pixivに投稿したものと同じものです。
コメントを頂けると嬉しいです。
ガタン、ガタンッ。
舗装もされていない道をバスが走ってゆく。窓の外に広がるのは一面の田園風景。
古いタイプのバスのせいか、シートは固く長時間座っている身体は痛くなってきた。
彼は窓の外を眺めながら、隣に座り自分の肩に頭を乗せて寄り添う少女の手を握る。
「んんっ…先輩」
「…」
寝言でも彼の名を呼ぶ、彼女――――マシュ・キリエライト。
麦わら帽子に白い清楚なワンピース。その格好は彼女によく似合っていた。
呼ばれて振り返り、彼は彼女の寝顔を見て柔和な笑みを浮かべ、繋いではいない逆の手で彼女の髪を優しく撫でる。
さらさらとした髪を梳くように撫でると、彼女はくすぐったそうに身じろいだ。
そして、また窓の外に広がる田園風景を眺めていく。遠くに広がる空は青く、窓から差し込んでくる燦々と輝く日光は熱かった。
バスのエアコンがあまり効いていないのも古いタイプだからと納得する。
幼少期に見慣れた、その風景に懐かしみを覚えながら。
彼、人類最後のマスター。カルデアのマスター、藤丸立香は久々に故郷である日本に帰国していたのだった。
季節は夏。
どこか、遠くから、ひぐらしの鳴き声が聞こえた。
世界を、人類を救った彼は、ダヴィンチから休暇を言い渡された。
それは彼女?からの彼へのプレゼントだ。だが、立香は唐突なそのプレゼントに戸惑ってしまった。
「なーに、時計塔の面倒な相手は私がしておいてあげるから。君はマシュと旅行へ行ってきたらどうだい?」
いつもの笑顔を浮かべて彼女はそう言ってくれた。
立香としてはスタッフの手伝いをしたかったのだが、それでもスタッフ一同も「行ってきなさい」と満場一致の言葉で彼を送り出してくれた。
こうして、立香はマシュと共に一年ぶりの帰国と相成ったのだ。
まぁ、日本に帰ることがばれたときに日本勢サーヴァント達に自分も連れて行けと言われたのは内緒だ。
バスから降りると、熱射のような日差しが襲い掛かってくる。
額に浮かぶ汗を拭いながら、彼はマシュに声をかけた。
「マシュ、大丈夫?」
「はい。バスの長旅という貴重な体験ができました」
にこにこと彼女は笑顔である。
ずっとカルデアで過ごしてきた彼女からすれば、長いバス旅も苦痛などではなかったのだろう。
立香は手に浮かぶ汗をズボンで拭いて、彼女に差し出した。
「さ、行こう。マシュ、もう少しだけ歩くんだ」
「了解です、先輩」
彼女は差し出された彼の手を握った。
舗装もされない田舎道を歩き、田園を抜けていく。
マシュはカルデアでは一面、雪景色の風景だったからか、またはレイシフト先では見れない風景だからか。
珍しそうに、楽しそうに、周りを見渡している。立香はそんな彼女が見れることに満足しながら目的地へと歩いて行く。
遠くに広がる空には大きな入道雲。
雑木林からはひぐらしの鳴き声。
「先輩、先輩。見てください、あれはカカシというものでしょうか?」
「あぁ、カカシだね。俺も久々に見たよ」
田んぼの隅に立つカカシを見て、マシュは「あれがカカシですね、はじめてみました」と頷いている。
彼女の一挙手一投足が、目に見える全ての情報を、その色彩を見つめていく。
立香はそんなマシュを見つめながら、彼女にもっと色々な風景を、色彩を、見せてあげたいと思うのだった。
そのまま、二人は色々な話をしながら目的地へと到着した。
周りには田畑が広がる、そこにあるのは平屋建ての木造家屋。一目見れば分かるほど、年期の入った家屋に草木はぼうぼうと伸び切っていた。
マシュは、「ふぁー」ときょろきょろと家屋や田畑を見回す。
立香は肩に置いていた荷物を地面に下ろし、彼女に言う。
「ようこそ…っていのが正しいのかな。マシュ。ここは俺の祖父さんが住んでいた家なんだ」
「先輩のお爺様が…先輩。住んでいた、といういのは?」
「祖父さんは俺が小さいころに亡くなっちゃってさ。この家は俺が祖父さんから遺産として貰ったものなんだ」
彼は鞄から古い、銅色の鍵を取り出しながら言う。
マシュは伸びきった草木や、年期の入った家屋を見ながら、にこり、と微笑む。
「先輩、素敵な場所ですね」
「うん。俺のお気に入りの場所なんだ…だから、マシュと二人で来たかった」
「…先輩。その、そういうのは…ずるいです」
「はは、ごめん、ごめん」
彼女は恥ずかしそうに顔を赤らめ、胸元で指先を絡めながら云う。自分でも随分、くさいことを言ったものだと思う。
立香は家屋へと歩いて行く。
引き戸になっている玄関。少し錆びついた鍵穴はがりっ、という音をたてながら鍵が差し込まれた。
そして鍵を回そうとして、
ボキッ、と鈍い音をたてて鍵が根本からへし折れた。
「え?」
「え?」
二人は同時に間抜けな声を上げ、立香は後ろにいるマシュへと振り返った。
「ま、マシュ。どうしょう!?鍵折れちゃったよ!?」
「せ、先輩!落ち着いてください!大丈夫です、す、スペアーキーはないのですか?!」
「こんな年代物のスペアーキーなんてないよ、あぁ、くそ、祖父さんめ、古いやつを残したなっ!」
「あぁ、先輩。駄目です、そんなに乱暴なことを…」
折れた鍵を地面にたたきつけ、立香は玄関に蹴りを一発入れる。
バタンッ。
「「・・・」」
引き戸は簡単に倒れた。
二人は見つめあい、マシュは怪訝な顔で立香を見つめた。
「先輩、乱暴です」
「…ごめん」
「これが日本家屋…んんっ…これが畳の匂いなんですね」
「んーやっぱり畳の匂いはいいなぁ」
二人は倒したドアを直して、家の中で寛いでいた。
家の中は意外に片付いており、立香はきっと親が来て片付けたのだろうなーと思っていた。
六畳の居間にマシュと二人で寝転がりながら畳の感触、その匂いを味わっている。
天井からぶらん、と垂れている電球タイプの電灯に、開けた窓からは涼しい風が入り込み、風鈴がちりん、と鳴った。
「先輩…私は、先輩と一緒に日本に来られて嬉しいです」
「うん、俺もだよ。マシュと一緒に来れて、よかった」
二人は寝転がりながら、見つめあい、手を伸ばして握り合う。
マシュは優しく指をからめ、彼の手を胸に抱く。柔らかな彼女の胸に包まれながら、その鼓動を感じる。
自然と二人の顔が近づき、静かに唇を重ねた。
互いに唇を啄む様に、ちゅ、ちゅ、と重ね合わせるだけのキス。
「んふぅっ…ちゅ♡…ちゅ…♡」
「はぁ…」
こつん、と額と額を重ね、二人はまたキスをする。
何度も、啄み、舌先で唇を舐め、粘膜と粘膜を擦り合わせ、互いに火を灯してゆく。
立香はマシュを抱き寄せる。
背中に手を回し、後頭部を掴んで深くキスをする。マシュもそれを甘受するように瞳を閉じ、彼の舌先に自分の舌を絡めていく。
畳みの上を二人は抱きしめあい、転がり、上になり、下になりながら激しくキスをした互いを求める。
マシュが上の体勢で、唇が離れると涎が太陽の光にあたり銀色の橋を架ける。
「はぁ…はぁ…♡」
「マシュ…」
「先輩…わ、わたし…「きゅうう」・・・」
マシュが何かを言おうとしたが、彼女の言葉を遮るように可愛らしいお腹の虫が鳴った。
一気に、ぼんっ、と顔を赤くするマシュ。
立香は彼女に跨られながら、腹を抱えて笑い出した。
「ふふっはははははっ」
「も、もう!先輩、笑わないでください!」
「だ、だってさ、「きゅうう」って、ははっ」
「うぅ…先輩が意地悪です」
「ごめん、ごめん。よし、マシュ。ご飯にしようか」
「先輩が用意してくださるんですか?」
「まぁ、簡単に茹でるだけの素麺だけどね」
彼はマシュを抱きしめながら、身体を起こす。
まぁ、立香自身も腹が減ってきたところだし、丁度いいかなって思っていたところだ。
台所へと向かって歩いて行くと、その後ろをマシュは子犬のようについて行った。
「ちゅるるるる……これが、素麺。美味しいです」
「まぁ、これくらいなら誰でもできるよ」
「でも、先輩が作ってくれたのでとても美味しいです。エミヤ先輩のご飯にも負けず劣らずと言えます」
「それは言い過ぎ…って、マシュ、駄目だって、それは入れすぎ…」
「え…はひぅぅぅっ!?」
「言わんこっちゃない…山葵、入れすぎだよ」
「か、からいれひゅ」
「マシュー、畑にスイカあったから食べる?」
「西瓜。園芸的には野菜で、食品的には果実という謎の食べ物ですね」
「いや、まぁ。うん、縁側に座って待っててよ。今、用意してくるから」
「先輩。何かお手伝いできることはありませんか?」
「うーん…じゃあ、台所から食器持ってきてくれる?」
「はい、わかりました!」
「ぴゅっ!」
「す、すごいです。先輩、西瓜の種が弾丸みたいに飛んでいきました」
「まぁね。昔から得意なんだ、これ」
「で、では。私も…ぷっ…」
「…」
「せ、先輩…ぜ、全然飛びません…」
「…西瓜、美味しい?」
「…はむ…美味しいです」
楽しい時間も過ぎて夜の帳も降りる頃。二人は夜空に浮かぶ満月を眺めながら、縁側に座っていた。
脇に置いた蚊取り線香の煙がゆらゆらと昇っていく。
立香は甚平に着替え、マシュもワンピースから朝顔の刺繍が入った浴衣に着替えていた。
置いた手は重ね合わせ、二人は静かにひぐらしの鳴き声に耳を澄ませる。
「先輩…」
「うん?」
「その…月が、綺麗ですね」
マシュがぽつり、という。その横顔を見つめると、彼女はただ静かに月を眺めている。
自然と漏れた言葉なのか。それとも、読書家な彼女だから意味がある言葉で言っているのだろうか。
立香は少しだけ考え、彼女の指に指を絡め、月を眺めながら言う。
「えっと…私、死んでもいいわ…だったかな?」
「…」
「…違った?」
「…いえ、違いません…先輩」
彼女の顔を見つめれば、彼女は朱色に染めながら優しく穏やかな微笑みを浮かべていた。
立香は、その微笑みに、胸の高鳴りを感じて、そっと彼女に顔を近づける。
マシュも静かに目を閉じた。
二人は静かにキスをする。
それを見ているのは、夜空に浮かぶ満月だけだった。
立香とマシュは畳の上に布団を敷き、蚊帳の中で抱き合っていた。
「マシュ…んっ」
「ちゅ…あっ…♡」
浴衣の帯を外し、マシュの浴衣を割り開く。
彼女はブラはつけておらず、月光に照らされて白磁の肌が晒され、豊満な胸元が顕わになる。
腰を抱き、片方の手で胸を鷲掴みにして揉みながらマシュとキスをする。
彼女は彼の肩を掴みながら必死にその舌さきの動きに翻弄されまいと、自身も舌を絡めていく。
静かな部屋に二人の粘膜を擦りあう音が響く。
彼に揉まれながら胸は柔らかく形を自由に変え、指先で乳首を抓られればマシュは背筋を震わせる。
「ふぁ…先輩…♡」
口を離すと、マシュの顔は蕩け、瞳を潤ませて立香を見つめる。立香は彼女を優しく布団の上に押し倒す。
それと同時に割り開かれた浴衣は完全にはだける。
青白い月の光は静かに部屋の中に差し込み、彼女の完璧なプロポーションを照らし出す。
立香も、その身体を見つめながら自身のペニスが滾るのを感じる。
もどかしいように自分も服を脱ぎ捨てる。
「あぁ…先輩のおちんちん、とても逞しいです♡」
全て脱ぎ切れば、解放されたペニスは反り返るように震えた。
先端からは先走りが漏れ、亀頭の先端から根本まで赤黒く染まり、天を突かんとばかりに勃起していた。
マシュも穿いている白い下着が漏れ出す愛液が染み込み、クロッチの部分が重くなる。
彼はマシュの下着をむしり取るように脱がせると、大きく脚を開かせる。
彼女の秘所は既にキスだけで出来上がっており、愛液が尻へと伝う様に漏れ出て、膣口はパクパクと開閉を繰り返す。
「マシュ。まだ触ってないのに濡れてるよ?」
「せ、先輩とキスしてるだけで濡れてしまって…♡」
「嬉しいよ…」
彼が亀頭を膣口へと押し付け、いざ、挿入しようとすると、マシュが慌てて止める。
その行動に立香は首を傾げた。マシュは慌てた様子で枕元から四角い何かを取り出した。
「先輩…その、今日は「危ない日」なので…」
「あぁ…ごめん。付けないとだね…」
マシュが取り出したのはコンドームだ。
普段、二人はゴムもつけずにセックスしまくってるのだが、流石に危険日にはゴムをつけるようにしていた。
まぁ、対外。一箱では足りないのだが。
マシュが差し出したゴムを受け取ろうとするが、マシュがその手を引っ込める。
立香の手が空を切る。
「ま、マシュ?」
「…先輩…先輩は…その…赤ちゃんは欲しいですか?」
「え?」
「私は先輩の赤ちゃんが欲しいです。先輩との子供を孕みたいですし、産みたいです」
口元をゴムで隠しながら、マシュは言う。立香は思いがけない、彼女の告白を聞く。
欲しいか、欲しくないか、で言えば、もちろん欲しいに決まってる。マシュは顔を真っ赤にしている。
立香は少しだけ考え、マシュからゴムを奪う。
それと同時に彼女が悲しい顔をするが、立香はゴムを後ろへと、ぽいっ、と投げ捨てた。
「え?」
「マシュ。俺も、マシュを孕ませたいよ。俺の子供を妊娠させたい、産んで欲しい」
「先輩…」
「…マシュ…俺の子供を産んでくれ」
「…はい、先輩♡」
彼はマシュのくびれた腰を掴み、一気にペニスを突き入れた。
どちゅんっ♡
「あぁぁぁぁぁっ♡」
最奥まで一気にヒダを掻き分け、亀頭が突き入れられるた。子宮口は喜びに震えて亀頭にしゃぶりつくように吸い付いてくる。
ヒダの一枚、一枚もまるで舌のように肉竿を舐めしゃぶってくる。
いつも以上の快感に、立香は腰から脳髄へと一気に快感が駆け抜けていくのを感じながら、腰を突き入れていく。
マシュは両足を彼の腰に回し、両手を首に巻き付けて彼に抱き着く。
「あっ♡あっ♡、あぁぁっ、お゛っ♡おぐっ♡んんっ♡」
「マシュッ、マシュ!」
ぱちゅんっ♡ぱちゅんっ♡
腰を突き入れるたびに、愛液が飛び散り、腰を浮かせ、沈める度に膣口の愛液は泡立って肉竿に白濁と絡みつく。
子完全に彼の子供を「妊娠」するために子宮口は降りてきて、すでに亀頭の半分を銜えこむ。
奥の奥まで貫かれ、マシュは歓喜の喘ぎ声をあげる。まるで獣の咆哮のように。布団の上で二人の身体は交わり、静かな部屋に高らかと声が響く。
立香も絶対に彼女を孕ませると、額に汗を浮かべながら突き入れていく。
彼女の腰をあげさせ、上から真下へと突き入れる体勢に変え、根本から雁が膣口に引っかかるまで引き抜き、それを一気に突き入れる。
浮かせて、沈めて。
浮かせて、沈めて。
先端から、根本まで、一気に突き上げる。陰嚢が揺れて、彼女の尻へと打ち付けられる。
「あっ、だめっ、あっ、ああぁっ、おち、おちんちん、おおきぃい♡」
腰が前後し、マシュの絡められていた脚はほどけて踵が宙に揺れる。
マシュは彼の二の腕を掴み、顔を左右に振りながら快感に頭が灼けていく。
「あっあっあっ♡」
「マシュっ!」
「らめっあっ♡そ、んなにつかれ、たらこわれちゃいますっ♡」
言葉もたどたどしく、二人は汗を振りまきながら、腰を動かす。
立香は陰嚢から精液が駆け上がり、尿道を駆け上がり、上り詰めてくる。
「あぁぁぁっ、マシュ、孕んで!孕めっ!俺の子供をっ!」
「ひゃいっ♡イクっイクッ♡孕みます♡せんぱいのあかちゃん、子供、孕みましゅ♡」
そして、互いに渾身の力を振り絞り、立香は腰を突き入れ、マシュは膣内を締め上げる。
「イクっ♡」
ブビュッー!!
ビュルルウッ!ブビュ、ビュブルルル!!
子宮の中を焼きながら塊のような精液が亀頭から射精されていく。
マシュは高らかな声を上げて全身を痙攣させる。
立香も背を反らさせ、今までに感じたことのない射精感を覚えながら、彼女に中へと精液を吐き出していく。
断続的に続く絶頂にマシュは顔を快感でゆがめ、口の端から舌を垂らして、涙を流す。
立香は腰を震わせて、何度も、何度も、精液を全て奥へ、奥へと吐き出させる。
「あっ♡あっ♡」
「はぁー…はぁー…」
無限に続くのではなないかという、射精も収まり、立香は体勢を崩してマシュの豊満な双丘へと顔を沈ませた。
そんな彼の頭を彼女は優しく抱きしめる。
二人の結合部からは精液が漏れでくるが、立香のペニスは萎えることなく彼女の膣内を押し広げる。
「はぁ…マシュ…孕んだかな?」
「ど、どうでしょうか…ですが、先輩…」
「うん?」
彼女は彼の頭を優しく撫でながら、微笑む。
その笑みには淫らな輝きを魅せながら。
「もっと、もっと私の中に出してください…この休暇で、私を孕ませてください♡」
「…マシュっ!」
「あぁ、せんぱいっ♡」
そして、二人の休暇の最初の夜は更けていった。
それから二人は休暇が終わるまで、この家で求めあい続ける。
居間で。
風呂場で。
縁側で。
田畑で。
河原で。
立香はマシュを孕ませるために、マシュは立香の子供を孕むために。
ちゃぶ台の上に置かれた二つのグラスには麦茶が注がれ、からん、と氷が揺れた。
「マシュっ、あぁ、出るっ」
「せんぱぁい♡」
居間で、二人は服も半脱ぎにしながらまたセックスをしていた。
もうマシュの膣口は精液が注がれ続けたのか、古い精液がこびり付いたままだ。
今日は休暇の最終日、マシュと立香は時間の許す限り、激しく求めあっていた。
互いに舌を絡めながら、指を絡める。
「マシュ…」
「ぅん♡先輩…これで、きっと…私…」
マシュは自分の腹部を愛おしそうに撫でる。
立香も彼女の腹部に手を重ねた。
「うん、きっと孕んでるよ…マシュ」
「はい…先輩♡」
そして、二人は再びキスを舌。
チリリン、と風鈴が鳴り。遠くでひぐらしの鳴き声が静かに響いていた。
カルデアへ帰ってきた、立香とマシュ。
二人はダヴィンチやスタッフ。そして帰りを待っていたサーヴァント達に土産話とお土産を渡していく。
そのにこやかな二人の笑顔を見て、本当に休暇を渡してよかった、と一同が思っている。
まぁ、誰も思わないだろう。
休暇、全てをセックスだけに費やして。
まさか、世界最後のマスターがその相棒である彼女を孕ませて帰ってくるなどと。
後日、マシュの妊娠が発覚しカルデアは大騒ぎになった。
それは新たな特異点が見つかったときよりも本当に、凄い大騒ぎだった。
その大騒ぎの中でマシュは愛おしそうに自分のお腹を撫で、立香はその横で嬉しそうにマシュに寄り添っていたという。