ってもんをよ?」

「んぅ⁉︎」

 

さっきとは比べ物にならないくらい情熱的な口付けを施された。

反射ですぐ口が開いてしまい、熱い舌がすぐ入ってアイシアの舌を絡め取る。上顎、下顎、歯並びまで舐められる、と言うより蹂躙される勢いで、レイフロはキスを止めなかった。

やっと離れると、2人の間には銀糸が。

それが切れると、息絶え絶えのアイシアの頰に糸が張り付き、レイフロは追うようにそれを舐め取る。

 

「ん……はぁ……」

「これしきで息上がるなんて、ほんと可愛いな」

「レイ……んぅっ」

 

抗議しようにも、彼が首筋をきつく吸い始めたので出来なかった。

それは首だけでなく、鎖骨や胸元にも繰り返しして、アイシアの肌を震わせた。同時に、胸への愛撫も再開されたので、余計に酷かった。

 

「……もう、固くなってんな」

「ん……あぁっ⁉︎……な……にぃっ⁉︎」

 

摘まれる感触に、背筋が反り返った。

ちらりと見ると、先程以上に恍惚な笑みのレイフロが、執拗に乳首を捏ねくって、膨らみを揉みあげていた。

恥ずかしすぎて、堪らず涙が滲んでくる。眦に溜まってくると、レイフロはそれを唇で吸ってくれた。

 

「もうちょい、感じてろ。……ん」

「ひぃやぁああぁぁ‼︎」

 

乳首に口付けられて、そのまま彼に吸われた。

激しい快感に、堪らず彼の髪を掴んで抱きしめる。

怖くて、でも何故か気持ちよくて。

さっきもそうだったが、まだ胸だけなのに行為とはこんなにも気持ちいいものなのかと困惑してしまう。

快感に溺れることを知らないアイシアは、ただ悶えるしかなかった。

 

「……あ、あ、あぁっ……レイ、フロさんっ、こ、怖いですっ」

「大丈夫だ。いい声で啼いてくれてるし、感じてるだけだから怖くないって」

「で……でも……じ、自分じゃ……ないみたいですぅ」

「最初はそうかもな。……けど、流石異生物狩人。まだ忍耐で理性止めてんな? こりゃ俺も頑張らねぇといけないか」

「が……頑張るって……きゃっ、あぁっ⁉︎」

 

いきなり両手を使って膨らみを強く揉みしだき始め、唇はまた乳首を吸い出した。時折舐めて舌で巻き、器用に締め上げる。それを左右執拗に繰り返して、アイシアの理性をどんどん剥がしていこうとする強行さ。

恐怖は薄れ、快感の波に勢いよく沈まされていった。

 

「んっ、あ、あぁっ‼︎」

「……はぁ……さて」

 

右手をアイシアの股の間にもっていき、そろりと撫で上げる。下着の上から指を這わせると、先程よりも大きな水音が聞こえてきた。

 

「結構ほぐれてきたな。けど……」

 

そう言うや否や、這わせてた指を何の躊躇いもなく下着の隙間から差し込んだ。

急な指の動きに、アイシアは激しく身体が跳ね上がった。

 

「レ、レイ、フロさっ⁉︎」

「ここ重点的にしねぇと後が痛てぇらしいぞ?」

「で、でも……は、恥ずか」

「俺に任せなって。気持ちよくなるだけだから」

 

アイシアの緊張をほぐす為に、レイフロはまた濃厚なキスをしてくれた。絡む舌に意識を持っていかれ、秘部に這わされた指を一瞬忘れられた。

ただ、ほんの一瞬に過ぎず、秘処に入り込んだ指が交互に動くと、さすがに唇が合わさっていても身体が反応してしまうが。

 

「んんっ⁉︎ ふ……ゃぁっ」

「ぼちぼちだな。…………もっと濡らしてやるよ」

 

そう宣言すると、レイフロはアイシアが唯一身につけてた下着を脱がして床に放り投げた。

そしてレイフロもすべて脱ぐと、脚を閉じようとするアイシアの足首を掴んで開き、自分の肩に乗せる。

 

「ちょっ、何を⁉︎」

「アイシアがもっと気持ちよくなることだって」

「だからって、これは……ひゃぅ⁉︎」

 

ダイレクトに秘処に指が添えられた。

そしてすぐに入り口付近で動かし、耳を塞ぎたくなる水音が聞こえてくる。たった2本の指なのに、巧みに使ってアイシアの官能を引き出そうとしていた。

 

「あっ……んんっ、ひゃっ‼︎」

「やっぱ最初だからこれ以上は難しいか? じゃ、そうなると」

「……ふぇ?……って、レ、レイっ⁉︎」

 

首筋に唇を這わせたかと思えば、胸、腹部へと下がっていき、終いに弄っぱなしのところにまで辿り着いた。

 

「だっ、だめっ‼︎ き、汚なっ」

「どーこが? 綺麗なピンク色だし、美味そうな蜜が流れてるだけだって」

 

だから却下と言い切って、指を遊ばせたままとうとうアイシアの密やかなところに口付けた。

あまりの刺激に、アイシアは今まで以上に身体が痺れて跳ね上がった。

 

 

「ふわぁああぁっ⁉︎」

 

脳天を突き抜けるような快感に、壊れてしまいそうだった。身悶えるアイシアをそのままに、レイフロは秘処に長い舌を這わせる。

秘列をなぞり指で開いくと、隠れていた蕾を見つけて、軽く口付けた。

 

「ひゃぅ⁉︎ な……なにっ」

「んー? なんでしょう?」

 

それがわからないから聞いたのに、意地悪な恋人は答えずにまたそこを口付け始めた。

 

「だっ……からぁっ…………って、あっ、あ……あぁ⁉︎」

 

わけがわからないと思いながらも、身体は快感に忠実だった。レイフロがアイシアの密やかな場所を器用な舌先で重点的に攻め、アイシアが聞きたくもない水音を生み出している。

段々と音が大きくなり、身悶えながらもアイシアは逃れようと足をばたつかせた。だが、体格差以前に超人である彼に敵うはずもない。

執拗に攻められていくうちに、快感の中にある変化が起きた。

 

「…………な……何?……ふ……ぁああっ⁉︎ レ、レイフ」

「ようやくか? 結構かかったな……そのまま身を任せな、怖くねぇから」

「……いやぁ‼︎……な、んか、引っ張ら、れちゃう」

 

どこかに引き摺られそうで、アイシアはとにかく怖かった。

愛しい人が目の前にいるのに、引き離されてしまいそうな錯覚に陥りそうで。さすがにレイフロも察したのか、右手をアイシアの左手に絡めた。

 

「俺はちゃんといるから、大丈夫だ。一回達せばあとは楽だ」

「たっ、する……?」

「本能のまま感じて、理性は引き離せ。な?」

「ど……すれば……?」

「…………一瞬で終わらせるしかないか」

 

有無を言わせず、彼は再度アイシアの蕾に口付けた。しかもそのまま、食んだり噛んだりして、アイシアが恐れていた快感の波を荒ぶらせた。

 

「ちょ……ぁあああぁ⁉︎」

「イけよ、アイシアっ。考えるより先に感じればわかるから」

「感じ……る……?」

 

今もこうして感じているのに、それ以上どうすればいいのだろうか。それと『イく』とは何か。レイフロが呆れる程、性交関連知識が皆無すぎるアイシアにとって、本当に彼が言う事がわからないでいた。

 

(……でも、このもどかしさから……解放されるの?)

 

実を言うと、引き摺られそうになってから、身体がむず痒くて仕方なかった。身を委ねようにも、修行などで耐える事が多かった為に、アイシアは無意識に制御が働いていたからだ。

それを今、レイフロは解き放とうとしてくれている。

アイシアは、彼が言うように思考を止めて身体が感じるがままにしようと思った。

 

「…………ふぅ……ぁ、あぁっ、レイ……フロさ、ん。……なんだか」

「もうちょいか? じゃ、ここにも」

「ひゃっ⁉︎」

 

舐めながらも、そこに指を差し込んできた。

しかも、1本ではなく2本も。

急な異物感に腰を引いたが、レイフロの腕に抱えられていたのでたいして動けなかった。

襞を掻き分けて内壁に音を立てて入り込む感触は例えようがない。

ばらばらに動かされていくうちに、あまりの激しさにアイシアは背がまた仰け反り返った。初めはその異物感に困惑したが、弄られていくうちに、またあの引き摺られそうな快感の波が押し寄せてくる。

 

「ひゃっ……ぁああっ、な、なにか、くるっ⁉︎」

「そのまま、イけ」

「……ぁ、あ、あぁっ⁉︎ か、らだ……がぁっ‼︎」

 

強い打撃とスタンガンのような電撃。

2つを併せ持った小雷撃がアイシアを突き抜けた。

けれど、痛みは全くなくて、幾許かの倦怠感だけが残った。

レイフロは『ようやくか……』と、指を入れていない方の手でアイシアの髪や額を撫でてくれていた。

 

「耐性度高い身体は難しいな?」

「……な……んですか、今の」

「ん? 簡単に言や絶頂したんだよ」

「ぜっ、ちょう?」

「快感が一定度達したのを『イく』っつーんだ」

 

ぼんやりする頭でなんとか考えてみた。

熱いし少し怠いし、でも突き抜けた電撃が走った途端、身体は正直言って気持ちよかった。

まだ指は挿れられてるが、襞が収縮しているのに加減してくれてるのだろう。動かないままでいてくれた。

 

「……これで、いいん……ですか?」

「ま、アイシアの場合だと最初はこんなもんだろうな?…………この後はもっとすげぇぞ。ついて来れるか?」

「望む、ところです……」

 

どこか挑戦的な物言いになってしまったが、レイフロは口角を上げて笑ってくれた。

 

「そう言うとこはアイシアらしいな。だぁが、いつまそうしてられっか?」

 

そう言うと、指の動きを再開させた。

始めはゆっくりと、アイシアの喘ぎに合わせて速度を上げて、内壁を引っ掻けるように擦っていった。

奥と手前を行き来する感覚が凄くて、アイシアは尚嬌声を出してしまう。

 

「あぁっ⁉︎ そ、そこ、は‼︎」

 

ある場所を擦られると、より一層甘い声が出てしまった。当然、レイフロが聞き逃すわけもなく、

 

「……ここがスポットか? やーっとめっけ。もっかいイかせてやるよ」

「え……ゃぁっ⁉︎ きゃぁあああぁ‼︎」

 

宣言通り、集中的にそこを攻められてしまい、箍が外れたアイシアはあっという間に達してしまった。

レイフロがあれだけ時間をかけたのが嘘なくらい、2度目はあっさり過ぎた。アイシアは息絶え絶えながらも驚き、ゆっくり指を抜いていたレイフロがニヤついているのをぼんやりと見つめていた。

 

「箍が外れっと早いな?」

 

呼吸が落ち着くまで、レイフロはアイシアの顔や肩などに口付けてくれた。

ある程度落ち着いたところで、レイフロはアイシアを起こして胡座をかいた自身に跨るように座らせた。

 

 

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