もしも対魔忍の世界にfate/strange fakeの狂信者が召喚されたら 作:斧池 数馬
原作:対魔忍
タグ:R-18 ガールズラブ 残酷な描写 クロスオーバー お前のようなアサシンがいるか
ファイトッ!!
「あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡」
「ご主人さまぁ♡」
「ちんぽしゅごいぃぃぃぃぃィィィ♡♡♡♡♡」
魔族と人間、種族の壁を越えた悪党どもの麗しき友情により生み出された欲望の都、東京キングダム。そこでは毎日のように人間と魔族が親睦を深めるためのパーティーが開かれていた。
ガッシャーン
「な、なんだ!対魔忍か!」
「ぐへへへ!ここには大勢の警備員と魔族の方々がいるんだ!問題ねぇ!」
「そうだな!政府からの無料デリバリーサービスってわけだ!」
高層ビルの窓ガラスが割れ、人影が飛び込んでくる。一瞬驚いた様子の男たちだったが、大型の銃器を装備した警備員、残虐な笑みを浮かべた魔族たちがその人影を囲んだのを見て、下卑た欲望を奮い立たせる。
「貴様!何者だ!」
「………………」
警備員の一人が怒鳴りたてる。飛び込んで来た人影は黒いローブで身を隠していた。フードから覗く顔からかろうじて女とわかる。対魔忍ならば捕まえればそのまま娼婦として出荷できるような肌にぴっちりと貼りつく半透明のボディースーツを着ているはずだが………。
「ぐはっ」
無言のままのローブ姿の女が目にも止まらぬ速技で黒いナイフを投げる。暗い室内と相まって周りの者たちにはいきなり警備員の首にナイフが刺さったように見えた。
ダダダダダダダダダダッ!!
次の瞬間、銃口に閃光が迸る。哀れな被弾者は当たった瞬間電気ショックにより意識は奪われ囚われの身となる。
「跳んだっ!」
しかし、その不可視の弾丸もローブの女に当たることはなかった。大きく飛び上がり、天井を蹴って包囲網の中に飛び込みナイフを振るい、血しぶきを上げていく。
「どくブー!おらがぶっ飛ばしてやるブ!」
魔族の中では下級ながらも人を越えた膂力を持つオークたちが人影に襲いくる。全方向からやってくるオークたちを躱す手段は無いように思われた。
「
次の瞬間、女のフードから髪の毛が溢れ出る、それは幾筋にも分かれると蛇のようにオークたちの首に襲いかかり頸動脈を切断していく。
「忍術を使った!やはり対魔忍だ!だがここには高濃度の媚薬が焚かれている!すぐにあいつもアヘ顔を晒してぶっ倒れるはずだ!」
その言葉を聞いて男たちの顔に下卑た笑みが浮かぶ。だが、その笑みは警備員やオークたちを相手に大立ち回りを演じ続ける人影を見て消える。
「おいおい!効いてねぇじゃねえか!」
「馬鹿な!対魔忍にすら効く媚薬だぞ!現にこの対魔忍には効いてるのに!」
言葉を放った男が驚いた表情で彼の股間を舐めていた女の髪を引っ張る。理性を感じさせない表情をしたその女は対魔忍スーツを着ていた。
「くたばりやがれ!」
身長2メートルを越す大男がローブの女に拳を振りかざす。
「
突如として女の背中から細腕が生え大男の胸に触れたものの何も起こらず、女は大男の拳に吹っ飛ばされる。大男にも女にも知る由はなかったが大男はサイボーグであり心臓が無かったために心臓のエーテル体を造りそれを破壊することでワラ人形のように相手の心臓をも破壊する悪魔の腕が不発に終わったのだ。
「
しかし、女に焦りは無い。先達の御業を以って相手を仕留められなかった自らの未熟を恥じることこそするが、彼女には敵を殺す業がまだまだある。あえて自分から後ろに跳ぶことでダメージを減らした黒衣の女は跳んだ先の壁を蹴ると大男に向かって跳び、大男の頭に触れる。と次の瞬間脳髄に爆薬でも仕掛けられたかの如く大男の頭が爆発する。唯一の生体パーツである脳を破壊された大男は力なく倒れた。
「なんなんだあいつ!あの髪の毛があいつの忍術じゃないのか!?」
忍術は対魔忍一人につき一つのはずだが目の前の女は髪の毛を操る術の他に大男の頭を爆発させてみせた。
「下等な人間め!血を啜ったその後に肉便器にしてくれるわ!」
なかなか撃退されない女に痺れを切らした吸血鬼の男が女に襲いくる。
「ふはははははっ!そんなもの効かぬわ!」
投擲されるナイフも蛇のように絡みつく髪の毛も吸血鬼の身体を傷つけはするもののすぐに再生されダメージを与えられない。
「ふはははははっ!回避っ!これでさっきの忍術は使えまい!」
吸血鬼の首が後方に吹っ飛ぶ。その状態でもなんらかの方法で周りを把握しているらしく、女に襲いかかる。
「
しかし、不死身の肉体も呪腕によって心臓を破壊されては生きていられなかった。さっきは不発に終わったシャタイーンの腕が本領を発揮し二重の心臓を握り潰す。
「ひい、バケモンだ!」
「逃げろ!逃げろ!」
「
魔族でも上位にあたる吸血鬼が瞬殺されたことで男たちの間に動揺が走る。光学迷彩によって姿を消した兵士も、戦車もオシャカにする威力を誇るバズーカを抱えたマフィアの男も、異界の者と契約した魔術師も女の不可思議な業によって皆殺しにされるのだった。
「な、な、な」
偽の聖杯戦争における狂信者のマスター、邪悪なる吸血種ジェスター・カルトゥーレは唖然とした様子で口をパクパクとさせていた。狂信者を追ってなんやかんやでたどり着いたこの世界、もといた世界と違い魔に属する者たちが大手を振って歩いているが、彼が驚いているのはそれに対してではなかった。
「なんなんだこの街は!?そこら中、娼婦と性欲を持て余した男だらけではないか!?困る!大変困る!彼女は私のモノだ!私が奪い、愛で、陵辱するのだ!こんな男どもに取られてなるものか!」
どうやらこの吸血鬼は精神的に痛めつけるならともかく、性的に狂信者を痛めつけることには我慢ならないらしい。 さもありなん。この吸血鬼、狂信者の心の在り方に惚れ込んだ大変ピュアな人格の持ち主である。信仰に篤く、気高い彼女が折れるならばともかく感度3,000倍であへってる姿などたまったものではないだろう。
「彼女の貞操は!美しき魂は!私が!守る!」
そうして彼はおぞましき風俗都市の闇を駆ける。彼女を捕らえようと暗躍する組織の私兵、魔獣、魔族たちを愛と勇気と吸血鬼パワーと魔術でなぎ倒していく。結果として狂信者の援軍となるのだった。